【おやすみ朗読】中国古典童話集③【大人もぐっすり眠れる睡眠導入/女性読み聞かせ】※途中広告なし※
[音楽]
[音楽]
物干竿よ帰ろう
[音楽]
よ昔中国の生の国に風という学者がいまし
たひどい貧乏で食事も満足にできません
でしたから翔君の家に置いてもらうことに
なりまし
た猛将君はある日風景に訪ねまし
たあなたはどんな学問が好きです
か何も好きではありませ
んあなたは何ができの
です何か得意なものでもあります
か何もありませ
ん風景はぶっきらぼう答えまし
た屋敷のものはみすぼらしいみの風景を
みんなで馬鹿にして一番下の食事を出し
まし
たそれはおかずが野菜だけの粗末な食事
でした
それを見た風景は柱に持たれて腰につけて
いる物干竿のように長い刀を叩き
ながら物干竿よ帰ろうよここの食事はナパ
ばかりで魚が
ないと歌いまし
た召使いはこのことを早速君にらせまし
た猛将君は笑っ
てでは魚のつく職事を出してやり
なさい食事は魚つきになりまし
たそれからしばらく経って風景はまた刀の
絵を叩きながら歌いまし
た物干竿よ帰ろうよ外へ出るのに馬車が
ない猛将君は召使いのものからそれを聞い
てまた笑いながら言いまし
たそれでは馬車でお開始するお客様並みに
車を出してあげ
[音楽]
なさい風景は大張で馬車に乗りまし
た友達の家へ乗り付け
て
見ろもうシ君がこの俺を1番大切なお客様
扱いにした
ぞ友人に馬車を見せて得意そうに自慢し
まし
たそれから猛将君の屋敷に戻った風景は
もらう小遣いが少ないのでまた刀の絵を
叩いて歌いまし
た
物干竿よ帰ろうよこればかりのお金では俺
の暮らしが立たない
よなんという図々しいお客
でしょう屋敷のものは風間を憎らしく思い
まし
たけれど心の大きい猛将君はどこまででも
優しく風さんにはご両親が終わり
かと意外なことを聞きまし
た年を取った母がい
ますそれを聞くと猛将君はケラをやって
風間の母親が不自由なく暮らせるようにし
まし
たそれからはもう風景も歌わなくなりまし
た何年か経ちまし
た風景は屋敷を出ていったままどこにいる
のか分かりませんでし
たある時猛将君
は誰か私がせの領地のものに貸してあるお
金を取り立ててくるものはいない
かと知り合いの人々に聞いて回りまし
たしばらく経ってから私がやりましょうと
いう手紙が来まし
たはてこれは誰がよこしたのか
な猛将君が首をかしげているとお月のもの
がほらこれがあの物干座よ帰ろうよ歌った
男です
よ猛将君は思わず笑ってしまいまし
た
あの男か懐かしいな何もできないというの
でわしは頼まなかったがやはり仕事の
できる男なのだ
な猛将君は早速風景を呼び寄せまし
たいやあしばらくお元気です
か今度はわざわざお手紙を
ありがとう先生は私の領地のものに貸して
あるお金を取り立ててやろうとおっしゃる
が面倒なことですよ本当にやって
いただけるのです
かやらせていただき
ましょう風景は答えて早速貸金の正文を車
に積んで旅自宅を整えまし
た出発の
時を全部取り立てたら何を買って帰り
ましょう
か不思議なことを尋ねまし
たわしのところで今不足していると思わ
れるものを見ろって買っていただこう
軽減な顔をして猛将君は答えまし
たせの領地に入ると風は役人に頼んで借金
のある人たちを集めてもらいまし
たみんな貧乏でその日暮らしもやっとと
思われる人たちでし
た風景は持ってきた正文をみんなに見せ
て猛将君様がおっしゃるには貸金はくれて
やる訪問は焼いてしまえとのことです
ありがたいことではありません
か手にした正文をみんなの見ている前で
焼いてしまいまし
た人々ははっとしましたがすぐ喜んで叫び
まし
たなんという情け深い猛将君様でしょう
万歳
万歳風は大急ぎで帰ると朝早く猛君に会い
まし
た猛将君は仕事が早く片付いたのを不思議
に思って風景に聞きまし
た貸金の取り立ては済んだのです
か随分早く帰ってきたものです
ね取り立ては住みまし
た何を買ってきてくれましたか
ねあなたは何か足りないものを見つろって
くれとおっしゃいまし
たそこで私はつくづくと考えまし
たあなたの屋敷の中には宝物がいっぱい
あって犬や馬もたくさん買われ召使いの人
もあり余るほどい
ますあなたのところで不足しているものは
は人の恩だなと思いましたからあなたの
ためにその恩を買ってまいりまし
た
おう恩を買ったとはどういうことか
[音楽]
なあなたはご自分の小さな領地の人たちを
可愛がるどころか貸金の最速などをして
困らせようとなさいまし
たそこで私は勝手なことと思いましたが
あなたの命令だと言って貸金をみんなに
くれてやり訪問を焼き捨てまし
たみんなは万歳と言って体操喜びまし
た私はこういう風にしてあなたのために
人々の恩を買って帰ったのです
よその時猛将君には訳がわかりませんでし
た
随分ひどいことをしてくれたものだと思い
ましたがもうやってしまったこと
ですわかっ
た先生もうお休み
ください巣を舐めたような渋い顔を見せる
だけでし
たそれから1年経ちまし
た王将君の使えていたせのにの王様が
変わりまし
た新しい王様は猛将君に向かっ
てあなたは前の王様の時から仕えている
そういうものを自分の気いにしておくこと
はでき
ない冷たくいったばかりかそれまでの役目
も取り上げてしまいまし
た翔君は仕方なくの地へしし帰って行き
まし
た領地に近づくとはるか遠くから誇りを
舞い上がりが押し寄せてきまし
た手を振り体を踊らせて喜びをいっぱい
表してい
ます男も女も子供も年寄りまで
もも君様お
なさい猛将君を囲んで口口に叫びまし
た猛将君は連れてきた風景
に先生が私のために恩を買ってくれたこと
のありがたさが今初めてわかりまし
たとしみじみ話したということ
です
3人あれば迷うこと
なし昔聖の国の安司が死者になって路の国
へ行った時
ですロの愛光が安に尋ねまし
た業にも3人あれば迷うことなしとあるが
わしは今国中のものと相談をしているのに
それでも国がうまく収まらないこれはどう
いうわけ
だろうするとワン氏は正直に答えまし
た昔から3人あれば迷うことなしと言われ
ているわけは1人が失敗しても後の2人が
うまくやりますからそれで間に合うという
こと
ですなるほどあなたの国には何千何万と
いうたくさんの気いがおられ
ますけれどその中で1番いっている利子の
言うことにはみんなが口を揃えて賛成して
い
ますこれではいくら人数が多くても口をく
のはただの1人と同じこと
です3人あるとは言えないではありません
か愛光はなるほどと思いまし
た国がうまく収まらないのは理子が1人で
勝手なことを言い勝手なやり方をしている
から
です愛光はすぐに命令を出してみんなの
意見を取り上げるようにやり方を改めまし
た病気は軽いうち
に変じは体操評判の良い立派な医者でし
たある日さの国の観光をじっとめ
て王様はご病気です病気になっているのは
皮膚の毛穴ですが早く手当てをなさらない
と病気が皮膚の中へ深く入り込んでしまう
でしょうと言いまし
た観光は信じませんでし
たわしに病気などあるものか自分の体は
自分が1番よく知っている
わい花咲で笑って相手にもしませ
ん変じが帰ると観光はケラたちに言いまし
た医者というやは無理に病人をこらえて
自分が直したような顔をするもの
だそれから10日経って変じは観光に会い
まし
王様の病気は毛穴から皮膚に移ってしまい
ました早く直さなければますます深い
ところへ移ってしまう
でしょう観光は返事をしませんでし
た変じの言ったことが気に入らないので
カカに怒ってしまったの
ですそれからまた日立つと変じは観光に
あって言いまし
た王様の病気は蝶といでございますすぐに
手当てをなさらないといよいよひどくなり
[音楽]
ましょう観光はまた返事をしませんでし
たますます腹を立てまし
たまた10日経った時は遠くから観光を見
ただけで逃げ出してしまいまし
た観光は不思議に思いまし
たケラをやって尋ねさせますと変じは涙を
長さんばかりの顔で答えまし
た病気が皮膚の毛穴にある時は疾で直せ
ます皮膚の時は金の針や石の針で直せます
また蝶やいの時は火災灯というドブルの
ようなお酒で直せ
ます
しかし骨にまで病気が入ってしまうともう
どうしようもありませ
ん今ご病気はもう骨へ入っているので
すっかり手遅れになりまし
た私にはどうしようもなく逃げ出してきた
