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地下アイドル

【スカッとする話】33歳独身の冴えないサラリーマンの俺。両親の勧めで年下女性とお見合いするも失敗→10年経ったある日、上司「おい!お前何した!?」身に覚えのない大手企業から指名があり

【スカッとする話】33歳独身の冴えないサラリーマンの俺。両親の勧めで年下女性とお見合いするも失敗→10年経ったある日、上司「おい!お前何した!?」身に覚えのない大手企業から指名があり

【スカッとする話】33歳独身の冴えないサラリーマンの俺。両親の勧めで年下女性とお見合いするも失敗→10年経ったある日、上司「おい!お前何した!?」身に覚えのない大手企業から指名があり

ミードちょっと 来い慌てふめいた上司が私を 呼びつける一体何事 だ冴えないサラリーマンの俺は しょっちゅう上司に怒られてばかりだ動き が呪い書類が山になっているイカが曲がっ ているなど何かと気に食わないの だろう理不尽な理由もただあるが全て俺が 悪いの だろう今日もまた上司の伊藤さんに 呼び出されるおいお前何し たいきなりそう言われても俺には全く 身覚えが ない何って何もしていません がそんなわけあるか天下の藤山広告様が お前を名指ししてるんだ ぞやったに違いない一体どんな祖をし ただから何もしていません大体俺にそんな 大手の知り合いなんているわけない でしょそれもそうだ な気づいていないところでぽかやったに 違い ないとにかく行ってこいいいか何があって も全部お前1人の責任だ俺を巻き込むな 分かった かわかりまし た訳がわからないままとりあえず覚悟だけ 決めて俺は天下の一流企業藤山広告会社へ と 向かう俺の名前はみ堂竜之助33歳 心やたらとかっこいい名前の割にはさえ ない人生を送って いる職業はデザイナーで小規模のデザイン 会社に務めて いるデザイナーと聞くとかっこいい イメージだろだけど俺が受け持っているの はスーパーだとかスポーツジムの チラシイベントのポスターを手掛けたこと もあるが町内会のお祭りや地下鉄広告 くらいの もの芸能人やアイドルと仕事すること なんてありゃし そんなのは大手のしかも限られたごく一部 のエリートの仕事 だ大抵のデザイナーは地味な仕事を必死で こなしているそれでも声がかかるだけ ありがたい私なんていつも上司に押し付け られた仕事ばかり繰り返して いるたまには派手な案件を手掛けてみたい がそういうのはエースの北に回さ れる同期の北はデザイン学校を主席で卒業 した エリートデザイナーの闘竜門とされる コンペでグランプリを受賞するほどの センスの持ち主

だ私も応募しようとしたのだが応募基準に 満たないと伊藤さんに却下され たお前のセスなんて北に比べたら小学生 以下だ会社のイメージが悪くなるから絶対 に応募する な伊さみ堂君だって一生懸命なんですよ 応募くらいさせてあげてください よエリートでイケメン仕事もできて上司の 覚えもめでたい彼には傲慢で意地の悪い 部分もあるのだけれどTPOに合わせて 上手に顔を使い こなす上司の前では優秀な部下女子の前で は爽やか イケメン俺の前ではゴマ [音楽] モンスター北では何かにつけて俺に 絡む仕事でパっとしない俺はプライベート もパっとし ない33歳にもなって 独身しかも彼女いない歴33 年このままでは魔法使いになって しまうとは言っても別に焦ってはい ない俺には全情熱をかけるに値する推しが いるしゲーム界隈ではちょっと名しれた 存在 だ恋愛関係が不自由でもそれ以外はかなり 充実して いる俺自身は十分満足しているのに両親は 心配でしょうがない らしいそれもそう だろう両親はそろそろ70歳に近い年齢だ し同級生はほぼ結婚して家庭を持って いるいつになったら孫の顔が見れるの かしらね早くしないとお世話のお手伝い できなくなっちゃうわ よ孫の世話なんかしなくても母さんはミケ の世話で忙しい だろうあらやだミケは猫じゃ ない猫だって大切な家族だっていつも言っ てるじゃない かそれとこれは別よ私だって可愛い孫を 抱いてみたい ものそれならよこが叶えてくれる よ6つ下の妹洋子は母親に似て可愛らしく かなりの人気者 だ大学時代から付き合っている彼氏と そろそろ結婚するんじゃないだろうか か彼氏もなかなかの男前できっと2人の 子供ならそれはそれは可愛らしい だろうせっかくだからそっちを期待すれば いいのに母 は私はあなたの子供が見たい のとわけのわからないわがままを 言うそういう話になると俺は静かにため息 をつきそっと家を抜け出し幼馴染みの店へ

