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都知事選 一本化か分裂か…自民、候補選び決着は「参院選後に」



都知事選 一本化か分裂か…自民、候補選び決着は「参院選後に」

“小池の乱”に自民党が揺れています。知事選への立候補を表明している自民党の小池百合子・元防衛大臣がきょう、石原伸晃都連会長と会談し、党の推薦を直接求めました。しかし石原都連会長は参院選への影響を考えて、候補者の決定を先送りました。「一本化」かそれとも「分裂選挙」か、「先手必勝」を狙っていた自民党の候補者選びはぎりぎりの決断を迫られています。

 都知事選の候補者選びは、これまでに出馬を表明している小池元防衛大臣が自民党の石原都連会長と会談し、改めて推薦を求めました。自民党は今月10日の参院選後に結論を出す考えです。
 けさ9時半、小池百合子元防衛大臣は自宅を出る際、報道陣に対し「推薦について、私から改めて正式に(依頼を)今回初めて行う」と意気込み、自民党本部内にある東京都連に向かいました。小池氏は党の執行部に相談がないまま出馬を表明した先月29日以来、初めて石原都連会長との直接の会談に臨みました。およそ20分の会談で小池氏は石原都連会長に対し、改めて自民党の推薦を求めました。会談後、小池氏は「改めて自民党の推薦を頂戴したいと会長にじかにお願い申し上げた。(石原氏からは)10日、参院選が終わってから結論を出したいということだった」と述べました。一方、石原都連会長は「推薦依頼の取り扱いは、広く都連の皆さんに諮って検討していくことになる」と述べました。また、候補者決定の時期については「参院選で東京は2人の候補を擁立して大変苦戦している。この2人の勝利を確立すべく努力することが最優先課題で、参院選の後に決定する」としました。
 これに対し、小池氏は「参院選後では準備が難しい」として自民党の結論を待たずにあすにも立候補するか最終的に判断する考えです。小池氏は報道陣の問い掛けに対し「(仮に推薦が得られなくても、都知事選への)出馬の意思は全く変わりません」と述べました。
 一方、自民党の都議会議員らは岩手県知事を務めた増田寛也・元総務大臣の擁立を目指すことで一致しているほか、都内の特別区長会の有志も増田氏に出馬を要請していて、自民党内では増田氏擁立に向けた動きが進んでいます。増田氏はきのう「今の都政の問題、都民生活の問題をよく把握することに努めたい」と話しています。

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