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【作業用・睡眠用】【怪談】※恐怖※つめあわせ109分 ゲストの怖い体験談を怪談師”城谷歩”が即座に城谷節怪談に!



【作業用・睡眠用】【怪談】※恐怖※つめあわせ109分 ゲストの怖い体験談を怪談師”城谷歩”が即座に城谷節怪談に!

会体験心霊体験一口に申しましても様々 の出来事がござい ます見る聞く触るといったことに 始まり場合によっては取り憑かれるなんと いうこと が表意であるとかあるいは霊媒であると か大概は取り憑かれるご本人というのはお 気づきのないケースが多いようであります がそれでもこれは果たして単純に取り憑か れるという言葉 で住むのだろうかというそんなお話を 聞かしてもらいまし たまだそれほど時間は経っておりません で今年の夏前の出来事 でさやかスターさんはあちょうどその時期 ソロ活動を始められて大阪のとあるライブ ハウスでの遠征のライブにご出演をされて おりまし てそのなんで全部1人なんです よそこのライブハウスっていうのが地下に あるんです けどそれで もやっぱりライブは楽しいですし 逆に会場が小さい分現地のスタッフの皆 さんとも仲良くなれる し一生懸命にステージをこなしてまだ熱気 残るうちもう帰る時間だということになり まし たお客様は当然もう皆さんお帰りになった 後いよいよさやスターさんも帰り自宅を 整えて さあ今日はゆっっくり汗を流し て明日もまだライブがあるんだし とまだまだ一息つけない中会場を後にした そう です宿が歩いて行ける距離だったのは すごい助かったんです けど事務所の人と一緒にもう夜の11時半 ぐらいだったですかね 歩いてる時にあんな時ってふっと思い出す んですよ私めちゃくちゃどじでどじ忘れ物 しちゃってま時々あるんですけど何を忘れ になったんですかメイクポーチあらあら ああどうなっったやっぱり化粧道具です からそれさすが に取りに行かないわけにいかなく てこれは女性はどなたもそう でしょうそこに来てご自身アイドル活動さ れてるわけですからあどうしてもこの化粧 ポーチというのは羊品 ですいませんどうしたのあの私楽屋に化粧 ポチ忘れちゃったみた えちゃんとカ探したいや違いなかったし学 置いてきて ます そう困ったね いやあのまだすぐそこだから私ちょっと 電話してみようか な自分のミスですから会場さんにすぐに 電話を入れた 幸い小月さんはまだ会場に残っていらした そうですすいませんあの今日お世話になっ たさやかスターなんですけどあお疲れ様 ですあの私楽屋に化粧ポーチ忘れてるん ですあやっぱりそうですよ ねであのごめんなさい今まだ出てすぐなん ですけどこれからちょっと取りに行っても いいです か ああえっとねそう かいいですよという返事を期待したところ が会場の方はちょっと渋った声で で私も今ちょうど出るところだったんだ けど終電の兼ね合いがあるから戻ってこ られるまでちょっと待ってられるかどう かそこの会場の 方とっても雰囲気のい女性の方なんです けどかと言って私もそれじゃあ明日にって わけに行かないしそしたら あじゃあ あの鍵開けとくんで申し訳ないんですけど あのお1人でその化粧ポーチあの見つかっ たらうんあの帰り扉だけちゃんと閉めてっ てくれれば大丈夫なんでえいいんですか うん本当はね私もいられればいいんだけど ちょっと時間が時間なんでねごめんなさい それでいいかしらあ家帰ってすいません 分かりましたじゃああのなるべく早く行き ます 電話を切ってすいませんやっぱりあった みたいなんで私ちょっと取ってきます1人 で大丈夫大丈夫ですすいませんあの先戻っ ててくださいあ分かったけどいや気をつけ て はい大急ぎで会場に引き返し たとあるテナントビルのぽっかり焼いた1 階の 入り口そっから地下に目がけて幅の狭い 階段が降りてござございましてライブ ハウスはその地下1 回一るの望みはギリギリ間に合ってこの 会場の方がいてくださらないかと思いまし たがその暗い階段を降りるうちに望み薄だ なと 思うもしまだいれば明りをとして待ってい てくれるでしょうところが階段を降りて いくに従って下は暗くなっておりました 扉に手をかけてガチャと開けますと あ間に合わなかっ た扉を開けてすぐはすぐ脇んところに受付 の スペースその前というのがあ小さいながら も エントランスさてこのエントランス スペースにありますのが受付とその脇ん ところちょっと奥に入って女子と入れとと いうここのスペースにはもう1つ扉が ございましてこれを開けますとその 向こう側がいくらか広めのまさにライブ スペースということに会いなりまして スタンディングだと大体30人ぐらいああ じゃ本当に割とこう手々な感じなんだそう ですそうですでもちゃんとしててでその 楽屋っていうのは2枚目の扉超えた向こう のま普段ステージをやるお客様入るフロア でそのステージの奥の方なんですけど 真っ暗なんですよまそうでしょうね書い ちゃってますから ええでさすがに真っ暗だと怖いのもあるし 見えないのもあるからだ頼りになるのって 自分のスマホのライト でいやよくはしてもらってますけど電気の 場所とか全然わかんないし変なところ触っ てっていうのもあったん でなかなかの考量ではありますがそれでも スマホのライト ですポーっとその光の向の方だけえ景色が 見えまし て楽屋までどうにかたどり着くガチャッと 扉を開けますとすぐ目の前の化粧台の上に ポンとポーチがありますからはあ良かった それを手に取って鞄にあは引っ越すだけで ありますがエントランスのスペースに来て 間の扉をガチャッと閉じた 時お手洗い行きたくなっちゃっ てすごいですねさカスタさん時々そういう ところがありますよ ねでもしょうがないじゃないですか生理 現象だからそうなんだけど誰もいないその ライブスペースでしかも地下でしょ真っ暗 な中 で それ結局トイレ行きました行ったんだね 行きましただって受付のすぐ横なんでで そこの女子トイレって入ると個室が3つ あるんですけどなんとなく私橋に入るの嫌 だったの とあと 結局パッと用を足し てでそのまんますぐ帰ろうと思ってたし お手洗いの電気もちょっと分かりづらいん ですよ私スマホのライトついてるからま これでいいやと思ってそのままくい中入っ てって真ん中の個室にバタンカチっと鍵を かけ た便座に腰を下ろしてえさあいざ用を足し てというこの時 に彼女のすぐ右側 からカリカリカリ なん だろう妙な音が 聞こえるトイレの中は元より会場の中には 自分1人でありますけれども随分と近くに その音が聞こえてその手元 は隣のの個室であろうと容易に差し がく壁を引っかく音でし た指の 先爪の先 でえええ何何何何この 音ふっとその音の側から身を引いた時引い た側のこちらの壁か のえ カリカリカリカリカリ カリカリカリカリ と引っかく音に挟まれ た両方から聞こえたんです かもう逃げばなく てで 私そういう時って完全にシャットアウト できるんです シャットアウトもういや違う違う気にし ない気にしないってなれるんで でまもうよは足すしかないし音が聞こえて てうんもうもう違う 違うまだ音は聞こえてたと思いますけど もう前だけ見てですぐ に便座立ち上がって扉開けてもうスマホの 明かり頼り ですだ正直この間っていうのはもう音が 聞こえてたどうか覚えてないですただ前 だけ見て照らされた前だけ見てガチャッと 女子トイレを 出るそのままもうすぐ行け ばここのライブハウスの入り口だ扉を 抜ければ向こうに階段があってそこを しばらく登ればもう明るい表が待っている んだと思った時カリカリカリ トイレを出ているのに音が聞こえたそして この時音ばかりじゃない気配が あるはっとし た来た時確かにいなかったはずの受付の スペース に会場の方がうき加減にい てポリポリポリポリとご自身の 左腕 を書き ながらあびっくりし た一瞬見てはいけないものが見えた気がし たけれども明りに照らし出されて確かに そこに女性 は私気づかなかっただけで受付にいたのか それこそトイレにいたのかしたんだなと 思ってでもなんだかちょっと変な感じが するんですよ私今目の前出てきたのはすぐ 気づいてるのに顔も上げないしあとなんか ねボソボソボソボソ言ってんですよねで 聞き取れないんですけどボソボソ言い ながらずっとやっぱりこうご自身の左の腕 の辺り書いててでも 私挨拶しないわけにいかないと思ってあの すいませ ん化粧ポチありまし た声をかけてみる それでも一向に表を上げる気配が ないブツブツブツブツ言っているその ペースは変わらないただ左腕を書くという この仕草 