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【朗読】野村胡堂audiobook 「三万両五十三次 二、情炎編」「四、関所」  ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房



【朗読】野村胡堂audiobook 「三万両五十三次 二、情炎編」「四、関所」  ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房

関所 へ砕かれた2つの長持は重いらぬ空っぽ いや空っぽではありませんがほとんど 空っぽも同様人足たちの身につく少し ばかりの手回りの品を入れていかにも重 そうに担いできたものでしたおこれはどう だ驚いたのは南子焦げたさが軍の心を始め 命がけで飛び込んできた老師の面々 砕かれた長持から石畳の上にはみ出した 人足の着替えキハすげ笠や雪のよいの古い かっぱまで見せつけられて全く開いた口が 塞がりませんス箱はどこださりを探せ ひしめく老師を武装先番と見たか無事な 長持ちは麓の方へ怪我をした人足は仲間に 助けられて峠の方へ逃散ながらなんて無法 なことをしあるんだ泥棒なら泥棒の作法が あるぞ逆手が欲しきゃ欲しいっていえ3品 目それでも口口にののしりわめくことだけ は諦めません南子さがらその他の老師は そんな雑言には耳を傾けず追っかけてどり の長持を踏みたこうか分けても何焦げた 一等をきらりと抜くと麓の方へる長持を 覆うとします待て南子なんださがら無駄だ よせよせ何を12竿の長持ちを4竿まで 砕いて何もなかったんだ後の8竿に3万両 の金があるとは思えないぞパカなこと 2000両の箱を2つずつ入れると七さを 半で進むではないか元太は妙なところに術 を持ち出しましたそれににあれを見るが いい湯本から登ってくるのは小田原から 送り込んできた石勝役人の新手だ石は1人 で落ちたと言っても済むが人を切っては後 が難しいぞさが群心に言われてコをかざす と津おりの峠道下から真っ黒になって 駆け登るのは紛れもなく小田原から 駆けつけたらしい一体の人数ですなんの俺 式の人数見破って せ小は少しも驚きません気候は無法だ何 いりもあの人数を切り伏せられるだろう 半分以上は中原小物のようだがそんなこと をしたら席書は通れんぞ何踏みだって通る というだろうが300や500の手勢でも そんなことはできるものじゃないここで 3万両の金を奪い取るのでない限り しばらくして猫のこのように晶を通れ京都 まではまだ日時先が長いぞ大きい声では 言いませんが南子小源太を後ろから 抱きつくた軍神は言葉せわしくこう囁くの でしたわかったパチリと刀を収めた焦げた よしよしそれでこそ何号だと軍 のちゃいかこのが少し難しいがどんなこと があっても腹を立てぬと約束してくれ何 きこは箱根をこすまで推しになったつもり 何事があっても物を言わぬことだ難しいな それから腹を立ててはいかんぞなん難しい

刀を抜いてもならんぞいよいよもって 難しいなあというのを知ってるだろうきこ は知っているともう主の難をする脳だろう あの吉や弁慶のつもりでここをこすんだあ の席と箱根の席の違いはあるが人間の口中 に変わりはないぞなこ佐群心はこう言い ながら子供のように送りやすい明友の顔を 覗きまし た2しばらく峠道は肌と旅人の足がまし た腰の木坂の崖が崩れたとよいやそうじゃ ねえ無本人が石勝を破ったそうだ流言ひも 上と下ではこれだけの違いがあります そんな噂に構わず6人の老師は一段になっ て峠道を登りまし た我々は3万量の御用金を奪い取って掘っ た立中の神の花を明かさせるのが仕事だ つまらぬ武勇を振るうのが目的ではない 自重することだぞ南子さは小元太の耳へ 逆上引き下げの呪文のようにこう囁くの でしたわかった様もう言うなと団子を焦げ た少しうるさくなった形でくれますそう だろうこれが分からなければどうかして いる我々はどんなことをしてもあの3万量 を取らなければならんのだ足の子へ沈めて もいい桑の海へ放り込んでも構わぬ とにかく京都へ持ち込めば浮上の宝になる 3万料クを金縛りにして立中の神に天下を 欺かせるくらいならふの中に捨てても 惜しくない金ださがら声が高いぞ向こうに それ小平優がいるではないか思わず小に なった軍の心の袖を振動進むがそっと抑え ました 全くそこから10件ばかり先には同じよう に小兵だ流行りきった12名のぴを扱い かねて口を酸っぱくしていたのですたんな そういったって憎いじゃございませんか頭 の上からあんなでっかい石を転がしようと しやがって民族は3人もひどい怪我をして おりますせというのはそうだこのロコ無比 なぴは老子や武家などにいちいち釈をする ような生優しい人間ではなかったのです それがどうしたというのだ小平太優は少し もて余し気味ながらどうずる色もなく 問い返すます縛ってしまいましょうどうせ 無力のロリもでどこからも尻も頭もきっこ はありません うん向こうは6人こちらは12人旦那も 手伝ってくだされゃ13人ありますせ はかりながら江戸で鳴らしたひつやりの御 用聞きだ4ざしなんざ年額ほどにもお持ち はいません蒼太は激しをして後の方老師 たちの近づく峠道を見入りました異性は 良いがそれはならぬぞ蒼太 へえお前は相手を6人と呼んだが谷底にも 4人ほどいるしこの先にも5人や6人は

隠れているらしい俺の感情ではどうしても 20人よりは少なくない同ぜだあんなもの に下手にからかっているとどんなことに なろうもしれんぞ小木平優は順々として時 聞かせますしかしこの感情には占領の一室 とも言うべき恐ろしい誤算がありました平 の鋭い目は山の狭もヤの影も一層見落とす ようなことはなかったでしょうがその 代わりオレの古文竹竿の先に手ぬいをゆえ て合図を送った道中稼ぎのう無双まで老師 の一味と感情しなかったとは誰が保証する でしょうそれにこの小優もお前たち12人 のものも表面泉屋の野人でも親類でもなん でもない江戸のよや御が小田原ので山から 石が落ちて人の荷物を砕いたことまで 立ち入っていちいち文句を言ってい られよう か我慢をせいまだまだ土中は長い今から 堪忍袋の王切ってはこの先が思いやられる ぞいいかわかったな へこう言われると蒼太もその仲間も全く 返す言葉もありませ ん 3ちゃいと兄さん 桃吉は戦国から近づく人の足音を聞いて おりましたが小松にしっかり縛られている のと汗臭いサグをかまされているので 振り返ることも返事をすることもならず 任せきった心持ちで次の運命を待っていん のでし たまサグはなんかされてなくじゃないわね 取ってあげよ言うまでもなく女足かろの おれ気まぐれかそれともためにするところ があっての親切かわざわざ56尺の上へ女 にとっては決して楽な冒険ではなかった はずですがしのだに捕まったり岩角を よじ登ったりかなりの骨折りでやってきて くれたのです私でも来なきゃ受け合い夜 まで放っておかれるよ狼に食われるかそれ とも足柄山が近いから名物の熊に壊れるか それは分からないけれどまず助かりっこは ないよ兄さん俺はそう言いながら最初に サグを取ってやってそれからガジガの縄を 解き始めました最も狼や熊よりこの空模様 では雪の方が恐ろしいかもしれない桃吉は 黙って生つばばかり吐いておりますが南子 元太が力任せに縛っ縄はれんの指先では 容易に解けそうもありません最も小の旦那 や蒼太親分が途中で思い出したにしても高 が公爵地の卵を1人くらいどうなったって 驚くような人柄じゃ ないごめんなさいよ兄さん桃吉は黙って 睨みあげましたまだ縄をみんなほいたわけ でもありませんが高が公爵の卵が気に入ら なかったの

