【漫画】睡眠不足で体調不良アイドルを救出したら、俺に抱かれて寝てしまいお持ち帰りすることになった。話を聞くと彼女は事務所に騙され悪い大人に利用されてることが発覚。彼女を守るため同居生活スタート！

【漫画】睡眠不足で体調不良アイドルを救出したら、俺に抱かれて寝てしまいお持ち帰りすることになった。話を聞くと彼女は事務所に騙され悪い大人に利用されてることが発覚。彼女を守るため同居生活スタート！

いつも通り残業を終えて帰っている と明らかに様子のおかしい女性がこちらに 向かって歩いてきていた足取りがフラフラ としているだ大丈夫ですか誰え君は人違い かもしれないだけど俺はこの顔に見覚えが あったアイドルのかぐやちゃんだよねそう だけどやっぱりそうだこの子は地下 アイドルでデビューしてすごい速さで トップアイドルに駆け上がったアナかぐや ちゃんだどうしてかぐやちゃんがこんな ところに家に帰ってるに決まってるでしょ かぐやちゃんはこの辺に住んでいるの だろうか本来であればついていかない方が この子は安心すると思うけど近くまで送る よそう言って私遅きじゃないでしょうね そんなことしないよというかこの子 アイドルの時と雰囲気違うな明るくて 優しいアイドルはキャラだったのか否定し たことで信じてくれたのか俺はかぐや ちゃんの言う通り進んでいくのだ けどあれかぐや ちゃんかぐやちゃんえ大丈夫は あなんだ寝ているだけか寝ているだけあれ ここからどう行けばいいんだ起きてかぐや ちゃん道わからない よあ起きたうるさいこっちは働き詰めで しんどいの静かに寝させてえ えど疲れているのかかぐやちゃんは怒った 後また寝始めたこの子どうしたらいいん だろうそう迷うもののこんなところで寝て いる女の子を連れているなんて不自然だ 当然タクシーにも乗れないだから俺はや やってしまった自分の家にトップアイドル を連れて帰ってしまったえっとこの子確か この前19歳の誕生日を迎えたって言って たよなううん法律的には政府だ多分冷静に なって自分がやってしまったことの重大さ に気づいた俺はこの日眠ることができ なかった翌朝 うんよく寝たこんなに寝たの久しぶりかも しれないわねところで昨日私いつ寝たの かしらというかここどこおはようかぐや ちゃん誰なんでここにいるの起きてすぐに 声をかけられれば驚いて当然だろう本当は 彼女が起きてくるまでリビングにでも いようかと考えたが知らない部屋という ことでパニックを起こされても困るので こうして説明するためにそばで起きていた のだ今日が休日でよかった誤解なく言って おくと君には何もしてないよ日をたまたま 会って家に送ろうとしたら君が寝ちゃった から仕方なく俺の家に連れてきたんだなん で私がみ知らずのあなたに送られないと いけないのよそれはごもともだけどみ知ら ずの人間の肩で寝ていた子が言えること じゃないかなりフラフラしていてよほど 疲れていたみたいだから心配になって送る ことにしたんだよどれだけのおしなのよ それかちゃん狙ったのかしら送り狼に なろうとした決してそんなことはないよ神 に誓えませんふうん私を前にして手を出さ ないってのもそれはそれですごいと思うわ というか一俺はあい今何時 え12時過ぎだけど えすごくぐっすり寝てたからねそれだけ 疲れていたということなのだだろやばい やばいやばいどうしようどうしよう仕事 すっぽかしちゃった あ彼女はトップアイドルだ当然 スケジュールなんてパンパンに入れている ことだろうもう少し気にかけてあげておけ ばよかったうあな泣かなくても大丈夫だよ 事情をしっかり話せばマネージャーさん だって許してくれるさ無理よだって着信 すごい数来てるしチャットアプリの メッセージでもすごく怒ってるもん昨晩 から今朝にかけてスマホは鳴っていなかっ たのでかぐやちゃんは音を切っていたの だろう泣きそうになっているくらいだし よほど怒っているんだろうなもうやだよ 寝るマもを死んで働かされてそのく安月球 なのにどうしてこんなに頑張ってるのに 怒られなきゃいけないのよかぐやちゃん 安月給なんだ彼女はテレビで見ない日が ないくらい毎日テレビに出ているアイドル はあまりお金をもらえないとは聞いていた がそれでも意外だったそんなに辛いんなら やめたらいいじゃないかかぐやちゃんは 若いんだし今と同じ明星を手に入れるのは 難しいかもしれないけど給料をちゃんと もらえるところでなら働けるよ仮に今引退 したとしてもかぐやちゃんの名前と容は 日本中に知れ渡っているファンが多いので 動画配信者にも成功するだろうし普通の 会社でも宣伝目的の活動や営業としてやっ ていけるんじゃないだろうか少なくとも今 よりは休みをもらえると思うやめられる ならとっくにやめてるわよでも契約でやめ させてもらえないのあと20年くらい働か ないといけないおそれどんな契約結んだの え普通に紙にサインしただけだけどいつ4 年ほど前4年前といえばかぐやちゃんが 地下アイドルとしてデビューしたと言われ ている年だそういえばかぐやちゃんの事務 所は元々大きくなかったはず今もかぐや ちゃん以外まともなアイドルが出てきてい ないもしかしてかぐやちゃんって普段同じ 事務所のこと話をするの えうん事務所では使用の個室があってそこ にいる業界の人と話したりとかは マネージャーがいる時くらい私は世間知ら ずで偉い人とかを怒らせたら困るから マネージャーがいない時はなるべく周りと 話したらダめてなるほどそうやってかぐ ちゃんが気づかないようにしけていたのか 正直に言うんだけどかぐやちゃんは事務所 に騙されているよそんな契約書普通ありえ ないはずだええなんでそんなことわかる 普通に考えてありえないからだよそんな 契約書契約更新なら分かるけど1回で20 何年も契約なんてできるはずがない芸能人 と言ったって大体7年か10年くらいが 限界じゃないかなそうなんだごめん私 あまり知らなくてアイドルになったのも ちやされてうまい言葉で載せられて契約書 よく読まずにサインしちゃったの その頃って未成年だから保護者の同意が 必要でしょ私親いなくて施設出身なの施設 の人は私がしたいならしていいってつまり 同じように契約書をよく読まずにサインし てしまったのかその施設の人もうまく載せ られてしまったんだろうな私どうしたら いいのそんな風に騙されてこれからもいい ように利用されていかないといけないわ かぐやちゃんこの一見俺に任せてくれるか なことが片付くまでこの家にいたらいい からお兄さんでもどうするの簡単なことだ よ相手が契約書で縛とするならこっちだっ て正面から法で戦えばいいんだだから そんなに泣かなくていいよこういう時は 大人を頼ったらいいんだ本当ならここまで するぎりなんてないだけど自分より重近く 年が離れた女の子がこんな風に泣いている んだ年齢的にはかぐやちゃんも誠人して いるけどまだまだ大人の力が必要なこと だろう幸い残業ばかりしてきたおかげで今 まで働いた貯金がたくさんある本当にいい のもちろんだよただスマホの位置情報は 切ってもらって電源も切ってくれるかな かぐやちゃんが方不明になれば向こうは何 としてでも探し出そうとするだろうなん だって大事な稼ぎ頭なのだからこちらの 準備が整う前に来られると俺が捕まって しまうため急いで手を回した方がいい だろうこういう時に頼りになるいい 知り合いもいるしなそれじゃあお願いし ますこういうすぐに信じてしまう素直な 性格を利用されてしまったんだなうん任せ て早速出てくるから冷蔵庫にあるもので 適当に食べてていいよ えで出ちゃうのすぐ動いた方が良さそうだ からね本当好きに食べてくれたらいいから 本当に言っちゃった変な人赤の他人の私の こと信じちゃってアイドルだからうん マネージャーたちみたいなそんな横島な 気持ちは感じなかった少なくとも私のため を思って動いてくれて 変な人ただいまもうお昼は食べたかな俺は かぐやちゃんのことを相談しに出かけてい たので家に帰ってきたのは15時を過ぎて いたさすがに込み入った話になったので 時間がかかるのは仕方がないあお帰りえ 汗だくこの部屋エアコン聞いてないじゃん だって勝手につつけるのは悪いしいいんだ よけたら脱水症状になったらどうするの まさかこんな暑い中で我慢するなんて考え もしなかった俺の部屋にでもいればいいの にあちらもエアコンを切っていたようだ とりあえずはい水飲んでいただきませ全く この子は我慢強いのかこんな汗だになり ながら待つなんて普通じゃないぞそれだけ 我慢を強いられる環境にいたというのが よく分かったおせかでもなんでもこの子が 楽になるようにしてあげたい あお腹が鳴ったからだろうかぐやちゃんが すごく恨めしそうに俺を見てきただけど うん俺は悪くないと思うあえっとお昼食べ てなかったのかなだって料理できないもん 食材しか入れれてなかったっけごめんね 謝られることじゃないけどてかお兄さん人 良すぎなんで拾った人間に対してそんな風 に仕立てなのうん言うほど仕立てだろうか かぐやちゃんが居悪くないよう接してる だけだけどなまあしてて思ってくれて るってことは居は悪くないん だろうえ笑うところあった私お兄さん みたいなおしとあったの初めてだからなん かきょとんとしてるのおかしかったそっか よくわからないけどかぐやちゃんが楽し そうならよかったそれから距離が近づいた のかかぐやちゃんは笑顔を見せてくれる ようになったお兄さん料理できるんだね まあずっと1人暮らししてたからね料理 できないと困るんだお口に会えばいいんだ けど私のために作ってくれただけで嬉しい よでもお兄さんの分はのごめん向こうで ご飯出されて食べてきちゃったんだよあ そうなんだじゃあいただきますかぐや ちゃんはよほどお腹が空いていたのか とても美味しそうに食べてくれていたこう してみるとやっぱり根素直な子なのだろう こんな子が金儲けに利用されていたなんて 絶対許せないそういえばテレビつけないの ああどこもかしこもニュースだよあそっか ニュースと言うだけで伝わったんだろう 現在どこの曲も国民的アイドル波かぐやの 失踪という話題で持ち切りだなんなら SNSだってかぐやちゃんのことで いっぱいになっているここが見つかるのも 時間の問題だろうかぐやちゃんはみんな から愛されてるんだろうねだから色々と 片付いたらみんなに元気な姿を見せてあげ な よそうってすぐに頭撫ぜてくるの良くない と思う子供扱いされてるみたいごごめん別 に嫌とは言ってないけど あれどういう ことなんで通じないのよパカちょかぐや ちゃん一体何が良くなかったのかかぐや ちゃんは怒ったようにリビングを飛び出し てしまったこうしてトップアイドルを家に 住まわせるようになったのだけど あ慣れない生活ではあるのでちょくちょく ハプニングはあったズボン渡してなかっ たっけだってこっちの方が楽だし大きさ的 に見えないしでも危ないよ分かってるって 本当は寝ぼけて自分の家にいる時の格好に なっちゃっただけだしえごめん聞こえ なかったなんでもない独り言 そそっかごめんね素直な子だとは分かって いるのだけどよくわからないことで怒っ たりもするのでちょっと困ったりもしただ けどなんだか妹ができたようで楽しかった のだそんな日々を送っていたある日失礼し ません俺たちは受付を通してかぐやちゃん の事務所に乗り込んだかぐやお前どこに 行ってたんだそれになんだそいつらは 初めまして藤浪カイトですこの人は弁護士 の藤浪ですべ弁護士そう契約所で縛おうと する相手なら法に強い弁護士を味方に つつけることにしたのだそしてこの人は俺 の母でもある法律業界では名前を知らない 人がいないとまで言われたやり手の人で かぐやちゃんのことを聞くとかなり怒り力 を貸してくれたもちろん簡単に家まで連れ て帰った俺も激怒されたが ふふん弁護士が何のようだかぐやさんが 違法な契約所で縛られているとお聞きし ましたので事実確認をさせていただきたく はなんだそんなことか何も問題はないはず だその子が勘違いしているんだよ ほらそう言って社長は契約書を出してきた 確かに契約機関や労働条件に法制はなく かぐやちゃんのサインや保護者のサインも