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会社をクビになった途端、突然の離婚宣告。数年後、高級寿司屋でエリートと再婚した妻と遭遇「目上の人に挨拶は?」→直後、エリート旦那が俺に「社長、お疲れ様です!」「え?」【泣ける話】

会社をクビになった途端、突然の離婚宣告。数年後、高級寿司屋でエリートと再婚した妻と遭遇「目上の人に挨拶は?」→直後、エリート旦那が俺に「社長、お疲れ様です!」「え?」【泣ける話】

会社をクビになった途端、突然の離婚宣告。数年後、高級寿司屋でエリートと再婚した妻と遭遇「目上の人に挨拶は?」→直後、エリート旦那が俺に「社長、お疲れ様です!」「え?」【泣ける話】

こんな高級点の支払いができるのまさか 無線飲食じゃないでしょうね みか君と俺はもう他人なんだもう俺には 関わらないで くれしつこく絡んでくるみかに首をさし ながら俺は支払いを済ませよと財布を 取り出し たすみません支払いはこれで えもしそ 会計を済ませようとした俺を見てみかは 驚きの声をあげ た俺の名前は伊藤 裕二IT系のベンチャー企業で プログラマーとして働いて いる俺が務めるこの会社は発足当初かなり 勢いのある企業だっ たかつては求人倍率も高く就職が決まった 時は俺もすごく嬉しかった 仕事は残業も多くてなかなかハードだ毎日 けどおかげ様で周りの同年代と比べても いい給料をもらっていたしみかという最愛 の人と結婚することもでき たそう俺は講師ともに順風満々な生活を 送っているはずだっ たそんなある日のことだっ たまずいなこれ なんと誰もが名前を知っているあの大企業 が同業界に参入するという突如として世間 に発表されたそのニュースに俺は嫌な予感 がしてならなかっ たおいあのニュース見たかああ見た見た あの大企業が同じ業界に入ってきたら立ち できるわけないよ な他の社員たちも不安そうに噂して いるうちの会社大丈夫なの かそれからほどなくして俺の嫌な予感は 適中することとなっ たみんな本当に申し訳 ない朝修行前に俺たち社員を集めた社長が みんなの前で深く頭を下げ た社員たちがめくな頭を下げたまま社長は 続ける今期一ぱいで若者は倒産する運びと なったよて今日から勤務時間は各々これ からの給食活動などに当てて ほしい各種の手続きなどもできる限りシは するがみんなの退職金までは用意できない のが現状だ本当に本当に申し訳 ただただ 深く頭を下げて謝罪する社長に誰も何も 言えなかったえ父てどういうこと よ家に帰って妻のみかに事情を説明すると 彼女は驚きの声をあげア然としたように俺 の顔を見 た大企業は新規参入してきたんだうちの 会社だけじゃないよ同業の企業がみんな

あっちこっちで倒産し てるそんなどうするつもりなのよこれ からしばらくは転職活動かな退職金を出せ ない代わりにって会社側で色々支援して くれるみたいだし退職金が出ないですって 裕あなたそれ本気で言ってるの会社が倒産 するんだ仕方ないだろうでも 納得いかないといった風にみかは俺を 睨みつけるそんな彼女の態度に俺は思わず ため息をついてしまっ た頼むよ理解してくれ心配しなくてもすぐ 就職先を見つけるから何よ稼ぎがいい ところだけが取りえだったくせにはみか お前今 なんて 一瞬俺は自分の耳を疑った固まって動け ないでいる俺をみかはまるで虫でも見る ような目で見て いるあなたからお金を取ったら何も残ら ないじゃないゆ私たち離婚しましょう ちょっと待てよみか離婚だなんてうるさい もう貧乏人なんてよなしよじゃあ ねようとする俺を払は荷物をまとめて家を 出ていってしまっ た後日記入済みの離婚届けが家に送られて きた俺は何度もみかに話を聞こうとしたの だが離婚するという彼女の主張は一貫して 変わらなかっ たもう無理なんだな みかいよいよ心が折れてしまった俺は離婚 届けに班を 押すもう終わりなんだな俺 たち役所の窓口に離婚届けを提出したその 瞬間目の前が真っ暗になっ たそういえばここ23日まともな食事をし た記憶がないそれに加えて慣れない転職 活動と離婚の手続きは思いの他の力と体力 を奪っていた らしい誰か人が早く救急 者周りにいた人たちが短い悲鳴をあげる中 俺は意識を手放したのだっ た気がつくと知らない白い天井がそこに あっ たあ裕君気がついた え先輩びっっくりしたよ病院から会社に 連絡があってまだ会社に人が残ってて よかったよ今みんな給食活動で出払ってる からこの人は佐木みさんと言って会社での 先輩に当たる人だみさんは横になっている 俺の顔を覗き込みながらほっとアドの息を 漏らして いるそうだったんですねすみませんご迷惑 をおかけしてうんうんいいよそれよりも 裕二君その聞いてもいいえああはい奥さん どうしたのこういう時普通奥さんに連絡