でしょう者と来た日には塔に縛ったこと 忘れているだろうし最も忘れずにいて 兄さんが石こを落として平田優に用人させ たことなんか悟ったら受け合い戻ってきて 谷底へ放り込むよあの南号とかいう老人者 と来た日には一通り2通りの無法者じゃ ないんだからどうもありがとう姉ちゃん ようやく縄をほいてもらった桃吉は しばらく手首や二の腕や首や腰などを さすって君の悪いしびれを直しております お安い御よと言いたいが兄さん骨が折れた よお前さんを熊のこの餌食にするのは全く もったいなかったんだものねどころ俺を 言ったじゃないかどうもありがとうっ てどういたしまし てむに笑う女だといった顔できはこの美し を見上げましただけど兄さんも悪いよ私が 言ったように黙って引き返せばいいのに また余計なことを言って峠を降りてくるん だものだって引かして登っていくとババの 旦那にうんと叱られたぜあの人はこんな 騒ぎになるのを見通していたんだそれは 見通しもするだろうよさ第一という知えだ ものだけど私が引き受けて小の団内は ちゃんと教えてあるだからお前の用事は 住んでいたんだよ何にも知らずにいい 気持ちでいたずらをしたのはあの6人の ロリ者だけさババの旦那もコルギの旦那も こういう私でさえもどんなことが起こって どうなるか湯に入れ打ちから大方分かって いたんだよ桃吉はこの女の言葉をどこまで 信じていいのか検討もつきませんでしたさ おりよ遅くなっちゃ悪い畑宿まで歩き ながらいさんに聞いてもらいたいことも あるこれが本音だったのでしょうレはそう 言いながらまだぼんやりしている桃吉の手 を取って急峻な崖の降り口を探しまし た4ちょうどその頃小木平田優と12人の 御聞き貸の木坂を越してそれとはなく後の 様子を見ておりまし た どの来ましたぜともみの構いになった蒼太 高々と手交のかかった手をあげます静かに せい小平台優は往来へ背を向けたまま 危ない格好で少し煙かけた谷底を眺めて おりましたしに触りますね 旦那大きな顔をして空歌なんか歌ってき ますぜ何がちくし便性祝しだ 黙らぬか蒼太からってはならんぞとって たんの小田原の役人が後ろから駆ってき ますぜここでちゃんちゃんバラバラが 始まりゃ文句なしに手伝って両輪もを ひっこんてしまいますそうかもしれの がコルギー平田優はジレコム蒼太を 振り向いてみようともしませんねたんな

黙らぬか蒼太お関所の手のじに怪我人死人 を通さぬという下りのあるのをお前は知っ ているだろうなへそれは存じております この上怪我人をこえてここに踏みとる人数 が多くなれば相手の思う壺ではない か老師は仲間が多い箱根の先にもいる だろうし早逆で髪型からも呼べるたった これだけの人数でさえ心細いのにこの上 人間を少なくしてどうするつもりだはかっ て怪我人をえ語部と語部で積書を越せない ことになれば微分は向こうにあるという ものだ分かったか蒼太 へ言葉せわしく言うへだ言う蒼太は すっかり解せられてしまいました理屈は 理屈として6人の浪人者を見逃すことはお か壁としての太の自心が許しませんがこ まで小優が言葉をた上はもはや手の出し用 もありませんそのうちに近づく老師佐軍神 の長い顔を戦闘に南号小源太の虎髭を しんがりにこだわる風もなく悠々として平 優の一向に迫り ます小元太は大まくり高々と肩まで そびやかすておりますが軍の心は妙に 物柔らかに小さえかめてこれは恐縮お先に 失礼いたす平田優の後ろ姿と12人のお かっぴきの中をにやりにやりと分けて通る のでした悪い空模様でござるな振らなけれ ばよろしいが左右に6人ずつ人間狩らしい 空な目を光らす中をこんなお世辞を言い ながら何のわかりもなく通る軍の心のひか さも一通りではありませんがそれに背中を 見せてちょいとつけば先人の谷に落ちそう な岩の上へカンカと腰打ちかけている平田 優も横着先番です最後を受けたる南号 小源太はけほも妥協のない顔で左右を回し ながら通り終わると戦闘のごの神は機械し て小元太を押しやるように自分がしんがり を受けたりまし たほどは大変なことであったな箱根の山 から石が崩れ落ちるなどとは全体見物の 騒ぎではござらぬかお互いに怪我がなくて まずは 頂上なんという捨てゼリフでしょう6つの 大石の落ちたの陽気のせいみたいな顔をし て5人の同士を追いやるように畑宿の方へ 足を早めましたちくしなんて草だと蒼太が たまりかねて立ち上がると待て待て全く石 も雪も降りそうな容気だけがの手当てが 済んだら砕かれた長持は取り捨てて道を 急ぐようにと軍兵に言え空太蒸気引き下げ にお前が引き返してそう言ってくるかこれ もまた軍の森人を取らず太平楽 です 5兄さん 取って送れよこんな難し1人で降りられは

しないじゃないかしのだに捕まってお尻を 上に恐る恐る段階の下を見込んだレんの 格好はエロティックというよりはかなり ユーモラスなものでし たそうしているといいよ熊の子が出ると 驚くから体の軽い桃吉はもう23元下へ 滑り落ちて小松にぶら下がったまま見返た のですもそんな口を聞いて誰のために こんな目に合ってるか忘れたのかいだって おかしいやな風が吹くと裾から向いたよう になるぜ姉ちゃん ちくし命の音人へそんなことを言って覚え ているがいい俺は唇を曲げましたいいとで もいいそうで悲鳴ほどには困っている様子 もなく美しい顔には妙にちゃめ気分が みなりますだって姉さんが1人で登った道 じゃんじゃないか1人で降りられないって 法はないよ登りと下りは違うよはあ腕が 抜けそうじゃないか手を貸して おくれ 423そう言われるともきちも黙って見て いるわけにはいきませんこの女はいきなり 首たへかじりついてきそうで美少年もきの わ心が妙におきますが気まぐれにもしろ 戒めをほいてもらったはあるわけですから この上からかっていることは桃吉の気持ち が許しません1つ小さい体を ひすいな岩角を取って返してれんの すがりついたしのだの上からそう放り出す ように手を差し伸べましたもう少し贅沢だ なだって命がけじゃないか俺も滝から手を 離すとと桃吉のもろ手をつかみました おお引き寄せられるように滑り落ちる桃吉 の体オレんはそれを迎えて可愛らしい少年 の方少しのぼせて若々しい果物のように 匂うのえ赤い唇をそっと持っていったの です電光石火の早業でまさか良きもし なかった桃吉酒用もかわし用もありません 危ない実に無法な遊戯ですレんの足は 間違いもなく滑って桃吉を抱いたまま まさか様に下へそのまま落ちていったら 2人は560尺も下の石畳を敷いた道の上 に叩きつけられたカルのように伸ばされた ことでしょうご幸いつい今し方まで桃吉が すがりついていた小松が2人の転落する カルタを止めてくれましたなんてことを するんだい 兄さんが乱暴よじっとしてえすればいいの にとないじゃないか俺も驚きましたこの 少年は擦りむきや内見や全身の泥を放って おいておれんがわずかに唇を当てた はち切れそうな丸い方だけを一生懸命袖口 で吹いているのでし たそんなことを言うなら兄さんを捕まえて 今度は本当に下へ飛び降りてやるから