と 向かう幼馴染みのケは家業の小料理屋を 継いだものの1年発起してそば打ち職人と なり親父さんが引退した後は店を回送し そばカフェをオープンさせたそばプリン やらそばを使ったパスタとかデザートとか 若者狙いの料理を提供していたが味は一流 だから地元の年よりもひきにしている 要するに客そはごちゃ混ぜ だマスターこのそばプリン超 映えるだろうこれ考えるのに3週間も かかったんだから全く夜しか眠れなかった よちゃんと寝れてるじゃないです かあっちで若い女の子とキャッキャと はしゃいでいたかと思えばおいけちゃん このそばがき日本酒に会うじゃない かでしょ硬さとわさびには徹底して こだわってるからほら霊主に合わせてみて よ最高に合うからこりゃ うめえごロップにしみ 渡るなんて馴染み客ともがと笑って いる同じ店舗内でありながら朝にい 空間そんな異質な空気が独特で面白く常連 となる客も多かっ たケの店に行くと必ず知った顔に 出会う一番よく顔を合わせるのが高校まで 一緒だったかい 直樹彼は私とは別のデザイン会社で10年 ほど働いた後 独立10名ほどの社員を抱えるデザイン 事務所の社長として活し きと会うといつもデザインの話に なる2人ともデザインが大好きで関係は 学生時代から全く変わら ない何年も一緒にいる中だから弱や愚痴も 遠慮なく口に する俺マジで今の会社にいるの辛い わ会社は嫌いじゃないしもちろん仕事は 好きなんだけどさなんか信用されてないっ ていうかろな仕事を回してもらえないんだ よ ねお前ちゃんと自分の実力示してる の示すも何もコンペにすら応募させて もらえない からそういうのはさちゃんと自己視聴し なくちゃだめだっ て俺がそうできないのお前てるだろう うんまあそうだけど さあ俺だって学生時代はガツガツとした 欲望の塊りだっ た自分の才能に自信があったし何より自分 の未来を信じてい たそんな俺の自尊心は社会人になって物の 見事に砕けちっ た入社1年目

主席とまではかないまでもなかなかの高 成績でデザイン学校を卒業した俺は自信 満々でこの会社に入社したしかしそこには 北がい た北はデザインを学ぶ学生の間ではかなり の実力者として噂になってい た彼のデザインは俺とはきが異なってはい たけれど確かに魅力的でそれは認めを得 なかっ たしかしまさか彼が同じ会社に来る なんて彼ほどの実力者ならもっと上を狙え たはずだなんでまた俺と同じ会社 に1度は落胆したもののしかし彼と俺の デザイン性は大きく 異なるライバルとなっても脅威とはなら ないだろうそんな風に1人勝手に安心して いたのだが淡い期待はすぐに打ち砕か れる北君のデザインはとてもいいねぼ性が あってどのようにも使えるしどんな世代に も受け入れられやすい だろうそれに比べて ミドお前の作品は烈 すぎる 全くどうしたらそこまでで礎天外な デザインになるん だキレ基礎 天外そんな言葉に反応したのかその場にい た全員が腹を抱えて 大笑いそんなに変ですかそれぞれの イメージが膨らみやすいようあえて固定 概念を排除してみたんです が俺たちの仕事はクライアントに合わせた 一定のイメ提することだ消費者に勝手に イメージさせてどう するでもクライアントにだっていろんな顔 があるわけじゃないです かだからと言ってこれはやりすぎ だ2人のやり取りに北が口を 挟む さそんなに攻めないでやって くださいにはがあるんですちょっと我々と 違っているだけできっとそれが彼の個性な ん です含み笑いが いやらしいなんともいすかないやつ だこの時点で周囲の俺と北に対する評価が 定まった北は要望に的確に答えるできる 人間ミドは自分勝手に想像の翼を広げるダ 人間それが社内全体の印象となったの だ数ヶ月ほどは俺もあがった俺だって求め られるまま形にすることはできるでもそれ じゃ何の面白みも ない我々の仕事は言われたままを直線的に 形にするのではなくクライアントの未来 まで考えたイメージ作りを一緒に考える