だけ少し速度を増したような気が するそしてその強さもなぜならボリボリ ボリボリと いうかきむしる音が耳につい たけれども腕を引っかきながら聞こえて くるのはまるであのトイレの個室壁を カリカリカリカリと引っ掻いているような あんな音に聞こえなくも ない薄め悪さを感じましたがあまりに ボリボリボリボリやっておりますからそれ となくその引っ掻いている腕の方に目線を 落としてきょっとし た引っ掻いているその左腕です 血に染まって真っ赤だった えずっと書いてるんです 傷跡書き続けて書き続けて皮がめくれて血 が出てるんですけどそこをなおもこうやっ て引っ掻いて て私これちょっとやばいと思っ て相手はいつまでも顔を上げてくる気配も ありませんのでペコっとおじだけして 逃げるようにして階段に向かったライブ ハウスの入り口の扉をガチャッと開けて パタン締め切ると後は暗い階段とにかく上 に早く出たいと思いながら上がっていく 最中ビリッと自身の左腕 に痛み走るよう な電気が走るような感覚とでも言い ましょう か突如その感覚に襲われてなんだろう そっと袖をまくって愕然とし た触れてもいない自身の左腕には太いミレ が何本も重なるようにして できなおそのみれはとど破れ て中から血が滲んでいるえ何これ何これ 自分の腕です 痛いわけだ皮膚が破れて血が出て いる今扉が閉じているのに向こうの受付で はまだあの女の人がボリボリボリボリやっ ているいやその女の人がボリボリボリボリ 続ければ続けるほど自分の腕にはミレが 増えていくような気がするだめだこの空間 にいちゃいけない暗いところを必死に 駆け上がっ た表まで出るとほっとするような明りと 通り駆け出すってなからさすがに周りから 怪しまれるだろうということもあるそれで も自然足は早くなったもうちょっとで ホテルだもうちょっとでもうちょっとで 着くと宿とまで着く頃にようやく気持ちも 落ち着いてなんで私の腕に耳がともう1度 見てみれ ばさっき確かに血が滲んで てでも どこにもないんです え血も出てないし晴れた後も朝1つないん ですもちろん触ってみて痛みもない しでもね白谷 さん勘違いじゃないん です私確かに左腕に痛みを感じて見てるん です ホテルに入っ て私もう1つ気づいちゃっ た何 にあの受付にいた 人会場の人じゃなかったんです え私てっきり思い込んでたんです けどういてるとは言えと私スマホので 照らし てなんとか話聞いてくれないかなって顔見 てるん です狭い会場だから会場の人たちの顔全員 覚えて てもっと言っちゃうとねお客さんだって 30人ぐらい です思い出せって言われれば直後のことだ からみんなの顔なんとなく思い出せるん ですでもね私がその日そのライブ会場で あった中 にその女の人いないん ですあんなにはっきり明りに照らされてた の に私が見たのっ て何だったんですか ねちのむというお話 怪談であるとかほらオカルとこうした方面 ご興味の深い皆様にとりましては1つ興味 深いことにお祓いということがあるのじゃ ないかと思います条例女霊お払い色々の 言われ方をいたしまし てなかなかその現場というのは当たりに する機会がないものであり ます今日はそんな 特別な現場についてつぶさに教えて いただく機会がございまし ておばあちゃんがゆたなん ですユタさん ええ沖縄出身ですからね白谷さんも聞いた ことあると思いますけどゆ たあります ねちょっとこっちの方で聞くとね湯田さ んって言うと霊能者さんとか霊媒師さんと か特別な印象を持たれる方も多いんじゃ ないかと思うんですけど沖縄に住んでると 実はそれほど珍しい存在じゃないん です半分は言った半分は医者って言われる ぐらいおそんなに身近なんですか身近です ま霊能者にも色々のタイプがあるんです けどユタっていうのは ま比較的民間人というか一般の人に 寄り添ったような仕事になるん でまそういうような力がうちのおばあ ちゃんあっ て 初めて自分にもそうした方面のものが 見える と明確な自覚を持ったのはヤスさんがまだ 4つか5つの時でした おばあちゃんがゆであるということはもう それとなく気づいている年頃でありました がある時通りを挟んで迎え側のところに 1人の男性の姿を認めておりますとおばあ ちゃんがすぐそばにお越になっ てひ であんた向こうになんか見えるかい え何が見えてる おお男の 人男の 人どんな 人 どんなせどの ぐらいお父さんと同じぐらい髪の毛の色 は 白 あああんたやっぱり見えてる ねひ いいかいお前が見えてるのはね普通の人に は見えない の見えないのそうだからねあんまり人に 見えてるって言わない方がいいの分かった 今向こうに見えてるの はお前しか見えてないから ね へえ幼いながらにもそうか自分には他の人 には見えないものが見えるのか とそれ以前のご記憶というのはあまりに 小さかったためにえピンと来ないんだそう です がこの時を景気にああ自分にもばあちゃん の血が流れてるんだなっ てそれ分かってからっていうのは随分色々 な体験しまし た言うなって言われてたけど子供ですから ね見えちゃったり感じちゃったりすると 時々そんなことを口にして周りからま気 わがられるじゃないです けどそんなようなこともなくもなかったん です がかといって普段の暮らしに師匠が出るか といってそんなこともありません で小学校そして中学校と進学してまいり まし たで ほとんど初めてと言っても いいお祓いにまつわる貴重な体験に行って 食すわけ です中学校2年で学来てましたからまだ夏 前というのかな春ぐらいだったと思います けどいつも通り学校えて帰ってきたんです うちがじいちゃんばあちゃんで両親と 兄弟なんですけどその頃もう上野兄弟は 打ち出てて兄貴が1人一緒に暮らしてたか な一見やで ほほ言ったようにうちのばあちゃんゆでし たからあちこちからお祓いを頼みに来るお 客さんていうのか来客があるん ですま大体どこのゆさんところもそうかも しれません けどうちの場合なんかもその自宅の中に かじっていう部屋があっ てかじそれ何です かつまりお祓いをするための最大のある 部屋です ほお専用のお部屋があるあるん です畳敷き でまそこそこの広さがあるんですけど奥ん ところに談が構えてあってでうちのばあ ちゃんがお祭りしてる神様とで脇には タンスがあってそれからそこの部屋は片 一歩を表に面した窓があ るっていう部屋の真ん中のところに大きな 1枚 の在宅というかテーブルというかそういう ものがあるんですけどねこの部屋っていう のが入り口がガラス扉になってて玄関入っ てすぐ見える部屋なもんですから 誰か来客があるとすぐに分かるん ですそういうような方が来てる時にはこれ からお払いだなと思うから自分もちょっと 静かにしてなきゃぐらいに思ってたんだ けどこの日は少し様子が違いまし たただいまと声を出しかけてあお客さんだ と思い ますガラス扉の方をひょいと見ます と視界に飛び込んできましたのは最に 向かってちゃんと星座をしております中年 の男女の 姿テーブルを挟んで向こう側におばあ ちゃんがいてお話を聞いているのか様子を 見ているのかちょいと深刻な様子だなと 思った おお客さんか靴を脱いでそのまま自分の 部屋に行こうといたしますとひでえ 何あんたちょっと手伝ってほしい から荷物置いたらねお茶持ってきてちょう で お うんおばあちゃんがいつになく真剣な表情 で手伝いって一体何をやらされるだろうと 思っております がその中年の男女は特別こちらを振り向く ともいたしません で優しい人ですけどこうって言ったらもう ガンとした人です からま自分にもばあちゃんの血が流れてる しいつかこんな日来るだろうなと思ってた んですけど少し気引きしめて台所行っ てお茶2つ用意してもう1回その神座に 入ったん です失礼します 入ってみ て何に驚いたと言って実はもう1人いた ことでし た先ほどおばあちゃんとやりとった時には 男女2人の背中をしか見ておりませんでし たどうやら家族だろう夫婦だろうという 察しは行きましたがそれにしては2人の間 が随分空いているなわざわざ離れて座る 必要があるだろうとその程度に思っており ましたがその理由として実はこの2人の間 に自分と同い年ぐらい つまり中学生ぐらいの女の子が 1人だらしなく床に獅子を伸ばして うつ伏せ て寝ているのか倒れているのか驚いており ますとおばあちゃんが目くばせで早く こっちに と仕方がないからそのお茶持ってっ て で2人の間に置いたんですけど女の子が びくりとも動かないんですよ ほうどうやらその子の払いらしく て親子ですよね ほほおばあ ちゃんヤさんに これからねお祓い始めるけどその子自分で どうにもならないからあんたしっかり抑え