ある母さんあったよかぐやちゃんが行って た場所だ ま外部用のダミーの契約書があること くらい俺や母さんが気づかないはずない かぐやちゃんは契約時に数マサインをさせ られたと言っていたからその時にダミーの 契約書と違法な契約書の両方にサインさせ たのだろうこちらにも当然かぐさんや社長 の指紋が付着しているでしょうねどういう ことかしっかりと説明をしていただき ましょう [音楽] かそれからは社長が言い訳をしまくったの だけど全て母さんが正論でねじ伏せていた 法律を知りとくし頭の回転も早い人だ何も 準備なしに言い逃れできるような相手では ないすっきりした話がまとまって事務所を 出るとかぐやちゃんは言葉通りすっきりし ているようだっ たそれはよかったよあはちゃんと法で さばいてもらうから安心してねええ証拠も しっかりと抑えたし徹底的にやってあげる わすでに寝直しも完璧ようん根回しの方は 聞かないでおこうとりあえずここはやめ られるからこれからは事務所探しをするの かなかぐやちゃんだとすぐ入れてくれる 事務所はたくさんありそうだけどうーん 私はそれよりもああ何か別にしたいことが あるのかなそれでもいいと思うよ私はこの ままお兄さんのお嫁さんになりたいかな なんてそっかそれも素敵 え今なんとだからカイトさんのお嫁さん えあらいいじゃないカイトはいい年なのに 全然いなかったんだし母さんまでやった お母様も公認冗談だよねうん本気だって カトさん以上に素敵な人って見つかりそう にないもんかぐやちゃん引っ越しの準備を しなさいあの家なら2人暮らしできるわ はいなぜだろうみるみるうちに外堀が埋め られている気がするこうして母親の後も ありかぐちゃんはアイドルを引退して俺の 家で暮らすようになった今は動画配信をし ながら稼いでいるようだけど俺が仕事から 帰ってくるとすぐくっついてくる正直お嫁 さんになりたいと言われた時は驚いたけど 今ではこういう生活もいいなと思うように なっているのだったちなみにかぐやちゃん を苦しめた事務所はどうなったかというと 他にも色々と違法なことが見つかり社長や 社員はみんなお縄についたそうだ米倉機嫌 がいいなあ分かっちゃいますさすが先輩 いや誰が見ても分かると思う けど仕事は真面目にやれよ はーいでこの使用書なんだけどちょっと 先輩なんだよなんだよじゃないですよここ は私の機嫌のいい理由を聞くべきところ でしょ 聞きたくない はあ興味ないし聞け聞いてくれ頼むから ああうるさいうるさいとは何ですかそんな んだから彼女さんに振られるんですよあ てめえそれは言ったら悪いことだろうが もしかしてだから私が機嫌のいい理由を 聞きたくないとかですか自分が不幸だから じそぱい器が小さすぎでしょお前ね先輩に 対する口の聞き方を教えてやろうか先輩は もうちょっと後輩とのコミュニケーション の取り方を学ぶべきですでなんで機嫌が いいんだよあ気になりませ聞きたいですか うざ ちょっと話したくないならいいぞああだめ 聞いてください実はこの度言葉代謝する ことになるかもですええおめでとう 反応薄いもっと驚いてほしいまお前は見た 目はいいもんなもっと褒めて うん見た目は中身はおこちゃまだからはい パワーハラ案件部長にく待て嘘だ嘘米倉 さんは可愛くて仕事ができて真面目ないい 後輩です よろしいちがパワハラだけど本当にお めでとう寂しくなるな仕事もちょっと困れ 先輩がようやく出れたはあで相手は誰なん だ俺の知ってるやつうさあ さあ何にせ私もまだ出会ってないですから ね何言ってんのお前もしかしてあれか マッチングアプリとかそんなないじゃない ですかじゃあどういうことだよ実はですね 昨日よ3丁目の母とお会いすることができ まして誰よそいつ知らないんですか有名な 占い師ですよ予約とか半年待ちなんです なんか一気にうさ臭くなってきたななんて こと言うんですかねそのなんとかの母に なんて言われたんだはいから1ヶ月以内に 私は運命の人と出会うらしくてその人と 結婚まで行くんだとかそっかはいよかった なおめでとうじゃあこの使用書なんだが おざなり まだ何かあるのか よ聞きたいですかどうしよっかなじゃあ いい仕事に戻るか嘘嘘聞いてくださいそれ でですね私の運命の旦那様の情報を教えて もらったんですよあそう発表しますねまず 身長が173cm俺と同じくらいだな体重 は 63kg昨日測ったら俺も63kmだった 獅子でお揃いだな学生時代は体育会計の 部活の 部長あこれは違うんですね いや合ってる他には えっとライオンのネクタイをつけていて今 の音はさあ先輩ネクタイどうしたんですか クルビだよ今季節違いますけど最近彼女と 別れて小心中の血液型はA先輩a型でした よねやめよう仕事するか待ってください 先輩これ以上は良くないぞ後輩先輩だった んですかそうだ俺は米倉の先輩だそれ以上 でもそれ以下でもない私この機械を逃すと 結婚できないって言われてるんです頑張れ 諦めるなお前ならできる逃すと思います目 が怖い先輩実は私入した時から先輩に 一目惚れしていて息をに嘘をつくな歓迎会 で日本酒をアルほど飲んでリバースした やつのセリフじゃないシラフじゃ口にでき ないことってあるでしょお前に限ってそれ はないもういいじゃんいいでしょ私の何が 不満なんですかいやだから俺からしたら お前は後輩だし妹みたいなもんだからいい じゃんいいじゃん男って妹に夢見てる 生き物じゃないですかすげえ偏った考えだ なお兄ちゃんて呼んであげますからやめろ 鳥肌が立ったというかお前俺のこと好き じゃないだろうえ普通に好きですけどそう なのはい話しやすいですし顔も好みです これまでそんなこと1度もだって先輩には ずっと彼女さんがいたじゃないですか私 略奪とか好きじゃないんでああそうなので うん運命の相手が先輩だったら嬉しいなっ て今はそう思ってますよありがとな先輩 じゃあこの使用書なんだが嘘でしょここは 感動して抱き合ってキスの1つでもする ところじゃないですかいや仕事中にそんな ことするかバカそれで返事はそうだな来週 可者へのプレゼンがあるよなありますね ちょっと厳しい案件あの契約を取れたら仮 で付き合ってやるなんですかそれムードが ないだって俺仕事のできる女が好きだしあ そうですか今の言葉忘れないでくださいね 私の本気見せてあげませそれからの米倉は すごかったいつもこれくらいの熱量で仕事 をしてたらあっという間に俺より早く昇進 するんだろうなと思える仕事ぶりでとの 契約を勝ち取ったこれで先輩は私のもの ですからそんなわけでとりあえず仮で 付き合うことになったその夜俺たちは2人 で仕事の打ち上げをしたじゃあお疲れはい はいお疲れ様ですおこっちのお肉どうぞ ありがとうなんか嬉しそうだなそりゃそう ですよ念願の彼氏ゲットですからねああ そうはい一応言っておくまだ仮だからな いいですよ珍しく素直真面目だからやる ことやったら責任取ってくれるだろうし やることてそんな慌てることありますその 反応が許されるのは高校生までですよ そりゃそうだけどそういうところも可愛い とは思いますけどあ克彦さんビールない ですね追加頼んじゃいますねすみませんあ あおいなんですかビールじゃなかったです じゃなくて克彦さんって仮でもお付き合い してるんですからプライベートで先輩呼び はおかしいじゃないですかそれもそっか うんそうだななので克彦さんも2人きりの 時は名前呼びでお願いしますはいはい私は そんな名前じゃありませんももかはい克彦 さんももこさ名前呼ばれただけで照れてる よな高校生かよ違いますってこれはお肉を 焼いてるから暑くてそういう和彦さんだっ て俺はまあうんちょっと恥ずかしいはあ ずるなんだよずるいって彼女の私より 可愛い反応取らないでくれますなんだよ それじゃあとりあえずこれからよろしくな はいこちらこそ殻になったビールジョッキ を傾けてカツンと鳴らした思い返せばこの 時俺はもこのことを1人の女の子として 意識し始めたんだと思う交際は思ったより 順調だった先輩ここの文章ちょっと見て もらっていいですか ああここはこんな風に直した方がいいかも ななるほどありがとうございますそういや アリス者の案件そろそろ電話かけとけよ ふなんだよその顔今からやろうとしてたん ですはいはい信じてませんね全く仕事 終わり俺の部屋に遊びに来てもももこは まだ拗ねたままだったまだ昼のことは拗ね てるのかよだってもう3年目なのにあんな 新人みたいな注意悪かったよ うおママか何ですかそれいやこっちにおい でってことでそんな気分じゃありません そっかと見せかけでだいぶ結局来るんかい 当たり前じゃないですか何言ってんですか っすかもっとぎゅってしてくださいはいよ あと傷ついたので今度のデートでは和彦 さんのおりでパフェが食べたいですわかっ たよ約束ですですよデートだってした克彦 さんどういいんじゃないか もうさっきからそればっかりいやだって それ以外何を言えば可愛い似合ってるいい じゃないか好き愛してる以外でほぼ全部の 手札が禁止されたつか最後の2つは言わ ないというか克彦さんはどういうのが好き なの あれそうだなあ 白いワンピースとかふわ童貞くそうるさい よもうしょうがないですねじゃあそういう 清楚系で攻めるとしましょうかこれでどう だおおうんいいんじゃないでしょうかねお マジで照れて ますすみませんこれください彼氏が お気に入りみたいなんでこのまま来て デート行きますはあおいしい そりゃよかった勝彦さんはコーヒーだけで よかったのもう年だからなあんまり甘い ものを食べすぎると胸焼けがふん一口 くらいならそれくらいならわじゃあこれ あーん恥ずかしいっていいでしょ付き合っ てるんだからあ ああはいよくできました子供扱いすんな いつからかこ日々を過ごすのも悪くないと 思い始めていた本当はお泊まりしたいとこ ですけど明日仕事だからなはいそんな顔 するなどうせ職場で会うんだそうですけど その顔を見てられなくて抱きしめたもこの 体は小さくて暑かったあ克彦さんおやすみ もうずるいんだからはいおやすみなさい その帰りこれは何というかまいったな俺 あいつのことが好きだもう仮のお付き合い なんてしなくていいか明日仕事帰りにでも いおう俺と結婚を前提に付き合ってく れってあいつはきっと喜ぶだろえ今日から 我が部に配属されることになった柳君だ柳 ですよろしくお願いしますわからないこと はそこにいるに聞いてくれこだかちょっと 来いうし柳君だ色々と面倒を見てやって くれわかりましたよろしくお願いします柳 君は学生時代にサカー部の部長だったそう だ確かこだかもそうだったなというかお前 たち身長も体型も同じくらいだなしかも ネクタイまで似ているし気が合うんじゃ ないかにしてもライオンか珍しい なそうですね仲良くやるようによろしく 頼むはいよろしくお願いします えっと柳でよかったか構いませんよ ちょっと色々聞きたいんだがいいかな何 ですか身長はまあいいか体重と血液型は 63kmで映画達せ最近彼女と別れたり はあそうですけどついでに獅子座だろ すごいよくわかりましたねやっぱりなおい 米倉はい何ですかこっちに来て挨拶しろ もうまた新人扱いですかそんなこと言われ なくてもしますから自分からもこと柳を 引き合わせるこんなことしなくても時間の 問題だっただろうけど何せこいつの運命の 相手とやらは俺じゃなくて目の前の男なん だからその日の帰り道いやあ柳君て なかなかのイケメンですね仕事もできるし 優しいしあれはモテる うふうんああいう男がいいのかお嫉妬です かなあももこほいほいな何でしょう今日の 晩御飯のお話柳さ俺と身長も体重も血液型 も星座も不活で部長やってたこととかか ネクタイの柄まで一緒だったへえ奇遇です ね うんそれってその上で俺と違うところが1 つあるあいつは今日お前と出会ったはい 占い師に言われたんだろ1ヶ月以内に出会 うって俺と出会ったのはもう何年も前だ もしかしたらお前の運命の相手は柳なん じゃないのか何が言いたいんですかだから なこの仮の関係は解消しても嫌ですからね けどな勝彦さんが私のことを嫌いになった とかなら考えますけどそれでも考えるだけ なんだいちいち突っ込まないあすみません もう私は運命の人とかどうでもいいんです ももこあなたが運命の人でもそうじゃなく ても構わない克彦さんがいいだから それ以上は言わないでくださいごめん本当 ですよ改めて申し込んでいいか何をです俺 と結婚を前提に付き合ってくれいいですよ ありがとうその夜俺たちは仮の交際関係を 解消して新たな交際を始めたのだった数年 が経った明日俺はもこと結婚する勝彦さん おふみやついに明日ですね結婚式そうだな ブのみんなでお祝いしますから今だから 言いますけど実は米倉さんじゃなかった こ高さんっていうのも紛らわしいか下の 名前で呼んでいいですか俺が許すことじゃ ないけどどうぞありがとうございます実は ももこさんに一目惚れしてたんですそっか 気づいてましたよねそりゃあれだけ ライバルシをむき出しにされたらなですよ ねこの数年いろんなことがあったふみやと のあれこれもそのうちの1つだ悪いなもし かしたらお前がももこを幸せにする未来も あったのかもしれない本当ですよマジで 悔しいんです から負け犬からのお願いです彼女のことを 幸せにしてあげてください任されたはい 任せました今日の昼2人で何を話してたの 大したことじゃないよ男同士の約束だもこ には内緒に決まってる ふーんけど運命の人からお前を奪ったんだ から幸せにできるよう頑張るよ克彦さん それ違うやっぱり私の運命の人は克彦さん だよなんでだって明日私たちは結婚するん だよそうだな結果論だけどねあの日占い師 さんは運命の人を逃すと結婚できないって 言ったのつまり私の結婚相手が克彦さん なら運命の人も克彦さんなんだなるほど 追加でもう1つ私はもう幸せだよこき代謝 するか うんうんしない会社で克彦さんが浮気し ないか見張ってないといけないししねえよ どうだか 侵害だなんて嘘ですさ早く寝よ明日は朝 から忙しいんだから明日俺の妻になる女性 が立ち上がる俺はその手を取って抱きしめ たこのぬくもりを守っていこうずっと ずっと死ぬまで俺がこいつの運命の人だと してもそうじゃなくても確かなことが1つ だけ俺は彼女を愛しているおはようさとる く結婚しよういきなり婚姻届けにサインを 求めてくるこの子はまみかの学園のまどで ある彼女はなぜか俺小寺悟に毎日求婚して くるおはようまみさんそしてごめんなさい え私と結婚しないのこんな可愛い子に結婚 を申し込まれるのは正直男としては嬉しい でも俺は絶対に頷かないと決めているなぜ なら だよねさ君ごきにそんな度胸あるわけない もん ねあその顔 可愛いご覧の通り完全にからかっている だけだと分かるからだそう彼女はドエで ある今日もかのちゃん可愛いね寺君と仲 いいよね ちなみにん はでも愛される魅力が彼女にはある好きで もない男子に結婚を迫ってても受け入れ られちゃうキャラなのだこんなに婚してる のにサル君て全然うすいてくれないよね そりゃそうだよもしかして私のこといや そんなわけないああれ今の何返事早すぎ じゃない必死すぎじゃないえ私のこと好き なのう 赤くなった 可愛いととにかくこれ以上からかうのは やめてほしいじゃあその可愛い顔をやめて くださいしてないんだけど毎日断り続けて いるのになんでまみさんは俺をからい 続けるんだろうそう考えたらふとあの日の ことが思い浮かんできた数ヶ月前へえみっ ちゃんはオラオラ系が好きなんだ意すぎ かのんちゃんはどんな男の子がタイプなの え私そうだな私はあねえねえ野でら君野 でら君はどんな女の子が好きえなんで野 でら君に聞くの男子の意見も聞きたくて それでどんなタイプが好きか考えたこと ないからそうなんだじゃあ私みたいな タイプはあ あ赤くなった何その顔 可愛い思えばこれがまみさんが俺を からかうようになったきっかけだそして俺 が前宮さんに恋した瞬間でもある自分でも よくわからないけどこの時のマミさんの 笑顔がとても可愛かったのだああやっぱり 物質が一番落ち着くな放課後萌え研究部の 物質で俺は1日の疲れを癒していた萌え 研究部とはその名の通り漫画やアニメを 思いきり楽しむ部活大好きな漫画やアニメ で青春したいという思いから俺が作った 基本俺1人の部活なのでとても気が楽だ ヤッホーさとる君来たよ来なくていいのに あれそんなこと言っていいの足りない部員 になってあげたの誰だっけぶしちゃおっか なようこそカノン様美味しいお茶とお菓子 をご用意してありますうむ苦しないあいい のみっけねえサトル君ポッキーゲーム しようよえそそれってあのポッキーゲーム そうこうやってポッキーの橋と橋を加え あって食べてくやつ途中で逃げたら負けね やるわけないでしょじゃあぶしまそれだけ は部員が足りなくなったら物質が じゃあやろう わ分かったよん思ったより顔ち かなんでまみさんがそんな顔するのポキ ポキどうしようこれ思ったよりもはかに やばいかもこれどうすればいいのやばい もうやばいもう逃げていいよねそうだ さとる君追加ルールを説明するね追加 ルールうんこのままキスしたら私と結婚ね バキさとる君 よわあんなこと言われたら当たり前だろ はあドキドキした楽しかったいい加減にし て くれさとる君今日から私こんな感じで行く からはいさとる君婚姻届けにサインして くれないんだもんだからこれからは いろんな手でさとる君に結婚を申し込むね 勘弁して くれそして翌日の放課後まみさんの昨日の 言葉は冗談であってくれと願いながら物質 へ行くとバニーなまみさんに出迎えられた じゃーんなあ悟君なんでドア閉めるの ちゃんと物質に入ってきてよちゃんと見て よ今日はこのまま帰ります 今すぐ開けないと1年1組の野寺悟君に 無理やり着せられたって叫びながら校内を 走るよ卑怯すぎないでどういうつもり昨日 の続きだよ今日もゲームしよういやって 言ったらちょっと校内走ってき ま今すぐやろうかほら見て見てサトル君 サル君の大好きなバニーだよ俺がいつ バニーが好きだと 物質のパソコンに保存されてるサル君の 画像コレクションがそう言ってた パスワード設定しときゃよかったほら遠慮 しないで見ていいんだよそそれよりゲーム の内容 はブだなえっとねゲームの内容ははいあ 両手を広げてどうしたのさ君私のこと 抱きしめてもいいよえでも私のこと 抱きしめたら結婚ね名付けてギリギリハグ ゲーム何それ 何かと思えば別に抱きしめなければいい だけじゃん本当にいいの大好きなバニー さんを抱きしめられる最後のチャンスかも よ最後ってどういう意味これから先の人生 でバニー姿で抱きしめさせてくくれる 女の子と仲良くなる自信ある確かにない 抱きしめなければいいんだよ近くで見る だけならオッケーだよそそうなのうん 抱きしめなければなんでもオッケー肩に手 を置いたり腰に手を添えるのもオッケーだ よギリギリってそういう意味か私が 恥ずかしくなって逃げたらサトル君の勝ち だから頑張ってそそういうことなら勝てる かもまだ全然大丈夫だよ頭とかも触って オッケーああ あれいつの間にかこんな際どい姿勢にくで もまだ抱きしめてはいないいないけどもう 無理まみさん可愛すぎるししかも憧れの バニーさん正直このまま抱きしめたいあれ さとる君もこさん よわままだ余裕だけどそうそうまだまだ 行けるよまみさんまだ降参してくれないの 正直これ以上はもうさとる君我慢しないで 抱きしめ ちゃおうもう我慢できないから逃げるな はあまあいいよやった私の勝ち はあさとる君やっぱりよは雑魚 雑魚今日はもう帰る あじゃあ私も帰る着替えるからちょっと 待っててあ覗いたら結婚ね覗かないよはあ 今日も楽しかった明日も楽しみにしててね さとる君明日もやるのもちろんこれから 毎日 えその言葉通りまみさんは毎日俺に結婚を かけたチキンレースを仕掛けてきたほら 今日のスカート結構短いでしょおってもう 少し短くしようかなでもパンツ見たら結婚 ね アウト よわもう限界だ何が限界かと言うとまみ さんを好きという気持ちが限界だ彼女の 楽しそうな笑顔が自由に生きている姿が 愛しくて仕方がないあんな可愛い子に毎日 誘惑されたら我慢できるわけがないよし もう逃げるのはやめよう立ち向かう そして俺はある決意をしたさとるく今日も 遊ぼういいよもう1回ポッキーゲームを しようあれ今日はなんだか素直だねなんか 作ありまあねじゃあスタートポキポキポキ なええさと君ペース早すぎじゃないこの ままじゃきポキポキポキま待ってうちょえ しまった寸前で止めるつもりだったのに まみさんが急に動くからそのままキスし ちゃったい今あうんコにキスしちゃった けど唇じゃないからセーフだよねああそ そうだねうんそうなんだけど私今日はもう 帰るあ待ってもう1個残ってるからな 何これギリギリハグゲーム いきなり距離近すぎない抱きしめてはい ないからセーフだよななんで見つめるの 抱きしめなければ何してもオッケーなん でしょう言ったけどま待ってそんなに まっすぐ見つめないでと時ドキしちゃう から じー鬼かごめんなさい謝るからもう許して 嫌なら目をそらせばこんなに見つめられ たらそらせないうか可愛すぎる うわーそうしてマミヤさんが泣きながら 逃げる様子を見て俺はようやく冷静さを 取り戻したやりすぎた逃げずに 立ち向かおうと思ったけどやめておけば よかっ たまみさんごめんなさいその後俺は激しく 後悔するのだったもう何あれ何あれ悔しい 悔しい悔しい さと君から逃げて家に帰り夕ご飯を食べて お風呂に入ってようやく落ち着いた私は 今更のように怒りが込み上げてきたさとる 君のくせにくせにもうはまだドキドキが 収まら ないさと君どうしてあんなことしたん だろうまあ日頃の仕返しだよねでもまさか 悟君があんなことは 思い出しちゃ だめさとる君明日からもあんな感じなのか なううそんなの いやちょっと良かったけどじゃなくて やっぱり悔しいこのままじゃいやさとる君 絶対泣かせてやる私は負けない翌朝教室へ 行くとまみさんとその友達の楽しそうな 笑い声が聞こえてきたえ本当に そうそうもうびっくりだよ可いすぎごめん なさいごめんなさいまみ屋さんに話しかけ られたらすぐにごめんなさいあおはよう さとるくああうんおはようあのまみさん その昨日はごめんなさいうんうん全然いい よ気にしないでまみさんやっぱり優しい だってここでリベンジ えあれまみさんそのポッキー何はは目が 怖いよキスしたら結婚ね話を聞いてここ 教室だ よちょまみさん見てるみんなが見てるから だめ逃がさない話し てまみさん大胆くそ悟のやついつもいつも 本気で羨ましい なったら昨日と同じように見つめて 恥ずかしがらせる じ じあれ逃げないドキドキああのカノン ちゃんデラ君私たち教室の外に出てようか 悟るファイト変な気を使わないでどうする さとる君ワンわンって泣いたら許して あげるよ わ ワンワンいい子いい子許してあげる はあさとる君これで自分の立場分かった うん分かったよそうでしょそうでしょ じゃあこれからは俺が甘かったまみさん カノンって本当に可愛いよ ねななんでいきなり呼び捨ててかか可愛 いって正直カノンが世界で一番可愛いと 思う綺麗な瞳にサラサラの髪スタイルも 抜群だし毎日見れてるはな何本気でどうし たのギリギリ褒め褒めゲームだよ俺が カノンを褒めまくってカノンが赤くなっ たらカノンの負け赤くならなかったら結婚 ね何言ってんのあと内面だけどカノンは 本当にくて一緒にいると楽しい話も上手だ しさりげなく相手の人が話しやすくなる ように気遣うところにキュンと来るカノン がいるだけでその場が明るく華やかになる し正直最高の女の子だよ心が綺麗なんだよ ねこの前も にゃーどういうつもりどういうつもり みんないるからみんな聞いてるから先に 教室でポッキーゲーム始めたの誰でしたっ けごめんななさい私です謝るからお願い もうやめて恥ずかしがるカノンも可愛い鬼 なのああもう私見てられないドキドキが 止まらないラブラブすぎるよ甘すぎるよ ぎゃー ぎゃー 羨ましいさとる君どうするのこれねどう するのこれまみさんごめん俺覚悟を決めた んだえ何の話まみカノンさん俺と結婚して ください ぎゃー結婚を申し込ん だささるく何やってるの俺はずっと前から まみさんのことが好きなんだまみさんが俺 に結婚を申し込むのはからかってるだけで 