わけ
ですそれから5日経つと観光は体が痛み
出しまし
た慌てて変じを呼びにありましたがもう真
の国へ逃げてしまった後でし
た観光はそれから間もなく病気で死んで
しまいまし
た
疑いの目で見る
とある男がまさかりをなくしまし
たこれはきっと隣の息子が盗んだのに違い
ないと思いまし
たそう思ってみると隣の息子の顔つきも
話し方もみんな怪しく思われてきまし
たあんなやが隣にいてはうっかり留守にも
できない
ぞ外に用事があっても心配で出かけること
もできませ
ん夜は夜でこっそり盗みにやってきやし
ないかとおちおち眠ることもできませ
んそのうちに薪がなくなったので
男は山へ出かけまし
た薪を取っているうちに山の谷までなくし
たまさかりが見つかりまし
たこの前の時自分が置き忘れたの
です男はまさかりを持って喜んで帰りまし
たそれからは男は隣の息子を見ても怪しく
思われることはない何もありませ
ん顔つきも話し方もやることもみんな他の
人たちと同じ
ですそれがどうしてあんなに怪しく見えた
の
でしょう男はつづく考えまし
た人間は疑いの目で見ると何か何まで
怪しく見えるものだむやみに人を疑うのは
いけないこと
だそれからというもの男はどんなことが
あっても人を疑わないようになりまし
た井戸の中の
カエルフルイドに住んでいるカエルがある
時東の海から来た亀に会いまし
たいやあこれは
珍しいよくいらっしゃいまし
たここは素晴らしいでしょうあなたのよう
にだだっ広い海の中にいたものには珍しい
ものばかりです
よどうですかこの近くに引っ越してきませ
ん
か僕の住んでいる古なんかがとても素敵
です
よ水に潜ってみたり顔だけ出して浮かんで
みたり自由気ままに遊べます
よそばには河のかけたのがあってねそこが
休憩所になっているん
ですまたドロンコのところもあります
よだから泥の中へ足を突っ込んでいること
もできるんです僕の他に
ボフお玉じしなども住んでいますがみんな
僕のケラのようなもの
です僕に叶うものはいませんから僕は王様
です
よ誰も文句を言うものはいませ
ん僕は死体放題のことをしていますまあ
一度見てください
よ東の海から来た亀は
カエルに誘われてフルイドへやってきまし
たここですよどうです素晴らしいでしょう
さあ一緒に入り
ましょうカエルは得意そうに言いまし
たところが亀の左足が中へ入らないうちに
右足もずるずると沈んでいくのでやっと足
を抜き出した亀は後ずさりして言いまし
たカエルさんこんなところへ住むのは
やっぱりやめとくよ片っぽの足さえ自由に
ならないところよりやっぱり自分の生まれ
た東の海がいい
ねその広さも1000kmや2000km
の騒ぎじゃないんだ深さだって10日や
20日毎日続けて潜っていってもそこ
行きつけないほど深いんだ
よ昔10年の間に9度も洪水があったけど
水は少しも増えなかったしその後8年間に
7回もひりが続いたが水は少しも減ら
なかっ
た私が住んでいる東の海は何年たとが何十
年たとがちっとも変わらないんでねそれが
何より気に入っているの
さ亀の話を聞いた古井のカエル
はそんな大きな海があるのかいこりゃ
おったまげ
たと言って腰を抜かしていまし
たの
乞あるとこによく太って体格のいい男がい
まし
た奥さんも女中もいて立派な家に住んでい
まし
たその男は毎朝家を出て夕方帰ってきまし
たが家のものは主人がどんな仕事をして
いるのか何もませんでし
た毎日いくらかのお金を奥さんに渡し食事
はいつも外で食べてきたと言って家で食べ
たことはありませんでし
たその晩も男
は今日は役人の家に呼ばれてすっかりご
馳走になってきた
よとご機嫌な顔
ですいつもよそでご馳走になるの
ね何分付き合いが広いもんでね今日は役人
明日は
金持ち明後日は軍人というような具合なん
だ
よ主人の言う通りいつも美味しい栄養の
あるものばかり食べていると見えて顔の
色つやもよくとても立派な体つきをしてい
ました
奥さんは
時々そんなにご馳走になってばかりいては
悪いじゃありません
かたまにはうちへお連れしなさいようちで
もご馳走しなければ悪い
わと言いましたが男
は分かったわかっ
たというばかりで1度も連れてきたことが
ありません
奥さんは主人の友達だという金持ちや役人
というのはどんな人たちか見たいと思い
まし
たそこである朝こっそりと主人の跡をつけ
ていきまし
た男は気がつきませ
んスタスタ町を歩いていくと立派な人が車
に乗ったり馬に乗ったりして通るのにすれ
いまし
たけれど男は誰にも挨拶をしませ
んまた誰からも声をかけられませんでし
たどこへ行くの
かしらと思いながら奥さんはなおも後を
つけていきまし
た男は町を通りすぎて町外れの墓場へ入っ
て行きました
墓場の入り口にはたくさんの乞食が並んで
いてお参りの人
に旦那様奥様どうかお恵み
くださいとペコペコ辞儀をしていまし
た
おはよう男はいつどこで着替えたのか乞食
の姿になって
並んでいる乞たちに朗らかな挨拶をしまし
た
おはよう
おはよう乞食たちも男に挨拶をしまし
た男は乞食たちと並んで座るとみんなと
一緒に哀れっぽい声
で旦那様奥
様と物乞いを始めまし
た奥さんは物も言えませ
ん自分の夫が乞食とはと思うと気も狂わん
ばかり
です墓場にはたくさんの人が次々とお参り
に来てお墓へ供え物をして帰って行きまし
た人が帰ってしまうと乞食たちはは我先に
墓場へなだれ込みまし
たまるで飢えた野犬か何かのようにみんな
は備えてある食べ物に飛びつくと手掴みで
食べ始めまし
たむしゃぶりついて食べる主人の浅ましい
姿を覗き見して奥さんはどんな気がした
でしょう
か逃げるようにして墓場から立ち去って
いきました
その日も主人は夕方家に帰ってくる
と今日は金持ちのうちでご馳走になっ
たいつものようにそしらぬ顔をしまし
た死んだ金持ちの
ねあなたの偉いお友達はみんなこの世の人
じゃなかったのです
ねごそうになるのはお墓の上の供え物
[音楽]
でしょう奥さんはそう言ってわっと泣き
出しまし
た怖い
贈り物白という大きな国の様は隣のAの国
を攻めとろうと思っていまし
たそこでまず相手を油断させるために馬を
16等と白玉という白い玉をAの国の王様
に送りまし
たAの王様はすっかり喜んで白のことを
褒めまし
たケたちもみんな隣の大き国と仲良しに
なれたことを喜びまし
たところがその中で何分という気いだけは
1人で浮かない顔をしていまし
た王様は不思議に思って尋ねまし
たAの国が親切にしてくれたのでわしも
みんなも喜んで
いるそれなのにお前だけは嬉しそうな顔し
ていないがどういうわけ
じゃすると難文紙は心配そうな顔付き
で何1つ手柄も立てないのにもらう褒美や
何の苦労もしないでもらうお礼の品物は
なんだか気味が悪いと思い
ますよく考えなければいけませ
ん大体馬16棟に白い玉1つなどという
贈り物は小さな国がやること
ですお隣のような大きな国がやることでは
ありませ
んこれにはきっと訳があると思われ
ますもしかすると油断をさせるための
悪だくみかもしれませんから用人するのに
越したことはない
でしょうと眉と眉の間に縦を作りまし
うむそれに違いない命令を
出すAの王様はすぐさま国境の軍隊に知ら
せて守りを固くさせまし
た間もなく隣の国の知博は兵隊を引き連れ
てAの国へ攻め込むとしまし
たところが国境の守りが硬いのでどうする
こともできませ
ん当が外れてすごすごと引き返していき
まし
た小さなAの国などと馬鹿にしていたが
どうしてどうして履行者がいるぞこっちの
測りことなどちゃんと感づかれてしまった
わいいと白は関心してたちにしまし
たお世辞は当てになら
ない昔中国の聖の国の大臣の鈴木は背の高
さは人に優れ顔も姿も立派な良い男でした
ある朝お城へ出かける時上等の服を着て鏡
を覗きながら奥さんに尋ねまし
たわしと上北の女皇とはどっちがいい男に
見えるだろう
ねそれはもうあなたが一番ですわ徐行など
足元にも及びません
わ奥さんはして褒めまし
た上北の女工というのは聖の国で1番立派
な美しい男だといつも噂に登っていまし
ただから鈴木は奥さんの言うことをその
まま信じる気にはなれませ
んそこで今度は召使いの女に尋ねまし
た女とわとどっちがいい男か
ね徐行など比べ物になりません旦那様の方