てて欲しい のちょっとこっちにね連れてきてほしい からお父さんあたも ね うんやさんこれは大切なお祓いなんだと 承知していながらも春気ですですから 同い年ぐらいの女の子でワンピース着てて 長い黒髪 でそばまで行くとやっぱり女の子特用の シャンプーの香りっていうのかなあんなの がふわっと漂ってきますしねもちろん顔に は出さないですよ顔には出さないけども ドキドキドキドキして仕方ないんです よとにかく言われた通りやらなきゃっ てま変な下心があるわけでもですけどでも そんなことを気取られても嫌だなと思って 遠慮がちに最初抱き起こそうとしたんです けどつまりね全く自分の意思を持たずに力 が入ってない人を起こすのって相当力も いるしまごまごしております とあんたそんなんじゃだめよちゃんと しっかりなさ うんその少女のお父さんと一緒にどうにか こうにか談の前にまで連れていきますが 女の子はされるが まま全身から力が抜けて大丈夫かなとそれ でもどうにかこうにか位置に連れてまり ますといい かいじゃ動かないようにしっかり支えとく な よ肩触ってるぐらいじゃだめちゃんと後ろ から脇の下から手入れ てしっかり押さえてちょうだい うん言われるままにしっかりとその 症状ぴったりと肌と肌が触れ合う距離です から相手の体温が自然伝わってまいり ます柔らかな女の子の肌の 感触こんなにも近く赤の他人同世代の 女の子 と近づくなんとことはそれまでありません のでどうしていいものやらそれにしたって なぜわざわざこんなにしっかりと 押さえつけておかなきゃいけないだろう か見ればその子は随分とキシャであります 何をしたって自分が力でと思っているうち におばあちゃん裁断脇の炭層を通って開け ますと中 からお年中を人は取り出しまして何か ブツブツブツブツ唱えながらやってまいり ますとヤスさんの ですどうするんだろうと思っているとヤス さん越しにその抑えている女の子の頭の 周りを手にした術でぐるぐるぐるぐると輪 を描き始め た何してんだ よ ん さて2週回った辺りからでしょう か目のやり場に困ってなんとなく伏せて おりましたけれどその頭の上でチリチリ チリチリと耳慣れない音がしてまいり ますそれまで聞いたことのない音でなん だろうとひょいと顔を上げてみます と音を立てているのはおばあちゃまが手に しており ますその年中でありまし たあのジャラジャラいう音じゃないんです よ聞こえてるの がジャラジャラじゃない ええそもそもこうこすらないと ジャラジャラ言わないですけど ねただ回してるだけなんですただこのただ 回している 年中玉の1つ1つがカチカチカチカチ ぶつかり合ってるそんな音が聞こえてる 細かに振動してるん です術が ええそんなものを見るの初めてで何だろう と思っていたらそのうちにねその回して いる年中があるタイミングでふわっと こう輪になるん です下がってるでしょ手にこう持ってる からそれがチリチリチリチリってある ところに行くとふわっとこう 丸くおばあちゃんが手を振ったりなんだり してるわけじゃないんです勝手に広がるん です なんだこれと思っているうちには 突然 パ ズザ綺麗にはぜて足元に玉が転がっ たそれでもおばあちゃんは動揺することも なくすぐにまたタスから新しいものを1つ 持ってくると同じようにして輪を描き出す チリチリチリチリ始まってやがてぐんぐん と輪を描いて 本目のお術もパーンとはぜてしまったこれ で初めておばあちゃん表情を曇らせると あらこれじゃだめ だどうするかと思ったら再びタスの中から 今度は3本まとめて術を取り出すとその ままジャラジャラと上がき始める今度は もうぐと広がることもなければはぜること もありませ ん10周もせずにぴたりと手を止めるとお ばあちゃんは ようやく何かブツブツブツブツ と頭の後ろで唱え始めた唱えながらその両 の手で女の子の 頭その輪郭をそっとなぜるようにしながら やがて肩に手を持っていく 大丈夫かな大丈夫かなと思っているうちに そのおばあちゃんの手 は女の子の真ん中で別れた髪を優しく撫ぜ て荒になっ たこのうじの 辺りその辺りでそっとと重ね合わせた次の 瞬間ぐっと何かを捕まえたえ 何も見えないけれど確かに一瞬の感激を 塗っておばあちゃんは何かを捉えたと思っ た次の瞬間おばあちゃんはその捕まえた ものをぐっと手前に引い たうわーと声をあげて思わずヤスさんは ドンと女の子を前に突き放さざる得なかっ た それもその はずおばあちゃまがその両の手をぐっと 自分の側に引いた 時少女のうじ と自分とこの間 にはっきりと男の姿が現れ たはっきりと表情をつめたわけではない けれど引きずり出されたという売 ででこの少女の中から出てきた男は両の手 をうわっともがくようにし ながら今前に倒れていく女の子の髪の毛を 必死につもうとしているけれどもヤスさん がドンと追っつけたこれがこうをそうし ましたすでに手を伸ばした男 のその先に女の子の頭はありません虚しく 中 をと書くばかりやがておばあさんは その普通の人には見えないであろう男性を 捕まえたままツカツカツカと窓のそばに 行くとカチンカラカラカラ窓を開け放つ 明けに取られて見ておりますとおばあさん その窓の向こうにボンと男性を放り出すと カラカラカラカラカラガチャッと掛け金を 下ろしたそして今 窓1枚で隔てられた向こうにいる男目がけ てもう2度と来るんじゃない よ大きな声で 一括ご両親もイスさんもあけに取られて おりました 時今前に倒れていた女の子が ビクビクッと動いたかと思います とよよ体を持ち上げるようにするその まま必死に生ずるようにパパママ パパ裁断の側からご両親の元へその声と 動く娘の様子を見て駆け寄ったお父さんが はっと抱きおこしますとしっかと2人 抱き合ってお母さんも力なくその場に崩れ て家族3人団子のなってワンワンと鳴き声 をあげ た実はうちのばあちゃんってのはお祓いを しに来てもその中のものを引っこ抜いて表 に出して叱りつけるみたいなことって滅多 に見たことがなくてどっちかって言とそう いうものに取り憑かれるのは生きている側 に問題があるんだとお前ちゃんとお墓参り 行ったのかとかそういうことをちゃんと 諭し てでまずは生きている人間の行動を改め てそしたらきっと取れるはずだ からだから大抵は1回目のお払いの時 って取って欲しいって言ってたり一緒に くっつけて帰るんです よ もしその後でも自分の中で妙なことがある なつまりちゃんとお墓構をしたとか行動を 改めたにも関わらずおかしいということが あればもう1回来いってそういう人だった んです大概は ね2度来ないんです よから言われた人をちゃんとやってそう すると妙なものが外れたんだっていうそう いうことだと理解してたんですけどこの時 はそうじゃなかっ たそれは乱暴に首ねっこ捕まえて窓の外に 霊をほっぽり出して 泣いているご家族の様子が落ち着いた あたりでおばあ ちゃん再びテーブルを挟んで丹前とその場 に腰を下ろしますと少女目がけ て今取ったけど ねいいかい男の人そういう風に扱うもん じゃないよ 無論お父さんにもお母さんに も何のことを言っているのか分からなかっ たかもしれませ んけれども党の本人とヤスさんに はそのことがよく理解でき た女の子はごめんなさいごめんなさいと 泣きじゃくりながら一生懸命に頭を縦に 振っていたそう です後で聞いたらどうやら年上の男の人な んですけどそのその子が足代わりに使って た男の人らしく て今度ついてたのはね資料じゃないよ生霊 なんだから ねあなたちゃんと自分のあり方考えない とつきやすいんだから分かった のばあちゃんすげえなと思っておりますと お父さんがうやうやしく頭を下げてふさに 包まれた何かをとんとテーブルに置いた その包みを解いてみますと え中学校2年のヤスさんは思わ目を丸くし た帯風が3つつまり300万という大金 でばあちゃんすげえな1回のお払いで こんな稼ぐんだと思っておりますと おばあちゃまそのふさの一番上に置かれて おり ます100万円の束その場で帯をピッと 咲きます と1枚 だけご両親がえという顔をしておりますと 再びそれをふさに包ん でこちらいただきますあとは お嬢さんのために使ってあげ て残りの 2990を返してしまっ たすげえばあちゃんだなと思ってん です僕もそれ人生で初めてのお手伝いだっ た から気合入れてたんです けど僕の給料はコラ1本でし たこら1本ね ああでも素晴らしいおばあちゃまですね そうなん ですなんかお払いって聞くとね霊が何でも かんでも悪いような気がするでしょ勝手に 悪いものが取り付いてそれを取ってくれれ ばはいそれでお しまいでも ね多くの場合取り憑かれる側にもやっぱり 