ことも必要だろ そのためにはあえて一歩外れたもの見方が 大切なんじゃない か俺なりに一生懸命アピールしたでもダメ だっ たあいつまたわけのわからないこと言っ てる よデザインしかできないやつって本当使え ないの な俺は絵を描くことは得意だが思いを言葉 にすることはは苦手だっ た主張すればするほど噛み合わなくなり 遠ざかる異質な人間だとレッテルを貼ら れるのに時間はかからなかっ たこうなるともう何を言う気力もなく居 場所すら なくなる気づいたら言われるがままに現行 を作るだけの存在となってい たお前は言われたことだけやっいればいい 絶対に独自性を出そうとするな分かった なわかりまし た魂を抜かれた俺の落ち込み具合を直樹は 本気で心配してくれ たそれからはケの店で会う度に気を使って くれて学生時代に戻ったような態度を取っ てくれ た えあっちはどうよ あっちっ て恋愛だよお前もさそろそろいい人見つけ たらどうだおばさんだって心配してる だろ学生時代直樹は何度も家に遊びに来た から家族とは顔見知りだそういえば嫁さん がこの前おじさんと会ったらしくって さき君の息子は俺の孫だなんて言って おもちゃ買ってくれたらしいありがと なそうかだから最近やたらと見合いを進め てくるの か前から結婚しろとは言っていたけれど この頃は話が具体的になってきて いるお母さんの知り合いでねものすごく 素敵な人がいるのよ本当に可愛らしくって もう娘にしちゃおうかしら だと かゆみこさんって言うんだけどね結婚して すぐ旦那さんが亡くなってね相当苦労して いるんだろうにいっつも笑顔を絶やさない のよすごい でしょ何がすごいのかは分からないがどう やらゆみこさんなる人を狙っている らしい別に結婚しろとは言わないよそこら 辺考え方は人それぞれだし でもさたまには女性とお付き合いしてみる のもいいんじゃない違う世界に触れてみる のもいい経験だ

ぜそういうなきはいつも嫁さんと息子の 自慢話ばかり だデレデレした顔を見るとなんだこいつと 思うが正直羨ましくも あるこういうのってさタイミングだぜもし かしたら今がそのタイミングなのかも なそんな直樹の言葉に背中を押され俺は ゆみ子さんとお見合いすることにし た両親は体操を喜びこれもまあ親高校 だろうと俺も納得し たゆみこさんは俺より2つ年下の31歳だ が驚くことに15歳の子供がい た初めまして佐野ゆみ子ですこっちは息子 の です初めましてた ですた君はどこかぎこちなもののきちんと 挨拶ができる少年だっ た初めましてたし君今日は来てくれて ありがとうなんと言っても15歳高な年頃 だあまり馴れ馴れしくするわけにはいか ないくおばんたとご食べに行きましょ焼肉 がいい かしらおじちゃんが何でも好きなものを 買って あげよう最近の子はゲーム機がいいのか なこの前買ってもらったばかりですから あんまり甘やかさないで くださいどうやら両親は何度か面識がある らしくたし君も2人には懐いているよう だっ たではあとは若い人たちに任せてってこと で私たちは失礼しましょう竜之助ファイト よ妙な励ましを残して親たちは去り俺と ゆみ子さんの2人きりだけに なるこんな風に女性と2人きりになる なんて一体いつぶりだろというか俺の人生 でこんなことあったっ けせっかくだ も私みたいな子連れ迷惑じゃないです か申し訳なさそうにゆみ子さんが 言うなんでですかたし君礼儀正しくて立派 じゃないです かそう言っていただける と高しには我慢ばかりさせて悪いなって 思ってるんです よそう言うとさんは自分の身の上を語り 始め た旦那は高校受験のために親が探して来て くれた家庭教師で当時彼女は14歳旦那は 19 歳勉強を教えてもらううちに恋に落ち2人 は密かに愛を育んだそう だゆみ子さんはもちろんなんと旦那も初恋 だったようで純粋な2人は気持ちのままに 突っ走り気がつくと妊娠してい