が10倍も20倍もご立派でござい
ます飯使いはぐっと顎を引いて答えまし
た次の日お客が来たので数期はまた同じ
ように聞きまし
た私と女子とどっちがいい男だと思います
かお客はすかさ
ずそれはもうあなたがずっといい男です
よと答えまし
たところがその次の日になると女工がやっ
てきまし
たスキは女工をつくづく眺めて自分などは
も叶わないと思いまし
た評判になるだけあってチョコは見れば
見るほど美しい男でし
たその晩数期は寝床の中で考えまし
た妻がわしを褒めるのはみきをするから
だ召使いがわしを立派だというのはわしを
恐れいるから
だ客がわしをいい男だというのはわしに
何か望むことがあるから
だアルヒスキは王様に会いまし
た私は自分が女工の美しさに及ばないこと
をよく知っており
ますそれなのに妻は私のことをみきして
召使いの女は私を恐れてまた家に来た客は
何か下心があってみんな私のことを女工
よりも美しいと言い
ますさて王様聖の国は広さが2万4000
km四法その中にお城が120もあって
召使いの女やケラたちはみんな王様をひき
にしております
たくさんの大臣たちは王様を恐れてい
ますまた田舎に散らばっている大名たちは
王様から何かせしめようという下心をいつ
も持っており
ますこう考えてみますと王様は目隠しをさ
れて何も知らされていないようなものです
お世辞ばかり聞いて大事な本当のことは何
1つお耳に入れていないことになり
ます王様はなるほどと思いまし
た全ての大臣役人国民でわしの誤ちを面と
向かっていうものには1番いい褒美を
与えるわしの誤ちを手紙に書いてよこした
ものには2番目の褒美を与える
また人がたくさん集まるところでわしの
やり方を悪く言ってそれがわしの耳に入っ
たらそのものには3番目の褒を取ら
せるという命令を出しまし
たすると王様のとへはホボからみんなの
意見がたくさん集まってきまし
た
王様はそれらの意見を取り上げたので聖の
国はますます立派になって栄えまし
た傘と
導師ある時師という学者が野原を散歩して
時でし
た突然大きなカサギが飛んできて総子の頭
に足をぶつけるとそのまま栗の林へ飛んで
いって止まりまし
た鳥は人間に足をぶつけたりしないものだ
あの鳥は何か夢中になっていて足元に気が
つかなかったの
だろうそう思いながら総司も栗の林の方へ
歩いていきまし
た見るとさっきの傘が木の上に止まってい
まし
た導師は痛めてやろうとそっと鳥に近づき
弓で狙いをつけまし
たところがふとそばを見るとカマキがい
まし
たカサはそのカマキリを狙っているのでし
た
そのカマキリはまたそばのセミを狙ってい
まし
たカマキリは自分が狙われているのも知ら
ないでセミを狙ってい
ます傘は導師が狙っているのも知らないで
カマキを狙ってい
ますこの有様を見て師は傘を狙うのをやめ
まし
たここれだと自分も誰かに狙われているか
もしれませ
んそう思った師は急いで帰ろうとしまし
たすると林の万人が導師をく泥棒と間違え
て捕まえようと走ってくるところでし
た導師は驚いて逃げ帰りまし
た危ない危ないわしは高が鳥の命を狙って
自分の命を忘れるところだっ
た物事に夢中になって自分を忘れるとは誠
に愚かなこと
だ導師はつくづく考えまし
た死にかけている船
導師は偉い学者でしたがいつも貧乏でし
たある時金もなく食べる米もなくなって
しまったのでその土地の長官のところへお
金を借りに行きまし
た長官は心よく承知しまし
たいいとも貸してあげるよそのうち村の
人々から税金を取り立てることになって
いるその金が入ったら貸して
あげよういくらぐらいいるのか
ね総子は長官がその場のれにいい加減な
ことを言っているのが分かりまし
た例え貸してくれてもそれは遠い先のこと
なの
です何のに立ち
ましょう金がいるのは今すぐなので現在
お腹が空いているの
ですただの10円でもいいたった今欲しい
の
ですけれど師は無理に頼まないで次のよう
な話をしまし
た私が今ここへ来る時途中でもしもしと
呼んでいるものがありました
車が通った後の水溜まりに1匹のフが口を
パクパクさせながら水をくださいバケツ1
杯でいいんですここは水が少ないので今に
も死にそうですお願いですどうか水を持っ
てきて助けて
くださいというのです私は言ってやりまし
たいいともふな君
バケに1杯や2杯どころじゃないたくさん
運んでやるよ僕はこれから5の国へもエの
国へも行くから王様に頼んで運が掘るよう
にしてやるよあの大きな最高の川の水が
溢れるほど流れてくるようにしてもらって
やるから
ね途端に船は怒っ
てそんな先のことはどうだっていいんです
私は今生きるか死ぬかの瀬は何です今
欲しいのです今バケ一杯の水があれば僕は
助かり
ますいつ最高の水が来るのか知りませんが
それではとても間に合いませんよと船は
つけどに言いました
よこの話を聞いた長官は小箱から少し
ばかりの金を出して導師に貸してくれまし
た物干竿よ帰ろう
よ昔中国のせの国に風剣という学者がい
ました
ひどい貧乏で食事も満足にできませんでし
たから猛将君の家に置いてもらうことに
なりまし
た猛将君はある日風景に尋ねまし
たあなたはどんな学問が好きです
か何も好きではありませ
んあなたは
何ができるの
です何か得意なものでもあります
か何もありませ
ん風景はぶっきらぼう答えまし
た屋敷のものはみすぼらしいみの風景を
みんなで馬鹿にして一番下の食事を出し
まし
たそれはおかずが野菜だけのな食事でし
たそれを見た風景は柱に持たれて腰につけ
ている物干竿のように長い刀を叩き
ながら物干竿よ帰ろうよここの食事はナパ
ばかりで魚が
ないと歌いまし
た召使いはこのことを早速翔君に知らせ
まし
た猛将君は笑っ
てでは魚のつく食事を出してやり
なさい食事は魚つきになりまし
たそれからしばらく経って風景はまた刀の
絵を叩きながら歌いまし
た物干竿よ帰ろうよ
外へ出るのに馬車が
ない猛将君は召使いのものからそれを聞い
てまた笑いながら言いまし
たそれでは馬車でお開始するお客様並みに
車を出してあげ
[音楽]
なさい風景は大いで馬車に乗りまし
た友達の家へ乗り付け
見ろも翔君がこの俺を一番大切なお客様
扱いにした
ぞ友人に馬車を見せて得意そうに自慢し
まし
たそれから猛将君の屋敷に戻った風景は
もらう小遣いが少ないのでまた刀の絵を
叩いて歌いました
物干竿よ帰ろうよこればかりのお金では俺
の暮らしが立たない
よなんという図々しいお客
でしょう屋敷のものは風景を憎らしく思い
まし
たけれど心の大きい猛将君はどこまでも
優しく風剣さんにはご両親が終わり
かと意外なことを聞きまし
た年を取った母がい
ますそれを聞くと猛将君はケラをやって
風間の母親が不自由なく暮らせるようにし
まし
たそれからはもう風景も歌わなくなりまし
た
何年か経ちまし
た風景は屋敷を出ていったままどこにいる
のか分かりませんでし
たある時猛将君
は誰か私がせの領地のものに貸してあるお
金を取り立ててくるものはいない
かと知り合いの人々に聞いて回りまし
たしばらく立ってから私がやりましょうと
いう手紙が来まし
たはてこれは誰がよこしたのか
な猛将君が首をかしげているとお月のもの
がほらこれがあの物干座よ帰ろうよ歌った
男です
よ猛将君は思わず笑ってしまいました
あの男か懐かしいな何もできないというの
でわしは頼まなかったがやはり仕事の
できる男なのだ
な猛将君は早速風景を呼び寄せまし
たいやあしばらくお元気です
か今度はわざわざお手紙を
ありがとう先生は私の領地のものに貸して
あるお金を取り立ててやろうとおっしゃる
が面倒なことです
よ本当にやっていただけるのです
かやらせていただき
ましょう風景は答えて早速貸金の訪問を車
に積んで旅自宅を整えまし
た出発の
時
貸金を全部取り立てたら何を買って帰り
ましょう
か不思議なことを尋ねまし
たわしのところで今不足していると思わ
れるものを見つろって買っていただこう
軽減な顔をして猛省君は答えまし
たせの領地に入るとと風は役人に頼んで
借金のある人たちを集めてもらいまし
たみんな貧乏でその日暮らしもやっとと
思われる人たちでし
た風見は持ってきた正文をみんなに見せ
て猛将君様がおっしゃるには貸したはくれ
てやる正文は焼いてしまえとのこと
ですありがたいことではありません
か手にした正文をみんなの見ている前で
焼いてしまいまし
た人々ははっとしましたがすぐ喜んで叫び
まし
たなんという情け深い猛将君様でしょう
万歳
万歳風景は大急ぎで帰ると朝早く猛将君に
会いまし
た猛将君は仕事が早く片付いたのを不思議
に思って風景に聞きまし
た貸金の取り立ては済んだのです
か随分早く帰ってきたものです
ね取り立ては住みまし
たを買ってきてくれましたか
ねあなたは何か足りないものを見繕って
くれとおっしゃいまし
たそこで私はつくづくと考えまし
たあなたの屋敷の中には宝物がいっぱい
あって犬や馬もたくさん買われ召使いの人
もあり余るほどい
ますあなたのところで不足しているものは
人の恩だなと思いましたからあなたのため
にその恩を買ってまりまし
た
おお恩を買ったとはどういうことか
[音楽]
なあなたはご自分の小さな領地の人たちを
可愛がるどころか貸し金の最速などをして
困らせようとなさいまし
たそこでは私は勝手なことと思いましたが
あなたの命令だと言って貸金をみんなに
くれてやり正文を焼き捨てまし
たみんなは万歳と言って体操喜びまし
た私はこういう風にしてあなたのために
人々の恩を買って帰ったのです
よその時翔君にはわけがわかりませんでし
た随分ひどいことをしてくれたものだと
思いましたがもうやってしまったこと
です分かっ
た先生もうお休み
ください巣を舐めたような渋い顔を見せる
だけでし
たそれから1年経ちまし
た大翔君の使えていた
せの国の王様が変わりまし
た新しい王様は猛将君に向かっ
てあなたは前の王様の時から仕えている
そういうものを自分の気いにしておくこと
はでき
ない冷たくいったばかりかそれまでの役目
も取り上げてしまいまし
た翔君は仕方なく自分の領地へしし帰って
いきまし
た領地に近づくとはるか遠くから誇りを
舞い上がりが押し寄せてきまし
た手を振り体を踊らせて喜びをいっぱい
表してい
ます男も女も子供も年寄りまで
も猛将君様
お帰り
なさい猛将君を囲んで口口に叫びまし
た猛将君は連れてきた風景
に先生が私のために恩を買ってくれたこと
のありがたさが今初めてわかりまし
たとしみじみ話したということです
3人あれば迷うこと
なし昔聖の国の安子が死者になって路の国
へ行った時
ですロの愛光が安子に尋ねまし
た
事業にも3人あれば迷うことなしとあるが
わしは今国中のものと相談をしているのに
それでも国がうまく収まらないこれはどう
いうわけ
だろうするとワン氏は正直に答えまし
た昔から3人あれば迷うことなしと言われ
ているわけは1人が失敗しても後の2人が
うまくやりますからそれで間に合うという
こと
ですなるほどあなたの国には何千何万と
いうたくさんの気いがおられ
ますけれどその中で1番いっている利子の
言うことにはみんなが口を揃えて賛成して
い
ますこれではいくら人数が多くても
口を聞くのはただの1人と同じこと
です3人あるとは言えないではありません
か愛光はなるほどと思いまし
た国がうまく収まらないのは理子が1人で
勝手なことを言い勝手なやり方をしている
から
です愛光はすぐに命令を出してみんなの
意見をを取り上げるようにやり方を改め
まし
た病気は軽いうち
に変じは体操評判の良い立派な医者でし
たある日さの国の観光をじっと見つめ
て王様はご病気です病気になっているのは
皮膚の毛穴ですが早く手当てをなさらない
と病気が皮膚の中へ深く入り込んでしまう
でしょうと言いまし
た観光は信じませんでし
たわしに病気などあるものか自分の体は
自分が一番よく知っている
わい花咲で笑って相手にもしませ
ん変じ君が帰ると観光はケラたちに言い
まし
た医者という奴は無理に病人をこらえて
自分が直したような顔をするもの
だそれから10日経って変じは観光に会い
まし
た王様の病気は毛穴から皮膚に移って
しまいました早く直さなければますます
深いところへ移ってしまう
でしょう観光は返事をしませんでし
た変じの言ったことが気に入らないので
カカに起ってしまったの
ですそれからまた10日経つと変じは観光
に会って言いまし
た大様の病気は長都胃でございますすぐに
手当てをなさらないといよいよひどくなり
[音楽]
ましょう観光はまた返事をしませんでし
たますます腹を立てまし
たまた10日経ったと
変じは遠くから観光を見ただけで逃げ出し
てしまいまし
た観光は不思議に思いまし
たケラをやって尋ねさせますと変じは涙を
長さんばかりの顔で答えまし
た病気が皮膚の毛穴にある時は尻で直せ
ます皮膚の時は金のお針や石のの針で直せ
ますまた超やいの時は葛西灯というドブロ
のようなお酒で直せ
ますしかし骨にまで病気が入ってしまうと
もうどうしようもありませ
ん今ご病気はもう骨へ入っているので
すっかり手遅れになりまし
た私にはどうしようもなく逃げ出してきた
わけ
ですそれから5日経つと観光は体が痛み
出しまし
た慌てて変じを呼びにありましたがもう真
の国へ逃げてしまった後でし
た観光はそれから間もなく病気で死んで
しまいまし
た
疑いの目で見る
とある男がまさかりをなくしまし
たこれはきっと隣の息子が盗んだのに違い
ないと思いまし
たそう思ってみると隣の息子の顔つきも
話し方もみんな怪しく思われてきまし
たあんなやが隣にいてはうっかり留守にも
できない
ぞ外に用事があっても心配で出かけること
もできませ
ん夜は夜でこっそり盗みにやってきやし
ないかと落ちおち眠ることもできませ
んそのうちに巻がなくなったので男は山へ
出かけまし
た薪を取っているうちに山の谷間でなくし
たまさかりが見つかりまし
たこの前の時自分が置き忘れたの
です男はまさかりを持って喜んで帰りまし
たそれからは男は隣の息子を見ても怪しく
思われることは何もありませ
ん顔つきも話し方もやることもみんな他の
人たちと同じ
ですそれがどうしてあんなに怪しく見えた
の
でしょう男はつくづく考えまし
た人間は疑いの目で見ると何から何まで
怪しく見えるものだむやみに人を疑うのの
はいけないこと
だそれからというもの男はどんなことが
あっても人を疑わないようになりまし
た井戸の中の
カエルフルイドに住んでいるカエルがある
時東の海から来た亀に会いまし
たやあこれは
珍しいよくいらっしゃいまし
たここは素晴らしいでしょうあなたのよう
にだだっ広い海の中にいたものには珍しい
ものばかりです
よどうですかこの近くに引っ越してきませ
ん
か僕のすいる古なんかとても素敵です
よ水に潜ってみたり顔だけ出して浮かんで
みたり自由気ままに遊べます
よそばには河のかけたのがあってねそこが
休憩所になっているん
ですまたドロンコのところもあります
よだから泥の中へ足を突っ込んでいること
もできるん
です僕の他にボフお玉じしなども住んでい
ますがみんな僕のケラのようなもの
です僕に叶うものはいませんから僕は王様
です
よ誰も文句を言うものはいませ
ん僕は死体放題のことをしていますまあ
一度見てください
よ東のから来た亀はカエルに誘われて
フルイドへやってきまし
たここですよどうです素晴らしいでしょう
さあ一緒に入り
ましょうカエルは得意そうに言いまし
たところが亀の左足が中へ入らないうちに
右足もずるずると沈んでいくのでやっと足
を抜き出した亀は後ずさりして言いまし
たカエルさんこんなところへ住むのは
やっぱりやめとくよ片っぽの足さえ自由に
ならないところよりやっぱり自分の生まれ
た東の海がいい
ねその広さも1000kmや2000km
の騒ぎじゃないんだ深さだって10日や
20日毎日続けて潜ってって言ってもそこ
へ行きつけないほど深いんだ
よ昔10年の間に9度も洪水があったけど
水は少しも増えなかったしその後8年間に
7回もひりが続いたが水は少しも減ら
なかっ
た私が住んでいる東の海は何年たとうが
何十年たとうがちっとも変わらないんでね
それが何より気に入っているの
さ亀の話を聞いた古いのカル
はそんな大きな海があるのかいこりゃ
おったまげ
たと言って腰を抜かしていまし
た
墓場の
乞食あるところによく太って体格のいい男
がいまし
た奥さんも女中もいて立派な家に住んでい
まし
たその男は毎朝家を出て夕方帰ってきまし
たが家のものは主人がどんな仕事をして
いるのかか何も知りませんでし