何か問題があったりするんでしょうね ばあちゃんとそういうような時間を過ごし てみ て色々と思うことがあり ます改めよというお 話人はどこまでも自分で思う途中でえ この世を去るという定めにあるのかもしれ ません 途中で去る時旅立っていく人もまた残され た人もどんな思いを抱く でしょうシンデレラエキスプレスの渡辺 さんが二十歳ぐらいの頃とご記憶ですから 今から遡って30数年昔のことになります がその頃奈良にいたんですよ奈良そう住ん でたのが進行住宅街というのか住宅地と 言います かその頃どんどんどんどん開発が進んでる というそういうような一角にいましてね駅 からだと歩いて15分20分ぐらいかかっ たか な夏なん ですその日学校の帰りであったのかあそれ ともすでにお仕事を始められていたその 現場からの帰りであったか終電だったのは 明確 に駅降りてみますとそれは大勢の人が ザラザラザラザラ と夏のことでありますから表出ますと むしむしと非常に暑いという印象です けれど改札をくぐってあは特々特々イジに 着い たところが渡辺さんのお住まいというのは この進行住宅地の中でも割と奥の方であり ましたから 黙々と歩いていきますうちに先を進んで おりました大勢の人がそれぞれ途中途中の 団地であるとかお住まいの方に335後 別れていき ます最初賑やかであったのがもう少し いたしますと人気が亡くなって気づけばお 1人きりであり ます言ったようにまだ開発途中ですから それでもあいうところてのはねまず道の 整備から入るん ですしばらく歩いて行った先でちょっと脇 にそれるとまさに今できたばかりの新しい 道路がドーンと出てくんですがねそこん ところてのは大変綺麗な道 で登り下りの間んところに中央ブにたって のかなコンクリートでこう囲になってるで そこんところ中にはずっと植込みがねま みったってつまり植え込んだばかりです から木の背だってそれほどないんです よまた同時にね街路島の整備が行き届いて ませんから道が綺麗なくせにそっから先 ってのがほとんど 真っ暗真っ暗そうですよだって明り頼りが ないんですからシャドの脇のところには 歩道が整備になっててその旅っていうのは もういいだけ草がねでこれからなんです それが証拠にねま今からもう30年以上前 の話だからね白谷さん ほんこの道路の車道の脇んところには工事 用の車両がダンプとかトラックとかあんな のがまだ止まってんですよ資材積ん で人はいないいないだって夜だ もん今ねあんなことどうなのかわかんない けど 時代のことでしょう ねでも特段おかしいとも思わなかったです よ当たり前の景色だからいやまあまあ話は それたんだけどその辺りに入ってきた頃 にもうすっかり辺りは真っ暗深夜のことで ありますし向こうからも後からも人の姿は ありません聞こえているのは黙々と歩く 自分の足音ばかりと そんな風になって間も なく背後でチラチラと明りを感じ たその光というのは一定じゃ ないなんとも不規則に右に左にとちらつい ている感じがいたしましてなんだろうと ひょいっと振り返っ たこの道というのはそこそこ勾配のあり ます登り坂になっておりまし て振り向いた後ろ 坂の下の方で明りが2 つ ふ ふ微妙に揺れており ますなんだあれまだ随分遠くにありますが すぐに車だと分かり ます車にしてはおかしいんです よ一本道なのそこのシャドってのがカーブ があれば分かりますよだけどそうじゃない 真っすぐな道なんですよそこをねこう打高 するみたいにしてこ左右に ね普通じゃないからなんだろうな大丈夫か なと思ってなんとなくそれ見てたんです よどうやらいりでもしているの かどんどんどんどん近づいてまいります その車は相変わらず右に左にとフラフラ フラフラと不安定な運転 そばまで来てみますとそれがセダンタイプ の常用者だというのが分かります がアクセルの踏み方がどうなっていたか フラフラフラフラしている割にはそこそこ の速度が出ている感じがいたしまして 大丈夫かなと思っているうちにはすぐ渡辺 さんの脇を通りすぎ たあの車大丈夫かと 大丈夫じゃなかったんですよ大丈夫じゃ なかっ た横通り過ぎた時に急にスピードがグンと 上がりましてね うんエンジン音が聞こえた直後 ガチャンというものまじい音と足元から ドンと突き上げるような衝撃でした と思って反射的顔をやったその先はあの 止めてあった工事車両です凄まじい音を 立ててどうやら今走ってきた常用車がその 車両にぶつかったと 見えるけれども相当の速度が出ていたん でしょうどんとぶつかったセダはそこで 止まることなくぐっと方向を変えて先ほど お話の中央分離隊植込みの上にまるで ボフ乗っかるようにしてようやく動きを 止めたそれで も前方が道路に着くことがないほどに傾い ておりまし て車輪が中でカラカラカラカラと回って いるのを間のあたりにしたいや全部ね シルエットみたいなもんですよシルエット にしてもどうかなま車のヘッドライトが かじてっていうことかなつまり植込みが あってね車両にドンとぶつかった後 跳ね返ってその植込みのところにフロント のねボンネットの側がつまり向こう向く ような感じで前が浮いちゃってんです よ降臨はね道路についてたと思うんだ けどいや本当に一瞬の事 ですそれでもあれだけ大きな音がした後 からだからなのかな随分急に当たりが静か になったような気がしてカラカラカラカラ 言う音だけです よなんだか震えが来ちゃってねそう でしょう ね辺り見るんですけど誰もいないでしょう 自分1人ででとっさに中の人大丈夫かなっ て近づいていくとそのうちにすっと ヘッドライトが静かに消えてくんです どんどんどんどん辺りが暗くなってっ て本当は駆け出していくべきなんでしょう けどひどい事故だってのはすぐに察しが 行きます からどうにかしなきゃと思うけどいや不 謹慎承知でねやっぱり怖いもんです よどうにかこうにかそばまで行っ たらはっとし たこの時はまだすでに ぐしゃとひげてしまっているというところ までは分からなかったそのボンネット に運転席側 からまるで突っ伏すようにして身を 乗り出している黒い影を見 た人 だ相当の衝撃であったんでしょうフロント ガラスが割れ てボンネット側にまで体がはみ出ている この時はその影が生きているか死んでいる のかはたまた男であるのか女であるのか その細かな判別もつか ない亡くなっていても 恐ろしいいや逆に生きていてもとそんな 思いでつかず離れず見ておりますとやがて その黒い影がもっと動いた生き てる必死にはいつくばるようにして前に せれ出てきますとついにそのボンネットの 側からいくらか高さのある地べたにどさっ と転げ落ち ただ大丈夫です か恐る恐る声をかけてみますがこちらに 返答はないけれどもその黒い影ははうよう にして女子席側に回っていく後を追うよう にして渡辺さんも近づいていく この時はねその落ちた人が運転席にいたの か女子席にいたのかもわかんないです からでもとにかくあんな時ってのはその人 は生きてるし中に同乗者がいたらと思うし 自分は運転席側を回って中の様子確認 しようと思ったんですところがその張っ てく人は運転席側じゃないんですよね女子 席側にこうぐるっと回っていって 人間の心理であります大怪我をしている その様を見た時に自分はどういられる だろう見てはいけないような気もし たそれでも生きてまだそこに動いていると いう以上はどうにかしなければいけない 気持ちの攻め合いの 中そっと運転席の窓を覗いてみる とウインドウは下まで開けられております て中の様子が見える真っ暗と家どもその 暗がりにいくらか目も慣れております ひょいと覗くと運転席に人の姿はないで その向こう女子席側に はまだ誰か座っているああそう かじゃあ今生ってた人は運転手なんだ女子 席に人がいると分かってそれですぐ横に 話しかけるんじゃない自分体がはみ出て いるからからそのまま表に出て女子席に 座ってる人を心配で声かけに行ったんだ なっ て自分はもう運転席側に回っちゃってます から ね見る と女子席のところに座ってるの が女の人なんです よそしたらそのうちに声がするんです 聞こえるな男の人の 声今ずってった運転手年配のの男性だった んです けどおい大丈夫 かなあ大丈夫かおいごめんなごめん な大丈夫かと心配しながらもごめんごめん としきりに涙 ごい女子席に座っている女性はよほどどこ か強く打ったのかピクリとも動きませ んごめんな ごめん大丈夫か おいその様子を見ながら渡辺さん運転士 さんに向かってあの大丈夫です か大丈夫大丈夫ですかあなたも声をかけて みますが渡辺さんの呼びかけには一言も 答えませんよほど頭が真っ白になっている のかその男性は必死に助手席の女性に 向かって