行くんじゃない ああえっとです ねみさんは言いにくそうにしながらこちら の様子を伺って いるなんとなくもう答えは見えているの だろうそんな彼女に俺は小さく頷いて みせるはいお刺しの通り離婚しましたあ そっか聞いちゃってごめんいえ大丈夫です 案外もう吹っ切りましたからそうまあ何か あったら相談してよね私も経験者だからさ 割といいアドバイスしてあげられると思う そう言ってみさんは少しいたずらっぽく 笑ったそういえばみさんはまだ小さな娘 さんがいるシングルマザーだ家事に育児に これからの給食活動だって忙しいはずなの に俺はなんだか急に申し訳なくなって しまうすみませんみ先輩え何がお忙しい中 来ていただいてなんだそそんなこといいの いいの気にしないでちょうど裕君にも話し たいことがあったしえ俺にですかうん裕君 さ私と一緒に起業しないえ起業輩本気です かうん本気だ よ自信に満ちた表情でみさんは1つ大きく 頷いて見せ た思えばんはから思いきりが良くてとても なく仕事ができる人だっ たみ先輩このままじゃ機嫌までに間に合い ませんどうすればいいですか うんどうしよう か俺が新人の頃困ったことがあれば ついついみさんは頼りがちだった教育 がかりとして俺についてくれたみさんには 本当に何から何までお世話になった記憶 しかない よし手つかずの仕事で回せそうな案件は 外注にしちゃおうえ中ですか上から許可 降りますか ね甘いね裕君許可が降りるか降りないか じゃないなんとしてでも許可してもらうの よしじゃあ裕二君は案件のリストアップし ておいてあはいよろしくね私は上を絶対に イエスと言わせる要望書を作っておく からや後輩たちには的確な指示を出し上司 や幹部たちを納得させるデータ収集や書類 作成もお手の ものピンチに陥た時ほどみさんは強かっ たそんなみさんがこんなキチの中起業する ことを考えていると いう賞賛はあるんですかもちろんじゃない とそもそも企業なんて考えないよですよね ニジ君よく考えてみて今私たちの業界は あの大企業の参入でどこもかしこも倒産し てるじゃない はいそれってつまり今までたくさんいた ライバルがあの大企業だけになるってこと