た毎日いくらかのお金を奥さんに渡し食事
はいつも外で食べてきたと言って家で食べ
たことはありませんでし
たその晩も男
は今日は役人の家に呼ばれてすっかりご
馳走になってきた
よとご機嫌な顔
ですいつもよそでご馳走になるの
ね何分付き合いが広いもんでね今日は役人
明日は
金持ち明後日は軍人というような具合なん
だ
よ主人の言う通りいつも美味しい栄養の
あるものばかり食べていると見えて顔の
色つやもよくとても立派な体つきをして
まし
た奥さんは
時々そんなにご馳走になってばかりいては
悪いじゃありません
かたまにはうちへお連れしなさいようちで
もご馳走しなければ悪い
わと言いましたが男
は分かったわかっ
たというばかりで1度も連れてきたことが
ありますませ
ん奥さんは主人の友達だという金持ちや
役人というのはどんな人たちか見たいと
思いまし
たそこである朝こっそりと主人の後をつけ
ていきまし
た男は気がつきませ
んスタスタ町を歩いていくと立派な人が車
に乗ったり馬に乗ったりしで通るのに
すれ違いまし
たけれど男は誰にも挨拶をしませ
んまた誰からも声をかけられませんでし
たどこへ行くの
かしらと思いながら奥さんはなおも後を
つけていきまし
た男は町を通りすぎて町外れの墓場へ行き
まし
た墓場の入り口にはたくさんの乞食が並ん
でいてお参りの人
に旦那様奥様どうかお恵み
くださいとペコペコ辞儀をしていまし
た
おはよう男はいつどこで着替えたのか乞食
の姿になって並んでいる乞食たちに
ほがらかな挨拶をしまし
た
おはよう
おはよう乞食たちも男に挨拶をしまし
た男は乞食たちと並んで座るとみんなと
一緒に哀れっぽい声
で旦那様奥様
と物乞いを始めまし
た奥さんは物も言えませ
ん自分の夫が乞食とはと思うと気も狂わん
ばかり
です墓場にはたくさんの人が次々とお参り
に来てお墓へお供え物をして帰って行き
まし
た人が帰ってしまうと乞食たちは我先に
墓場へなだれ込みまし
たまるで飢えたの犬か何かのようにみんな
は備えてある食べ物に飛びつくと手掴みで
食べ始めまし
たむしゃぶりついて食べる主人の浅ましい
姿を覗き見して奥さんはどんな気がした
でしょう
か逃げるようにして墓場から去っていき
まし
たその日も主人は夕方家に帰ってくる
と今日は金持ちのうちでご馳走になっ
たいつものようにそしらぬ顔をしまし
た死んだ金持ちの
ねあなたの偉いお友達はみんなこの世の人
じゃなかったのですね
ご馳走になるのはお墓の上の供え物
[音楽]
でしょう奥さんはそう言ってわっと泣き
だしまし
た怖い
贈り物白という大きな国の王様は隣のAの
国を攻めとろうと思っていまし
たそこでまず相手を油断させるために馬を
16等と白玉という白い玉をAの国の王様
に送りまし
たAの王様はすっかり喜んで知博のことを
褒めまし
たケラたちもみんな隣の大きな国と仲良し
になれたことを喜びまし
たところがその中で難文紙という気いだけ
は1人で浮かない顔をしていまし
た王様は不思議に思って尋ねまし
たAの国が親切にしてくれたのでわしも
みんなも喜んで
いるそれなのにお前だけは嬉しそうな顔を
していないがどういうわけ
じゃすると何分は心配そうな顔つき
で何1つ手柄も立てないのにもらう褒や何
の苦労もしないでもらうお礼の品物はなん
だか気味が悪いと思い
ますよく考えなければいけませ
ん大体16棟に白い玉1つなどという
贈り物は小さな国がやること
ですお隣のような大きな国がやることでは
ありませ
んこれにはきっと訳があると思われ
ますもしかすると油断をさせるための
悪だくみかもしれませんから用人するのに
越したことはない
でしょうと眉と眉の間にを作りまし
たうむそれに違いない命令を
出すAの王様はすぐさま国境の軍隊に知ら
せて守りを固くさせまし
たまもなく隣の国の千博は兵隊を引き連れ
てAの国へ攻め込むとしまし
たところが国境の守りが硬いのでどうする
こともできませ
ん当が外れてすごすごと引き返していき
まし
た小さなAの国などと馬鹿にしていたが
どうしてどうして履行もがいるぞこっちの
測りことなどちゃんと感づかれてしまった
わいと白は関心してたちに話しまし
たお世辞は当てになら
ない昔中国の聖の国の大臣の鈴木は背の高
さは人に優れ顔も姿も立派な良い男でし
ある朝お城へ出かける時上等の服を着て鏡
を覗きながら奥さんに尋ねまし
たわしと上北の女皇とはどっちがいい男に
見えるだろう
ねそれはもうあなたが1番ですわ徐行など
足元にも及びません
わ奥さんはニコニコして褒めまし
た上北の女工というのはせの国で1番立派
な美しい男だといつも噂に登っていまし
ただからスキは奥さんの言うことをその
まま信じる気にはなれませ
んそこで今度は召使いの女に尋ねまし
た
ジコとわしとどっちがいい男か
ね徐行など比べ物になりません旦那様の方
が10倍も20倍もご立派でござい
ます召使いはぐっと顎を引いて答えまし
た次の日お客が来たので数はまた同じよう
に聞きました
私と女子とどっちがいい男だと思います
かお客はすかさ
ずそれはもうあなたがずっといい男です
よと答えまし
たところがその次の日になると女工がやっ
てきまし
たスキは徐行をつくづく眺めて自分などは
とても叶わないと思いまし
た評判になるだけあってチョコは見れば
見るほど美しい男でし
たその晩数期は寝床の中で考えまし
た妻がわしを褒めるのはみきをするから
だ召使いがわしを立派だというのはわしを
恐れているから
だ客がわしをいい男だというのはわしに
何か望むことがあるから
だアルヒスキは王様に会いまし
た私は自分が女工の美しさに及ばないこと
をよく知っており
ますそれなのに妻は私のことをみきして
召使いの女は私を恐れてまた家に来た客は
何か下心があってみんな私のことを女工
よりも美しいと言い
ますさて王様せの国は広さが2万4000
km四法その中にお城が120もあって
召使いの女やケたちはみんな王様を気にし
ており
ますたくさんの大臣たちは王様を恐れてい
ますまた田舎に散らばっている大名たちは
王様から何かせしめようという下心をいつ
も持っており
ますこう考えてみますと王様は目隠しをさ
れて何も知らされていないようなものです
お世辞ばかり聞いて大事な本当のことは何
1つお耳に入れていないことになり
ます王様はなるほどと思いまし
た全ての大臣役人国民でわしの誤ちを面と
向かっていうものには1番いい褒美を
与えるわしの誤ちを手紙に書いてよこした
ものには2番目の褒美を
与えるまた人がたくさん集まるところで
わしのやり方を悪く言ってそれがわしの耳
に入ったらそのものには3番目の褒美を
取ら
せるという命令を出しまし
たすると王様のとろへはホボからみんなの
意見がたくさん集まってきました
王様はそれらの意見を取り上げたので聖の
国はますます立派になって栄えまし
た傘と
導師ある時師という学者が腹を散歩して
いる時でし
た突然大きなカサギが飛んできて総子の頭
に足をぶつけるとそのまま栗の林へ飛んで
いって止まりまし
た鳥は人間に足をぶつけたりしないものだ
あの鳥は何か夢中になっていて足元に気が
つかなかったの
だろうそう思いながら総子も栗の林の方へ
歩いていきまし
た見るとさっきのカサギが木の上に止まっ
ていまし
た導師は痛めてやろうとそっと鳥に近づき
弓で狙いをつけまし
たところがふとそばを見るとカマキがい
まし
た傘はそのカマキリを狙っているので
そのカマキリはまたそばのセミを狙ってい
まし
たカマキは自分が狙われているのも知ら
ないでセミを狙ってい
ます傘は宗子が狙っているのも知らないで
カマキリを狙ってい
ますこの有り様を見て師はカサギを狙うの
をやめました
これだと自分も誰かに狙われているかも
しれませ
んそう思った総司は急いで帰ろうとしまし
たすると林の万人が師を繰り泥棒と間違え
て捕まえようと走ってくるところでし
た導師は驚いて逃げ帰りまし
た危ない危ないわしは高が鳥の命を狙って
自分の命を忘れるところだっ
た物事に夢中になって自分を忘れるとは誠
に愚かなこと
だ闘争師はつくづく考えまし
た死にかけて
総司は偉い学者でしたがいつも貧乏でし
たある時金もなく食べる米もなくなって
しまったのでその土地の長官のところへお
金を借りに行きまし