俺なんかが選ばれるわけがないことも 分かってるけど でももう君への気持ちを我慢できないこの 気持ちをどうしても君に伝えたい好きだあ 私たちまだ高校生だよそれにこんな教室で みんなが見てる前でプロポーズするなんて 信じられないだよねあれごめんなんか話の 流れで気持ちを抑えられなくなっちゃっ て何やってるんだ俺急に冷静にならないで よでも気持ちだけは伝えられてよかったよ 聞いてくれてありがとうまみ さん待ってよなんで断られたみたいになっ てるのえいやだってこんな教室で プロポーズするような男子嫌でしょ嫌じゃ ない嫌じゃないんだえじゃあまさかオケー してくれるのしないしないんだだえっと まみさんにずっと聞きたかったことがある んだけどまみさんはどうして俺のことを からかってたの毎日結婚してほしいと かそれは聞いたから [音楽] え好きだからに決まってるじゃない好きだ から大好きだから愛してるからだから毎日 結婚申し込んでたの本気で結婚したかった から嬉しい じゃあ俺と結婚してくださいしないなんで しないの私分かったかもかのんちゃん 恥ずかしがってるんだよ可愛いかよなんか 泣けてきた分かったじゃあ最後のチキン レースをしようさ最後うんこれで負けたら 俺は前宮さんのことは諦めるもう2度と 結婚は申し込まないあまみさんが指輪を 受け取ったら結婚受け取らなかったら俺の 負けよろしくお願いします もう早こんなつもりじゃなかったのに結婚 のこと本気にしてくれるなんて思わなかっ たすごく嬉しいまみさんあの聞いてもいい かなまみさんはいつ俺のことを好きになっ てくれたの今ここで聞くの うん聞きたい前好きな女の子のタイプを 聞いた時のこと覚えてるうん冗談で私って 言ったら悟る君真っ赤になってその時の 表情が可愛かったからそれにさと君優しい し一緒にいて安心できるしありがとうまみ さん俺まみさんのこと一生幸せにしますお めでとう よし胴上げだきゃーちょっとみんなきゃー このクラス愉快すぎるおめでとうかの ちゃんちくし幸せになれよそして俺たちの ことはあっという間に学園中の噂になりあ 2人ともおめでとうお幸せ にどこに行っても祝福の言葉がようになっ てしまった恥ずかしいもう学校来れない なんであんなことやっちゃったんださと君 の バカごめんあそうだ大事なことを忘れてた まだ何かあるの婚姻届けサインするから ちょうだい えいいいの年齢的に市役所に提出とかは できないけどこれ書いたら本当に後 できないよここまで来たら暴走機関車の ようにどこまでも突き進むよちゃんと ブレーキはしてよえっとここに描けばいい んだよね小寺悟るとあ ありがとうめちゃくちゃ感動してくれてる 姿が可愛すぎるああと指輪もありがとう そういえばこんな素敵な指輪どうやって 用意してくれたのお年玉貯金10年分で かった思ったより重かった改めてこれから もよろしくか カノンううんよろしくお願いしますさと君 こうして俺とカノンは恋人同士になった 彼女の可愛い笑顔にときめきながらこの子 を一生幸せにしようと心に誓ったその後 恋人で婚約者になった俺とかのだけどやっ てることはこれまでと変わらたする じゃーん今日はメイドさんです抱きしめ たら罰ゲームねちなみに罰ゲームの内容は キッスオッケーあすぐに抱きしめたら ゲームにならないからねむしろ我慢しなく ちゃいけないこの状態が罰ゲーム すけべこのチキンレースの最後がどうなる のかそれは俺たちだけの秘密だああわや ちょうどよかったどうしたんですかいやな 1つ頼まれてくれないかと思っていいです よ本当か助かるそれで私は何をすればいい んですか3階の備品室の整理だそれ生徒の 仕事ですか違うだから命令じゃなくて依頼 してるんだ本当は何人か手伝わせようと 思ったんだがどいつも今日は捕まらなくて な私だけってことですかそうなるな あやっぱ嫌だよないえいいですよその 代わり内心点よろしくお願いしますそんな ことしなくてもお前さんは満てんだ よ代わりに今度こっそりアイスをご馳走し てやる他の生徒にばれないように職員室に 行きなさい はーい色々溢れてるからダンボールに詰め てくれるだけでいい詰めた荷物はまた後日 男たちに運ばせるから了解ですざあたんだ 1人かそれならいいか誰かいると面倒なん だよねマイペースでやってしまおっと 独りごちてバやさゆは3階の備品室へ歩い ていくこの後自分の体を見られるとも知ら ずにさゆと別れた後師はいい労働力が廊下 に転がっていることに気づいたおちょうど いいところにおいべはいちょっと手伝え いやこれから予定がだめだこれは依頼じゃ なく命令だからだええそんな応募なまさか 放課後に雑用をさせられるとは思って なかったこんなことならさっさと帰って しまえばよかったついてないけどそんな ついてない人間が俺以外にもう1人いる らしい2人で愚痴りつつちゃちゃっと 片付けてしまうしかないなそして扉を開け たうす手伝いにえ言葉を失ったああ涼しい うそれ以上に相手は言葉を失っていた スカートの中に風を送っていたのは我がを 切っての除わやさりだったななななんで 先生1人ってええっと手伝うように言われ て見た うんさあさっさとやってしまおう俺早く 帰りたいんだ見たのねいやだから見たんだ だからさ変態なんでだ見てないふりをして やろうとしてるのになんで掘り返すんだ嘘 よそうやって私の弱みを握って何をさせる つもりなんでそうなるん だ私はそんなのに屈しないんだからあんた 本当に話が通じないな本当はそういう キャラなのか悪かったわねだから何も言っ てないってわやさゆりそれは我が校どころ か近隣の同年代の学生たちの憧れの存在だ 美人で頭も良くて運動神経もいい家も結構 な上級家庭らしい剣道とか初動も超高校級 なんだとかその上気取ったところもなく 会話もしやすい多少なら下ネタにだって 乗ってきてくれる選挙に出れば過去最高の 得票数で生会長になるだろうと言われて いる俺みたいな一般生徒とは卒業したら縁 の遠くなる存在何十年か後には俺って学生 時代あの綿やさゆりと同じ学校に通ってた んだぜと虎の胃を借りる狐みたいな会話を して飲み会を盛り上げているのかもしれ ないとにかく綿やさゆはそういう女性だっ た決して古いドラマで見たひの女みたいな ことはしないのだと勝手に思っていたそれ は俺みたいなやが押し付けた妄想でしか なかったわけだけど俺2のさの真辺勝と なんでいきなり自己紹介なのやっぱり いやらしいことをさせようってのちげえよ 俺のこととか知らないだろうなんでよなん でって会話したことないしあるわよは1年 の時の文化祭で美品仕様の申請に来てた じゃないあの時私が対応したのもしかして 忘れた待って 何よマジで言ってるどういうことそれだけ だよな接点ええそれだけで俺の名前を覚え てたってこと当たり前じゃない嘘だろう 本当よだって1度話した相手の名前を 忘れるとかって一番失礼なことじゃない そりゃそうだけど普通それくらいじゃ覚え てないってけど君は私のことを知ってた じゃないあんた有名だし分かったそりゃ 人望があるわけだ何いやさすがだなって 思って別にあれくらいじゃあんたの人望に は傷の1つもつかないと思うぞそういう ことじゃないのよまなべ君あうすとにかく 黙っていればいいんだろえ俺はさっきの 出来事を忘れるそれで他のみにもいい そんな趣味もないしなそれでいいか何が 目的あんたそればっかだなだって無償で そんなことする理由が思い当たらない むしろなんで黙っていてくれって頼まれ てることをいいふらす必要があるんだ そんなんするやつ相当性格が悪いだろう それはそうだけどでもいつ気が変わるか わからないでしょまだ安心はできない じゃあどうしろ あなたのこと見張らせてもらうわね え監視するからマジすかマジよさあま君 いえ勝と君さっさと掃除を終えて帰り ましょう数日後おい勝となんだよとよお前 なぞ友では ないなんでだよ俺が何をしたって言うんだ こっちが聞きたいねなんだよあれはお前 わやさんのこと知らないのあれはなわや さゆりさんだよ同級生の知らないわけない だろうがおビビったじゃなくてなんでわや さんがお前に熱視線を送ってるのかって 聞いてんだいいかとよふんお前なぞ友では ないと何度言えば分かれ俺たちの友情安い な裏切り者めねえ勝敏君太たさん2人で何 を話しているのかしら何ってこっちを見て いたみたいだ けどああそういうことかなんでもないって 別にただの雑談だよそうなんですかあはい えっと勝敏君のお友達そうです勝との無の 親友ですへえ仲がいいんだそうです 俺以上にこいつと仲のいい奴はいないです おい俺たちの安い友情は終わったんじゃ なかったのかバカだなただのジョクだよ 親友けもう友人でもなんでもないねそんな こと言うなって親友お前本当に調子がいい なじゃあ私とも仲良くしてくれるもちろん ですありがとうてかさんはこいつのことは 知らないんだ当たり前だろ話すの初めてだ しそうですねさすがに話したことない人 までは分からないですけど今日からはお 知り合いふん友達ですよねははい勝と君が 私について何か言うかもしれませんがそれ は信じちゃいけないですよ当たり前です こんな野郎の言うことは信じませんおい 親友大変よろしい勝と君素敵なお友達をお 持ちのようで帰り道あのさ何を本当に 言いふらさないからそろそろ監視をやめて くれないかだめよまだ信じられないもの 今日だって私が話に入らなかったら話して たんじゃないのそして笑い物にしてたん じゃないの頭いいくせに想像力は変な方向 にしか働かないのな大体基本的に私は見 てるだけじゃない何も不都合はないはずよ いやかなりあるよどうしてわやさんが 人気者だからだよやさんの秘密を知って 監視されるようになって数日学校1の 有名人から熱い視線を送られているという ことで俺の注目度も上がってしまっている のだった妬んでくるやかも少なくない俺の 平穏な学校生活が食されていたどうやっ たら諦めてくれるわけそうね私があなたの ことを絶対的に信頼するか信頼してくれ今 すぐに無理よなんで信頼できる根拠がない じゃあどうすればいいんだよあとは私が 勝と君の弱みを握ったらとか弱みそうし たら視力になるでしょうんあのさわさん何 を実は この前の小テスト5点だったんだ何点満点 中10点満点中却下なんでだ よ弱みの内容が全然釣り合ってないもの これ以上は言いたくないじゃあまだまだ 監視は続行ねマジ かそんな反応されると傷つくんだけどそれ よりあなたこれから暇暇ではない何か用事 があるの帰って寝たい暇なのね話聞いてた 勉強教えてあげるは小テストで5点しか 取れなかったんでしょ勉強教えてあげる いやいいよ遠慮しなくていいのよ嫌だ勉強 したくないあなたねそんなんだからダメな のよいだせっかくの放課なのにはいはい なんで勉強なんて頑張ったら私が咲夜焼い たケーキを食べさせてあげるからえやさん の手作りそうよこれで結構美味しいって 評判なんだからそれ袋に入れて売ったら男 たちにバカ売れしそうだな1個5000円 くらいでも売れそうはいはいバカなこと 言わない今月近鉄でさ超テストの点数が バレて小遣減らされてるんだよじゃあ実力 で取り返しなさい協力してあげるからこう して放課後までわやさんに奪われるように なったあまりにかわいそうな俺だったそれ からもわやさんと一緒にいる日々が続いた 朝はなぜか一緒に投稿したり昼は一緒に飯 を食べたり夕方は一緒に勉強したり休日は 買い物に付き合わされたりなぜかわやさん の部活の大会の応援とかボランティアに 付き合わされたりもあったっけとはいえ 意外とそれも楽しかったけど勝と君はい はい早くこっちに来て分かったからそんな 大声出さないでくれよやあだほら早く今 行くから俺も随分と毒されているらしい いろんな人からじろじろ見られるのにも 慣れてしまった今日は珍しくコンビニの パンなんだたまにはな ふ割と好きなんだよところで今日先生に 怒られたんだってなんで知ってんのさあ どうしてでしょうふと友人の顔が 思い浮かんだ情報言は絶対にあいつだもし かしてななんだよまたひどい点数を取った んじゃないでしょうね私があるだけ勉強 教えてあげたのにその点は問題なしおかげ でお小遣いもましたよかったわねはい おかげ様であらそれは勝と君が努力した からでしょう私はちょっと力を貸しただけ 自信持っていいわよそうかい えけどお礼したいなだからいいってば今度 アイスをご馳走しようしょうがないわねご 馳走されてあげるなんで女ってのはどいつ もこいつも甘いものに弱いのだろう それで何がどうして先生に怒られたのああ 遅刻したんだ確かに今日待ち合わせ場所に は来なかったけど何があったわけ普通に 寝坊そうおかげで今日はバツとして居残り で掃除だあらご就勝様手伝ってくれても いいぞそれは遠慮しておこうかしら待って てあげるからしっかり仕事してらっしゃい 暇だろ帰ってていいよあのね私にはあなた を監視するって目的があるのそうだったな じゃあ是非掃除もそれはやだ課題やってる ああそっすか結局1人で掃除をすることに なった放課後教室から掃除をしている勝敏 君を見ていると声をかけられたあのはい わやせ先輩ですよねええ 真辺先輩がどこにいるか知りませんか真辺 あ勝と君かそうです最近一緒にいることが 多いって聞いたのでそれで知ってるけど 教えてもらえませんどうしてえ勝と君に何 の用があるのそしてさゆは勝とが遅刻した 本当の理由を聞いたのだったしっかり1 時間ほど使われてんの室買うと彼女は1人 席についていたバ登板終わったのまあな 帰ろうぜええでもその前に聞きたいことが あるの何どうして先生に言わなかったの何 が遅刻した理由あなたが悪いんじゃない むしろいいことをした何を聞いたか知ら ないけど寝坊したのは本当母さんがだけど なおかげでコンビニで飯を買うはめになっ た そうねそこで万引きしようとしてた子を 見つけて捕まえて未遂だったからて一緒に 謝って許してもらったのよね全部知ってる のか誰にも親友ですら知らない情報なんだ けどなお店には許してもらったわけだし ちゃんと説明したら掃除だって免除されて いたはずでしょそうだなでもそうすると あの子が万引きしたことが教師に知られる それだとせ頭を下げた意味がないそれにし たってあなたが罰を受ける必要もないと 思うけどわやさんも分かるだろ何がふと まさしちゃうこと終わったことだけど 大したことじゃないけど他人に秘密にして おいて欲しいことそれは前にも言ったら俺 そういうのを人に言いふらす趣味はないん だもういいか掃除してクタクタなんだ早く 帰ろうぜあなたて本当にそういう人なのね 何が多少自分が不利でも迷惑をこっても ちゃんと黙っておける口の硬い人なのねっ てことそこまでできた人間じゃないけどな あの子あなたが言いふらすんじゃない かって疑ってたわよそうかだからそんな ことする人じゃないって言っておいたえ あと感謝もしていたすごくすごく感謝して たうん信じるわ何を私の秘密を誰にも言わ ないっていうあなたのこと信じてみるそれ は彼女の監視の終了を意味していたこうし て俺はようやくわやさんから解放された はずだったんだけどなえなのになんで一緒 に帰ってるわけ何よ悪いわけいや悪くは ないんだけどでもは終わったんだよな ええじゃあやっぱりなんでアイスご馳走し てもらう約束だしそれはそうだけどまあ アイスをご馳走してもらった後も一緒に いるんだけど勉強もまだまだ見てあげない とだしいやそれはいいもういい成績は十分 上がっただめ勉強は積み重ねだからやめた 途端に意味がなくなるマジかそんなに私と いるの嫌なわけそういうわけじゃないんだ けどうんだからさうんわやさん美人じゃん よく言われる性格もいいじゃんそれもよく 言われるだからあんまり長い時間一緒に いるとさ月になるってまあうんなっていい わよ好きに えそうしたらようやく勝君君の弱み握れる し最悪だこの女何より今度こそお相子に なるしうんん今のどういう見れば隣にいる 美少女が耳まで顔を真っ赤にしていた私が 君のことを結構気に入ってるってことです がなんで切れるんだよ切れてないしいや 切れてるじゃんこれはね照れてるのよそれ ではああうんうんて何よだからそして返事 の代わりに俺は彼女に手を伸ばしたそして 2人で手をついだこれが答えだったくの ちょっと いい 俺の名前は 学生今日は人数合わせで合コンに参加する ことになったのだが早くも後悔し始めて いるまさかこんなにお酒を飲むはめになる なんてあのえああはい飲みすぎじゃない ですかちゃんとペース考えてますかあです よねごめんなさいびっくりしたまさか 話しかけられるなんてこの信じられない くらいの美人さんは同じ大学の神楽ゆさん 文部動美木修礼その上家柄もいい孫をこ なき高値の花というやつだたまたま席が隣 同士になった俺は何も話せないままずっと 緊張している当然大学中の男性たちが彼女 にアタックしているのだが彼女は決して なびかないデートの誘いどころか一緒に 食事することすら断り続けているのだそう してついた称号が以上彼女の美しさと塩 対応を表現した称号だそんな彼女がなぜ 今回の合コンに参加しているのか本気で謎 である無理をすれば後で後悔するのは自分 ですよそうなんですけどやっぱりこういう 場だと断りづらいのでそんなことを言って いるからダメなんだと思いますよすすい ません神楽さん俺らの席に来て一緒に話し ませんかてか全然飲んでないですよね何か 頼みましょうかまた来たこれで誘われるの 何人目だろういえ結構ですそれに私お酒は 一滴も飲まないのであはいすんませんした すごい瞬殺だというか合コンでその断り方 ができるのもすごすぎるおーい飲んでるか あ先輩どうもこの明るい女性は山すかノと 面倒みのいい先輩でよく俺を合コンなどに 誘ってくれるいや今日は本当助かったよ マジで人数集まらなかったからさほれ俺に 飲め飲めえあはいいただきますあおおいい のみっ ぷりあれやばいなんか神楽さんから冷たい 視線を感じるお前は本当いいやつだよ よし礼に今日は私をお持ち帰りしてもいい よあの先輩飲みすぎだと思いもその時誰か が机を強く叩く音がした見れば神楽さんの 手が机の上にあり合コンは死と静まり返っ ていた宮さんあはいなんでしょうあなた もう帰った方がいいんじゃないですか わかりました今すぐ帰り まさか合コンを追い出されることになると はまあ正直お酒も合コンも苦手だから 助かったけどああでもやばい俺神楽さんを 怒らせるようなことしちゃったかだめだ 分からんっとと自分で思っている以上に 酔っているらしく気づけば俺は転びそうに なっていた大丈夫ですかえか神楽さん やっぱり飲みすぎですよ肩貸しますから しっかりしてくださいああのどうしてここ に合コンは抜けてきましたそれより ちゃんと家まで帰れますかああと実はここ から結構遠くてタクシーでも拾います わかりましたそれなら私の家が近いので そこへ来てくださいえ本当ですかじゃあお 言葉に甘えてえ気づけば俺は大学一の美女 にお持ち帰りされていたなんか超豪華な 部屋に来ていた何が起きているんだ水飲め ますかあありがとうございます飲んだら横 になってください今毛布を持ってきます からなんかすごく優しい合コンの時とは 別人だすいません俺なんかのためにこれに 懲りたらちゃんと断ることも覚えないと だめですよそれから神楽さんは少しでも俺 が楽になれるようにと献身的な解放をして くれた正直女神だったあの神楽さんさっき はごめん なさい何のことですかほら合コンで俺 気づかないうちに神楽さんを怒らせちゃっ たみたいだからああれは怒ったわけでは なくてその宮さんが本当はお酒も合コンも 苦手のように見えたのであれ以上無理をし て飲み続けていたら大変なことになって しまう気がしてえ俺のためだったのお 追い出す形になってしまったのは別の理由 です けど謝るのは私の方です合コンから 追い出すような真似をしてしまってごめん なさいいや全然いいのでというか正直 助かりましたそう言ってもらえるのは 嬉しいですけどでもせっかく盛り上がって いた合もにしてしまいました昔からそうな んです空気が読めなくて強調性がなくてだ から私はいつも1人ぼっちなんですい意外 だ神楽さんは1人でも生きていける強い人 なんだと思ってた全然違いますコミ障な だけです緊張して人とうまく接することが できないだけだったんですけどいつの間に か塩太陽なんて言われてました友達だって 1人もいません 神楽さんは別の世界の人ってイメージだっ たけど今はなんだか可愛いへ神楽さん 可愛いですよ今の神楽さんを見たらみんな もっと神楽さんを好きになると思います そんなわけないじゃないですかみ宮さん まだ酔ってますか俺もそこまで人付き合い が得意な方じゃないから今の神楽さんには 親しみが持てますそれにコで無理をして いる俺に気づいてくれ こうして放までしてくれて神楽さんは本当 に優しくて素敵な女性ですからかわないで ください本気ですよ神楽さんなら友達 いっぱいできると思います俺が保証します じゃあなってくれます か宮さんが私の友達になってくれますかも もちろんこうして俺は大学一の美女神楽ゆ さんと友達になったの その日以来俺と神楽さんはちょくちょく 大学で一緒にいるようになった講義で隣の 席になったり昼食を一緒に食べたりお互い の課題を手伝ったりした最初は美人すぎる 神楽さんに俺が緊張してしまったり神楽 さんもどこか他人行儀でよそよそしい感じ が見られたけれど次第に俺たちは打ち解け あっていたいつしか神楽さんの態度は すっかり柔らかくなり最近では明るい笑顔 を見せてくれるようになった三さん次一緒 のコマですよねはいそうですじゃあまた 一緒に受けましょう神楽さん少し前とは 別人のように可愛くなったなこの笑顔を 間近で見る瞬間が幸せすぎるああと学食に 新しく追加されたランチ食べました すっごく美味しいですよあそうなんだまだ 食べてないですじゃあ今度一緒に食べに 行きます 可愛いいかんいかん神楽さんはあくまで 友達高のぞみの声はやめようおいあきら ゆいちゃんあ先輩どうもこんにちは羽山 先輩なんですかいやすっかり仲良しになっ たよねお2人さんままあ友達なのでそそう です友達ですへえそうなんだそれはそうと ゆいちゃんすっごく明るくなったよねお 本当ですかうんうん私とも作に喋れてるし ゆいちゃんが前より可愛くなったって みんな噂してるよだとしたら宮さんの おかげですだってあら感想はなんでそんな の言わないといけないんですかいえよ大学 一の美女を変えた男いい方ああの先輩は シラフでも酔っ払ってるんだから 仲いいですよね2人ともああゆいちゃんあ ほのかちゃん次のコマ同じでしょ一緒に 受けようよあえっとねごめんね次のコマは 宮前さんと一緒に受ける約束をしてるのあ そうなんだ残念俺のことは平気だよ神楽 さんせっかく誘ってもらったんだからえで もあのひょっとしてゆいちゃんの彼氏だっ たりしますかえか彼だっていつも一緒に いるんだもん大学中の噂になってるよ えっとその違うよ俺と神楽さんは友達なん だそれじゃあ神楽さんまた後であはいもも 神楽さんは魅力的な人だそんな神楽さんが 明るく親しみやすいキャラになれば誰だっ て彼女を好きになる俺と違いどんな人と だって仲できるだろうこれからは遠慮した 方がいいかもしれないなそれからも神楽 さんの人気はどんどん上がっていった神楽 さんには友達がたくさんできていつも みんなに囲まれているそれに比例して俺と 神楽さんが関わる時間は減っていった せっかく神楽さんの願いが叶っているのだ から俺はあまり邪魔をしないようにしてい たおいらなんすかいやなんすかじゃないよ しれる ゆちゃんに告ればいいのにそんなこと できるわけないじゃないですかなんでだよ れよ相手は大学一の美女ですよ俺なんか 相手にされませんってふあらがいいなら いいけどさじゃ私と付き合う冗談に 付き合ってる気分じゃないです冗談じゃ なくて本気なんだけどえ私結構のこと気に 入ってるんだよね落ち込んでる姿とか放っ ておけないしさよかったら私が慰めて あげるよありがとうございます先輩でも ごめんなさい自分でもバカみたいって思い ますけど今自分の気持ちに気づいちゃい ました ほらやっぱり好きなんじゃんはい宮さんえ 神楽さんひどいです私のことは避けてるの にこの女の人はいいんですかじゃあと 