【スカッとする話】兄の結婚式のスピーチで義父が私に「君の様な貧乏地下アイドルは一族の恥だｗ」→直後、激怒した兄がマイクを取り「妹の年収ご存じですか？」→義父が顔面蒼白になり…【修羅場】
夢を実現させるのは大変なことなのかも しれないでも諦めなければ道は開かれると 思いたい言えることは諦めたらそこで 終わるそのことだけは確かなことなのだ私 の名前はレイナテレビの中で輝くアイドル に憧れを持つのは女の子にとってごく 当たり前のことだと思うかいう私もそう いう普通の女の子だったせば幼稚園の頃 から私はアイドルになると両親と兄に宣言 していた父は自分の兄私の叔父と事業を 始めていてその頃はとっても忙しくしてい た寝る間もないような忙しさの中でも家族 を大切にしてくれる父忙しい父にどうして そんなに頑張るのか聞いたことが ある新しい世界を開いていきたいんだよ フロンティアスピリット開拓者精神だ お父さんの好きな言葉だよ母はそんな父を しっかりと支えていたし5歳年上の兄敏は 勉強ができるだけでなくスポーツも万能で 優しく私から見たら最高の兄だったそんな 素敵な兄に認めてもらいたくて私は輝く アイドルとなりたかった私のアイドルに なる宣言を笑顔で聞く父レイナが人気者に なるのは嬉しいけど父さんから離れていっ てしまうんじゃないかと思うと悲しいなあ やだな変な心配しないでよお父さんが1番 好きに決まっているじゃない僕は2番目か いまいいけどねそんな会話で盛り上がって いるのを微笑みながら見つめている優しい 母私は幸せの中で成長していった アイドルになるというのは一時的な思いで はなく私はこの思い希望夢をしっかりと 抱きながら小中と進んでいった成長するに 伴いアイドルになるためにはどうしたら いいのかも知るようになるスカウトを待つ とか芸能事務所に入るとかオーディション を受けるとかだけどスカウトなんて待って いるだけで来るわけがないし少々引っ込み 事案な性格の私は芸能事務所の門を叩くの にお呼び越しになっていたというのも オーディションを受けたり芸能事務所の 面接を受けたりするにしても自分に実力が なければ始まらないというのが分かってい たからだ私にはそんな実力があるのだろう か実力を身につつけるためには努力して スキルアップするしかないと思い がむしゃらに突き進んだ両親に頼んで ダンススクールと音楽教室に通うことにし たこの時私は小学校の5年生で芸能界を 目指すものとしてレッスンを開始するには 少々遅いスタートだったがやる気は満々 だった始めて見るとダンスも音楽も とにかく楽しいできなかったことができる ようになったり知らなかったことが分かっ たりすると心の底から嬉しさが湧き上がっ てくる私が毎日楽しそうにしてを親も嬉し そうに見守ってくれている両親としてはA 会話や水泳といったような単なる習い事と して捉えているようだが私は自分の夢を 実現させるために真剣だった兄に自分の 真剣さを話したことがある頑張れやりたい ことを真剣にやれることは素晴らしいこと だ応援しているよ父さんたちはレイナの 思いを今1つ実感していないみたいだけど レイナ応援してくれる気持ちは本物だよ兄 の言葉に大きな力を与えられた両親が 温かく私を見守ってくれているのもよく 理解しているし画然やる気が湧き上がって くる目標があるそこを目指すそのことに 意識が集中されて毎日のトレーニングに 迷いはなかったし て月日は流れ私は高校生になっていた レッスンばかりしていたわけではなく自分 にある程度の自信を持ったことから オーディションや芸能事務所に挑戦した ことはあったが望むような結果は得られて いなかった芸能事務所の中には簡単に合格 させてその後でレッスンを受けさせると いうシステムのところもあったが私は自分 の力をしっかりと認めてくれる場が 欲しかっただからそういうところは選択し なかったのだが不合格となり自分の力が まだまだ至らないということに落ち込んだ ただ落ち込んだのは一時ですぐに巻き返し てやるという気持ちが湧き上がり一層 レッスンに励んでいった高校3年生の時 通っているダンススクールと音楽教室の 共同開催ということで初めてのコンクール が開催されることになった歌と踊りによる 総合演技もきそうものだ私は涼スクールの 先生からのお勧めもあって参加することに した今までの練習の全てを叩き込む覚悟で 望んだコンクール会場には両親と兄に加え て叔父も来てくれていた私の パフォーマンスは大きな拍手で幕を閉じ 結果発表で私は見事グランプリに輝いた私 は自分の実力が1段階アップしたことを 実感しこれからの挑戦に成功する手応えを 得たしかしその時に私が受けたいと思う オーディションがなく入りたい芸能事務所 も募集を中断していた私はどう行動して いったらいいのか考えあいているうちに時 は過ぎていった実は勉強もできた私は両親 の勧めもあり大学に進学大学という新たな 場での経験も楽しみだったが自分の希望が なかなか実現しないことに悶々とした日々 を送っていたそんな時叔父から1つの提案 があった1つの経験として芸能界の舞台裏 から知ってみないか叔父は交流のある芸能 事務所でアルバイトをしないかと言ってき た父と叔父が立ち上げた会社は他方面に 事業を展開していてその1つに芸能関係に つる事業がありその関係である芸能事務所 の社長と交流があるという叔父の話に私の 中から好奇心という感情が舞い上がり自分 が心を寄せる世界のことをもっとよく知り たくなったこうして私はある芸能事務所で アルバイトをすることになったそしてこの 場所でもう少し先のことになるが共に夢を 追いかけ受親友となるさきという女の子と 出会うことになる事務所で私は マネージャーたちのサポートをすることに なったマネージャー1人に大体5から7人 のタレントがついているマネージャーだけ では手が回らないことを補佐したり所属 タレントのサポートをする仕事だサポート と言っても仕事上のアドバイスというもの ではないまあ当然経験がないから アドバイスしたくてもできないのだが私は 自分の性格上というか持って生まれた特技 というか人の心にすんなりと入っていく ことができた所属タレントは年齢も色々で 持っている悩みも色々だった私は年齢の 上下同じを問わずすぐに打ち解けることが できた私自身アイドルを目指して昔から レッスンに励んでいることや自分の夢を なかなか実現させられていないという葛藤 も持っているそんな経験を元に自然と アドバイスが出てくるもちろん選ぶらず 相手と同じ立場で心を寄せて言葉を発する ことができるので受ける側も片にならず 