た長官は心よく承知しまし
たいいとも貸してあげる
よそのうち村の人々から税金を取り立てる
ことになって
いるその金が入ったら貸して
あげよういくらぐらいいるのか
ね総司は長官がその場のれにいい加減な
ことを言っているのが分かりまし
たたえ貸してくれてもそれは遠い先のこと
なのです
何の役に立ち
ましょう金がいるのは今すぐなので現在
お腹が空いているの
ですただの10円でもいいたった今欲しい
の
ですけれど総司は無理に頼まないで次の
ような話をしまし
た私が今ここへ来る時途中でもしもしと
呼んでいるものがありまし
た車が通った後の水溜まりに1匹のフが口
をパクパクさせながら水をくださいバケツ
1杯でいいんですここは水が少ないので今
にも死にそうですお願いですどうか水を
持ってきて助けて
くださいというのです私は言ってやりまし
たいいともふな君バケに1杯や2杯どころ
じゃないたくさん運んでやるよ僕はこれ
から後の国へもエの国へも行くから王様に
頼んで運が掘るようにしてやるよあの
大きな最高の川の水が溢れるほど流れて
くるようにしてもらってやるから
ね途端に船は怒っ
てそんな先のことはどうだっていいんです
私は今生きるか死ぬかの瀬は何です今
欲しいのです今バケ一杯の水があれば僕は
助かり
ますいつ最高の水が来るのか知りませんが
それではとても間に合いませんよと船は
つけ丼に言いました
よこの話を聞いた
は小箱から少しばかりの金を出して師に
貸してくれまし
た物干竿よ帰ろう
よ昔中国のせの国に風という学者がいまし
ひどい貧乏で食事も満足にできませんでし
たから猛将君の家に置いてもらうことに
なりまし
た猛省君はある日風景に尋ねまし
たあなたはどんな学問が好きです
か何も好きではありませ
ん
あなたは何ができるの
です何か得意なものでもあります
か何もありませ
ん風景はぶっきらぼうまし
た屋敷のものはみすぼらしいみの風景を
みんなで馬鹿にして1番下の食事を出し
まし
たそれはおかがだけの粗末な食事でし
たそれを見た風景は柱に持たれて腰につけ
ている物干竿のように長い刀を叩き
ながら物干竿よ帰ろうよここの食事はナパ
ばかりで魚が
ないと歌いまし
た召使いはこのことをを早速猛君に知らせ
まし
た猛将君は笑っ
てでは魚のつく食事を出してやり
なさい食事は魚つきになりまし
たそれからしばらく経って風景はまた刀の
絵を叩きながら歌いまし
た物干竿よ
よ外へ出るのに馬車が
ない猛君は召使いのものからそれを聞いて
また笑いながら言いまし
たそれでは馬車でお開始するお客様並みに
車を出してあげ
[音楽]
なさい風景は大りで馬車に乗りまし
た友達のの家へ乗り付け
て見ろもうシ君がこの俺を一番大切なお客
様扱いにした
ぞ友人に馬車を見せて得意そうに自慢し
まし
たそれから猛将君の屋敷に戻った風景は
もらう小遣いが少ないのでまた刀の絵を
叩いて歌いました
物干座よ帰ろうよこればかりのお金では俺
の暮らしが立たない
よなんという図々しいお客
でしょう屋敷のものは風景を憎らしく思い
まし
たけれど心の大きい猛将君はどこまでも
優しく風けさんにはご両親が終わり
かと意外なことを聞きまし
た年を取った母がい
ますそれを聞くと猛将君はケラをやって
風間の母親が不自由なく暮らせるようにし
まし
たそれからはもう風景も歌わなくなりまし
た
何年か経ちまし
た風景は屋敷を出ていったままどこにいる
のか分かりませんでし
たある時猛将君
は誰か私がせの領地のものに貸してあるお
金を取り立ててくるものはいない
かと知り合いの人々に聞いて回りまし
た
しばらく経ってから私がやりましょうと
いう手紙が来まし
たはてこれは誰がよこしたのか
な猛将君が首をかげているとお月のもの
がほらこれがあの物干座よ帰ろうよ歌った
男です
よ翔君は思わず笑ってしまいまし
たあの男か懐かしいな何もできないという
のでわしは頼まなかったがやはり仕事の
できる男なのだ
な猛将君は早速風景を呼び寄せまし
たいやあしばらくお元気です
か今度はわざわざお手紙をありがとう
先生は私の領事のものに貸してあるお金を
取り立ててやろうとおっしゃるが面倒な
ことです
よ本当にやっていただけるのです
かやらせていただき
ましょう風景は答えて早速貸金の訪問を車
に積んで旅自宅を整えまし
た出発の時
貸金を全部取り立てたら何を買って帰り
ましょう
か不思議なことを尋ねまし
たわしのところで今不足していると思わ
れるものを見つろって買っていただこう
軽減な顔をして猛将君は答えまし
たの地に入ると風景は役人に頼んで借金の
ある人たちを集めてもらいまし
たみんな貧乏でその日暮らしもやっとと
思われる人たちでし
た風景は持ってきた正文をみんなに見せ
て猛将君様がおっしゃるには貸した金は
くれてやる聞は焼いてしまえとのことです
ありがたいことではありません
か手にした相聞をみんなの見ている前で
焼いてしまいまし
た人々ははっしましたがすぐ喜んで叫び
まし
たなんという情け深い猛将君様でしょう
万歳
万歳
風景は大急ぎで帰ると朝早く猛将君に会い
まし
た猛省君は仕事が早く片付いたのを不思議
に思って風景に聞きまし
た貸金の取り立ては済んだのです
か随分早く帰ってきたものです
ね取り立ては住みまし
た
何を買ってきてくれましたか
ねあなたは何か足りないものを見つろって
くれとおっしゃいまし
たそこで私はつくづくと考えまし
たあなたの屋敷の中には宝物がいっぱい
あって犬や馬もたくさん変われ召使いの人
もあり余るほどい
ますあなたのところで不足しているものは
人の恩だなと思いましたからあなたのため
にその恩を買ってまりまし
た
ほお恩を買ったとはどういうことか
[音楽]
なあなたはご自分の小さな領地の人たちを
可愛がるどころか貸金の最速などをして
困らせようとなさいまし
た
そこで私は勝手なことと思いましたが
あなたの命令だと言って貸金をみんなに
くれてやり訪問を焼き捨てまし
たみんなは万歳と言って体操を喜びまし
た私はこういう風にしてあなたのために
人々の恩を買て帰ったのです
よその時翔君にはけが分かりませんでし
た随分ひどいことをしてくれたものだと
思いましたがもうやってしまったこと
ですわかっ
た先生もうお休み
ください巣を舐めたような渋い顔を見せる
だけでし
たそれから1年経ちまし
た将君の使えていた聖の国の王様が変わり
まし
た新しい王様は猛将君に向かっ
てあなたは前の王様の時から仕えている
そういうものを自分の気いにしておくこと
はでき
ない冷たくいったばかりかそれまでの役目
も取り上げてしまいまし
た妄君は仕方なく自分の領地へししを帰っ
て行きまし
た領地に近づくとはるか遠くから誇りを
舞い上がりが押し寄せてきまし
た手を振り体を踊らせて喜びをいっぱい
表してい
ます男も女も子供も年寄りまで
もも猛将君様お帰り
なさい猛将君を囲んで口口に叫びまし
た猛将君は連れてきた風景
に先生が私のために恩を買ってくれたこと
のありがたさが今初めてわかりまし
たとしみじみ話したということ
です3人あれば迷うこと
なし昔聖の国の安子が死者になって路の国
へ行った時
ですロの愛光が安子に尋ねました
事業にも3人あれば迷うことなしとあるが
わしは今国中のものと相談をしているのに
それでも国がうまく収まらないこれはどう
いうわけ
だろうするとワン氏は正直に答えまし
た昔から3人あれば迷うことなしとと言わ
れているわけは1人が失敗しても後の2人
がうまくやりますからそれで間に合うと
いうこと
ですなるほどあなたの国には何千何万と
いうたくさんの気いがおられ
ますけれどその中で1番いっている利子の
言うことにはみんなが口を揃えて賛成して
い
ますこれではいくらに人数が多くても口を
聞くのはただの1人と同じこと
です3人あるとは言えないではありません
か愛光はなるほどと思いまし
た国がうまく収まらないのは利子が1人で
勝手なことを言い勝手なやり方をしている
から
です愛光はすぐに命令を出してみんなの
意見を取り上げるようにやり方を改めまし
た病気は軽いうち
に変じは体操評判の良い立派な医者でし
たある日さの国の観光をじっと見つめ
て王様はご病気
です病気になっているのは皮膚の毛穴です
が早く手当てをなさらないと病気が皮膚の