頑張ってぽいえっとすみません避けていた わけじゃないんですじゃあ何ですかその せっかく神楽さんに友達ができたんだから 邪魔をしたくなかったんです神楽さんなら 俺よりももっと素敵な人たちと友達に なれると思ってな何ですかそれ分かりまし たじゃあデートしましょうはいそうですよ ねえデート今度の日曜日午後1時駅前の 時計広場で待ってますあちょっともう神楽 さんは一方的にデートの日時を伝えると そのまま立ち去ってしまったああまさか こんなことになるとはあれからスマホで 連絡しても一切出てくれないし来るしか ないよ な一応デートの30分前に来たけど早く来 すぎたかないえそんなことないですよえ誰 私のこと分かりませんか突然俺に声をかけ てきたのはこう言ってはなんだけどとても 地味な女性だったでもどこか見覚えのある ようなてまさか神楽さん正解ですその格好 どうしたのこれが本当の私ですよ本当の私 覚えてないですか私のこと あその時俺のりにある日の出来事が蘇った あれは先輩に誘われた合コンでのこと1人 誰とも喋らずにいた地味な女の子が 酔っ払いに絡まれていたおいそんな地味な 子ほっとけよよく見ると可愛いんだって なあ抜け出して別の店で飲もうよいいよな ああのそのどうぞ新しいお酒持ってきまし たあ気が効くなあと羽山先輩が無理やり ナパすんなこらとってますすいません山 先輩うんああのありがとうございました いやいいよいいよごめんなさい化しちゃっ て本当はこういう雰囲気苦手はいでもその 自分を変えたくてせっかく誘ってもらった ので来ちゃいましたお酒も飲めないんです けどそっか実は俺もお酒とかコとか苦手で さ今日は先輩に誘われただから来ちゃった んだそそうだったんですか慣れてる人かと 思ってましたいや全然慣れてる人っていう のはああいう人を言うんだよイエーイ 羨ましいです私もあんな風になりたいです それはやめた方がいいよ真顔ででも私 みたいに地味で暗い子より全然いいですよ ね別に地味でもいいんじゃないかなえ人に はそれぞれ良さがあるんだし それに俺は君と話してて楽しい よそれから俺とその子は少しだけ話をした まもなく合コンはお開きになって名前も 聞かないまま別れたそれでもなんとなく その子の笑顔が心に残っていたまさかその 時の女の子がやっと思い出してくれました いや嘘でしょ本当です同一人物です変わり すぎ本気で信じられない 努力したんです本気で変わろうて思った からどうしてそこまで変わろうと思ったの これは好きだ からあなたのことが好きだからに決まっ てるじゃないですか婚で絡まれてる私を 助けてくれて優しくしてくれて楽しくお しりしてくれてだからあなたに好きになっ てもらいたくて頑張ったんですあなたが 先日のコに参加することを偶然知ったから 山先輩にお願いして参加させてもらったん ですなのにあなたは全然気づいてくれない し嘘嘘じゃないです正直驚きの情報があり すぎて頭が真っ白になっているあの地味な 子が俺に好きになって欲しくてあんなに 綺麗になって俺と会いたくて合コンに参加 してそれで返事はどうなんでしょうかへ 返事私は告白しました宮さんの返事を聞き たいですごめん今ちょっと頭が混乱してる やっぱり私のこと迷惑ですかというか がっかりしましたよねこんな私を見て神楽 さんでも本当はこの格好の方が楽なんです 周りに認めてもらえるくらい綺麗になれた けどでも辛かったりするんですみさんは 地味な私と綺麗な私とどっちがいいですか その時俺は気づいたみんなに好れて人気者 になった神楽さんはけれど今も苦しんで いることになのに俺は色々なことを気にし て彼女を1人にしてしまった俺が人気者の 神楽さんに遠慮したから神楽さんはこうし て本当の自分を見せてくれたんだ本当の 自分を見せるのをこんなにも怖がっている のにどっちもいいと思います大事なのは見 た目じゃないです俺はです神楽さんと一緒 にいられることが話ができることが何より 楽しいんだって気づきましただから少なく とも俺の前では神楽さんは好きな自分でい てくださいそれに俺は地味な神楽さんも 可愛いって思い ますそれってつまりどういうことですかえ どういうことってだからそのちゃんと言葉 にしてほしいです よね分かった俺宮前あは神楽ゆいさんの ことが好きです俺と付き合って [音楽] ください泣かないで本当に私でいいんです かむしろそれは俺のセリフなんだけどうん そうだ よ君がいいんだこうして俺と神楽さんは 友達から恋人になったおやらゆいちゃん さんどうもこんにちは羽山先輩 うな何ですか新婚生活はどうどうまだ結婚 してませんって付き合い始めたばかりで すってままだなんかゆいちゃんさらに 可愛くなったよねえそうでしょうか前より も地味になったと思うんですけど前みたい にザ美人さんて感じではないけどうんでも も前より可愛い先輩適当なこと言ってませ んかじゃああらはどう思ってるの前より 可愛いですだろう2人ともやめてください 美人なユイと地味なゆい今のユイはその 中間くらいの感じになっている本人曰く 1番楽な自分とのことありがとうあら君私 ね今すごい幸せだよそれならよかった前 みたいに無理をしなくていいし諦めて地味 な自分のままでいなくてもいいもんそっか まあユイが笑顔でいてくくれるのが1番だ よありがとうそれと私が笑顔でいられる1 番の理由は君と一緒にいられることだよ それだけはちゃんと覚えててね恋人として 歩き始めたばかりの俺とゆいこれから先も 迷ったり悩んだりすることはあるだろう けどゆいと一緒なら楽しんで歩いていけ そうだと思った 手伝うよいつもありがとうと君俺の名前は 時シジ高何を隠そう現在こちらの江本あり さんに恋心を抱いているのだがやっぱりと 君は頼りになる友達だ [音楽] よそうあくまで友達チャンスがありそうで ゼロというのも実はありさんは男子と 付き合うつもりは一切ないのだそもそも 最初はこんなはずではなかったある日の 放課後江本さんに告白するつもりで 呼び出したのだが 俺江本さんのことをすす しシす素晴らしい人物だと評価しており ますあありがとうメと向かって言われると なんだか恥ずかしいな俺の 下れとまそんなことが2ヶ月ほど前にあっ た同じクラスということもあって俺たちは 仲良くなったのだが へ誰とも付き合う気がないのうん実は昔 から男性は苦手で緊張しちゃってじゃ じゃあ俺はゴリゴリの野郎なんだけどと君 は絶妙な距離感でいてくれるから安心 できるというかむしろ異性の中で1番の 友達って感じかなああこれ告白しても無理 っぽかったみたいっすね安牌 かこうして江本さんは男性が苦手だという ことが分かった通りでモテるのに告白を 断り続けてきたというわけだそれからと いうもの人関係で過ごしていたのだがにし ても時はいいよな何がだって江田さんと仲 いいだろ 羨ましい恋愛方面に発展しない可能性しか ないけど学園1のルックスだし女子受けの いい女子って基本性格もいいよなまあな すごくいい子だと思うよ噂だと小学から 数えて98に振ってるらしいぜなんて正確 な数字なのだろうかぶっちゃけ好きとか じゃねえのはあ好きに決まってんだろ切れ んなよてか好きなんだなそりゃ俺だって 付き合えるのだったら付き合いたいけど ぶっちゃけ最初はただの一目惚れだったん だよな見た目で誰かを好きになるのは悪い ことだろうかしかし江さんのことを知れば 知る 付き合いたいという気持ちは大きくなる ただ彼女にその気は全くなさそうだ時は君 どうしたのあいやなんでもないんだ何か 悩み事いや大したことないよ本当うん悩み に大償は関係ないよ悩みは1人で抱えちゃ だめだよいつも助けてもらってばかりだ からたまには頼ってねこの屈のない画に俺 は惚れたのだあくまで友人として優しくし てもらっているのは分かっているけれど こんなに胸が苦しいのはなぜだろうか ありがとう自分でどうにもできなかったら 相談に乗ってくれるかなうん任せてこうし て俺は今日も江本さんの友人として接して 終わった告白したらこの関係が崩れて しまうのではないかそれは多分卑怯な考え 方かもしれないがそうして江本さんとの 公有が始まって3ヶ月が過ぎた頃3年の 先輩が江本さんに告白するつもりなんだっ てさ へえお前江本さんのことなのに気になら ねえの多分振るんじゃないかそれがさ結構 しつこいって有名な先輩でさしつこい 付き合ってくれるまで何度もアタックする 人なんだってさそうか前も言ったけどダメ もで告白してみたらそれで気まずくなるの は嫌なんだよまあなら仕方ないけどさ江本 さん心配だなそんなことを友人から聞き 江本さんのことが心配になったその翌日の 放課後俺が帰ろうとするとあれは江本さん えあゆちゃんマジで無理なのはい本当頼 むって俺と付き合ってくれよ私今は誰とも お付き合いする気がなくてそこをなんとか 頼むって君のことが好きだからごめん なさいマジで無理なのはあ だるいこうやってすげえ頼んでんじゃん 江本さんどうしたのとわ君何誰お前 あの1個上の先輩ですよね俺は江本さんの 友達ですけど友達関係ねえやはどっか行け よいえ放っておけません彼女嫌がってた じゃないですかだから関係ねえだろつうか 先輩振られたんですよねはあ告白とかして ねえしそうですかまあんま江本さんに しつこくしないでくださいそれじゃと そんな感じで俺は江本さんを連れてその場 を去ったそのまま江本さんを駅前まで送る ことになったさっきはありがとういや たまたま見かけてよかったよ震えてるけど やっぱり怖かっ たうんちょっとだけあのね前から気になっ てたんだけどどうして時君はいつも私の ことを助けてくれるの えそれはそのやっぱり気づくよなそもそも 彼女のことが好きで近づいた俺はさっきの 先輩と変わらないと気づいた振られるのが 怖いからと言ってこうして友達ポジション でい続けるそれは卑怯だし気持ちが悪いと 思ったどうしていつも彼女のことを助ける のか俺の本当の気持ちを伝えるべきなの だろう俺はんのが好き だ最初も告白するつもりで呼び出したんだ でも途中でひって振られるのが怖くて友達 ポジションでいようと思った江本さんが誰 とも付きやきはないってことも分かってる から今まで騙すようなことをしてごめん とわ江本さんが嫌ならもう俺は君に近づか ないから全部思っていることを言ったこれ でさんにられても仕方ないと俺は思ったの だがと君は私なんかと付き合いたいのえお うんそっかと君の正直な気持ち嬉しかった その上で告白の返事は待ってもらっていい かなああうんそれじゃあとわ君また明日 ああうんまた明日振られるわけでもなく 拒否られるわけでもなく保留今まで99人 の男子を振り続けた江本さんのこの反応に は正直俺は驚いていたこのタイミングで 告白して良かったということだろうか しかしそれからというものあ江本さんいや いやあとわ君こ こんにちは江本さんとの関係はなんとなく ぎこちなくなったこれはやっぱり脈なしと いうことなのだろうか江本さんのことだ から保留したままってわけじゃないと思う けどやっぱり難しいのかなと若干諦め モードになりつつ数日過ごしていたある日 の放課後あれやっぱ時じゃんうんうち覚え てるえ 西島に駅前声をかけてきたのは中学時代の クラスメートだった久しぶりなんか びっくりああこんなところで会うなんて 驚いたてかさ時はまたせ伸びたなんか かっこよくなってないえそうかなんか大人 っぽくなったねそんなことないって西島も 中学時代よりぐっ可愛くなったなてか彼女 はいないのおおうん実はうちもこないだ 彼氏と別れたばっかなんだよねでことで これから軽く遊びに行かないいや行かない 俺実は告白の返事待ちなんだよマジ相手は どんな子まあぶっちゃけ可愛いし性格も いい子で付き合ってないのにのろけるとか 受けるそそっちが聞いたんだろうねえその 辺のファミレスで色々話そうよ中学時代の こととかそれくらいならいいのかな西島は 特に俺に下心があるわけでもなさそうだ元 クラスメイトだし再開して色々話したい こともあるのだろうそれくらいならいいか と俺が思い始めるとととわ君あ江本さん もしかしてさっき時が話してたかそそうな んだけど江本さんがけそを変えてこちらに