受け入れることができる私は所属タレント から信頼を受けるようになったそうして 自分のデビューという希望からは少し離れ てしまっていたが充実した毎日が過ぎて いつの間にか1年が経過した事務所に新規 に入ってくるタレントの卵が多くなる春に 1人の新人がやってきたさつきという私と 同年の子に私と同じ匂いのようなものを 感じた必ずアイドルとして成功するという 気構え今まで積み重ねてきた努力大きな 希望と深い挫折の経験そんなところが私と 似ていた私たちは自然に心が通じ合うよう になったまるで何年も前からの友人のよう な感覚に私もさきも戸惑いの感覚を持ち ながらもその関係は深まっていったレイ ナって不思議な人ねまるで生まれる前から の友達のように感じるわサツキもそう 感じるの私も不思議な感覚なのよ私たちは お互いの夢を実現させようと固く約束した そんな時事務所の社長から地下アイドルに 挑戦しないかという話があった地下 アイドルというのは聞いたことがあったが 詳しくないので調べてみたテレビや電波 メディアにあまり出演せずライブ活動や ファンとの交流を中心に活躍するアイドル のことを地下アイドルというライブや握手 会などファンとの交流を中心に活動する メジャーアイドルとは違って活動の場は 限定的になるが人気を得ていくための大変 さはメジャーと同等かそれよりも大変だ その割に収入面では厳しいものがある月給 プラス不合だが月給は少ないし不合は 50%を事務所に持っていかれるそもそも 仕事がなければ不合も発生しないただ地下 アイドルとして名前が響けばメジャーへの 道も夢ではないもちろん生繁華なことでは ないのだが私は新たな道が示されたことで 夢に向かって踏み出す時がついに来たと 感じた私は別にお金が欲しいからアイドル になりたいわけではない自分の歌やダンス で見る人を楽しませたい感動させたいと 思ってのことだそれに年齢的にもエンド ラインが近づいてきているのも事実だっ たそれに君の相棒になりたいという子が いるんだ社長がそう言った時部屋の扉が 開いてレイナと一緒なら夢も叶うと思うん だよねそう言いながら入ってきたさつきが にっこりと笑ったこうして私たちはリオを 組んで地下アイドルとしてデビューした私 はデビューしても事務所のアルバイトは 続けることにしたデビューしたてで アイドルとしての仕事が少なかったことも あるが私はこのバイトが好きだった心ざし を同じくするみんなを少しでも助けていく ことに致命感のようなものを持っていた からだサツキはレイナらしいよ実際レイナ のおかげで支えられている子もたくさん いるしねでも私たちの夢の実現にも本腰 入れてよねさつきに言われるまでもない私 は幼い頃からの思いを必ず実現させる つもりだった両親と兄は最初のうち私の デビュー話を信じなかったが叔父が間に 入ってくれてこの次第を説明してくれた 叔父は事務所の社長から全ての報告を受け ていた地アイドルっていうのがよくわから んがレイナの望みが現実のものとなったん だねやったじゃないかレイナならすぐに目 が出てすぐ次のステージに上がれるよ 頑張れありがとう頑張ります今のバイトも 続けるし大学も頑張って卒業するからね私 って欲張りなのよねそう宣言したものの 実際にアイドルバと学生の3速のわらじは 大変だったが持ち前の負けず嫌いで 一歩一歩進んでいったアイドル活動は山 あり谷ありで嵐の大原を進むように大揺れ の毎日だったサツキとの相性は抜群で2人 とも長年にわって積み重ねてきた義量も あり少しずつだが固定のファンもついてき た下積み何年とかよく言うけれども私たち はそんな下積みを楽しみながら乗り切って いった私は大学を卒業するととに事務所で の仕事を少しセーブしてアイドル活動に 絞り込んでいったそれから1年くらい経っ た時兄が結婚するという話が飛び込んでき た兄は大学を卒業すると共に学生時代から 準備していた企業を果たしていた履行系の 兄が開発したシステムの特許を取りそれを 生かした会社を立ち上げたのだ大学の仲間 4人で立ち上げた会社でシステムを開発し た兄が社長に就任した起業から数年が経ち 会社は順調に成長を続けていた父と叔父が 会社を立ち上げたフロンティアスピリット が兄にも脈脈と流れているよう だ取引先の社長令嬢なんだけどとっても いい子で家庭的な人だ彼女のお父さんも 立派な人だ兄の話によると取引先主催の パーティーでその人と出会って相手が兄に 一目惚れして交際が始まったという両親も 私も兄のおめでたい話に大喜び話は進んで いき両家の顔合わせの場が持たれることに なった兄のお相手はそこらの芸能人顔負け の綺麗な人だった物越も柔らかくまさにお 嬢様と言った感じの人でお父さんも貫禄が あってこちらもまさに社長という感じの人 だ両家の自己紹介があって彼女のお父さん が話し出した敏也君の会社も順調ですし まさに敏也君の開発したシステムのおかげ ですなお父上と兄上の会社は今をときめく 発展をされていて何よりです私の会社も おかげ様で順風ですし会社を引きもとして の苦労というか気構えというかそういう ものを共有できるのは励みになるし嬉しい 限りです な娘の結婚ということで郵便になっている お父さんそして私の方に向き直ると聞いて きたところで妹さんレイナさんでしたか どういうお仕事をなされているのですか な私は今芸能界で地アイドルとして言葉の 途中で彼女のお父さんは驚きの声を発した 地アイドルとは何ですかなそういう知識が ないものでつまり失礼ながら売れていない 芸能人という浮き草のようなお仕事で よろしいのか な芸能界は大変な世界ですがやりがいの ある仕事です一応今は順調にやっており ます彼女の父親は私の答えにあまり納得し ていないような様子だったが自分を離した のか平成を取り戻していた私と両親と兄は 少しの違和感を得たものの不安定な仕事に 対する反応としては当然なものの範囲だと 受け止めてこさ騒ぐことはしなかった しかし私は彼女の父親の反応に違和感を 覚えたし彼女の視線も冷たいものように 思えてならなかった顔合わせはこうして 終了したのだが数日後彼女からの連絡を 受けたのには驚いたあの顔合わせの終了時 に連絡先の交換を求められて応じていたの だがギレ的なもので実際に連絡があるとは 思っていなかったもう少しお話がしたいと いうことにそのシを図りかねたが兄の結婚 相手の申し出を無にっるわけにもいかず 都心のホテルにある喫茶室で会うことを 了承した今日はお呼び立てして住みません もう少しあなたとお話がしたくてこれから 親戚になるのですからな気になることは そのままにできんのですよ驚いたことに 