た彼女の妊娠はまたたくに周囲に知れ渡り 大問題となっ たゆみ子さんの家族は2人の決意の硬さに 折れて出産を助けることにしたのだけれど 旦那側の家族は大激怒ほぼ感動同然となり 関係は断絶し た生活は苦しかったが子供は可愛かっ たさん家族の力を借りながらも2人でなん とか子育てを頑張ったとはいえ大学中隊で 働ける場所なんて限られているし給料は 安い家族を養うためと張り切っていた旦那 は無理がたたり判断が鈍っていたのか 突っ込んできた車を避けきれずに 衝突そのまま行ってしまっ た当時子供はまだ1歳 高々17歳の少女に社会の荒波はきつかっ たそれでも子供を育てなくちゃなら ない両親に子供を託しゆみ子さんはパート に出た自伝車で20分くらいのスーパーの レジ 打ち社会人経験どころかアルバイト経験も ない彼女は色々と苦労した らしいでもねの顔を見ると疲れなんて 吹っ飛んじゃうんです よそう言って笑う彼女の笑顔は輝いていっ て俺は思わずときめい た今度たし君と3人でどこか遊びに行き ません かいいんです かもちろん うわあ喜ぶだろうなどこにも連れて行って あげたことない からこれは責任重大だ なゆみ子さんとたし君にとっておきの 思い出を作ってあげ たい俺は直樹に相談しデートの段取りを 組む行先は夢の 国当日は見事なまでの改正で心地よい日 だっ たゆみ子さんもたし君も大いにはしゃいで 素敵な笑顔をたくさん見せてくれた み堂さんあれ乗り たいたし君が指さしたのは急行家で落下 する アトラクション悪い俺あれ無理だ わいい大人が何言ってるのさ早く行くよ ちょちょっと待っ てたし君は完全に腰が引けている俺の手を グイグイと引っ張っていくそんな俺たちを ゆさんは微笑ましく見てい た帰りはお土産コーナーでお土産を見て いるとたし君が何かを一生懸命に見つめて いるどうした何か欲しいもの あるなんでも ないどうやらたし君はメモリアルグッズの

キーチェーンが気になった らしいこれ欲しいの別に珍しいなと思って 見てた だけメモリアルなグッズだけあってそれは キーチェーンにしては割と良いお値段だっ た彼のお小遣いでは購入は厳しかったの だろう おおメモリアルグッズかこれかっこいいな 俺も欲しいなお揃いにしよっ かみ堂さんこういうの好きな のメモリアルって言われるとぐっ来ちゃう ん だなんだよ それ2人とも何こそこそ話してる の俺とたし君は顔を見合わせてうふふと 笑い別にと 答えるそんな俺たちを見てゆみこさんが 笑うそうだ3人でお揃いにしよう これはさすがにキモかったかなと思った けど2人は嬉しそうに笑ってくれ たきっと旗から見たら俺たちは幸せな家族 に写ってるんだろう ななんだかとっても照れ くい俺たちはお揃いのキーチェーンを鞄に つけてキャッキャしながら家地に着い たなんとも幸福で笑顔だらけの1 日こんな日が積み重なっていけばきっと 本当の家族になれるんじゃない か俺らしくもなくそんなことを 考えるそれほど2人は魅力的だっ た数日後ケの店で直樹と待ち合わせ た話したいことがあるからと誘われたが俺 もデートの報告がしたかっ た でどうだった外交1番 きがデートの報告を 求める最高に楽しかったよああいうのも いいもんだ なだろ結婚したくなった かそれはどう だろうちょっとだけ心は動いていたのだ けれど俺は笑って ごまかすそれより話 ってそうだった 実はさ知り合いの会社が編集者を探してる ん だ編集 者フリーペーパーなんかを扱ってる出版社 なんだけどさ取材や撮影できれば構成まで できる人間を探しててお前そういうのも 得意だっ たろまあ趣味程度に はいい会社なんだよ社員の人たちも親切で あったかくてさ 今の会社で辛い思いして我慢するよりお前

に会ってるんじゃないかって思うんだどう だ思い切って転職してみない かいい条件だったし仕事も面白そうだ確か に今のところよりずっといいしかし私には ある考えがあっ たそれってさ未経験じゃだめな の求人的には未経験もOKみたいだ けどじゃあさゆみこさんを紹介してあげて もらえないかな え彼女毎日パートに出てるんだけどさ やっぱりパートの給料じゃ苦しいみたいで たし君を大学に行かせたいみたいでそう なると正社員の方がいいじゃ ないパートなんて不安定な立場だ シフトだって必ず入れるとは限らない無理 して体を壊したら元もこもない だろう正社員なら隠しの手当てがあるし 保険も 使えるその出版社女性に手厚いん だろ まあ社長自身がシングルマザーだしな 子育てには理解があってかなり融は 聞くだったらなおさら ゆみこさんにぴったりだ彼女は性格もいい し頭も 切れるなんと言っても俺の太鼓番付き だお前に太鼓版をされてもそんなに言う なら1度合わせてよ会ってみて俺が判断 する分かっ た結論から言えばゆみ子さんは直樹のお メガに叶った 中学時代の成績は優秀だったし今も こっそり勉強をしているよう だふんいいんじゃないかなあなたならあの 会社でうまくやっていける よ直樹の推薦で採用が決定ゆみ子さんは 定職に着くことができ たありがとうございますこの恩は絶対に 忘れませ ん忘れてくれていいからた君と幸せになっ て ください え あのもう会ってはいただけないんです かこれから毎日忙しくなりますよきっと俺 と会ってる時間なんてないくらい に名残り惜しかったけれどゆみこさんは俺 には眩し すぎる期待していた両親は見るからに がっかりして私を攻め立て たなんてもったいないゆみこさんだって 行為を持ってくれてたの にお前がそんなに解消のない男だったとは なせっかく孫ができると思ったの に親不幸で申し訳

ないだけど俺と結婚するよりもその方が ゆみ子さん親子にはいいような気がしたの だそれに俺は地方への転勤が決まっていた 社長が田舎の小さな広告会社を買収しそこ に私が派遣されることになったの だ私は地元から遠く離れた地域へと 引っ込み夢子さん親子とは音信不通になっ たそれから10 年私が本社に戻ると未だに伊藤さんは課長 でまた私の上司となっ 北では専務の娘と結婚したらしく昇進して はいたがデザイン会ではすっかり名前を 聞かなくなっ たひ久しぶりだなどうだ田舎から出てくる と都会の広告が眩しく見える だろうそうだなでお前は今どんな仕事を 手掛けてるん だ俺はな 管理職なんだよお前とは立場が違うん だ去勢を張ってはいるがなんだか顔が 引きずって 見えるどうやら才能が枯渇したらしいと いう噂は本当かもしれ ないデザインは若手に任せてお前は雑用で もしてればいい さデザイン会社は人の入れ替わりが 早い10年も経てば知った顔もほとんど おらずデザイナーに限って言えば知らない 顔 ばかりどれもついこの間学校を卒業した ばかりかという若い 世代出戻りの俺なんて彼らにしてみれば 流行遅れなの だろうなんだこのおっ さんそんな視線を感じつつも俺は俺の仕事 をこなしてい たそんなある日俺は伊藤さんに呼び出され たミドちょっと 来いなんだか慌てふためいている一体どう したというの だおいお前何し たいきなりのお言葉だ最近俺は大人しくし て いる地方で過ごした年月が俺を忍耐強くし たのだ説教を食らうようなことはしてい ない何って何もしていません がそんなわけあるか天下の藤山高国様が お前を名指ししてるんだぞ何かやったに 違いない一体どんな祖をし ただから何もしていません大体俺にそんな 大手の知り合いなんているわけない でしょそれもそうだ な 気づいていないところでぽかやったに違い ないとにかく行ってこいお前じゃなきゃ