掴みかかりそうにするれんそれでも美しい 目も赤い唇もこの遊戯に通水するように 右朝点の微小を精一杯噛みしめている様子 です冗談なろ姉ちゃんに捕まるまでには おいらはトボを切って下へ飛び降りている よほまちよ兄さんここまでおいでだ伸びて くるおれんの手をよけると桃吉の体は 逆落としに目もはかなる下の道へ足の下に 砕け散る岩石や砂利と一緒につむじを巻い て飛び降りてしまいましたほまちお兄さん 続いて俺んもつい今し方しのだけに かじりついて桃吉に救いを求めた時の おかしな様子などはどこへやら谷間に かける美しい鳥のように糸も警戒にさっと 飛び降りていったの です 6 おおときもあけに取られて眺めました 女だてらにかろの連は日越の剣といった ものすごい崖を大した危なもなく赤いもそ をひがしてさっと飛び降りたのですお待ち たら兄さんそれでも下の道に降り立った時 はさすがに息が切れて身軽な桃吉をうのに 骨が折れそうですなんだそんなにうまく 降りられるじゃないかつまるないつまら ないは挨拶ね私が2つみつもり打って石畳 へ逆立ちでもするところを見たかったと いうのかいよちゃいけないねおいらは そんな意地の悪い人間じゃねえよ全国しの だけにしがみついておいらを騙したのが尺 なんだまこんなに腹を立てるものじゃない 私はね兄さんの尺の虫をちょいと拝見し たかっただけのことさとにかく先へ行くぜ さんはに来いやばよ背を見せようとする 桃吉の前へ美しい化調のようなおれんが ひらりと回って大げさに当選坊をしました お待ちったら兄さんお前さんは旅芸に らしくない谷神屋の臆病者ね赤い唇が ねじられるとシジのような白い前歯が ちろりと覗いて片方にエボがほのかに渦を 巻きますとげにおいらは江戸の公地だよ チレやデロレン細分じゃあるまいし旅に なって行ってもらいたくねえ桃吉は少し 尖ってオレんの袖の下を買いころうとし ましたがあ気に触ったらごめんよ兄さん そんなつもりで言ったんじゃない旅の芸人 集というつもりが物の弾みで詰まったんだ よし民の芸は聞いてれろ大そのむやみに 笑うのが気に入らねえよ難しい保とみたい だよお前さんはさ笑いもどうもしないから 片しまで付き合っておくれそうでもし なきゃ悪い人足に足元を見られるかもしれ ないし女の1人旅は物騒で叶わないねそう じゃないか兄さん物騒なのはこっちだよ いきなりほっぺたへかじりついたり第一

汚いじゃないか桃吉の怒りはよいに溶け そうももありません汚いわひどいね兄さん これでも毎日塩磨きにしてやるんだごらん よお歯なんか向いてやがバカだな汚いって 言ったのは姉さんの口じゃねえおいらの方 のことなんだよ昨夜も昨日の晩もはごの苗 へ入れたババ様の荷物の上へ寝たんだ自慢 じゃないが3日顔を洗わないよけろりとし たつらな黒い目女の子のように赤い唇それ にも増して好ましい桜色の方などを見ると 今咲たばかりの花のようで3日も現ずにい た顔とは思われませ ん何という武将をするんだろうね驚いたろ お姉さんだからむやみに人のほっぺだ なんかにかじりついちゃいけないよ構わ ないとも兄さんのほならなかなや油で にしめたって汚れるようなざの出来はない よねおせじなもんかその証拠はおわから ない女だなおいらの方は本当に汚いんだよ いいとも少のない女だなおらは本当にごめ をこるぜもう一度れんの袖を買いうとした 桃吉は俺のわかな腕に必死と抱きしめられ ましたね兄さん冗談は冗談私はお前さんに 内緒で聞きたいことがあるあのクランドと いう型の荷物あの中には一体何が入って いんのだ ね7ババックランドの荷物は何俺は とうとう最後の問を投げ出しました泉の 行列の本体を突き止めるために小木平田優 に取り入ってここまでやってきてしまい ましたがたった半日脈を引いただけで 目指す3万が長持の中にはありそもないと 気がついたのでしょう早くもババクランド の息のかかった桃吉を受け取ってその口裏 を引いてみようというのは驚くべき敏勝さ ですれんの計画とれんの駆け引きには 抜け目も油断もありません3万両の大金を せしめるためにこの女足はおそらく何もか もはきでしょう千松もお蝶も桃吉もおの目 から見るとその目的を果たすための道具で しかなかったのです分けても公爵死の卵 等々さ桃吉はなんという可愛らしい道具 でしょう知らないよそんなことはしかし この道具は可愛らしさこそ抜群ですが1 から10までおれんのままになるような生 優しい小僧ではありませんでも兄さんは双 も続けてあの荷物の上寝たって言うじゃ ないかそれはネたさロギさえありゃ箱の上 なんかに寝たかないがおいらは鳩子につく ような金は持っちゃいねかわいそうだね 今晩から私が賄ってあげるから私の道連れ のつもりでいって声おつきよや だい桃吉は剣もほろですまあこの子は人が 親切に行ってやるのにそれとも私がお金を 持っていないと思うのかいそうじゃね

姉ちゃんはそりは金持ちさおらはごまの牌 じゃはないがわらじの切れよでも分かるよ そんなキシャな体をしているくせに 姉ちゃんはもうわらじの後ろを長にして いるじゃないかま俺は公爵の子におかを 取られてしまって全く開いた口が塞がり ませ ん姉ちゃんは金持ちに違いないが一緒に 泊まるのは嫌だよまたほっぺたを舐め られると君が悪いからな まあ毎日夜中に綺麗な首が抜け出したりし たらおいらは受け合い目を回すせバカだね 兄さんそんなことはどうでも構わないとし てお前は双葉もあの荷物の上へ寝てみたん なら正直のところ荷物の中には何が入って いるか検討だけでもつきそうなものじゃ ないかうされるとかひやりとするとかさ れるのは晩飯にありつけないせいでひやり とするのは容気のせいさ兄さん真剣なんだ よ私は本当にあの荷物の正体が分から なかったのかいおれんは少しじれったそう ですれげを頬へピンと張らせて糸切り場で ぷつりと切ると桃吉へ背筋を見せて熱い目 にさりげなく峠を仰ぐのでし た最も馬場の旦那はあの中に仏様が入って いるからあの上へ寝ているときっといい ことがあるって言うけれども姉さん少し おいらはおかしいと思うよ何がさ兄さん仏 様を踏んだり尻に敷いたりするんだもの バチがって足でも曲がるって言うなら訳が 分かっているが仏様を敷いて寝て運が向い てくるって話は聞いたこともないよで何か いバの旦那は毎晩兄さんにあの荷物の上で 寝ろとでも言うのかいそうなんだよねさん ロギが欲しかったらいくらでもやるが布団 へ寝るのは若い者の薬じゃねえ荷物の 上置きになって髪型まで行く気はない かって言うんだ桃吉の話はなかなかレにも 予想がなことになり ます 8むに先を急いだババクランドの一向は 羽軸の明で一息入れると今度はソ模様とは 没交渉に至ってカンカンたる足取りになっ てお関所への道をたどりまし たそれを見え隠れにしって雨崎茶屋の奥へ 消えたのは若い武家と娘浅店でついたてて 仕切ったところで奥の客を隠せそうはあり ませんが雪模様の空合いに驚いた旅人たち は足を止める暇もなく立ち去るので2人は 思いの他安らかに断ができる様子でし たまとここからお前は帰るだろうなと少し 怖い顔を見せるのは言うまでもなくやが 城介の一目をはかる姿ですさすがにあみが は取りましたが黒面の門付に道中ばり一等 を引きつけて喉を潤す間も一寸の油断も

ありませんハ様私は 私は帰らなければなりませんでしょうかと 恐る恐る振り合いだのは妹の誠しその旅姿 も折り目正しい武風で生めかしさなどは 味人もありませんがそれでも浅黒い顔に 大きい目になんとなく娘らしい美しさは みなりますそれより他に手ではない通販 なしにお席書は通さぬぞはいまは素直に 頷きましたがきっとあげた美しい顔には 日頃の理さの他に何やら兄の言葉を消毒し きれぬ一脈の反抗的な光が燃えるのでした 分かったら帰れもう奴に間がうまい下りは 難儀だ ぞさあ参ろう城のすは立ち上がりました書 の手形を用意しない妹の誠を麓の方へ 見送って自分は文言の6つ6時前に クランドの後をしって石長をこそうとする のです兄様なんだ私もご一緒申し上げる 工夫はないものでしょうかと言と手方が なくともお席書をこす工夫はし常助は祖先 として立ち上がると壁の耳まで恐れるよう にしばらく辺りを見回しておりましたが 黙ってを促してそこそこに甘酒茶屋を 立ち入れました兄様追いすがるまその目に は奪うことも曲げることもできない熱情が 娘らしい真剣さで火のように燃えます場所 柄を湧きまろなんという口を滑らすのだ 双子山の麓恐ろしいやとさやかな子たちに くられたくぼ地へ妹を誘い入れると女のす は思わずこう景色ばみまし た谷上様お叱りはごもっともでございます が思い立った大子をしげる工夫もつかぬ うちにのめのめと江戸へ帰っては同士の 方々の手前分けてもあのお方に合わせる顔 がございませ んどうぞ一緒にお連れくださる手段をお 考えくださいませ誠は兄の袖にすがって涙 さえ浮かべておりますが常助は容易に首を 縦に振ろうとはしません入り鉄砲に出女と いうくらいだお石しを女が踏み出すには どんな手続きがいりようかお前も知ってる はずだはいできない相談を持ちかけてこの 兄を苦しめるものではない黙って江戸へ 帰れ江戸にも色々用紙がある手形のないの が帰って幸せかもしれんではないか谷上様 もういい誠は取りつく島もありません しばらくは恨めしそうに兄の冷たい顔を 見上げるばかりでし た若い2人のさきは通りすがりの旅人には 恋いとも見えるでしょうがあたたる冬空の 下に幸い足を止める人もありませ ん9 箱根の関所がどんなにやかましかったか 記録や物語に色々実例がありますが とりわけ人質同様に江戸屋敷に留め置かれ

た初代名の内室市場の一室を防ぐために女 が石勝を出るためには実に用意ならぬ 手続きがいりよだったの です安2年というと安静5年から90年も 前徳川の天下が誠にやかだった頃ですが その自分でさえいい家紋の神の即が江戸 から公州へ出るのに正文と実際と違った ために難しい問題を起こしたことがあり ますその時のご正文には女上下10人うち 少女1人神の中りハゲこれある女3人上の 中少しハゲこれれある女1人 江戸より従え京都まで箱根石勝そういなく これを通るべくろいい家紋の神どの幼女並 に召使い女どものよし云々とありましたが 石長役人の言文によれば正文には女10人 うち少女1人とあるが実際は女住人うち 2人は少女だというのですこの行列は身分 一応釈名をして通してもらいましたが江戸 へ問い合わせて関所役人の疑念が晴れる までいい家の責任者が1人箱根の町に とどめおかれたということです権力並び なき大名の削除や召使いが通るのに正門の 中のハゲまで書いて出すのですからその 瞬間ぶりは思いやられるでしょう現に 双子山の裏にはおという女が石破りで 貼り付けにされたという名所お玉が池の あることは有客の誰でも知っていること ですその厳重な石勝やが城介の妹の誠が 手柄も何にもなしに兄と一緒に通ろうと いうのですからこれは実に当時の常識を 無視した望みと言っても差しのないもの でしょう兄様兄様まの目はひたすら燃え ますが兄の常助はつまらぬことを申すな こっからまっすぐに帰れまるで相手にして くれませ ん兄様えくどい帰らぬかはい寸分から先に は同士もいる少しも俺の身の上は心配する ことはないまっすぐに江戸へ帰るのだぞ はいそれでは 上様随分ご用人遊ばしませ帰るかまは黙っ て兄にそを見せまし たこんな妹ではないはずだ常助はふと そんな気がして鬼を返しもならず誠の然と した後ろ姿を見つめまし たここで別れると決心をしたのなら別れる ように立ち止まってしばらくは自分を 見送っているくらいの礼儀も情愛もある はずのまが率先としてそを見せたのには それだけの理由がなければなりません佐田 に寂しい山の上雪雲が頭の上を圧して辺り は夕暮れのように薄暗く見えるのさえ妙に 城のすの心持ちを苛立たせました 孫孫 はいを向け黙って振り向いた妹の顔になん とはなしに霞人へを下ったような打ち解け

ない硬さがあるのを常助は見逃すはずも ありません孫と孫とははいお前は赤し破り をする気だろえ隠すな隠すな妹それくらい のこと嫁の兄と思うかいえハ様それほど までに思い詰めたことなら随分一緒に連れ て行ってもやろうえ手方はそんなものは ないお前と一緒に俺も抜け道を行くのだ 幕府の末た石長を破るのも一教だろう兄 様まはいつの間にやら兄の懐へ飛びついて 日頃の嗜みも何も忘れてしまったように 濡れた目をあげるのでし た 10この日安西4年小月20日さの名神 ババクランドがセシの手前へ見事な波道に かかったのはかこ7つ4時畑宿で手間取っ たにしても実にカンカンたる足取り です じじ何か小屋で大したことではない がこれから先は一本道お席書近くはまず 何事もあるまいこの荷物を裁量して席書を 越してはくださるま か先生は若い末役の本性作郎少し予想外な 様子で目を見張りますお石勝を越して しまえば2度とここを帰るか帰らぬか我 ながらつかない痛だえいやあ何 長道もあるということだお役目を果たせば どこを通って江戸へ下るもしれぬついでと 申しては恐れいるが箱根権原を水場の鳥居 の外からでも拝んでいきたいババクランド の言葉は理屈のあるようなないような作郎 にも検討がつきませ んお席書は6つまでもはや地獄もあります まお参りはやはりになされてはいかがで いや思い立った神に縁は不吉だ一時あれば 十分だろうこは一足先に願いたい石車の手 ニ用意しているがそれがなくとも講義から 前ぶれのある荷物だ少し遅れても先になっ ても何の死体もあるまい誠にあっさりした ものしかしこうまで言われて押したとあっ ては本上次郎がに 急い承知お口の中で行って佐治郎は道中ガ を傾けましたそれでは本上寺先生物騒な ものが徘徊する様子ご用人が完用でござい ますババックランドは小ぐら並木の中を 関所へたどる一向を見送ってしばらく呆然 とを立ち尽くしました籠へいその方ども こっから帰るがいいぞだんなお席書までお しなきゃお約束が違いはしませんか下れ がたいことだ打ちは取らせるそれへチリン となる小粒をさらって2人の屋は顔を 見合わせましたたなこんなにいいちゃすみ やせ ん気の小さいことを言う黙って帰れ へ籠の後ろ姿が並木の中へえむとババラは ずかずかと道端の小その前に休んでいる二

のかの前に頬を移しまし た泥棒はいるかえ私のことで一丁のかから タレをあげて顔を出したのは言うまでも なく牛わかのキゴ少し危い顔をしており ますが相変わらず初々としたいい男ぶり ですお前より他にそんな人間はいないぜだ 棒はひどいでしょう旦那そればかりは勘弁 して送んなさいましこ言ったら自分で 名乗ったじゃないかとおっしゃるでしょう がそれは物のはずみで分かったわかった人 の聞くところではなるべく言わないことに しようところでキゴとか行ったなへえお前 はお席書を越す見込みがあるのか へクランドの妙な問に牛のキゴも目を 見張りましたすのは暴たる顔何を考えて いるのか想像のつぬ人です手形があるのか と思すのだへえ答えかねてキゴは首を傾け ました首筋を書く格好に長のかをそっと 差しのき ます 11書の手方があるかと言われて金は隣の かを差しのきましたそこにはさゆりが 鳥かごに入れられた若鳥のように妙に清い たってじっと2人の掛け合いに耳をすまし ていんの です旦那毎日持っていなかったらどう なさいますキゴはごくりと片を飲みました その後ろには明の半蔵ババクランドとは まざら知らない中でもないはずですが日本 一のそしらぬ顔をして少しなまになった キセロに辛そうなタバコを詰めております 念のために聞いたまでだまさか山際山西門 殿の娘に石取破りもさせられまいで旦那様 が手形をなんとかしてくださるのでござい ますかさようキゴも相手の調子のあまりに も朗らかなのに驚きまし た旦那のお命を狙う私どもでございますよ ておるクランドの心持ちを測りかねてキゴ の前は潜みますところで旦那持っていたと したらどんなものでございましょうそんな 痛があるわけはない え持っているとしたらそれはいかもだろう えさり殿はまださの半中に人別があるはず だ石勝を越すとすれば江戸のオルスに願が 入れてそのご飯をいだかなければならぬ ところが早急の出発でその板間がなかっ た満一さり殿が積書の手方を手に入れられ たとするとそれは疑いもなく小田原あたり で密かに売っているという行者の女手方で あろう考えてみるとその方はごまの牌とか 泥棒とか言ったから街道筋の色々の抜け道 様道中の手段はえているであろうそれも その方1人なら一向さしえはない張り付け になろうと日ぶりになろうと我らの知った ことではないが山木は山西門の娘に生者の

女手形を使わせて毎日露見をした場合は なんとするへ年のキゴも全く一言もあり ませんこの世の抜けばかり歩いていたキゴ は旅慣れた心持ちで小田原の仲間のとから いつもの通り間に合わせもの手形を何がし かの逆手で手に入れて守備よく積書を通っ て見せるつもりでやってきたの です明の半蔵はにがり切ってソプを向いて おります仮止めにもババクランドから 憎らしい言葉をかけられるのは合原ですが 一方にはまた安受け合いに引き受けて さゆりをここまで連れてきたセガレキゴの 軽率なやり方もシに触ってたまらなかった のですどんなこんなことを申しちゃなん ですがいつもそれでお席書は通してくれ ます馬鹿なことを申せそれは達しな男だけ のことだ抜けまり旅芸人はおめこがあって 手形なしでも通るが女は難しいぞそれも 武下風の女は名のこと だその上お前は怪我をしている手負い死人 は医者の処方がなくては通さぬが定めだ へえまだある拙者の後ろ前になって老師と 怪しい女が街道筋をうろうろ上がってくる ので前ぶれのものに立中の神様のお名前を 拝借して石長役人へ申し入れてやったこと があるのだ怪しげな老師と女は分けても 厳重に改めていただきたい偽手方を自賛 いすかもしれないとな え [音楽] 12金剛も全く会いた口が塞がりません この桜のヒルアンドンと言われたババ クランドはどこまで知恵が行き渡るか伝達 無比の海賊も剣闘がつかなくなってしまっ たの ですところでさり殿をはめお前とお前の 父親の半蔵を驚くことはない山際どのおの 頃は拙とは別にした半蔵だよく存じている ぞ釣りはこの他名人であったこのクランド も時時釣りの原名を教わったからいわば 拙者の師匠を見たようなもの だどこまで脱線するかわからぬ顔を見上げ て金剛はうし顔に咳払いなどをしまし たその3人を拙者の同ぜに加えて通る依存 があるなへおたかしで言うのではないぞ ところで話の続きだが立中の神様肝心の 仏像を預かる拙者だ道中の不自由をばかっ て手形には書き入れが自由にしてある どうせ4人の拙者が書いて五過労がお名前 をしめてくらすった書面に拙者の手で 書き入れる分には一向差し使えがないわけ ではないかババクランドは差してあたりを はかる風もなく懐中から関所の手形を 取り出すとやたの筆を噛んでさらさらと しめております本道からほの56拳ですが