彼女のお父さんもこの場に来ていたのだ 地家アイドルというのは仕事として 成り立っているのですかな谷君や父は立派 なお仕事をされているのにどうして妹の あなたはそんなわけのわからないことを なりわいにしているのか理解に苦しみまし て な小さい時からの私の夢です今の仕事に やりがいと誇りを持っておりますのでなん らはじることはございません があなたはそれでいいのかもしれないけど これからになる人がそんなあやふやな人だ と困るわそうだな収入も不安定なのだろう し今後こちらに迷惑がかかっても な2人は私の仕事を全く理解していない ようで理解する気もないようだった私は 自分の思いを精一杯説明したのだが話は 通じない途中から私は虚しさに包まれて いった別れ際の彼女の 言葉残念だけどあなたを義だとは思えない わ私たちの結婚式に参加することは自主的 にどうするか考えてみてちょうだい そうだな私たちは距離を置いた方が良さ そう だああに結婚式に来るなと言わんばかり だった私はあまりのことに呆然とした こんなことを言われるなんて思いあねた私 はさつきに相談することにした自分だけの 考えでは答えが見出せなかったから だ信じられない何それほっといちゃだめよ お兄さんに話すべきだ わさきは顔真っ赤にして怒った自分の仕事 を馬鹿にされた悔しいと生き通るさきさは 私とデを組むことになって家に招待した こともあり兄とは面識もあったその晩私は 兄の部屋を訪れてあの日のことを話すこと にした両親の耳に入れるのは避けた方が いいような気がしていたそんなことあいつ とお父さんがしばらく考えにふけっていた 兄はその後で少し様子を見させてくれ結婚 を考えた人だ 信じたい思いもあるレイナは納得しかねる かもしれないけど僕に預けて ほしい兄の辛そうな顔を見る私の方が辛く なってしまったその後兄から事態の変化は 話されずに日は過ぎていき2人の結婚式の 日がやってきた私は兄の決めたことだと 思い素直に祝福することに決めていた もちろん結婚式には出席するつもりだ私は 自分の仕事になんらはじることはないのだ から当然のことだと思っていた結婚式は 盛大なものとなった兄の仕事に両家の親の 仕事の関係者で数多くの招待客が式や披露 宴に参集してくれていたのだチャペルでの 指の後会場としたホテルの1番広い宴会場 での披露宴は賑々しく開催されたプロの アナウンサーによる司会進行のも祝園は 進行していく兄も心から祝福したい私の心 に影を刺すのは義姉とその父親からの 冷たい視線だった私の気のせいなのだろう かよくわからなかった司会者が宴の途中で サプライズのお知らせを発した本日は宴の 終盤にスペシャルゲストをお招きしている ということです新郎のおじ様のご関係で今 をときめく有名人をお呼びしているそう ですご期待 ください司会者の話に会場がざわつく あちこちで誰だろうねという囁き声が 巻き起こった義姉も興味津々に兄に誰なの 知っているのなんて話をしていた式は進み 来賓者の祝事を受けて親族の挨拶になった 神父川の代表として父親が登壇してマイク を握り話し出した本日は2人の門出に際し ご出席賜わりまして誠にありがとうござい ます新郎の俊君は自分が開発した特許を 持ってして会社を立ち上げ今や飛ぶを 落とす勢いで業績を伸ばされています 君のお父上も有名企業の経営に携われて誠 にご立派な方でありますしかしながら残念 なと申しますか理解不能なことにト君の妹 さんはまともな職につかずに芸能会などと いう不安定な仕事でその日暮らしだという の です会場は突然の話にざわつき始めた義姉 の父は私の方を向いて 言い放つ君のような地下アイドルなどと いうものは一族の恥さらしだ貧乏人が我が 一族だなんて到底受け入れられるものでは ない私を指さしながら大声で叫んだのだ その時ひだから義姉が降りてきて父親の そばに行きそうよあなたのなんかが義だ なんて認められない忠告しておいたのに 結婚式に来るなんてなんて鉄面日なの私に 義姉の憎しみにも似た視線が突き刺さって くるその時兄が勢いよく席から立ち上がっ たその顔は怒りとも悲しみとも言えない 複雑な顔兄はそのまま父親のとろに行き マイクを奪い取ったお父さんの橋梁で さもしい考えはよくわかりましたそして君 の本心も今確認した僕は大切な妹を馬鹿に する人と家族になることなんてできない それにあなたたちは妹の本当の仕事や年収 をご存知かあなたの足元にも及ばないほど なのですよ2人は兄の見幕におき話の内容 を理解できずにわなわなと震えていたその 時会場にさつきの声が響き渡った愚かなお 嫁さんレイナに式に来るななんて言って もし本当に来なかったらスペシャルゲスト はなしになっちゃっているところよだって 私とレイナがそのゲストなんです もの会場にいる出席者はサツキを見て ざわつき一部の人は強制をあげたさつきだ あの人気デオの1人のさつきさんだそれ ならもう1人のあの人はレイナなの か私は立ち上がってかけていた眼鏡を取り つけていたウィッグを外したそして 湧き上がる完成私とさつきがりを組んだ後 自分たちでも驚いたが人気にすぐ火がつい たあっという間に地下アイドル会を接見し 事務所の後押しもありメジャーに転身して 急成長を果たしていた今年の紅白歌合戦に も出場を確実視されるまでになっている アイドルのことなんて全く知らない義姉の 父親はともかくとして義姉も全く私のこと に気がついていなかったようで上ことの ようにそんなバカなと口をパクパクさせて いるご覧のように妹は一流の芸能人 アイドルとなっていますでもそれだけでは ない妹は芸能事務所の社長でもあるのです よギオとしてデビューした後も事務所の バイトを続けていた私はデビューの話に 続いて社長から授業の継承を依頼された 健康上の理由もあって社長業を更新に譲り たいと考えていた人生を悩んでいたが君の おじさんに相談したところ自分のメだと いうわけではないが君が適任なのではと いう推薦を受けたおじさん曰く フロンティアスピリットに飛んでいて人の 心を掴むことができる君ならということだ 思いがけなすぎる話にさすがにお断り しようとしたが社長は私の能力が社長とし て力を発揮する細かい補佐はベテランが いるから安心してほしいと私に社長を 引き受けてほしいと願ってきた 私の力それはタレントのそばに寄り添い心 を開かせる力タレントを支えサポートし力 を発揮させる力多くのタレントに慕われる 魅力そういう持って生まれた力が社長とし ての優れた支出だという私はさつきに背中 を押されたこともあり仲間を支えるために 社長を引き受けたのだ大学で経営学を学ん