なの私この業界で起業するなら今が絶好の チャンスだと思っ てる口元に笑を携えた緑さんの真剣なしに 俺はごりと息をを飲むさすがだと思った俺 には到底思いつきもしない思考だライバル が1つならそことは差別化できるような やり方をすればいい最初は苦労するかも しれないけどうまく市場に乗せることが できればきっと強い会社に なる 先輩郵便に語るみさんのその姿にどう しようもなく引きつけられるどちょっとは 興味は 湧いたなんてもんじゃないですよワクワク してます久しぶりに俺でよければ是非協力 させてくださいよかった私起業するなら 絶対に裕二君についてきて欲しかったから えその反応裕君さては君自分のすごさに 気づいてないなそんな大さですよそんな こと ないの人に取られる前に口説きを落とせて 本当に良かっ たそう言ってみさんは満面のエビを浮かべ た釣られて俺も笑顔になる顔色良くなって きたねでもまだ無茶は禁物だよ裕君君が 倒れた理由ねカロトストレスだって 情けない話ですよね本当にすいません謝ら ないでとにかく今は回復に専念してなあ あとこれ差し入れねあありがとうござい ますみさんから手渡された買い物袋には 入院に必要そうな日常品や果物のゼリーが 入って いるお医者さんの話だと23日は様子で 入院だってまいい機会だと思ってさ ゆっくりしなよ無事退院したらまたその時 に仕事の話をしようはいまた連絡します うん待ってるそれじゃあ私そろそろ行くね 娘のお迎えに行かなきゃだからお気をつけ てあの先輩 んありがとうござい ますどういたしましてそれじゃあまた ね笑顔で手を振りながらみさんは病室を後 にし たみ先輩本当にすごい人だ なされたで俺は1人余韻を 噛みしめる勤めていた会社が倒産すると いう過酷な状況そんな中みさんは小さな娘 さんを育てながら企業に向けて活動して いる一方で俺は自分自身のことだけで いっぱいいっぱいになってい た俺ももっとしっかりしないといけない な心から尊敬している緑先輩が俺を必要と してくれているのだ企業の話に乗っかる 理由なんてそれだけで十分 すぎるみか俺はもう君のいない世界で生き

ていく よ自分でも驚くほどもう未練はない俺は みかとの離婚という苦い経験を心の片隅に そっとおき目を閉じ たして少しだった頃俺はみさんと一緒に 会社を立ち上げた会社と言っても俺とみ さんたった2人だけの小さな会社だ オフィスは古いビルの狭い 一室全てはここから始まっ た裕君この企画書見てどう思うこれはなん というか斬新ですね新しい切り口でしょ このプラットフォームを完成させれば きっと うん絶対にうまくいくわかりました早速 基盤となるプログラムを打ち込んでみます ねうん頼んだよ私はもう少し市場の調査を してデータベースを作っておくねはいお 願いし ますみさんが集めてくれた情報を元に俺は プログラミングの能力を生かしてみさんが 思い描くものを形にして いくみさんの市分析能力と類いまなる営業 力そして俺のプログラミング能力がまるで 歯車のように噛み合って会社の成長速度が 加速 するそうして俺とみさんは大企業にも負け ない大きなプラットフォームを完成させる ことに成功したのだっ た会社が軌道に乗り始め業績も安定し社員 数も徐々に増えていくオフィスも広くて 新しいビルに移転したこうしてどんどん 会社が大きくなるに連れ忙しさも増して いく あーあともうちょっとなんだよ なパソコンの画面とニラメックをしつつ俺 は手にしていたゼリー飲料を口へと 流し込んだこら裕君またそんなもの飲んで ああみさんお疲れ様です 呼ばれて振り返ったそこには呆れた顔をし たみさんが立っていたみさんは俺の顔を じっと見つめ首をかげて みせる裕二君もしかしてまた痩せた家で ご飯ちゃんと食べてないんじゃ ないバレちゃいましたか最近特に忙しくて ダメじゃないああもう見てらんない裕君 あなた今日からうちに晩御飯食べに来 なさいええそんな悪いですよ体調管理も 仕事のうちだよいいから仕事が終わったら うちに来てわかったああ はい結局押し切られてしまったまあ正直 ちゃんとした晩御飯にありつけるのは とてもありがたいことだ申し訳ないなと 思いつつも俺はみさんの行為に甘えること にし た仕事が終わり俺はさんが住むマンョンへ

と向かっ たゆうし君いらっしゃいみさんこんばんは すみません今日はお言葉に甘えさせて いただき ますよろしいさああがって今日はカレだよ おお邪魔し ますみさんに招かれ部屋に入るなんだか 少し緊張したもう少しで準備できるから ちょっと待っててねそれとほらはな ちゃんと裕君に挨拶し てそうみさんが声をかけるとソファーの影 から小さな女の子がひょっこりと顔を 出す こんばんはこんばんは伊藤裕二って言い ますお名前教えてもらってもいいかなさ はそう名前だけ告げてはちゃんは緑さんの 方へ走って行ってれてしまうごめんね照れ てるだけだから いえ急にお邪魔してびっっくりさせちゃい ましたよねはなちゃん実はねお土産に プリンを買ってきたんだよ プリンみさんの後ろに隠れていたはな ちゃんがプリンと聞いて顔を出す可愛い なあなんて思いつつ俺はプリンが入った袋 を掲げて見せた晩御飯の後に一緒に 食べよう 食べるお母さんプリンもらったプリンはい はいはなこういう時は何て言うんだっけ イジ君ありがとううんどういたしまし てはなちゃんの顔にパっと笑顔が咲いて俺 も釣られて嬉しくなるこの日を境いに俺は みさんとはなちゃんと一緒に夕食を取る ようになっ た1人の時は煩わしいとさえ思っていた 夕食の時間それがみさんとはなちゃんの3 人で食卓を囲むようになりそしていつしか 夕食の時間は俺にとって癒しの時間となっ ていったのだっ たすっかり緑さんの家に入り浸るように なってしばらく立ったあの小さかったはな ちゃんも今はピカピカのランドセルが 眩しい小学1年生だゆ君今日はお寿司食べ に行こうえお 寿司花の入学祝いねたまには外食もいい かなってなるほど わかりましたそういうことでしたら今日は 俺が奢りますえいやそんな悪いよ日頃お 世話になっている俺ですよそれに俺からも はなちゃんにお祝いしたいですしそうじゃ お言葉に甘えちゃおっかなはいお任せ くださいさんへのお礼も兼ねてはなちゃん のお祝いをする張り切った俺は大事な接待 なのでよく使う高級寿司店に予約の電話を 入れ たあなちゃん今日は好きなものいっぱい

食べていいからねうんありがとう裕二 君嬉しそうなはなちゃんの笑顔に釣られて 俺もつい笑顔になるこの時の俺はこの後に 遭遇する最悪な出来事を知るよしもなかっ た 職人さんの仕事が見たいというはなちゃん の希望もあって寿点ではカウンター席を 用意してもらったああすごい 綺麗職人の鮮やかな手さばきを舞いにはな ちゃんはキラキラと目を輝かせて いるはってば嬉しそう個室の方がいいか なって思ってたけどカウンター席にして もらって正解だったね喜んでもらえたよう で良かった ですはなちゃんもみさんも嬉しそうだ今日 はここに来て本当に良かったと充実感に 浸っていたその時俺の後ろから声をかけて くる人物がい たあれもしかして 勇し聞き慣れた久しい声振り返るとそこに は別れた元妻美子の姿があった みみかやだやっぱり裕二だったのこんな ところで会うなんて偶然ねあ ああ曖昧に返事をしつつみかから視線を 外すみか子にはみさんやはなちゃんと 関わって欲しくなかっただが俺のその淡い 期待は見事に打ち破られて しまう裕君その人 誰はなちゃんが俺の隣に座ってきたみかを 覗き込んで小をかしげたあはなちゃんこの 人ははなほら次何食べよっ かどう答えようかと迷っているとつかさず みさんがはなちゃんの気をそらしてくれる えっと ねよかったはなちゃんも特に気にしてい ないよ だ大丈夫というように目線をくれるみさん に俺は感謝の意を込めてそっと釈を返した [音楽] ふんその一連の流れを見ていたみかが ニヤニヤと嫌な笑を浮かべているあんたも 隅におけないわね失礼なことを言うな そんなんじゃないよへえまどうでもいい けどね私ももう再婚してるし そっ か自分でも驚くほどどうでもいいと思った 特に何も言いたいことがなくて黙っている とみかは聞いてもいないことをペラペラと 話しだす私の今の旦那ねここ最近新規参入 してきた勢いのある会社の社員なのよ今日 はボーナスが出たからってこんな高級なお 店を予約してくれたのそう良かったじゃ ないか何をすかしちゃって本当は悔しいん でしょう別にていうかあなたみたいな貧乏 にこんな高級寿司店に来て大丈夫なのお金