やってきたのだがももしかして私のお返事 を待ってもらえないとかえいやそんなこと ないけどどうしてだって今その子と仲良く 腕をああ違う違うこの子は西島っていって 元々こういう距離感の子だからそそうだっ たんだやだ恥ずかしい もしかして嫉妬的な うあの えっとだからこれは ふううち西島名前聞いてもいい江本あゆり ですあゆりちゃん かすごくよく わかる何がですか時が好きになる理由だよ 時の好きな守ってあげたいタイプだもんね おおい時がささあゆちゃんのこと可愛いし 性格もいいって言ってたよふ西島ストップ ストップなんだお似合いじゃんじゃうちは 邪魔しないからあとはお2人でおい 西島西島は散々言いたいことだけ言って 去って言った後に残された俺たちは 気まずい西島のやつ何だったんだあの時君 何この後少しお時間いいかな江本さんから 話があるというので俺たちは落ち着いて 話せる場所に移動した江本さんから色々話 を聞いた小さい頃から人見が激しく特に 男性に対しては苦手意識があったらしい小 学校5年生くらいの時の担任の先生が体育 会計のい先生だったその先生から厳しく注 されたことがあったそうで後で先生の誤解 だって分かって謝ってもらったんだけど声 とか体が大きい人が近づくだけで怖くなっ ちゃってそれが原因で男性不信になっ ちゃったんだうん克服しなきゃって思っ てるんだけどねだからというか時君と 付き合うのに迷ってたんだそれは仕方ない よ俺は無理に付き合いたいとかそういう 気持ちはないから うんそうじゃなくてその彼女はそこで 口ごもったのだが私もと君のことが前から 好きなの えいつも優しくしてくれるし守ってくれる し頼りになるしだから告白された時は本当 は嬉しかったのそそうだったのかでも男子 に触れられそうになると私どうしてもダメ で付き合っても何も恋人っぽいことをでき ないと思ったからそっかだからあの時私 なんかって言ったのかうん俺のことを考え てくれてたんだな正直に言えば恋人っぽい ことはしたいと思うよそうだよねでも恋人 になる前にやらなきゃいけないことがある と思うんだやらなきゃいけない ことさんのトラウマの解消男だって女の子 が怖いと思うことがあるんだこれを言っ たら嫌われるかなとか関係が悪くなったら 嫌だなとかそれが好きな人ならなおさらで この間の告白もかなりビビったよ とわ色々言ったけど全部まとめると俺は 江本さんと付き合いたいと思う以上に江本 さんのために何かしたいと思うんだだから 江本さんのトラウマが解消されるまでは 告白の返事は保留で大丈夫その代わり江本 さんに協力したいって言ったらだめかな ううう嬉しいでも本当にそれでいいのああ 男に二言はないよこうして俺は付き合う 付き合わないは置いといて江本さんのため にできることがないかを一緒に考え始めた 友達以上恋人未満の関係といったところ だろうかそして休日に2人で会うことに なり今日は俺がリードするから任せてう うんよろしくお願いします江本さんが望み そうなことや趣味などを元にデートプラン を立ててきたまずはオーソドックスに映画 館会話は必然的に少なくなるし画面に集中 していたら俺のことは気にならないだろう そんな風に男子と一緒にという プレッシャーを与えないようにしたできる 限り自然体でいられるようにデートを重ね ていきそしてある日のデートでそれじゃあ 今日はこの辺であの時君えどうした のもう少し一緒にいたいんだけどだめかな いやダメじゃないけどなんて可愛いんだ 次第に江本さんからもっと一緒にいたいと 言われるようになっていったこれはかなり いい兆候なのかもしれないさらにデートを 重ねていくうちにどう緊張するうん ちょっと手汗やばいか も俺もちょっと緊張してるよ無理ならて 話そうかうんこの緊張感は男性不信なのと は違う大好きな人と手をついでるんだな手 ドキドキかなんて可愛いんだこの人は こんな感じで俺に対してどんどん心を開い てくれるようになった俺もこうして 触れ合えるところまで来てとても嬉しかっ たでも根本的なところは解決してないんだ よな江本さんはどんどん心を開いてくれる ようになったがそれは俺に対してだけ相 変わらず他の男子とは話す様子がない やはり彼女の男性不信を直したい俺として は少し悩んでいたこの先どうして行ったら いいんだろうそのことを江本さんに話すと 男性不審なら時君のおかげで解消できたよ えじゃあなんでクラスの男子とかと話さ ないのそれはだって前に私がやっちゃった 失敗があるから失敗って西島さんの件あれ は本当に嫉妬しちゃってじゃあもしかして 俺以外の男子と話さないのは私は仲良く 話せる男子は時君だけでいいんだそれは その江本さんがそれでいいなら彼女の一ず に俺はノックアウト寸前になった本当に 色々ありがとう私と君と本気で付き合い たい俺も是非そうしたいんだけどじゃあ私 と付き合ってくれるもちろんう直接あって 江本さんは男性不審を克服し俺の彼女に なってくれたお互いに遠回りなことをして きたようだけれどそのおかげで絆が深まっ たというか遠回りをしてよかったと今なら 思うちなみにこの話にはまだ続きがあって 付き合い始めて2週間後俺は江本さんの家 に招待されたのだが どうぞ上がってああうんお邪魔します江本 さん家だとこういう服装なんだなんか緊張 してきたなき今日ねパパとママいないから え えいやいや余計に緊張してきたしっかり しろ俺彼氏なんだからとはいえ1回の男子 としては喜ぶべきシチュエーションだ しばらくは雑談をしたがだんだん話すこと がなくなってくると時君はキスとか興味 あるそれはもちろんあるけどそっかだよね 私もあるというかしてみたいという流れに なりそれじゃあお願いしますああうん じゃあこうして江本さんと初めてキスをし た最初はぎこちなかったけれど繰り返す うちに徐々に慣れていきよようやく恋人 っぽいことできたねああうんすごく嬉しい 滝君が喜んでくれて私も嬉しいちょっと 照れるけどねああのさキスだけで終わり じゃないよね え今までいっぱいと君に助けてもらった分 きちんとお返ししたいというか私はもっと 先に進みたいな急に甘えてくるようになっ た彼女は本当に可愛くて彼氏として しっかりリードしていきたいと思ったおす 今日も来てる部員は水希だけかうんまあ 私たち以外はみんな幽霊部員だから 仕方ないよね ああしかも水希は本に興味ないしななんで 文芸部に入ったんだ よそり校は何かしら部活に入らなきゃいけ ない決まりだし幽霊部員の子たちもそうだ よ俺大津ハルトは文芸部の部長だ残念 ながら我が文芸部はほとんどが幽霊部員で ちゃんと出席しているのは俺と今横にいる 幼馴染みのせみだけ学校内にのんびり本が 読める部屋があるというのはそれだけで ありがたいがさすがに新しい風が欲しく なってくるああ 季節外れの侵入部員とか来ないかな別に いいでしょ侵入部員が来なくても配布に なるわけじゃないんだしそれはそうだけど やっぱり2人だけじゃな何私じゃ不満って わけそうは言ってないだろうハルトはもう 少し今ここにある幸せってやつに目を向け てもいいんじゃないどういう意味だよはあ この鈍感水希が何か不満そうな顔付きで ソポを向いたその時だったハルト君私と 付き合って何事もうハルト君しか頼れる人 がいないのお願いだから私の恋人になって お落ち着いてください先輩侵入部員を 待ち望んでいたらなぜか俺の恋人候補が 現れた何を言ってるのか分からないと思う が俺も何が起きたのか分からない物質に 飛び込んできたのは学校1の美少女とい 西原カレン先輩だった彼女は文芸部では なくテニス部の部長で俺とは図書委員会の 先輩後輩だ告白ならもう少しムードのある ところでするのがおすめですがまこれが 告白じゃないとううさせる程度には俺も 人生経験がありますあれ今の私告白みたい になってたごめんごめんちょっと慌てすぎ たねはあ はちょっとちょっと恋人ってどういうこと よその人3年の西原先輩でしょ俺と先輩の 間にけそを変えた水希が割って入ってきた お前も落ち着け西原先輩がただ俺に告白し てくるわけないだろそれは確かにあっさり 納得されると腹が立つな別にいい けどごめんね2人ともびっくりさせて えっと 先輩初めまして私ハルトの幼馴染みで文芸 部員のせです初めましてせなさん私は ハルト君と図書委員の先輩後輩なのよ委員 会の用事って感じじゃないですよねどう見 てもうん今日はハルト君にお願いがあって きたの話すと長くなるんだけど聞いて くれるかな俺たちが頷くとカレン先輩は 事情を話し始めた 実は田舎にある西原の本家要するに私のお じいちゃんとおばあちゃんの家なんだけど それが田舎ではかなりの有力者なのよ有力 者うん田舎だけど家は都会じゃありえない くらい大きいし田んぼとか土地とか たくさん持ってるしなんか偉い議員さんの 公園会長をやってるしそれは羨ましいです ね将来会社に就職しなくても資産だけで ニート暮らしができそうだいやいや田舎の 有力者って面倒なことも多くてね本家のお じいちゃんとおばあちゃんがやたらと私に 円THを進めてきて断るのが大変なんだ へえ円THですか円THって多分結婚を 前提にしたお付き合いのワンランク上だよ な恋人すらできたことがない俺には想像も つかない世界だうん最近は面倒になってき て私彼氏いるからって嘘ついて断ってたん だよねそうしたら来週おじいちゃんとお ばあちゃんがこっちに遊びに来ることに なって彼氏の顔を見せろて言われちゃって なるほどそれで俺に付き合ってくれなんて 言い出したわけですかそういうことだから お願い来週の1週間だけでいいから私と 恋人のふりをして同生とかの男子じゃダメ なんですかいやそれが下手に身近な男子だ と私のことを好きな可能性があるでしょう そうなると色々と面倒なわけよさすが学校 一の美少女すごい自信だあがちその推測が 間違ってなさそうなのもすごいけどその点 ハルト君は委員会で一緒になっても特に何 のリアクションもないしあんまり女子とか に興味なさそうだし安心かなって次元より 2次元派みたいな別に間違ってはないです けど言い方に問題がありますよ先輩俺の ことなめすぎではバカにしてるんじゃなく て褒めてるから大丈夫 先輩実はいろんな問題を顔と愛嬌でなんと かしてきたタイプですねま事情は分かり ました俺としては先輩の恋人のふりをする ことに異論はありません先輩には委員会で 世話になってますし本当やったありがとう ハルト君で俺は何をやればいいんですか とりあえず来週月曜日から1週間私の恋人 って手で過ごしてほしいなおじいさんお ばあさんに会う日だけじゃなくずっとです かうん土曜日の午前中におじいちゃんとお ばあちゃんに会ってもらうからそれまでに 私たちは恋人としてこんなことやあんな ことしましたって言えるありが欲しいの 中途半端だとボロが出ちゃうからね なるほど了解しましたそういうことだ水希 来週は先輩の偽装恋人をやるから文芸部の 活動は一旦休止な ああ先輩にも事情があるみたいだし 仕方ないわねそう言ってくれると助かる ごめんねせなさん1週間だけハルトさんの こと借りるね別に私の許可とかいらない ですし 別にハルト君を取っちゃうわけじゃない からちゃんと返すから心配しないでいいよ そそんな心配してないですっていうか先輩 なんでハルトのこと下の名前で呼んでるん ですかあもしかしてせなさんも下の名前で 呼んで欲しいのそうじゃなくってああもう いいですそんなわけで俺は1週間ほど カレン先輩の偽装恋人を務めることになっ た おーいハルトくげ先輩なんでここにそして 偽装カップル初日先輩から呼び出されるの は放課後だろうと気を抜いていたらなぜか 昼休みに先輩が俺の教室に現れたあ びっくりした俺も周りもびっくりしてます よ時にハルト君今日はお弁当持ってるいや 学食でなんか食べようと思ってましたが よかったじゃあ私についてきてへそう言っ て先輩に連れられてきたのは誰もいない空 教室だったふふん今日は彼氏彼女らしく私 の手作り弁当を食べさせてあげようと思っ てねそこまで気合い入れる必要あります まずは形からって言うでしょうそれに一緒 にご飯食べてる写真を撮っておけば学校で