道は権原様の方へそれるとここまでは あまり旅人も立ち回らず二長のかごを担い できた人足も話がこみいると思ったか遠く 離れてタバコにしておりますこれで よかろう筆をやたに収めると炭の濡れを 心持ち手ありで乾かしてババックランドは 立ち上がりまし たよろしくございますか旦那心配するな ところで少しお前に聞きたいことがあるが へえクランドはしばらく言いよみましたが 思い切った様子で今言った怪の女抜群の 美女だがあれは何者だお前は知っているで あろうそれは言うまでもなくかろのおれ でしょう金剛とは周原までやりかけてその まま別れてしまった女足ババクランドが 守ってきたはずの3万量の御用金に目を つけ一味途を率いてやってきたことは 分かっております がきっとさりを奪ってみせるいや守り 果たせてみせると張り合いになっている間 だけにキゴの口からはみこがましいことは 言えません存じております何よく存じて おりますが申し上げられませんたってかへ クランドはしばらくキゴを見つめており ましたがこの上聞いても言いそうもないと 見てとったかそれは致し方がない拙者も 聞かぬことに しよう金剛は気まずい思いに顔を伏せまし た もういい心配するな分かる時が来れば聞か ずとも分かるはいすいませんたななんの それより町人が石勝乗り打ちはならんぞ手 おいと見られるよ今日だけは生まれつきの びっこになるのだ相変わらず行き届く クランドの顔にキゴはもう一度単勝の目を あげまし た [音楽] 13生まれつきのびっこになれというのは 無法に聞こえますが手負いのままで通る 工夫がないとするとなるほどそれは1番 いい方法です少しは歩けるだろうそれが旦 な足を踏ん張ろうとすると骨身に答えて いみますキゴは情けない顔をしてそれでも 山かごから出て片足を下ろしまし た待ちな俺の方にすってみるがいい父のの 半蔵せわしくタバコをしまい込むとかの前 にしゃがんで背の左手を引っかきました すねなとさんなんのどっこいしょ年はとっ ても半蔵にはまだ確かなところがあります セガのキゴを引っかいで思いの他楽々と腰 を切りましたが つつキゴの苦痛を見ると一歩も運べそうも ありませ ん

人足でも呼んでやろうかというクランドの 言葉の下からいえ私がさゆりは飛びつく ように金剛の右の脇にそのキャッシャな肩 を入れたのですお嬢様もったいないあれ キゴやそんなことを言っちゃ半蔵とさゆり に助けられてキゴはそれでもどうやらこう やらちんちんももができるのでし たその勢いで石勝こそもう一息だクランド は励ますように3人の後ろに続きまし た取り残されたのは遠大の上に自然僕の杖 が1本キゴがまだ歩けるうち戸塚からつい てきたのでしょう生まれつきのびっこが杖 を持たずに歩くという法はある舞い 追いすがるようにババ クランドおおそれは足をもじましょう赤の 半蔵は開いている方の手を出しました それにしても少し新しいな拙者が関所役に ならこんな真新しい杖を持って歩くような びっこは一応傷口を調べる気になるかも しれないて旦那のように気のつくやり なんかありゃしませんと言おうとしてキゴ は口をつみました道はもう積書にかかった のとそんなことをいう気力もないほど膝の 傷口が痛んできたのです額際からたらたら と流るる油汗さりはそれをそれを掲げて そっと吹いてやりましたあお嬢様もったい ないそれを見てババクランドはふっ顔を 背けまし たまぶに染み出る涙をどう紛らしをすべも なかったの ですやがて3人はババクランドに従ってお 席書の前に立っておりました言うまでも なく箱根のの書は総州小田原の上州 11万31130国大久かの神の支配その ケからえりかれた金盤の諸子はあがり富に 大の字の縄文を打った幕を張り巡らし槍 鉄砲の物の具隙間もなく飾り立てて水も さじと固めており ますクランドは悠々用意した通販手型を 差し出し町人勝は名乗って通りますが武士 には手形に不審さえなければ黙って通した ものその代わりどんな人でも一応は乗り物 の扉を開いて石長役人の検閲を経なければ なりませ ん女の旅人には女の改め役調べ女というの があって男役人の手にはかけないようにし たもの女巡査女監守女車掌お新しいと思う 今の人の方がかって古いくらいのものです 4はとにかくこうして牛の金剛一向は何の 苦労もなく箱根の席を超えてしまいまし た 14続いて石取に差しかかったのはセ市の 吉里と番頭の 千松親分手方はきの影にオの旅人の目をに 千松はこう言いました小田原の小屋からは

根巻き1つで飛び出したはずですがいずれ もオレンのサクでしょうすっかり旅の束を 整えた千松江戸の大田の番頭が商売用で 髪型へ行く格好に紛れもありません心配 するなってことだよそんな音にぬかりが あるもの かはの上へ振り分けに持つ同な顔の手に 包んでどこへ押しこがしてもお供の男臭で 通る 風すると手方確かにあるんだね親分手方を 持たずに箱根の積書にかかるような土じゃ ねえあその親分親分というのだけはよして もらおっか俺に親分の貫禄がないという わけじゃねえ手方には神田末ひち五福や 土星越後屋吉兵衛万小友のも登録となって いるんだてめえがコで俺が登録よコは滅法 行きでいいが登録てのはハマーじゃないか 吉沢は海中から身の1枚に書いて支配町方 役人の割いまでをした物々しい手形を出し て花神でもくれてやるように千松の手へ 渡しまし たよく見て覚えておくか土中稼ぎが商売の 口だの手方なんかに不はしねえが大田の 支配人が持ちの男臭を親分なんていっちゃ ぶち壊しだぜ分かったかいバト さんももたって言いたきゃ石勝を越して からにしてもらおうか箱根の町へ入りさえ すりゃ親分とようが殿さまってようが てめえの勝手だ千松はしばらく黙ってその 手方を見つめました手当ても主席も食も 文句も火の用もなくどこで座がこんなもの を手に入れたか品物が立派なだけにかって 一脈の不安さえ感じさせますこれは 親小心照明紛れのないお席書の手さ吉は 少しいい心持ちそうどこで手に入れなすっ たんだし道端に雲助がいるじゃないか そんな野な声を出すやつがあるもの かいつまでも眺めていたってカルにもコバ にもなるわけじゃねえポンポンという吉さ の口元千松は呆れ返ったように眺めており ますお席書へ行ったらそいつを祝って出す んだぜ文字まじすると偽物と間違え られるそれから考えたりゼクしたりせずに 書いてある通りすらすらと名乗らなきゃは ならねうがとこ名前を間違えるとももなく 露見だ張り付け柱で進むなんさ自行外れだ よ頼むよ満島さん立面に立てる吉座に 追い立てられるように千松は何やら もごもごそれでも神妙に関所へかかりまし たそれに続くのは百勝女人武家335号旅 を急ぐ中にさが軍の心も何号焦げたも震度 を進むも今宮八郎も混じっているでしょう が京都から江戸へ江戸から京都へと年中旅 を重ねている老師たちは関所役人に文句を 言われるようなヘなことをするはずもあり