足りる大丈夫 そう みかいい加減にしてくれない か予想していた以上にみかに絡まれ俺は 大きなため息をついたせっかくのお祝いの 席がこれでは台無しになって しまう 君ふと隣に座っていたはなちゃんが俺の腕 を引っ張ったゆ君どうしたの大丈夫はな ちゃんごめんね大丈夫 はなちゃんにそっと声をかけて俺は静かに 席を立ったそんな俺をみさんは心配そうな 表情で見つめてくるゆ君すみませんみさん 店買え 分かっ たみさんは頷きはちゃんにそっと何かを 耳打ちしながら店を出る準備を 始める何をモでるのあ支払いは大丈夫 まさか無線飲食じゃないでしょうねみか君 と俺はもう他人なんだもう俺には関わら ないで くれしつこく絡んでくるにをさしながら俺 は支払いを済ませようと財布を取り出し たすみません支払いはこれで え裕もしかしてそれっ て階級を済ませようとした俺を見てみかは 驚きの声をあげた裕二あなたそれブラック カードじゃ ないみかは俺が支払いに使ったカードを 指さしわなわなと震えている えああそうだけど名義は俺の名義だよ 嘘同様を隠しきれない様子で美は俺を まじまじと見つめていた俺が身につけて いるスーツや腕時計にみかの視線が注がれ て いるお金のことに関しては嗅覚が鋭いみか のことだおそらくこの時点で色々とさした のだろう やだもうそういうことなら早く言ってよね 水臭いんだ から必死に取りついながらみかは俺の腕に 絡みついて くるみかやめてくれなに悪い気はしない でしょそういう問題じゃない君はもう再婚 したん だろう少しくらいいいじゃない私たち夫婦 だったんだもの 手のひを返すとはまさにこういうことを 言うのだろう猫撫で声でまとわりついて くるみかに心底イけがさしてきたその時 だっ た店に入ってきた1人の男がこちらに気が つき駆け寄って くるみかお待たせそれに社長たちもいやあ 偶然です

ねやってきたのは俺の会社の社員である 津田という男だった津田は俺とみさんの姿 を見つけやかに挨拶をして釈し た津田君お疲れ様はいお疲れ様です本当 偶然だね今日はこちらの女性と食事か なはいあ紹介しますね彼女は妻のみかです 3年前からお付き合いをしていて最近結婚 したんですよ 3年 前俺はその3年前という数字に思うところ があったちらりとみかを見やると彼女は 決まりが悪そうに明後日の方向を向いて いるみさんすみませんはなちゃんを連れて 先に行っててくれます かここから先のやり取りはできればはな ちゃんには見せたくないうん分かったは 行こうえでもお母さんゆ君がいいから行く よ俺たちの様子をはなちゃんに見せない ようにしながらみさんは店を出ていく察し のいい彼女はもう全てを理解してくれて いるの だろうみさんとはなちゃんが店から出たの を確認し俺は津に向き直っ た君に言わなきゃいけないことがあるあ はい何です か津田はごくりと息を飲んで俺を見るその 隣でみかは必死に何かを訴えるような目を していたがそんなことは関係ない津のため にもこのことは言わなきゃいけないの だ君の妻の味は俺の妻だった人だ えそれてどういうちなみに離婚してから まだ3年は経っていないえそ そんな俺の言葉を聞いたその瞬間津田は さっと顔を青くしたそして俺に向かって 勢いよく頭を 下げるも申し訳ありません知らなかったん ですみかが結婚していたなんてうん そうだろうと思っ た不思議と怒りや悲しみといった感情は 湧いてこなかった呆れはせていた俺は ため息をつきながらみかを 見やるみか一体どういうつもりだったんだ なんで津を騙すような こと仕方ないじゃない不安だったのだって あなた仕事ばっかりだったしそれなのに いきなり社がさんとか言っ てそれが不倫してもいい理由になるのか ごめんなさいもう許してすみませんでした 本当に本当に申し訳ございませ ん御と津が揃って俺に頭を下げていたその 時裕 君俺の元にはちゃんが戻ってきたあは ちゃんごめんゆ君てはどうしても裕二君が 気になっちゃってもう終わっ たはなちゃんを追いかけて戻ってきたみ