中へ深く入り込んでしまう
でしょうと言いまし
た観光は信じませんでし
たわしに病気などあるものか自分の体は
自分が一番よく知っている
わい花咲で笑って相手にもしませ
ん変じが帰ると観光はケラたちに言いまし
た医者というやは無理に病人をこらえて
自分が直したような顔をするもの
だそれから10日経って変じは観光に会い
まし
た王様の病気は毛穴から皮膚に移って
しまいました早く直さなければますます
深いところへ移ってしまう
でしょう観光は返事をしませんでし
た変じの言ったことが気に入らないので
カカに起ってしまったの
です
それからまた10日経つと変じは観光に
あって言いまし
た王様の病気は長都胃でございますすぐに
手当てをなさらないといよいよひどくなり
[音楽]
ましょう観光はまた返事をしませんでし
たますます腹を立てまし
たま10日経った時変じは遠くから観光を
見ただけで逃げ出してしまいまし
た観光は不思議に思いまし
たケラをやって訪ねさせますと変じは涙を
流さんばかりの顔で答えまし
た病気が皮膚の毛穴にある時はシプで直せ
ます皮膚の時はの針や石の針で直せ
ますまた蝶や胃の時は葛西灯というドブロ
のようなお酒で直せ
ます
しかし骨にまで病気が入ってしまうともう
どうしようもありませ
ん今ご病気はもう骨へ入っているので
すっかり手遅れになりまし
た私にはどしもなく逃げ出してきたわけ
ですそれから5日経つと観光は体が痛み
出しまし
た慌てて変じを呼びにありましたがもう真
の国へ逃げてしまった後でし
た観光はそれから間もなく病気で死んで
しまいまし
た
疑いの目で見る
とある男がまさかりをなくしまし
たこれはきっと隣の息子が盗んだのに違い
ないと思いまし
たそう思ってみると隣の息子の顔つきも
話し方もみんな怪しく思われてきまし
たあんなやが隣にいてはうっかり留守にも
できない
ぞ外に用事があっても心配で出かけること
もできませ
ん夜は夜でこっそり盗みにやってきやし
ないかとおちおち眠ることもできませ
んそのうちにに薪がなくなったので男は山
へ出かけまし
た薪を取っているうちに山の谷までなくし
たまさかりが見つかりまし
たこの前の時自分が置き忘れたの
です男はまさかりを持って喜んで帰りまし
たそれからは男は隣の息子をも怪しく思わ
れることは何もありませ
ん顔つきも話し方もやることもみんな他の
人たちと同じ
ですそれがどうしてあんなに怪しく見えた
の
でしょう男はつくづく考えまし
た人間は疑いの目で見ると何から何まで
怪しく見えるものだむに人を疑うのはいけ
ないこと
だそれからというもの男はどんなことが
あっても人を疑わないようになりまし
た井戸の中の
カエル古いに住んでいるカエルがある時東
の海から来た亀に会いまし
たやあこれは
珍しいよくいらっしゃいまし
たここは素晴らしいでしょうあなたのよう
にだだっ広い海の中にいたものには珍しい
ものばかりです
よどうですかこの近くに引っ越してきませ
んか僕の住んでいる古いなんかとても素敵
です
よ水に潜ってみたり顔だけ出して浮かんで
みたり自由気ままに遊べます
よそばには川のかけたのがあってねそこが
休憩所になっているん
ですまたドロンコのところもあります
よだから泥の中へ足を突っ込んでいること
もできるんです
僕の他にボフお玉じしなども住んでいます
がみんな僕のケのようなもの
です僕に叶うものはいませんから僕は王様
です
よ誰も文句を言うものはいませ
ん僕は死体放題のことをしていますまあ
一度見てください
よ東の海から来た亀はカエルに誘われて
フルイドへやってきまし
たここですよどうです素晴らしいでしょう
さあ一緒に入り
ましょうカエルは得意そうに言いまし
たところが亀の左足が中へ入らないうちに
右足もずるずると沈んでいくのでやっと足
を抜き出した亀は後ずさりして言いまし
たカエルさんこんなところへ住むのは
やっぱりやめとくよ片っぽの足さえ自由に
ならないところよりやっぱり自分の生まれ
た東の海がいい
ねその広さも1000kmや2000km
の騒ぎじゃないんだ深さだって10日や
20日毎日続けて潜っていってもそこへ
行きつけないほど深いんだ
よ昔10年の間に9度も洪水があったけど
水は少しも増えなかったしその後8年間に
7回もひりが続いたが水は少しも減ら
なかっ
た私が住んでいる東の海は何年たとが何十
年たとうがちっとも変わらないでねそれが
何より気に入っているの
さ亀の話を聞いたフルドのカエル
はそんな大きな海があるのかいこりゃ
おったまげ
たと言って腰を抜かしていまし
た
墓場の
乞食あるところによく太って体格のいい男
がいまし
た奥さんも女中もいて立派な家に住んでい
まし
たその男は毎朝家を出て夕方帰ってきまし
たが家のものは主人がどんな仕事をして
いるのか何も知りませんでし
た毎日いくらかのお金を奥さんに私食事は
いつも外で食べてきたと言って家で食べた
ことはありませんでし
たその晩も男
は今日は役人の家に呼ばれてすっかりご
ちそうになってきた
よとご機嫌な顔
です
いつもおよそでご馳走になるの
ね何分付き合いが広いもんでね今日は役人
明日は
金持ち明後日は軍人というような具合なん
だ
よ主人の言う通りいつも美味しい栄養の
あるものばかり食べていると見えて顔の
色つやもよくとても立派な体つきをしてい
まし
た奥さんは
時々そんなにご馳走になってばかりいては
悪いじゃありません
かたまにはうちへお連れしなさいようちで
もご馳走しなければ悪い
わと言いましたが男
は分かったわかっ
たというばかりで1度も連れきたことが
ありませ
ん奥さんは主人の友達だという金持ちや
役人というのはどんな人たちか見たいと
思いまし
たそこである朝こっそりと主人の跡をつけ
ていきまし
た男は気がつきませ
んスタスタ町を歩いていくと立派な人が車
に乗ったり馬に乗ったりして通るのに
すれ違いまし
たけれど男は誰にも挨拶をしませ
んまた誰からも声をかけられませんでし
たどこへ行くの
かしらと思いながら奥さんはなおも後を
つけていきまし
た男は町を通りすぎてちれの墓場へ入って
行きまし
た墓場の入り口にはたくさんの乞食が並ん
でいてお参りの人
に旦那様奥様どうかお恵み
くださいとペコペコ辞儀をしていまし
た
おはよう男はいつどこで着替えたのか
乞食の姿になって並んでいる乞食たちに
朗らかな挨拶をしまし
た
おはよう
おはよう乞食たちも男に挨拶をしまし
た男は乞食たちと並んで座るとみんなと
一緒に哀れっぽい声
で旦那様奥
様と物乞いを始めまし
た奥さんは物も言えませ
ん自分の夫が乞食とはと思うと気も狂わん
ばかり
です墓場にはたくさんの人が次々とお参り
に来てお墓へお供え物をして帰って行き
まし
た人がてしまうと乞食たちは我先に墓場へ
なだれ込みまし
たまるで飢えた野犬か何かのようにみんな
は備えてある食べ物に飛びつくと手掴みで
食べ始めまし
たむしゃぶりついて食べる主人の浅ましい
姿を覗き見して奥さんはどんな気がした
でしょう
か逃げるようにして墓場から立ち去って
いきまし
たその日も主人は夕方家に帰ってくる
と今日は金持ちのうちでご馳走になっ
たいつものようにそしらぬ顔をしまし
た死んだ金持ちの
ねあなたの偉いお友達はみんなこの世の人
じゃなかったのです
ねご馳走になるのはお墓の上の供え物
[音楽]
でしょう奥さんはそう言ってわっと泣き
出しまし
た怖い
贈り物白という大きな国の王様は隣のAの
国を攻めとろうと思っていまし
たそこでまず相手を油断させるために馬を
16等と白玉という白い玉をAの国の王様
に送りまし
たAの王様はすっかり喜んで白のことを
褒めまし
たたちもみんな隣の大きな国と仲良しに
なれたことを喜びまし
たところがその中で難文紙という気いだけ
は1人で浮かない顔をしていまし
た王様は不思議に思って尋ねまし
たAの国が親切にしてくれたのでわしも
みんなも喜んで
いるそれなのにお前だけは嬉しそうな顔を
していないがどういうわけ
じゃすると難文紙は心配そうな顔つき
で何1つ手柄も立てないのにもらう褒美や
何の苦労もしないでもらうお礼の品物は
なんだか気味が悪いと思い
ますよく考えなければいけませ
ん
馬16棟に白い玉1つなどという贈り物は
小さな国がやること
ですお隣のような大きな国がやることでは