ませ んが石長を越した旅人の中からいく人かは 泊まりを急ぐ様子もなくその辺りに額を 集めて後から続く道連れを待っております いや続く道連れというよりは泉屋の行列を 待っているのかもしれませんあの大な源の 荷物を関所役人はどうさばいて通すか座に ものっぽだけにも南子小源太にも佐群心に も同じように興味のある刺激的な問題だっ たの です 15かろのレが公爵士の卵の等々裁桃吉と 一緒に積書に関わったのはそれから半時 ばかり後のことでした すげ笠を取って見事もせず役人の前に出て どけ座をしたおれんの慎み深い顔かって 不思議な美しさを添えていかめしい役人 たちに真光から目つぶしの媚びをくれる よりどんなに効果的だったか分かりません ところ名前は えと品川さ土星をいす山一の嫁せと申し ますどこへ参る里方の母親が再演して伊勢 の松坂におりますが急病で立って会いたい と赤髪つきの情でございます滑らかすぎる くらいな下爽やかなアクセント赤い唇は わずかに震えて豊島とも見えぬ黒曜石の瞳 が何の不安もなく子供のように役人の顔を 見上げるのでしたもい女の1人旅は物騒だ な役人もついオレの美食に動かされた でしょう忙しい中にも一言二言無駄が入り ますシトがやかましございます里方に縁の ない母は母と言っても他人同よ見舞いは お前の勝手だから友を釣れるにも及ぶ前と 申します俯いた長いまつ毛に何やら光る もの打ちしれたおれんの姿は場所にも人柄 にも似ずこの上もなく塩らしいのでした 一応べ女の手に渡すがよかろう怪しい女が 街道筋を徘徊するということだこれがその 怪しい女とはさすがに気がつかなかったの でしょう俺れは役人の手を離れて別室の 調べ女の手に渡されましたしかし元より これくらいのことを良きしないおれでは ありません調べ女の職業的な手にかかって 紙の中からかの先まで探られましたが 元より怪しいものなどのあるはずもなく こんなことを良きしたのか肌身話さず持っ ている相口さえどこかへやってしまった 様子 です持っているものと言っては女の1人た には少し武装ではないかと思われる大金 だけそれもしかしどうもを言わせたか 改めて衣装をつけた時はげっそり軽くなっ ておりました調べ女を手を求めてはごに 招きなんとか面倒を覗くてさえあった時代 ですから旅慣れ倒れんがこんな場所でヘマ

をするはずもなかったの ですそれよりも思いの他手間取ったのはと さ桃吉でしたこれこれれこぞ手方は自賛し たか へきはひょいと辞儀をして物に驚いたよう なつらな目をあげましたお役人様はお 見逃しを願いますならんぞへえどこへ行く のだ伊勢の大神宮様へお参りに参ります嘘 だろお前は三島の方から来たのではないか 手形のないものは通すわけにはまらん帰れ 帰れ へおきも驚きました江戸から来たものを 捕まえて三島の方へ帰れというのですから 石長を通れというのと同じこと昔の役人に はこうした思いやりがあったもの です抜けまりは大抵通してくれたと言って も手形のないものをむやみに通せば役目の 落ち度になりますがはっきり抜けまりや旅 芸人と分かれば追い返すのも気のくこして 行く方へ鼻面を向けてまかりにならぬ帰れ 帰れと尻をひっぱたくなどは全くいい 心持ちではありませんか吉は少しくいまし たが公爵畑に育ってそんなこともえていた ものか俺の後を追ってさっとかけようと するとあ待て待てこぞもう1人の役人に 呼び止められてしまったものですお前は 女の子だろう役人の目をかめよとは不都合 なや だ 16とうとさもち間違いもなく男の子です が美しい目鼻立ち色白でキシな体少し勘の 高い声まで女の子と見れば見られないこと もありませ んしばらく待て調べ女の手渡して一応 取り調べなければなるまいりん様なんだ そいつは情けねえこれともおいらは気の ない男なんだぜブレなことを申すな ええきちは泣きだしそうになってしまい ました一貫ごまの肺にも追いはぎにも驚く 重きではありませんが女の子と間違えられ て女役人の手で裸に向かれようとは想像も つかぬ災難だったのですそれ石勝役人が目 で合図をすると来い2人の仲間は6石棒を おっって左右から桃吉の体を抑えますお 役人様お願いだ裸にするならここでやって おくなさいおいらはとさ桃吉と言ってこれ でも公ししだ3年トヤへ入れておいたって 卵なんざ海はしませんバカなことを申すと 許さんぞよかったな通りで咲夜夢みが 悪かったよ役人様女でない証拠ここで いしいところ1度読んでお聞かせし ましょう歓迎午前試合のうちは震災の箱根 声黙れこぞ つまらないことになるものだな調べ女など の手にかかっちゃとさ桃吉の1台の端だ

こうしましょう少し寒いがごめんをこむっ てくるくると3弱をほくと布こ一貫裸に なるといったところで手間のかかるような 消毒ではありませんポンと脱いで捨てると 下には今の腹がけに駆け守り朝木の毛引き から生息に白いふんどしがはみ出します この通りお役人様あけに取られている中原 をしりめに今度は腹掛けの十文字からぱっ と首を潜らせましたセシにはもう明りが 用意されて薄くがりをほのかに照らし始め たせいもあるのでしょう寒さに充血して 桃色に匂う少年の肌は乙女よりもかって 美しく見えるくらい中原も薬も引き抜いた 少年の手際のあまりにも鮮やかなのに驚い たかしばらく口も聞けませんちょうどその 時でした箱根の町から取って返した1人の 若侍いかめし控えた石取役人の前へ出ると ふった中の神けいババクランドの使いの ものでござるが後からもきと申す公爵士の 子が参るはずあれは道中のにに雇ったもの ゴレや間違いがあってはなりません念の ため申し入れます霧工場でこもします出 なくてさえ桃吉を女の子と睨んで眼鏡違い に弱っていた石勝役認しいさ承知捕まる桃 とやらは多分これなる小僧でござろう早速 お引き取りくださるように一応こう言って おいてさて桃吉の方を向いた役人これこれ 小僧そんな場所で裸になるやつがあるか 戦闘ではないぞ帰れ帰れへいどこまでも 通れと言わないのが役目の手前があるから でしょうとさ桃吉何か皮肉を飛ばしてみ たいような心持ちになりましたがうっかり 役人をからかって今度は江戸の方へ鼻面を 向けて帰れ帰れなどと言われるとひどい目 に合いますから1度脱いだ布こと腹と小に 買い込むとクランドの使いのものの後ろ から人なつっこい犬ころのように従いまし たおじさん面白かったぜ石長の役人が おいらを女の子と間違いやがったんだ大腹 脱いで単価を切ってやったよみないよった がまけめてねという報告にも和術らしく 少し柵が入り ます 17優と12人の引が宿から泉屋の荷物と 一緒に関所へかかったのは物ギリギリ8竿 の長持7竿のタス他に釣り台が5つ番頭の 5兵以下84人の同然に守られて文言 一ぱいにたどり着いたのでし た大荷物の出入りはやかましいと言っても 角を掘った立中の神の声がかりで江戸町業 からは特によりと小平田優と12人の御用 機器を差しそえたくらいの荷物ですから 調べも検査もあるわけはありませんそれも 江戸へ入る荷物だったら問道具のあるか ないかくらいは調べたでしょうが江戸から