ごめんな俺がな酒なんか飲んだからごめん なおい大丈夫 かそうか先ほど不安定な運転だったのは 飲酒運転であったかと思った 時動けずにいる女子席の女性 がお父さん大丈夫だからああ良かった よかった大丈夫か大丈夫ごめんな俺 がもう じゃないですかやっとお話できたんだから いやそうなんだけどああ2人とも無事だと 思ったそれで渡さん気持ちに勇気が出た あの僕救急者呼んできます ね行ってきますから言い残すとフラフラと 近隣の住宅地めがけてこの時にはすでに 激しい物音を聞きつけたご近所さんたちが 笑と出てきておりましたからすいません あの事故です誰かあの救急者呼んでもらっ ていいです か自分のうちまではまだ78分かかる とにかく誰かなんたってね携帯電話のない 頃ですからそうしたら分かったって誰か声 をあげてすぐに電話しに行ってくれ て その間あの男の人と助手席の人まご夫婦な んです けどどうしてたのかよく覚えてないです それでもほどなくサレの音が聞こえてきて 救急車警察車両あとは大きな事故だったん でしょう ね何かそのクレーンが必要だったりとかあ 鉄を切るような機械とかそういう用意をし た特殊車両とかとにかくいろんな車が到着 して到着するとあっという間でした警察が バタンバンと車を降りてきますと手慣れた 様子で規制線を張ってこの時はすでに大勢 の矢馬が生線ギリギリのところで事故の 様子を覗き見ているという皮肉なもんでね 車両がたくさんつきましたから ヘッドライトでいくらか明るくなった 明るくなって見えてきたの が実はその植込みに乗っかった車が随分 ぐちゃぐちゃに潰れてたってこと ですあのおじさんどうしてるかなと思っ たら植込みんところに両足投げ出して 力なく座ってるんですけどその周りをお 巡りさんたちが囲んでて被害者であるにも 関わらずなんだか随分尋問というか質問と いう かいやそれっていのが力なく座ってはいる んです けどそこの植込みに座ってる運転手の お父さんがね必死の声で叫んでんですおい いいからよ早く運んでやれよ助けてくれよ 頼む よ女子席指差して大きな声出すんですよ それを警察の方がなめるというか諭すよう にしてんですけどちっともお父さん聞こえ てなくてそのうちなんだか警察も喧嘩越し になって て一体何があったろうと思っているうちに 警察の1人がこちら群衆に向かってすい ません誰か事故の瞬人います目撃した人い たらちょっと手あげてもらっていいかな なんせ現場を真あたりにしているのは渡辺 さん1人でありますからあはい僕ですあ たくちょっといいいいいからいいからそこ くぐって入ってきてあとダメダメダメうん 向こうにいてはい入ってあはい規制線を くぐってその警察のそば にタ見た のはい見ました あ そううーんちょっとねあの人言ってること よくわかんないんだよねと言っている後ろ では頼むよ早く運んでくれよと渡辺さんも 気がきじゃないあのいや話はいいんです けどあの助手席の方大丈夫ですかあの早く 運んであげた方がいいと思うんです けど何いやあの人も言ってるじゃないです か助手席の人挟まっちゃってんじゃない ですか あの怪我してると思いますから早く出して あげた方がいいです ようんいや出すには出すんだけど さなんです かどうしたんすか いやあの人が ね助手席にいるのを助けてくれって言うん だけどもう もうじゃなく ていや結構な事故じゃないです かいやその女手席の人が大丈夫っって言っ たって言うんだけどさいや大丈夫っっては 言ってましたけどでもきっと大丈夫 大丈夫っって言ってたお言ってました よあんた話合わせてんじゃないのあの人と へ話合わせてるんだっ たら後でこれちょっと問題になります よこういう時にそういう話はやめてもらっ ていいからいや話合わすって何です か合わせてんじゃないの合わせてません 女子席の人が喋ってたあ喋ってまし たあそうちょっと悪じゃ一緒に来てもらっ ていいかななんですかお巡りさんに連れ られてその車の助手席の側 へ勘弁しろよと思いましたよ中で相当 苦しんでんじゃないかなと思ってそしたら そばまで行くとそのお巡りさんが懐中電灯 をつけて中照らしたん ですちょっと一緒に確認してくれと言われ ましたんでやむえずその光の先をポとます と最初照らされておりますのは足元でした 女性の足元が確かに見える少しずつその 明りが上がって いくああかわいそうにもう意識がないん だろう か先ほども割と静かにありましたけれど 今度照らされている 先映っているその女性はピクリとも動き ませんねこんなことをしているうちに早く 救急車にもうすぐそこに来ているじゃない かと思った徐々に光が上がって いくちょうどこの太ももの辺りで重ねられ た量の手腹胸と上がっていったゆっくりと 上がっていって 最後その女性の顔をお巡りさんはよく見ろ と言わんばかりにかッと照らし たその瞬間渡辺さんはご自身の目を疑った 1瞬間にして血の気がスと下がるのが 分かっ た ない照らされた先にあるはず の女性の首が ない事故の衝撃だったんだと思うんです トラックに積まれてた資材かなんかが落ち てきたのかもしれないんですけど フロントガラスぶちってちょうど女子席側 のその女性の頭の辺り を勢いまま に押しつぶされたというか持っていかれた という か首んところから向こう がないんです よすぐに目背けましたけど背ける時に ちょうどその女性の座っていた助手席の 背もたれの後ろの あたり髪の毛というか首元というか一瞬 ちらっと見えたような気がします からもぎ取られたというよりは綺麗に後ろ に折れてということだったかもしれないん です けどこの状態でどうやってこの人が喋れる んだよ いやて もでも僕確か に頼むよ助けてやってくれ よよい闇の四島にどこまでもご主人の声が 虚しく響いていたそう です渡辺さんが最後に聞き取った夫婦の 会話 はごめんと心から詫びを入れるご主人の声 そしていいじゃないあなたお酒を飲んでも そのおかげでようやくあなたと久方ぶりに 素直に話ができたわという奥様の優しい 響きだっ たま せめてその晩ようやく2人が何があったか 分かりませんけど ね心の底から話し合えたんだってそのこと 奥さんはあなた大丈夫よっってそういう風 に言ってたのが救いなんです けどそれでもご 主人その後どんな思いで生きていくことに なったんだ かいや何があっ たって飲酒点は良くないです よ時代が変わったって ね結局それは 後悔先に立たずというお 話記憶というのは時に鮮明でまた時に大変 曖昧なものである と多くの場合はうんと遡った昔を 思い出そうとすると次第にその記憶が おぼろゲになっていってえどうも半人とし ないんだよということになっていくこれは どなたも様起こりうること でしょうけれども時々そうではないケース が あるそれほど昔のことでは ないところが思い出そうとする とどうしてもその瞬間のことがぼんやりと してしまういやもっと言うなれ ば2つ記憶が残って いるトラ梅木さんは皆さんよくご存知の 通りで芸人さんでいらっしゃいますそれが 今度コロナに入る少し前今から遡って5年 ほど前から積極的に階段の方面でも活躍の 幅を広げていらっしゃるという方です が今度伺った体験というのは梅木さんが 本格的に階段の道に入られるちょうど1年 ほど前の夏の出来事でありまし たもうその時東京に出てきてはいたんです けど夏ですね大阪に帰るような機会があっ て久しぶりの地元ですからじゃその規制の 時によく知った人たちと久しぶりに買わせ たいなとまだ本格的に怪談を始め るっていうわけじゃなかったんですけどま そういうことが好きでちょこちょこ話して いるような気心の知れた連中っていうのが 何人かいましたから今度大阪帰るんだあ 会えないかなって話したら僕の同期がお じゃあ声かけとくよってん で心斎橋道頓堀川を面した5階建ての焼肉 屋さんが入っておりますテナントビルに 集まった時にはメンツが5人だったそうで ございまし て僕の先輩が1人で僕の同期が1人で後輩 が1人いてでその後輩が当時そのコンビを 組んでたんですけど相方を連れてきててで 自分の5人ですおお久しぶりああ元気元気 元気ああお前すっかり東京に被れたなうん 何言ってんだよそんなあお疲れ様ですお 疲れあどうおいちゃんと挨拶しろってなん と見前で持ってガヤガヤガヤガヤ合流を いたし ますそうか早いなお前東京てどのぐらいだ なんと言いながら入り口をくぐって1階に 入る1階が受付になってて細長い古いビル なんです よ確か5階だったと思うんですけどねどの フロアも同じ系列の焼肉屋さんなんです 細長くて1つのフロアはそうだな4人がけ のテーブル席が3つも入ればいっぱい ぐらいでしたからそれでビルまるまるそこ の焼肉屋さんだったんです けど受付で5人ですと言うとインカムで 持って調整を取りながらあでは3階どうぞ なんて店の奥んところにあります本当に 小さなエレベーターに乗っかりましてそれ で男5人は3階のフロアになんせあんまり ちっちゃくていぺに5人乗れないんです エレベーターが随分小さいですね だからま先輩と自分とで同期のや3人で これでまず第一陣ですそれで後輩とその 相方とが後便できてで3階で合流したら もう結構店の中賑わって てコロナ前でございます道頓堀そばという また季節が夏でございますからえ たどり着いた3階のフロはもちろんのこと 上からも下からも異性のいいさんの声が 聞こえてくる時々にはだっと笑い声が 聞こえるというような枚 で席に穴をされまして飲み物を頼んで 乾杯やがて肉が運ばれてきてつまみつまみ ガブガブとお酒を楽しんでおりますうち にそう だ なんか不思議な場所とかってあんのかな どうしたんだよいや 心霊スポットとかさ結構行ったりするんだ けどなんといういつの間にやら階段である とか心霊スポットの話になったこの時は まだまだありは賑やかでありまし たその後 まさか自分たちの出くわす出来事を夢思い もしません で男が5人鼻付き合わせてえ例えばさなん と言っている時ににそれまで割と大しめに しておりました後輩君が連れてきたという 彼のコンビの相方 です急に身を1つ乗り出しましておおどう し た俺知ってます よ知ってるおどこ どこちょっとあたりを気にして からここ こすここ はい俺実はここ知り合いがバイトしてん ですけど聞いたことあんす よここの5階出 ますマジ で急にみな膝1つ前に出 たかの相方さんは少し声を潜めるようにし てここの建物に伝わっているという噂話を 教えてくれたどうやら5回らしいん ですお客さんが全部引けて閉店すると当然 どのフロアも片付けが済んだ後明かり 落としますけどねそうするとその暗くなっ て一気のなくなった5階の フロアー女の子が出るっていうんです 女の子それも聞くとね割とこう無邪気 であれは何とかこれは何でなんだか楽し そうに話しかけてきたりと かでそういうものが誤解に出て無邪気は 無邪気でも生きてる人じゃないのは はっきりしてる からそれでちょっと噂になっ てるえマジ かそれなんかちょっと気になりますよね気 になるなあのさそれ今日その知り合いの バイト出てんのかな出てるっす あそうなん だちょっと見れないかな5回ああまでもお 客さんいる時には出ないらしいんでっすか 分かりました俺ちょっと聞いてみます頼む なと言っているうちにもうすでにその相方 さんは席を外し て本当かなつばじゃないかなんと言って いるうちにどうやらその知り合いという アルバイトさんでしょう割と年の近い方を 1人連れて戻っこられたあすいませんあ いえちょちょっと話聞いたもんです からあの今こいつに聞い たらオッケーすオッケーオッケーすただ あのさすがに閉店後お客さんもう1回入れ るってわけにいかないんでそのうち今5回 お客様引けるらしいんですよお客様引け たら閉店後と同じように明り落として くくれるでまシチュエーション同じだし それでよかったらてあもう全然オケいや ごめんねごめんねありがとういやちょっと 見るだけなんでなんと言うんで店の方の 了解もえ た了解を得てそれほどしないうちに今 どうぞと声がかかり ます男後人顔見合わせてよし行くぞ とアイコンタクトで持って席を立つ エレベーターの前で来た時と同じように2 半に分かれて上に上がる チンガガンガンとエレベーターが開きます と開いた先はもうすぐ店舗スペースひょい と出ますとすぐ右手のところ にお料理を配電する厨房のようなスペース があってそこをもう少し行って挟んだ 向こう側に客席という客席がやはり同じ ようにテーブルぐらいありますがその 突き当たったところはもう全面ガラスマと いう向こう側は道頓堀川でありましてこの 川沿いというのはあちこち派手あかなお店 が並んでネオ間の明りが薄らぼんやりと 店内に差し込んでいるですから真っ暗では ございません でいざいざ5人が揃ってみると先ほどまで 賑わっていたのか それを思わせる分だけ暗がりとしけさと いうものは本物だっ たあんなことになると何しないでも ちょっとキが悪いなっていう感じはするん ですけど ねで実際にいたんですかいやそれが ねなんとなく気持ち悪いなって感じながら それほど大きくない店だからぐるっと様子 見るんですけどいないんです よまそうでしょうねええ ただこのまんまいないで下がっちゃうのは 何とも面白みがない し感じている何と言うんだろう違和感 みたいなものってのは本当なんでそうし たらそのうちに面白いことを思いつきまし て面白い ことある方法 で肉眼では捉えきれない幽霊の姿を抑える ことができるという話を知っていた それというなは目的の場所大体その スペースの中央まで出ていって目を閉じた ままスマートフォンのカメラを起動する ぐるりとそこで1周 360°目を閉じたままカメラをスペース の外側に向けて回ってみれば良い とビデオのようにして録画をいたしまして そうする と普段では気づかない何かがその録画され た映像に映り込んでいるおよしじゃそれ やろうやりますかおいす ねさあ賑やかな繁華のテナントビルの誤解 で急に肝試しが始まっ たまずは先輩が率先していく戻ってきて どうだと言え何もありません続いて梅木 さんの同期梅木さんと先輩連が先に結局 何事もありません じゃあ次はお前だってんで後輩さんが行く 後輩さんも戻ってきてきょとんとした顔 ちっともですねよしじゃ最後お前 なああ俺 いっすここが心霊スポットなんですと言い 出したあの後輩さんの相方 さん最後の晩に来て急になんともはれの 悪いいやいすじゃなくて池をみんなやって んだからいや写んないと思いますつかあの もうちょっと俺バッテリーないんだよ いやいやバッテリーないとかじゃないって 先輩も言ってんだからさ行ってこいよいや じゃいいよ俺の貸よってんでうち1人の スマートフォンを貸し出し たやっぱりね先輩も待ってますし最後1人 それやらないってなると場もしけるし どうせ何も写んないんだから行くだけ行っ てみろよってそれでも随分渋ってたなって 印象なん です青い顔してそれでも仕方がない断る 理由がなくなったからそいつ言って同じ ようにして取ったん です戻ってきてみると沈鬱な表情でそっ からは口数も少ないいやひょっととすると 一言も口を聞かなかったんじゃなかろうか なんともはや気まずい空気が流れ たいやそこ まで脅迫みたいなことはしてません けどもっとそのノり でどうだったやべえ怖えみたいなそんなん で片付くかなと思ったらどうもそうじゃ なく て大丈夫かなっ て確かにそいつだけじゃなくて真っ暗な5 階のフラは薄気味あいなっていうのは感じ てましたからなんだかんだ言って相当苦手 だったのかな てだいつまでもその暗いところにいても 仕方がないししょうがないって空気変え てとりあえずもう出ようぜって話になっ たさて気持ち励まして先に先輩と梅木さん とその同期の方3人がエレベーターに 乗り込む 1階のボタンを押してエレベーターの 閉じるボタンをポンと 押すエレベーターの中が明るくてその扉の 向こうが真っ暗な店内ネオンの青や赤い 明りがその先で次の便を待つことになるで あろう若手2人の顔を横様にポーっと 照らしておりますのがなんとも 早早くこの建物の外に出たいと思った ところがこの扉が老朽化も進んでおりまし て随分と閉じるのが遅いコンコンコン コンコンコン早くしまんねえかなと思って いるうちにいざいざもう間もなく閉じ切る だろうというそれほどまで隙間が迫った 時気場に振る舞っておりました先輩が沈黙 に耐えかねたんでしょうポツっと 一言やっぱここ気持ち悪いなとそう口にし た瞬間でした 少し離れたところに立っておりました後輩 君この相方さんの方が突然バタバタっと2 散歩駆け出してきたかと思うと今目の前で 閉じようとしているそのエレベーターの 扉 バンと両の手で押えたおっと思っていると ギギギ閉じてこようとするものを無理に こじ開けようとでもするかのよう に何やってんだ こいつ3人2人で降りるんだろうと思って い たところが彼は入れてくれというつもりで はなかったそれが証拠 に必死に閉じてこようとするものを両の手 で制しながら俯いていた表をぐとあげると もう逆らいようがない閉まっていくその エレベーターの隙間 に無理やり顔を突っ込むようにして ぐその目は確かにドキを帯びて一番後ろに おります先輩に向けられて いるどうしたんだと思った次の 瞬間 おいお絶てやめろよそういうこと言うな ガチャンと閉じたはガーとエレベーターが 