さんが津田とみかの様子を見てほっと息を つくこの度は本当に申し訳ありませんでし た今後のことはミクことも話し合って しっかりとけじめをつけさせていただき ます本当にごめんなさいゆだからね慰謝料 とか は関しては本気で謝ってくれているのが わかるなかみかの謝罪は保のための謝罪で しかないのが見え見えだっ たどうしてやろうかと考えているとはな ちゃんがグイグイと前に出てきてまるで俺 を守るように両手を広げてみせる裕二君は ね私とお母さんの大事な人なのだから邪魔 しないで くださいあなちゃんいこい裕 君はなちゃんに腕を引かれ俺はその場を後 に する最後に見た光景はいつまでも深く頭を 下げている津といいしげに口元を歪ませて いるみかの姿だっ た結局津田はみかと離婚することを決め 会社からも去っていった津田が 今どのような仕事をしているのかは分から ないが俺の元には毎月定期的に津田からの 慰謝料が振り込まれて いる一方で津田に離婚されたみかは慰謝料 を年始するために朝も夜も必死に働き続け ているらしいねえ本当に悪かったって思っ てるのねだから私たちやり直し ましょう時々みかはこういった内容の電話 やメッセージをよしてくるが当然それに 答えるつもりはなかった 寿司屋での一見があった後日俺はいつもの ようにみさんの家で夕食を済ませた食後に みさんが入れてくれたお茶を飲みながら ぼんやりと 考える あー裕二君もしかして津田君たちのこと 考えてるああはいみかのことはもういいん ですけどただ津にはやっぱり申し訳なくて 裕二君が気に止むことじゃないよ津田君は 津田君なりのけじめをつけたんだ ものそうですねでも俺いつか津田が助けを 求めてくるようなことがあったらその時は 手を差し伸べたいって思ってますうんいい んじゃない裕二君がそうしたいならそう するべきだよ はい俺は津田から毎月支払われる慰謝料に は手をつけていないいつかそのままま 返せる時が来るといいなと 思うそんなことを考えながらゆっくりお茶 を飲んでいるとはじんが近づいてくるゆ君 聞いてあなちゃんどうしたのもうすぐ運動 会なのだからね裕君にも応援に来てほしい なえ俺も言っていいのうん他の子はみんな

お父さんとお母さんが応援に来てくれるん だよだから裕君も早く私のお父さんになっ て応援に来たよねえちょっとはな変なこと 言わない の俺とはなちゃんの間にみさんが割って 入ってきた慌てた様子で顔を真っ赤にして いるみさんのその姿に一瞬ドキリとして しまう変なことじゃないよだってお母さん は裕二君のこと好きだし裕二君もお母さん のこと好きでしょ2人ともいつになったら 結婚してくれるの私弟か妹が欲しいんだ から早くしてよね えっとはなちゃんはなストップお願いだ からもう勘弁してああのみさん黙らず すがるようにしてはちゃんを抱きしめて いるみさんに俺はそっと声をかけ たみさん俺をはなちゃんのお父さんにして くれませんかゆ君本気な のこんなこと冗談で言ったりしません よ俺じゃだめですかダメじゃないダメじゃ ないよ嬉しいありがとう裕 君どちらからともなく俺とみさんは手を 取り合ったそばにいたはなちゃんも満足 そうな笑顔を浮かべて いるこうして俺はみさんと再婚しはちゃん の父親となった可愛い娘のはちゃんそして 講師ともにパートナーとなったみさんと共 に俺は充実した毎日を送って いる

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#スカッとする話 #スカッと #朗読 #修羅場

1 Comment

  1. いい作品です。
    いいお話ではありません。
    それは他にも沢山の投稿作品が有る中、言葉の引用が素晴らしいと思うからです。
    全体の流れからその場その時のシチュエーションに加え、登場人物との対人関係立ち位置での使用言葉が、的確に使い分けされナレーションも聴きやすいと思いました。
    夫婦間、経営者と従業員、先輩と後輩、そして同僚他等々見事と思いました。
    タメ口あり、礼節もありまたフレンドリーあり、加えて全体として語彙を感じ、作者さんの人となりにリスペクトした作品でした。
    有難う御座いました。

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