ダメだそう だそう言われても俺には何のことだか さっぱり俺だって知らんいいからお前を よせの一点張りだどんな話しか知らんが いいか何があっても全部お前1人の責任だ 俺を巻き込むな分かった か分かりまし た全くわけがわからないがとりあえず俺は 藤山広告へと向かっ た先方についた俺が通されたのはなんとも 豪華な王雪室だったフカフカのソファーに 高そうな調度品一流の広告会社だけあって センスもいいこういう会社ならきっと予算 も住宅で人気アイドルなんかも好きに 使えるんだろう なやっぱり人間上を目指さなくちゃいけ ないななんてことを考えていたら誰か来 たお待たせしました突然お呼び立てして 申し訳ありませ ん部屋に入ってきたのは20代半ばぐらい だろうか涼しげな顔をした高成年だった 今回ミドさんに来ていただいたのは是非 ともお願いしたい仕事があったから です私にです かそうです実は来年我が社で新 プロジェクトを立ち上げることになったん ですそれでみ堂さんに是非デザインをお 願いしたいと思いまし てちょっと待ってくださいどうして私なん です かというのがゲーム関連のイベントなん ですミドさんこのゲームのデザインされて ますよ ねそう言って担当者が取り出したのは3年 くらい前に大ヒットしたゲームだっ た私が出航していた田舎の広告会社の社長 の稲垣さんはキャラデザインを得意として いていろんなゆキャラを世に送り出してい た界隈の有名人だっ た私がゲーム好きと知って今度一緒に ゲームでも作らないと誘われたなんでも 稲垣さんの友人がゲームクリエイターで 新作を考えているんだと かミド君のデザインがそのゲームの世界観 にぴったりなんだ よこれほど嬉しい提案はない俺は2つ返事 でOKしゲームデザイナーとして デビューその作品は残念ながら爆的に ヒットすることはなかったがゲームマニア の中では神ゲームとして持てはやされてい たこの ゲームやってくれたんですか ええむちゃくちゃ面白かったですデザイン もすごく綺麗でクリアしてからも何度も 映像を見ちゃいまし

た最上級の褒め言葉に俺の心は 舞い上がる誤解しないで欲しいんですけど 別にこのゲームが好きだからミドさんに 仕事を頼むわけじゃないん ですどういうことです かねえミドさん僕のこと分かりません かはて誰だっ け俺にこんな年の知り合いはいない仮 ゲームのチームメイトかでも最近は会も 言ってないし な これ覚えていません か青年がポケットから鍵の束を出すなんだ か重そうなものがついているな うん待てよ あれなんだか見覚えがある ああれ はもしかして 君たし 君そうです思い出してくれました かやかに微笑む目の前の青年はゆみこさん を彷彿とさ せる久しぶり何年ぶりだろう随分と大人に なったんだ ねミドさんはおじさんになりました ね君が立派な社会人になってるんだ俺だっ て吹けるわゆみ子さんお母さんはお元気 おかげ様で今もみ堂さんが紹介してくれた 会社でバリバリ働いてます よそうだったんだなおきめなんで教えて くれないん だ毎日すごく楽しそうでいい仕事を紹介し てもらったって母はすごくみ堂さんに感謝 してるんです よそれで俺に 仕事個人の情で動くよな会社だと思います かですよ ね今回のプロジェクトにあたっていろんな デザイナーを調べてたんですそしたら偶然 み堂さんを見つけてそれからみ堂さんの 仕事をいくつか拝見させてもらいまし た俺に拝見いただくような作品なんてあっ たっ けこれが俺のポートフォリオですって胸を 張って出せるような作品はない仕事の手を 抜いたわけじゃないでも藤山広告が吟味 するに値する作品なんて作っちゃい ない困惑する私を放置してたし君は 続けるどの仕事も丁寧で非常によく考え られているスーパーのチラシとかって 手抜きする人多いんですよでもみ堂さんは 違うどんな小さな仕事にも一切の妥協が どのチラシを見てもプロの仕事を感じ させるん ですミドさんなら私たちの要望を的確に

組みとって素晴らしい作品に仕上げて くれる僕はそう確信してい ますまっすぐな目で断言するた君があまり にも眩しくて俺は目がくみそうに なるちょっと待ってよこのプロジェクトっ て国が絡むやつ だろそうですねちょっとした国家との共同 プロジェクト です国家との共同プロジェクトにちょっと したものなんかあるもん かちなみに予算はこれぐらい です提示された金額を見て腰が砕けそうに なるソファーに座っていてよかった いやいやいやいや無理だって俺こんな ビッグプロジェクトことない もんみ堂さんなら大丈夫ですって僕が保証 し ます君に保証されて もこちらが契約書ですここにサインして いただけます かマジで待てってこんなの俺1人じゃ決め られないよ会社に持ち帰って臨時にかけ ない とその必要はありませんこれはさん個人と の契約です から は失礼ですがみ堂さんの会社での様子を 調べさせてもらいましたかなり不当な扱い を受けてますよねどうですかこれを気に 独立しません か へ思わず彼の勢いに押されそうになる全く 若さってものは 恐ろしいなんとかその場をしいで一旦会社 に持ち帰ることに するいいですけどみ堂さんの会社とは契約 しませんよあくまでもみ堂さん個人との話 ですこれは上層部も了承済みです から当人を差し置いて話ができていると いうことかすっかり外堀は埋められている らしい会社に戻ると伊藤さんが待ち構えて い たおい一体何の話だったんだしっかり謝っ てきた かなんで謝ること前提になっているんだ 伊藤さんの隣では北がニヤニヤして いる藤山広告に目をつけられるなんて一体 どんなヘマしたんだ よとりあえず社長に報告してきますん ね社長の前にまずは上司の俺だろ ことがことですの でいいからさっさと話せっ てよほど俺を馬鹿にしたいのか北では笑い 出す準備ができているよう だ俺がたし君に提示された契約の話をする