降りていくエレベーターの中の3人は狐に つままれた ようなんすかねやなんだろうあいつどうし たのかないやわかんないです酔っ払って んすかね1回についたいかしなこともある な急に黙ったかと思えばなんだあの剣幕は と言いながらまここは芸人さんたちの世界 1番年長者がお会計を済ますという先輩が あいいよいいよ俺出しとくからすいません ごちそうさですと梅木さんと同期がご挨拶 をしている時やがて間もなくアビが降りて くるのを目の橋に盗んだまあまあまずまず 表に出ようじゃないかってんで3人表に出 て待っている間もいやあいつどうしたのか なちょっと心配だよな爪跡を残そうと思っ たんですかねなんと話をしているうち に1階のガラス越しです奥のエレベーター が 若手2人がフラフラと受付の方に出向いて くるちょっと話をしていてあっという顔を すると大急ぎで表に出てまいりましてまず はこの梅木さんの直の後輩さんが先輩すい ませんごちそうさですあいいよいい よちゃんとご挨拶をしましたさて先ほど ちょっと様子のおかしかった後輩さん ですやはり青い顔はしておりますけれども それでもフラフラと近づいて 先輩のそばまで来てうれながらああ反省し てんだな当然ごちそうさですという挨拶が あるものと思っていたけれども違った先輩 のすぐそばまでやってくると彼は再び ギラリとその表をあげた睨めつけるように してその先輩に俺を伝える代わり ですやめろや 俺に向かって何言ってんだ よそのお経言うの やめろわっと怒鳴りつけたかと思う次の 瞬間に はもうその後輩君の涼の手は先輩の首を ガシッと捕まえているとっさのことで避け きれないおいおいどうしたんだという ぐらいにいるうちにも先輩の顔が真っ青に なっていくい見れば先輩の首を捉えている その後輩さんの相方の指先はブルブルと 震え爪がその先輩の首にグリグリグリグリ と食い込んでいく爪が食い込んでますから 血が滲んだみたいに見えてで先輩が本当に 息できない感じなんです よそれで慌てて自分と同期ともちろんその 後輩もお前何やってんだってその首絞に かかってる後輩の相方のことはじめるん ですけどすごい力なんです よなかなか離れなくてでもこれ以上言っ たら本気で先輩死んじゃうんじゃないかと 思ったから渾身の力込めてやめろと引き かすとその勢いドシンと後ろに尻もちを つい た知りもちをついて間も なく今首を閉めにかかっていた相方さん ようやく正気を取り戻したのか力なく フラフラと立ち上がった正気を取り戻した と言っても明るい様子はありませんポツっ と俯い てこの時はさすがになんか取りついたん じゃないかと思いましてねおふざけにして はすぎるんですよちっともそういう感じが しない しま先輩が完用な人だからいいよいいよっ て言ってくれたんですけどさすがにそのま まってわけにいかないんでおいあ梅木さん すいませんすいませんじゃねえよだ大丈夫 か そいつあ大丈夫だと思うんすけど今日も いいから さそいつ連れて帰んなそうすか先輩本すい ませんああいいよ気をつけたらあはいすい ませ んとぼとぼと相方さんを抱き上げて夜の町 に姿を消した 普通じゃないです ね一体何だったろうっ て急に静かになったと思っ たら俺に向かってそんなこと言うなお経を 唱えるなってもちろんお経なんか唱えて ないんですよ先輩 はまるで別人だったなと思って たら後段がありまして ねそれから1年経って梅木さんはしっかり と階段の世界にチャレンジを始めておられ たこの年も久方ぶりに大阪に帰るってんで 同じ面に声をかける とこの日1年前のあの5人組のうち先輩と あのちょっと様子のおかしくなった相方 さんを覗いての同期と後輩さんがよおあ 久し ぶり階段始めたよあみたいだな先輩頑張っ てますね頑張ってるってことでもないけど なでもなんかこのメンツでさこの辺り来る と思い出すなあ思い出すな去年の夏だろう そうそうあん時やばかったよなやばかった なほらお前のあの 相方あいつその子大丈夫そう言った時後輩 君がへという顔をした そのなんかあっ たえ相方ってんす かえ相方ってお前の相方だよ去年の夏ほら 先輩とこのメツとお前の相方と5人でそこ で飯食ったじゃんでほら5階になんかいる つってさあ覚えてますけど覚えてんだろ いやだからその 相方あの相方連れてきないです けど へ何言ってんだよお前の相方がさこここの 店のさ従業員と知り合いでってそれであの 話お前覚えてるよ なあいやうんなんだよ いや あれ相方だったのこいつの へ俺誰かなと思ってたさんだとさ相方だと 思わなかったんだよな相方じゃないんだよ ないや相方じゃないいっつうか相方は連れ てきてないです ねどういうこったよあいやでも確かにもう 1人いたのは思い出しました けどあれえいや あれ俺連れてきてないすしかも俺知らない すいやもう1人いたのは覚えてんです けどあれいつからいましたっ け言われて梅木さんを思い出してみる相方 だと思い込んでい た確かに様子のおかしくなったのがい た後で聞いてみるとかの先輩はどう やら密教で使われるホグこれをその日大切 に持ち歩いていたそうできっとその相方 さんに妙なものが取り付いて取りついた ものが悪霊でその悪霊がそのタのための 宝具これに反応してお経が聞こえていたん だろう とそんなことを確認するつもりでいた けれども妙なことになっ た誰しもあの 日自分たちが知っているメツの他にもう 1人いたと記憶しているにも関わら ずそれが一体誰であったか を結局最後 まで思い出すことができなかっ た向こうの世界のものは時々我々のことを 試しに現れる試しに現れる 時恐ろしい顔でさあ自分は向こうの世界の ものですとそんな看板を下げて現れること は稀でござい ます大概の 場合自分たちがよく知っているであろう 何かにその姿を変えてそっと混ざるんだ そう ですもし1年前のあの日先輩がその保護を 持ち合わせていなけれ ば果たしてメツ はどうなっていたん でしょうもう1人というお 話追善苦という言葉がござい ます亡くなった方を思ってその方の魂が 向こうに上がられてもなお残されたものが 苦を続けていくというそれがどうやら 向こうの世界に旅立たれた方たちにいくら かでもいい影響を及ぼすのだというのは 仏教の世界で解かれるところでありますが いやそれは1つ形式なんじゃないのそう いう風にやってるとね残されたものの 気持ちがなんということがあり ますでも果たしてそればかりでしょう か実際に亡くなった方たち がやはりこの最前苦よなありがみ を身を持ってというのは変な言い方ですが 待ち望んでいるというようなケースもある のかもしれませ んパシンペロンのはやぶさちゃんがご自身 の感覚にお気づきになったの はもううんとお小さい時でしたおそらく 生まれついてそういうような力あったんだ と思うんです不思議なのが家族の誰もそう いう力ないんですよねでも私はそういう ような感覚っていうのが結構あって 私のこのはやぶさっていうのが苗字なん ですそのはやぶさていう苗字をたどって いった時に昔それこそ神主さんとかあと 偉い大殿様のそばにいて占いをするような 役職の ねそういうところに結びつくかもしれない なみたいなぼんやりとしたのはあるんです けどあちゃんと調べたことがない から で小さい時から ちょっと嫌だったことて言え ば今言ったように私以外の家族がそういう のを分かんない人たちで特に両親 なんか唯物主義者っていうのかなリアリス トっていうのか なそういう私が話すようなことていうの は否定的だったんです否定 的どういう理由だったかまでは深く確かめ てますけどま本人たちが気悪がって認め たくなかったのかもしれないしあるいは ほら白谷さんも同世代だけど私たち小さい ぐらいの時ってやっぱりその見えるとか 聞こえるとかって言うと後ろ指さされる ようなことあったじゃないです かだ学校で仲間外れにされたりしないかな とか親なりの色々思いがあったんだと思う んですけどでも私からすれば当たり前の 世界だから 結局学校でも一部こうした話を信じて くれる仲間というのに巡り合ってそういう 友人たちとの話の場でなけれ ば自分の能力について はよとして話すことができずにいたそう ですまそれでもそうしたことを認めて くれるという知り合いが身近にいたのはけ の幸いでございましてそれはにも友人知人 に限りません大好きだった宮城県の親戚の おばちゃんもその1人でし てはやぶさちゃんは夏休みですとか冬休み といった長の休みに入りますとよくこの 宮城のおばちゃんのうちに遊びに出かけて 長大罪をしていたんだそう ですで小学校定学の 夏休み今でもはっきりと覚えているある 出来事に巡り合うことに なる宮城のおばちゃん家がもう 