ありませ
んこれにはきっと訳があると思われ
ますもしかすると油断をさせるための
悪だくみかもしれませんから用人するのに
越したことはない
でしょうと眉と眉の間に立を作りまし
たうむそれに違いない命令を
出すAの王様はすぐさま国境の軍隊に知ら
せて守りを固くさせまし
た間もなく隣の国の千博は兵隊を引き連れ
てAの国へ攻め込むとしました
ところが国境の守りが硬いのでどうする
こともできませ
ん当が外れてすごすごと引き返していき
まし
た小さなAの国などと馬鹿にしていたが
どうしてどうして履行もがいるぞこっちの
計り事などちゃんと感づかれてしまった
わいと白は
てたちに話しまし
たお世辞は当てになら
ない昔中国の聖の国の大臣の数は背の高さ
は人に優れ顔も姿も立派良い男でし
たある朝お城へ出かける時上等の服を着て
鏡を覗きながら奥さんに尋ねまし
たわしと上北の女皇とはどっちがいい男に
見えるだろう
ねそれはもうあなたが1番ですわ徐行など
足元にも及びませんわ
奥さんはニコニコして褒めまし
た上北の女工というのは聖の国で一番立派
な美しい男だといつも噂に登っていまし
ただから鈴木は奥さんの言うことをその
まま信じる気にはなれませ
んそこで今度は召使いの女に尋ねました
ジコとわしとどっちがいい男か
ねジョコなど比べ物になりません旦那様の
方が10倍も20倍もご立派でござい
ます召使いはぐっと顎を引いて答えまし
た次の日お客が来たので数はまた同じよう
に聞きました
私と女子とどっちがいい男だと思います
かお客はすかさ
ずそれはもうあなたがずっといい男です
よと答えまし
たところがその次の日になると女工がやっ
てきまし
たすは女をつくづく眺めて自分などは
とても叶わないと思いまし
た評判になるだけあってチョコは見れば
見るほど美しい男でし
たその晩数期は寝床の中で考えまし
た妻がわしを褒めるのはみきをするから
だ召使いがわしを立派だというのはわしを
恐れているから
だ客がわしをいい男だというのはわしに
何か望むことがあるから
だアルヒスキは王様に会いまし
た私は自分が女工の美しさに及ばないこと
をよく知っており
ますそれなのに妻は私のことをみきして
召使いの女は私を恐れてまた家に来た客は
何か下心があってみんな私のことを女工
よりも美しいと言い
ますさて王様聖の国は広さが2万4000
km四法その中にお城が120もあって
召使いの女やケたちはみんな王様をひきに
しており
ますたくさんの大臣たちは王様を恐れてい
ますまた田舎に散らばっている大名たちは
王様から何かせしめようという下心をいつ
も持っており
ますこう考えてみますと王様は目隠しをさ
れて何も知らされていないようなものです
お世辞ばかり聞いて大事な本当のことは何
1つお耳に入れていないことになり
ます王様はなるほどと思いまし
た全ての大臣役人国民でわしの誤ちを面と
向かっていうものには1番いい褒美を
与えるわしの誤ちを手紙に書いてよした
ものには2番目の褒美を
与えるまた人がたくさん集まるところで
わしのやり方を悪く言ってそれがわしの耳
に入ったらそのものには3番目の褒美を
取ら
せるという命令を出しまし
たすると王様のとへはホボからみんなの
意見がたくさん集てきまし
た王様はそれらの意見を取り上げたので聖
の国はますます立派になって栄えまし
た傘と
導師ある時師という学者が野原を散歩して
いる時でし
た突然大きな傘が飛んできて総子の頭に足
をぶつけるとそのまま栗の林へ飛んでいっ
て止まりまし
た鳥は人間に足をぶつけたりしないものだ
あの鳥は何か夢中になっていて足元に気が
つかなかったの
だろう
そう思いながら総子も栗の林の方へ歩いて
いきまし
た見るとさっきの傘が木の上に止まってい
まし
た総司は痛めてやろうとそっと鳥に近づき
弓で狙いをつけまし
たところがふとそばを見るとカマキがい
まし
た傘はそのカマキをを狙っているのでし
たそのカマキリはまたそばのセミを狙って
いまし
たカマキは自分が狙われているのも知ら
ないでセミを狙ってい
ます傘は相子が狙っているのも知らないで
カマキリを狙ってい
ますこの有様を見て師はカギを狙うのを
やめ
これだと自分も誰かに狙われているかも
しれませ
んそう思った導師は急いで帰ろうとしまし
たすると林の万人が師をく泥棒と間違えて
捕まえようと走ってくるところでし
た導子は驚いて逃げ帰りまし
た危ない危ない
わしは高が鳥の命を狙って自分の命を
忘れるところだっ
た物事に夢中になって自分を忘れるとは誠
に愚かなこと
だと導師はつくづく考えまし
た死にかけている
フ総司は偉い学者でしたがいつも貧乏でし
たある時金もなく食べる米もなくなって
しまったのでその土地の長官のところへお
金を借りに行きまし
た長官は心よく承知しまし
たいいとも貸してあげる
よそのうち村の人々から税金を取り立てる
ことになって
いるその金が入ったら貸して
あげよういくらぐらいいるのか
ね総司は長官がその場のがれにいい加減な
ことを言っているのが分かりまし
たたえ貸してくれてもそれは遠い先のこと
なのです何の役に立ち
ましょう金がいるのは今すぐなので現在
お腹が空いているの
ですただの10円でもいいたった今欲しい
の
ですけれど総司は無理に頼まないで次の
ような話をしまし
た私が今ここへ来る時途中でもしもしと
呼んでいるものがありまし
た車が通った後の水溜まりに1匹のフが口
をパクパクさせながら水をくださいバケツ
1杯でいいんですここは水が少ないので今
にも死にそうですお願いですどうか水を
持ってきて助けて
くださいというのです私は言ってやりまし
た
いいともふな君バケに1杯や2杯どころ
じゃないたくさん運んでやるよ僕はこれ
から後の国へもエの国へも行くから王様に
頼んで運が掘るようにしてやるよあの
大きな最高の川の水が溢れるほど流れて
くるようにしてもらってやるから
ね途端に船は怒って
そんな先のことはどうだっていいんです私
は今生きるか死ぬかの瀬は何です今欲しい
のです今バケ一杯の水があれば僕は助かり
ますいつ最高の水が来るのか知りませんが
それではとても間に合いませんよと船は
つっけんどんに言いました
よこの話を聞いた長官は小箱から少し
ばかりの金を出して師に貸してくれまし
[音楽]
た
[音楽]
DET
【中国古典童話集目次】
00:00 オープニング
00:14 物干しざおよ帰ろうよ
12:06 三人あれば迷うことなし
14:10 病気は軽いうちに
18:02 疑いの目で見ると
20:18 井戸の中のカエル
23:56 墓場のこじき
29:48 こわい贈り物
33:08 お世辞は当てにならない
38:46 かささぎと荘子
41:24 死にかけているフナ
44:42 2回目
01:29:10 3回目
こんにちは、椎名です
ご視聴いただきありがとうございます
今回は中国古典童話を10話朗読しました
睡眠時のおともに
また、作業用・リラックス・聞き流し・ながら読書・移動時のおともなどに是非
心地よい睡眠のお手伝いが少しでもできたなら幸いです
今夜も皆様がゆっくりと眠れますように…🌙
毎週動画を投稿しております
是非「チャンネル登録」よろしくお願いいたします
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≪おすすめ動画≫
■日本昔ばなし集
■日本の神話
https://youtu.be/LNLIWlKDUFc
■古事記物語
https://youtu.be/MwqhcETZlgk
■アイヌ神謡集
https://youtu.be/z8RFg6cXAsQ
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■協力■
永井重行様 ( 合同会社ASlinkProject ) https://twitter.com/Shigeyuki_Nagai
■参考サイト■
甘茶の音楽工房様 https://amachamusic.chagasi.com/
Midjourney様 https://www.midjourney.com/app/
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