出る荷物で崇城が分かっているのだから これは多めに見る方が順当 です最も小平田優の方にも相当以上の苦心 はありましたかの木坂で砕かれた2つの 長持ちにかかり合っていては1日も2日も 無駄になる上うっかり手おいを連れてくる と席書が通れなくなりますその上あまり 早く席書にかかると念入りに調べられる 恐れもあるのでその辺の事情を考えて砕か れた長持ちと怪我をした人足の手当ては金 をやって土地の人に頼み遅かららず早すぎ ず言へいっぱいに合わせたのは大いに苦心 の存するところ でしょうしかし平田優が心配したほどの こともなく行列は何の滞りもなく通され ましたババクランドの一行は本人の倉や 石内太郎門へ泉屋の一向は小平田優と一緒 に原矢門へ宿を取りまし たバカを見たのは南小の一と だけです所の近所をうろついてせめては よそながら残る8つの長持ちを調べる様子 だけでも見ようとしたのが物の見事に外れ たわけ ですなんだつまらない下打ちを1つ滅法お 電場に肩をそびやかすたおれは夕やみに 消えていく80何人の行列を今更 馬鹿馬鹿しく見送っておりましたあ吉かい びっくりするじゃないかへこと届て びっくりするからでもあるめいセシの吉座 前へ回ってグロテスクな顔に歪んだ笑を 浮かべました虫が起きてるんだよ世のみの ことを言うぜ姉子怒るよ本当にそれは相と 吉座石勝を越したらしばらく道であっても 物をいっちゃならないと言っておいたのに どうしたことだえここはまだ箱根の街じゃ ないかそれは100も承知だが姉が面白い ことを聞きかじったんだと言うと意を貸し てくれずいとよる大きな顎そのまま桜貝の ようなレの耳たぶに食いつきそうで旗の 見る目の方が君が悪くなりますは耳を貸す のはお安い御だが約だと思ってくんくん 嗅いたりしちゃいけないよ君の悪い人聞き が悪いな 姉吉は心持ち顔をめて大きい歯を向きまし た早く申し上げておしまいよジレたおひ様 我だかわねえな何を聞き込んだというのさ ね 姉やが城のすとかいう浪人者がゴラと 張り合って3万量を狙っていることは知っ ているだろうそれがどうしたあの老人が妹 を連れて今晩石勝破りをするんだよえ天じ で人同士の話を聞いてしまったんだねで姉 老師のうちでもあのやがというのは苦手だ と言ったが今晩こそは退治ができるぜ俺ん はじっと夕やみを見つめました少し俯くと

三白眼になって美しさの中にも一脈の すごみが加わるのさは法でもつきたい 心持ちで混じり混じりと眺めているので た

1.愛憎篇朗読まとめは、こちらです。https://youtu.be/_YfIe1PZpCk

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昭和27年作品に、大河内傳次郎主演で映画化された同名映画の原作!
 時は幕末、黒船が来航した、安政五年から物語は始まります。時の老中堀田備中守は、「日米通商修好条約」締結のため、京の都へ三万両をおくる。
 主人公の馬場蔵人は、倒幕派の武士、三万両を狙う怪盗たちとたたかいながら、一路京都をめざします。
 東海道を舞台に上を下への大騒動が実に面白い。お聴きください。

三万両五十三次は、一年半の連載(1932年3月から 1933年8月にかけて)をおえると、中央公論社から函入り上製本 上下巻(湊書房版は 全5巻、中公文庫版の全4巻版もある)で刊行されました。昭和9年のことです。ちなみに銭形平次の連載は、昭和七年にはじまり、当時務めていた報知新聞に長篇の連載を依頼されました。

■登場人物
馬場蔵人……本編の主人公。四十二三才。
小百合……父山際山左衛門を上意討ちされたため、蔵人を仇とねらう
茜の半蔵……山際家の老僕。小百合を助ける金五郎の父。
南郷小源太……真四角虎ひげ
矢柄城之助……色白の美男
真琴……矢柄の妹
伝次……小源太家来。岡っ引きだが、渡り中間に変装。異名は二面
作良軍之進……倒幕の志士
進藤晋……倒幕の志士
今宮八郎……倒幕の志士
お蓮……伝次に姉御と呼ばれる。謎の女性。陽炎のお蓮。殺人を好む。

牛若の金五郎……泥棒の親分だが、殺しを厭う
ノッポ竹……お蓮に惚れている
藤次……猩猩、四十六七になる、小頭格
丑松……奉行所の手先
吉三……背虫、ながら、夜目も利くゴリラのごとき長い腕と怪力を誇る
小動平太夫……与力
堀田正睦……幕府閣老
植松求馬……家老
文治……金五の子分
お蝶……和泉屋の令嬢
千代松……和泉屋の遠縁。手代。
五兵衞……和泉屋番頭
本庄左次郎……蔵人の添え役
桃々斎桃吉……講釈師の小僧

■用語集
飛白……カスリ・かすったようにところどころに小さな模様を出した織物。またその模様。
権助……ゴンスケ・江戸時代の下男に多い名であったところから。下男、飯たき男。
洗足盥……センソクタライ・よごれた足を洗うのに用いるたらい。
九つ……子の刻、十二時
科人……トガニン・罪を犯した人。罪人。
蓮っ葉……ハスッパ・女の態度や行いが軽はずみで下品なこと。浮気で品行のよくないこと。そういう女。
巳の刻……午前10時から正午までの2時間。
慷慨淋漓……正義にはずれた事などを、激しくいきどおり嘆くこと。勢いのあふれているさま。元気いっぱいなさま。
苦衷……クチュウ・苦しい心の中。
糞土……フンド・きたない土。掃きだめの土。そのように、いやしむべきもの。
ちょぼくれ……ちょんがれ、とも呼ばれる門付け芸
でろれん……でろれんざいもんの略、門付け芸
やつ……2時
逸出……ぬけ出ること。とびぬけてすぐれていること。
さなきだに……そうでなくてさえ。 ただでさえ。
半間……まぬけなこと
おたんちん……のろま、まぬけなこと
大束……大雑把、おおまか。

■2.情炎篇 目次
0:00 関所 1
4:22 関所 2
8:58 関所 3
13:13 関所 4
17:52 関所 5
22:20 関所 6
26:33 関所 7
30:41 関所 8
35:23 関所 9
40:26 関所 10
44:44 関所 11
48:52 関所 12
52:47 関所 13
57:06 関所 14
1:01:38 関所 15
1:06:13 関所 16
1:10:45 関所 17

#野村胡堂 #三万両五十三次 #朗読 #時代小説 #七味春五郎 #audiobook #音本

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