だことや父叔父兄と同じく持つ フロンティアスピリットも社長を 引き受ける愛しとなった全てを知った義姉 と父親は顔面蒼白となり自分の犯していた 思い違いを理解していた君の本性はよく わかった君とは夫婦にはなれない結婚は なしにする妹から話を聞いていて入籍を後 にしたのは正解だったな兄の宣言に 泣き崩れた義姉は父親と共に会場から 逃げるように出ていった披露宴は食事会に 変更されせっかくの合成な料理は無駄に ならずに済んだ私とさつきは来てくれた 方々にお詫びとお礼を込めて最高の パフォーマンスを披露し会場は我ればかり の拍手と完成に包まれたのだった会場の誰 かの手に 私たちのパフォーマンスは撮影され今回の 末と共にSNSに投稿されまたたくに拡散 された義姉たちの愚かな発言は出席者たち の調整の的となり2人の信用は失墜してい たそのことに加え情報の拡散はさらにその 信用失墜を加速させたその結果は個人とし てはもちろんだが経営する会社にも ダメージを与えた義姉の父は兄を無子とし て取り込むことで兄の持つ特許を自由に 使うことを目論んでいたがその計画は水宝 にきしたまた今回のことを怒った父と叔父 は義姉の父の会社への業務提携と資金提供 の話を撤回したまた義子父の会社は私たち デュオと専属契約を結んで広告展開をする 計画だったがその話も流れることになる私 が社長として断固として断ったからだいく つものパンチを受けた義姉父の会社は業績 があっという間に低下し驚くほどの短期間 で通産に追い込まれていった多額の負債を 背負うことになったあの親子がその後どう なったかということには全く興味がない ちなみに負債を背負う前に慰謝料とと披露 宴の費用を請求しておいてよかった私は さつと一緒に活動を活発化させていこうと 頑張っている社長業も周囲の助けを借り ながら精一杯取り組むつもりだたくさんの 夢を応援したいと思っているさて結婚が ダメになった兄だが案外ケロっととして いるそれがなぜなのか私には分かっている 兄とさの中があのから急接近しているのだ まだ付き合う一歩手前のようだが近い将来 ワイドショや芸能師を賑わせることになる かもしれない私はその時社長として タレントをしっかり守るつもり だなんであなたの両親がいるの俺の両親 だって色々やってくれてるんだ親高校を するのはあ当たり前じゃないか大体なんで 妻の両親が先に恩返しされるんだ順番から 言ったら夫の両親が先 だろうでも私の両親に旅行をプレゼント するために来たのよお前の親は帰って もらえばいいだろう俺の両親が優先なんだ よなんて身勝手な言分だろうここまで来て 急に帰らせろとか とはいえこんなところで揉めるのも嫌だと 思った私は了承するしかなかった私の名前 はマリエ34歳夫である悟と結婚して8年 目6歳になる1人娘がいる友働き夫婦だ 共働きということもあり子育ては大変だっ た小さな子供はなぜか夜中に熱を出すその 度に病院へと走り込むが翌日には元気に なっていたりするのだから頭をひねりたく なる病気なのかと思っても案外何でもない ということが多々あったそんな中でも特に 困るのが風を引いて熱がある時だ仕事は あるし休めないとは言っても子供は放置 できない夫に休んで欲しいと言っても男が 簡単に仕事を休めるかと突き放されて しまうつまり私に休めということなの だろうが私だってアルバイトではないのだ からそうはいかない私の両親も夫の両親も 私たち夫婦の住むマンションのすぐ近くに 住んでいるだが私の両親は父も母も50代 で 共働き夫の両親は共に60代で義父は定年 を迎え悠遊児的な生活をしている希望に 至っては専業主婦なのだから子供の面倒を 見るくらいの時間はあるはずだと持ってい たそこで夫の両親に頼んでみたのだがなん とその回答は今日はお友達と激を見に行く のよお父さんはゲートボールをするって 言ってたわねだから面倒は見れないわ マリエさんのご両親に頼んでちょうだいと いうものだった嫁の立場としては強くも出 られず仕方なく私の両親にお伺いを立てる わけだがこちらは自分たちが仕事だという のに開拓してくれる ええ孫の一大児じゃないの仕事どころじゃ ないわよちょっと お父さんと大騒動になるそして父か母の どちらか仕事を休める方が来てくれるなん なら2人揃って来てくくれることもあるの だおかげで私は安心して仕事に出られる 病気ばかりではなく子供が保育園時代など はパート勤めの母に子供のお迎えを頼んだ ことは数えきれない仕事先からすっ飛んで 迎えに行ってくれるわけだそして実家に 迎えに行った時にはご飯も食べてお風呂に も入っておじいちゃんおばあちゃんと 楽しく遊んでいる我が子に再開するという ことになる本当にありがたいこれを夫の 両親に頼んでもうまいことかわされる はっきりと面倒だからと言われたこととは ないがなんだかだるいのよねお父さんも だるいって言ってたわもしかしたら風かも しれないから孫に映ったら大変でしょと いうのだそのく道でばったり遭遇しても だるいのが取れたわとそそらしくも言って くれるわけだこのことを夫に話したところ あのさ親に面倒見てもらおうって方が おかしいだろ うちはさ4人兄弟だけど誰も親に面倒見て もらう人なんていないよみんな嫁が しっかりしてるから ななんだか遠回しに私がダメ嫁だと言われ ているような嫌な気がしたちなみに私の夫 は4人兄弟の4番目男ばかり4人なのだ から育てるのも大変だっただろうそのため なのか義母がよく言っていたことに子供は 騒がしくて嫌だというのがあるそれは 男の子だからではなかろうか男の子は元気 なものだし女の子に比べたらそれは大変か もしれないしかしどんなに子供はうるさい と言いながらも孫となれば違うようで遊び に行けばちゃんと相手をしてくれるだが 子供が泣き出すとどの孫もすぐに親元に 返されるの だおばあちゃんのいいところはないたら親 に返せるところよね自分の子供だと泣いて も癒さないとならないから大変だものねと 言いながら返してくるわけだ泣かしたのは あなたですよねと何度思ったことだろう これが私の両親も同じようならば納得が いくのだが私の両親は泣いたをなんとか 怪して泣きあらせるのだそれこそあの手 この手同じ親でもこうも違うものなのかと つくづく思ったことがあるこうして子供が 6歳になる現在まで義両親は1度も子供の 面倒は見てくれたことがなく私の両親は 大変な思いをしながら応援してくれたと いうわけだだからいつかこの恩返しをし たいと思っていた特に母は頻繁に我が家で 留守番をしてくれたり料理を作って持って きてくれたりとそれはそれはありがたい ことこの上ない活躍をしてくれているのだ からと思いたそしてその思いが叶う時が やってきたねえあなた私の両親に旅行を プレゼントしたいのお前の両親にもちろん 旅行の費用は私が出すけど行くところも もう決めてあるのよ泊まるところはその 土地でも高級とされている旅館なの私たち も一緒に行けば両親も喜ぶと思うの夫は しばらく考えていたようだが私がうのなら いいということで旅行が結婚されることと なった旅行当日どういうわけか夫は先に 現地に行きたいというので別行動となった 先に行って観光地を回りたいのかもしれ ないと思ったわけだが私は子供と両親と 一緒に車で現地へと走ることにした途中 途中道の駅に寄ったり観光地によったりと 子供も私の両親も楽しそうだった夕方に なり旅館にと女が笑顔で出迎えてくれたが どこか不思議そうな表情が伺えたなんで そんな雰囲気をまっているのかと思ったが それは部屋に通されて理解ができたという のも予約をしたのは私たち夫婦と子供 そして両親の5人だそれに対してなぜか義 両親もいるこれでは予約が5人なのに7人 になってしまうではないかなるほど不思議 そうな雰囲気を漂わもるというものだそこ で夫を廊下に連れ出し聞いてみたなんで あなたの両親がいるの俺の両親だっって 色々やってくれてるんだ親高校をするのは 当たり前じゃないか大体なんで妻の両親が 先に恩返しされるんだ順番から言ったら夫 の両親が先 だろそれならそれで旅行の相談をした時に 行ってくれたらよのに今頃になってそんな ことを言われても困るというもの だでも私の両親に旅行をプレゼントする ために来たのよお前の親は帰ってもらえば いいだろう俺の両親が優先なんだよなんて 身勝手な言分だろうここまで来て急に帰ら せろとかとはいえこんなところで揉めるの も嫌だと思った私は了承するしかがなかっ た分かったでもさこの旅館って私の父の 実家なんだよね え一瞬驚いたような顔になった夫だったが 次にはさらにびっくりの言葉を投げかけて きただったらちょうどいいじゃないか実家 なんだからただで泊まれるんだろうあのさ ここはこの辺でも高級旅館で知られてるん だよねそこに単に寄生しましたってことだ と母がのんびりできないからわざわざ予約 して客として泊まってもらおうってことな のよねだからなんだよ夫のむっとした顔を 見てだめだと思い何でもないよじゃあ別の 部屋を用意してもらうからいいでもあなた の両親の宿泊台はあなたの給料で払ってよ ねあなたの親なんだから宿泊台くらい 大したことないだ 俺が出してやるよその代わりお前の方は お前が払えよな言われなくても最初から そのつもりだこうしておである女将に事情 を説明すると今日はお客様も少ないからと 最高級の部屋を用意してくれることとなっ たところが最高級の部屋と聞いてまたして もごね出した夫だったら俺たちがそっちに 止まるなんでそうなるのかと思ったらに 止まることになったとは言っても親戚なの だからそこはきっと一般の部屋と同じ料金 なのだろうと思ったようだ確かに親戚だ からと言われたらそうかもしれないがこう して部屋の交換もして夫は義両親と一緒に 泊まり私と子供は私の両親と一緒に泊まる ことになった夫婦で来ているのに全くの別 行動に私の両親はいいのなんて聞いてきた が私としてははもうどうでもいいという 感じだった子供もいつも一緒にいるおじい ちゃんおばあちゃんと一緒の方がいいと 言っているしこれで円満解決だろう翌日の 朝早めにチェックアウトした私たちはまだ 見ていない観光地を目指して出発した夫と 義両親たちは夕べ飲みすぎたようでまだ 起きてはいないようだった女に聞いた ところ次から次へとお酒の注文が入って いいお客さんだということだった内心私は ああと思っていたが終わったことをどう 言っても仕方がないこうして旅館を後にし 3時間が経過した頃だなんと夫から連絡が 入ったそれも泣き声なのだから笑って しまうおいマリエすぐに戻ってきてくれは 無理だよかなり遠くまで来てるんだからと いうかどこにいるのよ旅館だよ一体どうし たのかと思ったらいざ生産となった時その 請求学に目玉が飛び出たというのだどうし て親戚なのにとまくし立てていたがそこは 商売だろうそれに私の父は女である叔母に とっての兄弟にあたるが夫の両親は正直 関係ないさらに言うなら私は商売なんだ からしっかり請求して構わないと言って おいたそんなこととは知らない夫は親戚な のだからきっと親戚価格で思いっきり サービスしてくれると勝手に思っていた ようだそのため料理は最高級酒は飲み放題 でさらには食後に酒の魚を注文したという のだそりゃ目玉が飛び出るだろうだから この辺でも最高級の旅館だと言ったのに夫 はこんなはずじゃなかったと泣き言を並べ ていたが今更旅館に戻る気もない私は払え ばいいじゃないと笑って返したところが 払えないというのだそして貸して欲しい から戻ってこいと半分お願いの半分命令帳 貸すことなんてできないからあなたの カードで払いなさいよ無理だよ口座に金が ない思わずはあと声が出たが今文句を言っ ても仕方がない引き落としは来月なんだ から大丈夫じゃない実は今月10万くらい 課金してるから来月の金がないんだよ そんな話は聞いたことがない一体何に課金 しているのかと思ったらゲームに課金し まくったというのだこれではまるで子供 じゃないかまあそうとも言うけどでも ゲームに勝つためにはアイテムをゲットし ないとならないしそのためには課金しない とダメなんだそんな理由を聞いたからって どうにもならないしどうにかしてあげよう という気にもならないだから給料が入って もあんまり残らないからここの支払いまで は無理なんだよ無理だと知っていながら 宿泊台は自分で払うと言ったのかなんて人 だろうでどうやって来月を乗り切るつもり だったの旅行がなければ何とでもなると 思ったしいざとなれば子供のための貯金を 下ろすこともできるしさそれを聞いて 思い出したことがある私は毎月子供のため に貯金をしているいずれは高校さらには 大学学費は今のうちに貯めておかないと 必要な学力をつけてあげることができない ところがある時通帳を確認したらなぜか 20万ほどが引き出されていたのだ 引き出した覚えなんてないのにどうして だろうと夫に聞いたが夫も知らぬ存ぜぬと いう結局私が間違えて下ろしてしまったの かもしれないとその時は引き下がったのだ がもしやもしかしてあなた子供の貯金から 引き出したことあるでしょうえあ ああ余計なこと言っちゃったか余計なこと どころの騒ぎではない子供のためにと貯め ていたものを夫のくだらない趣味のために 使われたのかと思うと怒りしか湧いてこ ないまあさあほらお前も働いていることだ し別に使ったところでまた貯めればいい じゃないかふざけるな頭に来た私は電話を 切るとスマホの電源を落としたかなり イライラしたがこの先も夫からの連絡で 楽しいはずの旅行をぶち壊されたくは なかったのだなんとかイライラを落ち着か せ安全運転を心がけながら家に着いたが もちろん夫は帰ってきてはいなかった しかも翌日もさらに次の日も帰ってこない そこでもしやと思いばに連絡をするとお金 がないということだから体で返してもらう ことにしたというのだつまり宿泊代及び 飲食代を働いて返すわけだ私は深いため息 をつくと今までのことを全部話し1つ 頼み事をしたおばさん離婚届けを送るから そいつに書かせて送り返してくれるどうせ 数ヶ月は帰ってこれれないでしょするとお はそうね半年は無理かしらねと言って笑っ ていたその言葉の通り離婚届けを送ると すぐに戻ってきた開いてみるとしっかり夫 のサインがされていた素直にサインしたの かとおに聞くとどうやら嫌がっていた らしく叔父が説得という名の脅しをかけた らしいちなみに叔父という人は昔プロレス になりたくて体を鍛えていたらそれがやき になり今でも筋骨流流で胸筋が動くんだと 自慢しているような人だそんな人に迫られ たらそりゃ怖いだろうこうして離婚が成立 した私は夫名義のアパートから出て実家に 身を寄せることとなった夫が誰もいない アパートに帰ってきた時大に捕まった らしい事情は私が説明しておいたので制に はならなかったがたまりに溜まった家賃が 彼の方におのしかかったわけだこれ以上の 家賃は払えないと思った彼はアパートを 引き払い義両親の元へと逃げたのだが残念 なことに義両親は息子悟が戻ってきたこと を喜ばなかっ たあんたを食わせるだけの金はないと言っ て追い返されたらしいしかも半年以上も 会社に行かなかったわけだから解雇されの は言うまでもないそれでも元夫は戻ってき て会社に出勤して笑い物になったらしい 行くあてもなくなり家もなくなった悟は私 のところにやってきた助けてよ金もないし 家もないんだ仕事も首になったし実家も 帰ってくるなって言うんだ俺はどうしたら いいんだよそれを聞いた時私が思ったのは さすがは白場な両親だということだった しかし離婚したのだから助ける言われは ないもう離婚したんだし元妻に救いを求め ないでよねそんなこと言うなよ俺とお前の 中じゃないか私からしたら迷惑をかけられ た関係でしかないわけだから俺とお前の中 と言われても困る元夫との電話を子供が 知ったらと小声で話していたが聞かしまい まずいと思ったところが子供はふーん お父さんなんだと言っただけだった子供に まで見放されるとかめっかのダメ人間では ないかなあ頼むよ助けてくれ よいくらダメだと言っても言うことを聞か ない元夫に私は最後の一言をぶつけた わかったじゃあ慰謝料と養育費を払って くれたら助けてあげる それを聞いた元夫は何も言わずに電話を 切ったその後どうなったのかさすがに興味 があって義両親に聞いたところ知らないと 言われたやっぱり白場この上ないならばと 共通の友達に聞いてみたがどうやら温泉街 で下働きをしているということだったとは いえ仕事ができるはずもなく一緒に働いて いるおばちゃんたちに毎日怒られてへこん では泣いているということだ時折り友達に 愚痴の電話をかけているらしく鬱陶しいと いうことだったそれだけならいいのだろう けどたまりに溜まった家賃という借金や私 への慰謝料と養育費それらがお重 のしかかり辞めたくても辞められない仕事 にやれてしまったということだところで私 はと言うと実家で両親の手助けを受け ながら子供と共に楽しい毎日を送っている 近々また温泉にでも行こうかなと計画中 [音楽] だ私の名前はまゆ市立のカトリック系大学 付属高校で英語教師をしている33歳だ年 の夫健也は同じ系列の大学で非常金行師と して働いている子供はまだいない共働き 夫婦だ私が健也と初めて出会ったのは大学 の入学式 相順での席が隣でなんとなく話をしたのが きっかけだったが同じ高校からの新入生が いないもの同士キャンパスで顔を合わせる となんとなくほっとするようになっていた その後健夜に誘われるままに同じサークル に所属いつしか同じ時間を過ごすことが 増えた頃のことだ なんだかまゆみと一緒にいると落ち着くん だよなまゆはどう何気に賢やが聞いてくる のだったうんそうかも他の男子みたいに あんまり身構えなくても平気かなだったら さ僕たち付き合おうよそう提案されて交際 が始まったのだ私には思い出すたびになん だか私たちらしいと思える大切な思い出だ 私たち2人の交際はその後も特段の波風が 立つこともなく至って順風なまま続いた そして揃って大学卒業後大学院へと 進学しかし私は博士論文の審査になかなか 合格することができず博士号を断念して 大学院を満期退学し 誘いのあった高校の英語教師の職についた 一方県は博士号を取得したもののなかなか 希望するポジションの求人がなく私たちの 母校の非常金行使を務めることに授業 一コマにつきいくらの給料から研究用の 資料や書籍代を年し各地の学会への参加 費用もとなると生活は厳しくなるばかり だったそこで私は健夜に一緒に暮らさない と逆プロポーズをしたいやいやいや無理だ よ共働きするにしても真の負担が大きく なるだけだしと消極的だったが私の父も今 で言う準教授昔の女教授や助手をしていた ことがありなき母の苦労も身近で見てきて よく知っているだからこそ覚悟もできて いる問題はないそれにけやならお互いに 支え合って暮らしていけるだろうと思った のだ私たちは大学時代の友人や知人私とけ や双方の親といったごく親しい人たちだけ の個人まりとした結婚式をあげて夫婦と なった初めて顔を合わせた健也の両親と妹 は健夜とは少しタイプの違う人たちだった が林間に暮らしていることもありそんなに 付き合うこともないと思った私の本は高校 生の時に母を病気でなくしており長年父の 2人暮らし当然父との同居を考えたが新婚 のうちから年寄りと同居なんかしなくても いいという父の言葉もあり実家の近くに アパートを借りて暮らし始めたのだ結婚 生活の滑り出しは順調そのものだった健夜 は生活費の負担が少ない分は家事を積極的 に引き受けると宣言した通り洗濯や掃除 買い出しなどをやってくれたそれに足腰が 弱り始めた父を心配して時間があると実家 に顔を出しては庭の手入れや布団星さらに は胡書店めが趣味の父に付き合ってくれ私 としては感謝しかない本当いつも ありがとう父も重い本を抱えなくて済むし 庭もいつも綺麗になって助かったと話して たわいや僕もお父さんの総称を見せて もらえてすごく助かってるからあれぐらい 大したことじゃないよそんな風にお互いを 思いやれていたはずだった結婚生活の歯車 が狂い始めたのは私たちのアパートの隣室 に健也の妹のなみさんが引っ越してきた時 だったなみさんは健也より3歳年下で林間 の実家からエスカレーター式の中高大学と 進み地元では中堅クラスのメーカーに事務 職として そうだしかしその職場はなみさん曰く嫁の いる中高年のおじさんと子育て中のパート のおばさんしかいなくて超つまんない らしい学生時代のツをたどった合コンや マッチングアプリでの出会いを色々模索し てみたものの 激そもそもこんな田舎で出会う男に私に ふさわしい男がいるわけないのよという ことで1年発起してこちらに引っ越してき たそうだ呆れた健夜が仕事はどうするんだ そもそもここのアパートの家賃は払えるの かと問いただしたのだが当面の家賃は お父さんとお母さんが払ってくれるって 言うし仕事は派遣に登録したからなんとか なるかなってと至って呑気なものだった しかしけやには自分も大学と大学院進学の 際の費用を両親に出してもらっている手前 夏さんのことを親のすばかりかじってと 正面切って避難できないようだったまあ隣 に住んでるんだから何か困ったことがあれ ば助けてあげやすいじゃないと私はなめた のだっ たさんはその後派遣で者のの仕事につき 念願だっった都会の勝者で働くという夢を 叶えた意外と言ってはなんだが仕事に関し ては真面目にきっちりこなすタイプらしく 派遣元での評判も良いようで順調に契約も 更新仲のいい友達もできたようで最初の うちはすることがないとアパートにこもっ ていた週末も出かけることが増えていった そんなある日期末交差期間中でいつもより 早く帰宅すると健夜がどこかへ出かける身 じくをしている夕方から出かけるなんて 珍しいなと思った今から夕食は家で食べる の多分外で食べてくるよさっきなみから LINEで会って欲しい人がいるって言っ てきたんだえそれってなつみさんの恋人 ってこと 多分親も心配してるし合わせてくれるって 言うんならどんなやつか見てこようと思っ ていい人だといいわね笑顔で出かけていっ たけが帰宅したのは終電ギリギリの深夜の ことしかも当然一緒に帰ってくると思った なみさんはおらず健夜だけ帰ってきたの だった普段あまり飲まないけにしては 珍しくかなり酔っておりドアを開けて入っ てくるなりそこで眠り込んでしまう始末 当然その夜は詳しい話は気血じまいだった のだが翌朝になっても健夜は激しい2日 酔いで寝込んでおりろに会話する暇もなく 私は学校へと急ぐしかなかったそして後 から思えばこの日を境いに県の生活は少し ずつそれまでとは変化していったように 思う大学にはきちんと出向いていたようだ がその他の家事は何かと理由をつけて サボるか後回しにするようになっていった のださらに父のところにもぷっつり顔を 出さなくなり代わりに私が仕事の合間を 縫って出向くようになったもちろん実の父 の世話を全て賢にさせ続けるつもりはない しかし 体調を崩しがちだった父を病院に連れて 行くと私に約束しておきながら連絡もなし にすっぽかしてしまい健夜を玄関口で待ち 続けた父が熱中症で倒れたと私の職場に 連絡に来た時にはさすがに頭に来たでき ない事情ができたのなら黙ってすっぽかし たりしないでせめて連絡くれればよかった のにと思わず強い口調で健夜にルスデンの メッセージを残してしまったしかしそんな 時も父は男には仕事に夢中になる時期が あるものだしけや君は今がその時期なん だろうからあまりやかましく言うものでは ないとけをかっていたのだけれど父の体調 はそれを気に急激に悪入隊員を繰り返す ようになり私は仕事をし父の看病と 付き添いに専念することに当然アパートに はなかなか帰らないようになり父が入院し ている時はもちろん自宅にいる時もほぼ 毎日実家で寝起きするようになっていった それでもたまには着替えや私当ての郵便物 を受け取りにアパートに出向いたのだが 私たちの部屋は使われた様子もほとんど なく健夜は隣のなみさんの部屋で生活して いるようだったしかも健夜からは父の余談 や私を気づかうLINEや電話1本入る わけでもなくせいぜい私宛てに送られてき た同僚たちからの見舞いの品が生物だった から悪くなる前になみさんと2人で処分し たという連絡が入った程度さすがに楽観的 な私もこの結婚が破綻寸前にあると自覚せ ざるを得ない状況だったそしてちょうど この頃私と父の元には思いがけない訪問者 があった猛暑だった夏も終わり秋も深まっ た頃とうとう父は力づけ 眠るように母の元へと旅立っていった最後 の数週間は自宅で過ごすことができた父母 と 思い出の木がしていくのを縁側から眺め ながらこうして最後の紅葉をお前と ゆっくり見ることができた私の人生母さん とお前がいてくれたおかげで幸福だったな ありがとうと 微笑みその穏やかさを保ったまま言って しまった葬儀は父の昔の教え語たちが 集まってくれあれこれと手助けをしてくれ たおかげで滞りなく父を送り出すことが できた本来なら模の私の横にいるべき県や が不在であることを除けばそれから数日後 私が実家で片付けをしていると健也となみ さんそしてその両親が突然やってきた そして健夜は私に息よよとお父さんも 亡くなったんだしこんなに大きな家を ほったらかしにしておくのももったいない だろうそうねそれでだから僕たちと僕の 両親がこの家に住むというのはいい考えだ と思うんだそうすればまゆも僕の両親に親 高校ができるだろう私は彼氏がアメリカで 事業を始めるから結婚してついていくのだ から両親の面倒を見るが必要だしまゆみ さんは長男の嫁なんだから当然よね本当は こんな古くい日本かおは嫌なんだけどこの 庭つきだと思えば悪くないじゃないお友達 に見せたら羨ましがられそうだしもう あんな古い本はいらないんだろうし全部 処分してしまえば相当広くなるだろう リフォーム代はまゆさんが遺産から出して くれればいいんだしなと言いたい放題な 勝手なことを得意げに話す内心それぞれを 罵倒してやりたい気持ちでいっぱいだった がそれをぐっこらえて私は兼ねて用意して おいた緑の髪と数枚の書類を全員の前に 差し出した離婚届けまゆみ一体何を考え てるんだ今はお父さんの中なんだぞ離婚 なんてしたらお父さんがどんなに悲かいえ これは生前の父とも話し合っていたことな の私はけやさんの妻としては至らない妻 だったわ特にここ最近は父の介護にかけて いて健也さんも何がしにしていたでしょ そのことが心苦しくていやそれは仕方の ないことだったしこれから改めて僕たち 家族に尽くしてくれればいいことじゃない かそう全員が私を引き止めた今ここで私に 逃げられたらこの家に住むことも自分たち が都合よく使える小遣いもいなくなって しまうからだろうがそうはいかないだから せめてものつなとして離婚に際しての私 からの慰謝料としてこの家にけやお父さん お母さんに住んでいただこうと思うのまた 私はそうね代わりにもう必要もなくなる でしょうから林間の健屋さんたちのお家を いただくということでどうかしらそう私が 切り出すとしばらく油人で顔を見合わせて いたが疑いの気持ちより目の前にぶら下げ られた私の実家という餌の魅力に負けたの だろうあれこれともたをつけながらいいと 離婚届けにサインしついでに議実家の譲渡 契約書にもサインしたそこで私は実家を 引き払うにあたって色々と挨拶回りや 荷作りもあるから2週間ほど猶予をもらい たいと告げその間に書類関係をクリアに するために弁護士立ち会いの元で構成証書 にしましょうと言ってけたちに一旦 引き取ってもらったそして私は父の増殖の 大半を父が務めていた大学に寄付したり父 の教え語で欲しいという人に譲りその他の こごまとしたものは処分本当に大切なもの だけを寄りすぐって実家から運び出した その一方で弁護士に依頼し疑実家の所有権 移転登記やそれに伴う税金の手続きなどを サクサク済ませた後に離婚届を提出私は 実家の鍵を県に渡して彼ら全員に別れを 告げたのだったそれから半年今私は長年の 夢だった海外の大学院に進学何年していた 博士号の取得を目指して勉強にいんでいる 一方たちはと言うと私が張った罠にはまっ てでいるようだ実はまだ父が病生活を送っ ていた頃健夜の同僚で父の孫でしにあたる 1人の女性が私たちの元に訪ねてきたのだ その女性が語るには健也はこのところ研究 もそっちの家で女性にうを抜かし非常金 行使の職を失うのも目前だというさらに そのがうを抜かしてという浮気相手のあけ という女はつきの悪女だというのだその あみはこれと狙いを定めたターゲットが いると自分の意のままに操って目ぼしい 財産を根こそぎさらっていくらしいなぜ 健夜の同僚女性がそんなことを知っている のかというと以前の恋人がその手口であみ に垂らしこまれ全てを失ったのだという しかもあみは法律に触れるすれすれの行為 に徹するため警察に相談してもどうにも ならなかったそうだその女性は私に健夜が これ以上騙されないようにと忠国に来て くれたのだつまり健夜は私を裏切って自ら あけみの罠にはまったんでしょだったら 放っておきましょうよ大人なんだから自分 の舞いた種は自分で狩らないとね そして私は父と話し合い密かにその時に 向けて準備を始めたおそらく個人的には何 の資産もない県にあけみが狙いを定めた 理由は父が暮らす実家だろう宿年数こそ 古いが広く手入れも行き届いており広い 敷地も魅力的に違がいない父が高いすれば 娘の私が続するその を見て私を追い出せば自分たちのものに なるとふんなに違いないさらにその計画に はなつみさんも一役買っているのだろう それというのもなつみさんが付き合って いるというセレブな若手実業家というのは 中ハックの確率であけみの愛人の男に違い ないその男をつなぎとめるために県の両親 も少なくないお金を なみさんに仕送りしているようだし義父母 友ども私の実家を狙っている可能性が高い そう睨んだ私は父のツてを頼って探偵に 調査を依頼自分の推理が正しいことを確信 すると次の段階の準備に移ったのだそう実 は私の実家はまると全部私たち親子のもの というわけでははないあの家は正確には 借地の上に立てられたもので建物だけが 私たちの所有に過ぎないさらに言うとあの 借地の自主は父のかつての教え後の父親で 学生時代からずっと息子の面倒を見てくれ たお礼代わりにと格安の値段で私たちに あの土地を貸してくれていたのだただし その契約もう35年が経つ今年で機嫌切れ となりどの道あの家は自主に買い取られる ことが契約で決まっていたのであるだから こんなことになるずっと前すでに父はあの 家を売却したお金で個室があるタイプの 有料老人ホームに入ろうと計画を立て始め ていたそして私も父がそれでいいというの なら依存はなかったそこで私たちはは自主 の男性とその息子である父の教え後に病院 へと出向いてもらい私たちが考えた新たな 計画の許可を依頼した2人はすんなり同意 してくれただけでなく協力まで申し出て くれそのおかげで私の張った罠は完璧な 仕上がりとなったのだ父を穏やかに見送っ た後計画通り疑実家を譲り受けた私は健也 と離婚し実家を後にしたるんるんと浮かれ た健也たちが憧れの家で生活を始めた頃に は勤務先の学校を退職アパートも何もかも 引き払い手元に残した父母との思い出の品 不動産業を手広く営む自主親子に紹介され た倉庫に預けた私名義となった疑家は建物 を食してさらにし地元の業者にさっさと 売却その費用で海外の大学院で学ぶ準備を し日本を後にしたのだそして今日自主の 息子から無事に健夜たちを実家から 追い出したので家の買取代金を指定口座に 振り込んだと連絡が来たあの家は自主の 孫息子が延べして民フとして再利用する 予定だそうだ私はそのメールを読みながら この1週間あまり通りで健夜やなみさん からひっきりなしにLINEが届くはずだ と思って1人爆笑した既読がつくのも嫌な ので読んでいなかったがざっと目を通すと まずは突然家から追い出されたことへの 恨み節そしてたの綱だったナツ子のセレブ な婚約者は一家から出させたお金を持って 行方をくらましそれとほぼ同時に健也の 恋人も姿を消したこと当てがなくなった 一家は私に譲り渡したと思っていたかたの 自分たちの家を訪ねてみたが家は影も形も なく今ではラーメン屋が立っていた私の 職場にも問い合わせたがすでに退職済み大 連絡してくれかつての夫を見捨てる君じゃ ないだろという懇願のメッセージで 締めくくられていた健夜は不真面目な勤務 態度が問題視され非常金行使の職も更新し てもらえず無職になったらしい給食活動に 忙しいようだが広いようで狭い研究者の 世界では父の教え語を中心にすっかりやの 悪が知れ渡ったよからさかし苦労する だろうそっとけたち全員をブロックし ながら私はかすかにおえんだ
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若林タカツグ/カッパエンタテインメント
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