と2人とも腹を抱えて 大笑いおおお前それ騙されてるってなんで お前にそんな体操話が来るんだ よ北出の言う通りだお前みたいな無能に そんな話あるもんかお前と北を間違えたん じゃないの か2人が大笑いしているところに社長が すっ飛んでき たき君み堂君一体どういうことだ今藤山 広告から君と個人契約をするって連絡が あった ぞどうやらた君が先手を打った らしい社長そんなに慌てないでください 多分先方はみ堂と北を間違えてるんです よ何を言ってるんだ君は君のみ堂君に 対する仕打ちも聞かされた入社以来ずっと 不当な扱いをしてきたそうじゃないか え何のこと です伊藤さんは明らかに動揺してい たみ堂君すまない私がもっと早く気づく べきだったどうか許して ほしいそして大変身勝手なお願いではある が君から先方に会社としての契約を頼んで もらえないだろうかこの通りだ 社長なんでこんなやに頭下げてるんですか その案件俺が担当しますよ今から俺が藤山 広告に行ってき ますうるさい君は引っ込んでいろ2流の 仕事しかできない無能 が俺が2流ってどういうことです か型通りの面白みのないデザインしかでき ないお前なんて無能 だろ社長抑えてください社員が見てい ますお前もだとつまらない奴を持ち上げ やがってこの無能兄弟 がななんと聞き捨てなりませんそれを許し てたあんたも無能だろう が お前俺に向かってなんて口の聞き方だ 3人がけけガクガク言い始め俺は急に馬鹿 らしくなっ たあの俺ここやめますんで失礼し ます町たまみ堂 君待てと言われて待つやなんていないだろ ふざけん な俺はそのまま標を書いて提出し会社を 去っ ただから言ったじゃないですか個人契約に した方がいいっ て ふ君の言う通りだった よ会社を辞めた俺は藤山広告と個人契約を 結んだ正直プレッシャーが半端ないがこれ もタイミングだろ俺は今人生をかけた挑戦 に挑むべき時なの

だここで腹をくらないと俺は一生から 抜け出せない だろうみ堂さん今日の夜は暇ですかふん 今日は何もない なら契約のお祝いしましょう母も呼びます から え息子の僕が言うのもなんですが母さん あの頃よりいい女になってますよ今度は もうみ堂さんも放っておけないんじゃない かな ゆみこさん独身なの へえどうやら忘れられない人がいるみたい でさあ早く行き ましょうちょちょっと待って よまるであの時みたいにた君は俺の手を 引っ張ってグイグイと進んで いくおじけづく俺を励ますように迷いの ない力強い歩みで俺を引っ張る ああ俺の天使はゆみ子さんじゃなくってた 君だったのかもしれない な国家絡みのプロジェクトは想定外の連続 で大変だけれどその分充実していて アイデアも次から次へと湧いて くる疲れた時はゆみ子さんの手料理で回復 だこの仕事が落ち着いたらプロポーズ しようと 思うちょっと遠回りしてしまったけれど その分濃い時間を過ごせるんじゃないか なこれからの自分と未来に俺は大いに期待 したいと [音楽] 思う

#スカッとする話
#スカッと
#修羅場
スカッとする話を朗読形式でお届けします。
本動画は創作によるものですので、
ご参考程度に留めていただければ幸いです。

※登場する人物は仮名です。実在する人物とは一切関係ありません。
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