古い平屋の大きなお家 でその日はお昼ぐらいだったと思うんです けど家族と来てたのかなま家族と来てても 家族先に帰っちゃって私だけそのまま残る なんてこともだったから1人で来てたか 家族と来てたかそこはまたあれなんです けど古い家だから和室がメイン でその時も畳敷きの和室に茶台を置いてで おばちゃんと差し向かいで座っ てなんかお話してたんですお 話特別な話じゃないです本当に普通にお しりだったんですです けどそれがその話している最中に急に私の 後ろの方で ね畳がずっとこう歪むっていうのか なあの古いお家の畳のお部屋 って大人が通ると歩くたびにちょっとこう 畳が頼む感じってあるんですけどあ分かり ますようちも昔畳だったあそうですか あんな感じが後ろでしたん ですおばちゃんは目の前にいるしおじ ちゃんも確かいたはいたんですけどその時 ってま田舎なんで表で ねま野良仕事っていうのかしらなんか そんなに出てたんですねだからその建物の 中にはおばちゃんと自分しかいないのは はっきり分かってたのに後ろでその感覚が あって走行してるうちにまた一踏みぐっと 歪んだんです もう間違いなく自分の後ろを何かが歩いて いると察知いたしましてはやぶさちゃんは 何気なくしいっと振り返ってはっと目を 丸くし た5年ほど前に亡くなっ たそこのうちに住んでたおばあちゃん がおばあちゃん はい腰かめて背丸めてちょっとうつむき 加減なんです けどあかこですかかこは普段着です ねま割とその今言ったように野良の仕事と かがあるんで作業技的な感じですけど裾の すぼまったズボン入ってでもねうき加減 って言っても思い詰めてなんかこの足元を じっと見てるとかっていう感じじゃないん ですま夜年波もあったんだと思うんです けどまごく自然な体勢でちょっと こうそれでもしっかり前を向い てゆっくりゆっくり後ろ歩いて てそれもしかし てもしかしても何でもなくなってますから そうはっきり見えてんですかはっきり見え てんのあんまりはっきり見えて てだから私あおばあちゃんだって怖くも なんともない のそしたらそのおばあちゃんがねなんか ポツって言ったんです よなんか言ったなと思ってそしたらまた ポツってそれがねなんとなく寂しい感じに 聞こえたからおばあちゃんどうしたのかな と思って様子かかって たらやって よ今年やって よやってよと今年やってよとそんな風に 呟いて いるまだ幼いはやぶさちゃんは何をやって ほしいんだろうとそのが分からずにいる やがておばあちゃんは開け放たれており ますその和室の敷をまたぐ と木目の通った廊下に出てその廊下を渡っ た 先やはり襖開けっぱなしになって明りの 落ちた仏前と進んでいき ます気になってじっとその姿を目で追って おりますと仏に入ってまも なく大きなそのの前のドンスの座布団に ちょんと座りますと仏壇をしょいと見上げ てそのまま すと解けいるように消え たどうした のあまりキョロキョロしておりますもんで 迎えに座っていたおばちゃんに声をかけ られ たおばあちゃんが おばあ ちゃん亡くなったおばあちゃん うんあら何おばあちゃんいたの今うん歩い てって仏壇の前座っ てあら そう申し上げたようにおばちゃんはそう いった世界観を信じてくれる人 ですおばちゃんねどうしたのおばあちゃん がやってよって言ってた え今年やってよって言って たはやぶさちゃんがそうつるとおばちゃん はほっと長い息をつい たどうした のうそうか じゃやっぱり今年やんなきゃだめ かおばちゃんなんか心当たりあったんです かあったん ですちょうどその 年今見えたね亡くなったおばあちゃんの 怪奇包容だったんですでも実はおばあ ちゃんの旦那さんだからおじいちゃんです ねそのおじいちゃんの怪奇包容も次の年に 控えててちょうどその日の朝おじちゃんと おばちゃんがどうしようかって相談してた らしくて相談 うんまそういう包容になると田舎のことだ しねあっちこっちから人が集まるんです けど中にはもう結構恒例の人もいるし足の 悪い人もいる し2年に分けてね毎年やるんじゃちょっと 悪いからおばあちゃんに申し訳ないけどお じいちゃんの時とまとめて一緒にしよう かってそんな話してたらしいん です はあおばあちゃんきっとそれ聞いて て怪包容はねその時にやるもんなの よ一緒にしない でちゃんと私の分今年やってちょうだいな とはやぶさちゃんの来た そしてその日の朝ちょうどそれに相談をし ていたというおじちゃんとおば ちゃんひょっとしたら私がそこにいなけれ ばおじちゃんもおばちゃんも気づかない でまとめてやっちゃったかもしれないん です けどもしかしたらおばあちゃんあめ たあの子が来てる からきっとつぶやけば伝えてくれるって そんな風に思って出てきたのかなって 結局ご本人さんのご要望 ですその年のうちにちゃんとおばあちゃん の包容をやることになったよう で無論残された遺族がその気持ちを癒す ためにというそこにも大きな意味合いの ある最前の苦怪奇の包容でありますがそれ ばかりじゃないやはり亡くなった方たちが それをているということがあるかもしれ ませ ん人は生きている間に多くの罪を犯します 仏教の年で行きますと天国と地獄とそんな 風に別れてくる時になかなか極楽上土に 向えないそんな時には残されたものの苦と いうのが1つ大きな後押しになって光の 世界に迎えるということがあるようで ございまし ておばあちゃん無事極楽上土に浮かばれて おれば結構なもんでござい ます最前苦よというお話 [音楽]

サヤカスター「血の滲む」0::00-
ヤースー「改めよ」19:27-
渡辺裕薫「後悔先に立たず」44:44-
ハニトラ梅木「もうひとり」1:09:06-
パシンペロンはやぶさ「追善供養」1:35:31-

怨路地チャンネル【怪談&都市伝説&心霊&ホラー】
https://www.youtube.com/channel/UCtJ7ZhuDLAbelyOJflClrMg
トクモリザウルス
https://www.youtube.com/channel/UCEUA7h_dCKi4OOciRaryotA
渡辺裕薫の怪談語り
https://www.youtube.com/channel/UCAdy-CPCsFcNdKsKYHv_cNQ
ハニトラ梅木の水曜日の怪談
https://www.youtube.com/channel/UCxVNbiPmuvM7olPER_oPWFw
パシンペロンはやぶさの開運『ぶっさんねる』
https://www.youtube.com/@user-id6bq1io4o/videos

🟣城谷節怪談&ぶっさんねる合同ファン感謝祭チケット予約開始🟣
▶︎6/29(土)聞いてすぐ城谷節怪談ファン感謝祭vol.2
1部13:00 ゲスト :パシンペロンはやぶさ/ゲスト怪談師さんか視聴者さんをお呼びして聞いてすぐ城谷節怪談あり
2部18:00 ゲスト :パシンペロンはやぶさ/ゲスト怪談師さんか視聴者さんをお呼びして聞いてすぐ城谷節怪談あり
チケット予約はこちら 29日👻→http://stage.corich.jp/stage_main/298758
ウッディシアター中目黒
チケット:前売り当日共に5,000円
▶︎30(日)パシンペロンはやぶさのぶっさんねるファン感謝祭vol.1
1部13:00(ゲスト: 城谷歩)
2部18:00(ゲスト: 金母)
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ウッディシアター中目黒
チケット:前売り当日共に5,000円
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⬛️映像制作:デフロスターズ (演出 大隈いちろう)
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5 Comments

  1. こんばんは 今日も、動画ありがとうございます
    これからも、YouTube頑張ってくださいね
    最恐鳥肌怪談ありがとうございます

  2. こんばんは!ヤースーさんのおばあちゃんのお話し大好きです。嫌な事があり、すさんでいた気持ちを改めて明日から、また仕事頑張ります。😊

  3. 城谷さんが語る
    どのお話しもすごいなぁと思いましたが
    何度聴いてもヤースーさんの
    おばあちゃまのお話しが一番好きです

  4. 渡辺裕薫さんの話はホントに恐ろしい。心霊スポットで怪談をすることもあり、ドキドキ♥が止まりません。

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