こんな風にイチャイチしてますって言い 晴れるしなるほど それなら俺も協力しますよじゃんおお めちゃくちゃ美味しそうですでしょうま 唐揚げはさすがに冷凍だしポテサラも 晩御飯の余り物だけど十分すぎますよ カレン先輩が作ってきた弁当には ウインナーや卵焼き唐揚げミニトマト ポテトサラダなどが詰まっていたはい どうぞすみませんこれは何ですかえわから ないこういえば分かるかなはい あーんそそれはいくらなんでもバカップル すぎるんじゃないでしょうかまずは形から 入ろうかなとそれはさすがに恥ずかしいの で勘弁してください恋人のアンを拒否する なんてもしや検体機いやいや俺たちは装 カップルですよねそれも1日目のまあ態機 っていうのは冗談だけど拒否されるのは 少しショックだなうああもうこれでいい ですかパクりと俺はカレン先輩が差し出し たウインナーを食べたうんおいしいです うわ本当に食べてくれた先輩が食べて欲し そうにしたからじゃないですかえなんか 偽装カップルとはいえ嬉しいもんだねそう ですかまカレン先輩が喜んでくれるなら俺 も知を捨てた会があるというものだそれ から俺は先輩が作ってくれた弁当を堪能し た俺たちは放課後もカップルらしく肛門で 待ち合わせて遊ぶことになった先輩待ち ました大丈夫今来たとこだからそれは 良かったですでこれからどうしよっか うーんとりあえずカップルが行きそうな ところに行きましょうそれがどこなのかが 問題なわけだけどそれは俺にもよくわから ないです経験ないんでだよねそんな気がし たよ先輩やっぱり俺のこと舐めてますよ ねなめてないってば可愛い後輩だなと思っ てるだけそれを舐めてると言わずして何と 言うんですかまあいいやとりあえず駅まで 歩こうよそれで途中でドーナツ屋さんに 寄らないちょうど美味しそうな新作出たん だよねいいですねそれそれから俺たちは 取り止めもない話をしながら歩いたそれで おじいちゃんがおばあちゃんとデートした 時の思い出話とか始めちゃってああ家族の そういう話って聞きたいような聞きたく ないようなでしょ私なんて反応したらいい の何の変哲もない日常の一それでもカレン 先輩の隣で は心なしか普段よりも色づいたように 感じる俺とカレン先輩の偽装カップルが だいぶ板についてきたある日のことねえ ハルトどうしたんだ水希悪いけど今日も 部活には行けないぞふーん西原先輩との 恋人ごっこそんなに楽しいんだいや俺は 頼まれたからやってるだけだぞ幼馴染みを なめないでどうせハルトのことだから カレン先輩の隣で見る景色は心なしか普段 よりも色づいたように感じるとか思ってた んでしょうおい俺の心を読むな恥ずかしい 幼馴染みって相手の心を読める能力が身に つくものなのかよ怖すぎるだろうあのさ なんだよ文芸部辞めるとか言わないよねえ なんで俺がそんなこと言うと思ったんだ だって西原先輩と一緒にいて楽しそうだし 文芸部よりも先輩といる方が楽しくなっ たら文芸部の方はどうするのかなってあの な俺にとっても文芸部は大切な場所なんだ 絶対に戻ってくるから安心しろ本当 当たり前だだから少しだけ待っててくれ うん約束だからねちゃんと待ってるから そう言うと水希は上期限で自分の席に戻っ ていたなんだ水希のやもちゃんと文芸部員 としての自覚があったんだな俺も部長とし て嬉しいぞそれから俺たちは毎日放課後に あちこち寄り道をして遊んだこれがデート というやつなのだろうカフェに入って1人 で頼むのが少し恥ずかしいほど大きな パフェを食べたりうわでっか写真撮ろう 写真早く食べないと溶けちゃいますねけた パフェもそれはそれでおつもだよ2人で カラオケに行ってみたりうおおええ ふふわーハルト君カラオケで曲のよく わかんないところも歌うタイプだえ歌わ ないんですかちょっと恥ずかしいと思っ ちゃうかもそれは人生の半分損してます カラオケで曲のよくわかんないところ歌わ ないだけで人生の半分損してるのカレン 先輩がまだ行ったことがないというゲーム センターに行ってみたりねえねえハルト君 全然ぬいぐるみが取れないんだけど ちょっと俺に貸してみてくれますハルト君 これうまいのまあ人程度にはこれ確率機だ からこうしてお取れましたすごいよハルト 君天才はいこれ俺はクレーンゲームで取っ たぬいぐるみを先輩に手渡したへいいの ハルト君が取ったやつでしょ俺は先輩が 欲しそうにしてたから撮っただけですから それに今は恋人同士なのでプレゼントって こと であありがとう大事にするねそんなこんな で土曜日の午前になりついにカレン先輩の 祖父母と面会することになったリビングに はまるで面接のような空気が漂っていては 背中に汗をかいていたおじいちゃんおばあ ちゃんこの人が私の彼氏ですどどうも 初めましてカレン先輩の彼氏で大津ハルト と申しますふむ何やら難しい声で唸ったと 思ったら不におじいさんが身を乗り出して きたところで大津君君はカレンとどこまで 行ったんだねへどこまでって俺は何を聞か れているのか分からずそのまま聞き返して しまうちょっとちょっとおじいちゃん いきなり何聞いてるのいやいやこれも大事 な話だからなだからってどこまで行ったか なんてねえハルト君気にしなくていいから ねおはあま先輩がそう言うなら気にしない でおきますおじいさんさすがに初対面で それは失礼よでもいいわね この子の反応ピュアって感じがしないうん わしも若い頃はそうだったばあさんが 初めての相手だったからなあらやだあなた たらちょっと待って2人ともハルト君の前 で昔話はやめてよねあらあらごめんなさい ねねえあなたカレンのことは好きはい俺は 先輩いやカレンさんののことが好きです 正直テレクが偽装カップルなんだしこう 答えるしかないだろう実際俺はカレン先輩 のことを委員会の先輩として好ましく思っ ているのでこれは紛れもない本音で あるあらあら男らしさもあっていいわね私 この子のことが気に入ったわうん彼なら 安心だな彼んいい彼氏を持った ありがとうございます先輩見るとカレン 先輩が顔を真っ赤にして俯いていた体調で も悪いのだろうかおつ君カレンのことを 頼んだよはいわかりましたどうやら俺は カレン先輩の祖父母に気に入られたよう だったその後カレン先輩の祖父母を交えた 話合いはやかに進んだ見合いやもな人が いるもう持ってこないということになり これでカレン先輩が煩わされることはない だろう話し合いが終わって俺が帰ろうと するとカレン先輩が駅まで見送りに来て くれることになったよかったですねこれで 偽装カップルのミッションクリアってこと でうんそうなんだけどさねえハルトく明日 って暇まあ暇ですけど想カップルは1週間 って話だったし明日も一応まだカップルだ よねああそうですね月曜日がスタートだっ たらそういうことになりますかじゃあさ私 から今回のことでお礼もしたいし私と最後 のデートをしてくれないえ翌日俺たちは 偽装カップルとして最後の1日をデートを して過ごすことになったハルトく待った ええ今来たところです いつか放課後デートした時の逆みたいだね そうですね何気なく返事をしながらも俺は 初めて見るカレン先輩の私服姿に目を奪わ れていたさすが学校一の美少女制服だけ じゃなく私服も侮れないいや正直可い すぎるもしかしてハルト君私の私服姿にれ てたやそ [音楽] はえそれは残念だなハルト君のために悩み に悩んで1番可愛いいやつを選んできたの にそれはありがとうございますブブー違い ますえ正解とかあるんですか女の子が 気合い入れてデート服選んだんだから言う べきことは1つだと思うんだけどな ちらちらさすがの俺でもカレン先輩が何を 待ていのか察しがついた恥ずかしいのだが 今の俺は偽装とはいえ恋人だからな可愛い ですよ 先輩直球で言われると照れるもんだねこれ まずい偽装恋人のはずなのに今のカレン 先輩の反応を見て本気でもえそうになって しまった俺たちがデートの場所に選んだの は市内にある動物園だった俺もカレン先輩 も子供の頃に来たことはあるのだが高校生 になってから来るのは初めてだあライオン がいますよああ間近で見ると迫力がすごい ね見てみて ガガルなんかこう跳ねてない時のだらっと してる感じがすごいですねうちのパパ みたいカンガルーもひどい言われよだが 実際俺も似たことを思っていた俺たちは 動物園をたっぷり満喫し帰る途中にカレン 先輩お気に入りだという公演に立ち寄った ふう今日は楽しかったねですね俺も 楽しかったですよ動物園に行くのも久し ぶりでしたしうんそれは私もそうなんだ けどね私はハルト君と一緒だからこそ今日 ここまで楽しかったんだと思ってるよの そう言ってカレン先輩はとても魅力的な顔 で笑うおいおい これは反則というやつじゃないかハルト君 は私とのデートどう思ってくれたのかな俺 も楽しかったですよそれはよかったね ハルト君なんですか聞き返すとカレン先輩 は花が咲くような笑顔を浮かべた私と 付き合って今度は偽装なんかじゃなく本物 の恋人にね翌日の文芸部で俺は水希にこの 末を話したてなわけだ な一応まだ返事はしてないんだけどな俺と してはこのまま付き合ってゆくゆくは結婚 もいいかもなとか思ってるんだけどはは はあおい急に叫んでどうしたんだ水これが 叫ばないでいられるわけないでしょうが イギありイギありイギあり 私は幼馴染みよ同じ部活の唯一の部員よ それは知ってるが先輩はちょっと前に現れ たポットでの女でしょうがいや元から委員 会で知り合いだったけどな私の方が先に ハルトのことが好きだったのにえあ言っ ちゃった水 お前そうよ私はハルトのことが好きずっと 前から好きだったのでもそんなこと一言も だって恥ずかしかったし関係が変わるのも 怖かったでも一緒にいたいから同じ部活に 入ったのマジか直接思いを伝えられたこと はなかったとはいえさすがに気づかなかっ た俺が鈍感すぎるというべきだろうそれな のにこの泥棒猫たった1週間でハルトに 告白するなんて 許せないんだからそう言って水希は俺の横 で罰が悪そうにしているカレン先輩を 指さしたああははやっぱりこうなっちゃっ たかでも仕方ないよねハルト君が直接水希 に伝えたいって言うんだもん私への 当て付けかでも好きになっちゃったものは 仕方ないよね先に告白したものがちって ことでいやいや私の方が先に好きだったん ですけどつまり WSS私が先に好きだったのにってこと BSS僕が先に好きだったのにみたいに 言わないでよそれだと私の負け格じゃない ていうか1週間付き合ってから告白っての がずるいのよどういうことハルトまずは私 とも1週間付き合ってそうじゃないと不 公平だしまマジいやいやあなたはこれまで 何年も一緒にいてその上で告白しなかった んじゃないこっちは勇気を振り絞って告白 したの偽装カップルとして1週間付き合う なんて裏技が使えたら私だって告白できた わよそんなのずるいから ぐねえハルト君ねえハルトどっちと付き合 えいや俺としては2人ともに思ってるんだ けどうそれじゃ困るんだけどハルトのそう いう優柔不断なとこ困ったもんねこうなっ たら仕方ないわね私とあなたでハルト君に アピールしてどっちが彼女にふさわしいか 決めてもらいましょう望むところよ絶対に ポットの女なんかに負けないんだから おーいそのセリフはめちゃくちゃ負けそう だから控えた方 が黙っててひこうして2人の戦いの日は 切って落とされたのだった翌日の昼休み俺 たち3人は秋教室に集まって一緒に昼ご飯 を食べることになったのだがハルトはい あーんハルト君こっちですよ あーんなあ2人とも頼むから大人しく食べ させてくれだめだよ君今も私たちは勝負の 真最中なんだからそうよハルト絶対に負け られない戦いがここにあるのよ日本代表の 国際試合レベル当たり前じゃない私がどれ だけハルトのこと好きだと思ってるのよ私 だって負けないからねハルト君が私を夢中 にさせたのが悪いんだからちょハルト一体 何やったのよ俺は普通に偽装カップルの 務めを果たしただけで 私のこと好きって言ってくれたもんね何よ それずるいちなみに水希さん私とハルト君 はもう親族への紹介も済ませてるんです 恋人候補として一歩リードですね私だって ハルトのご両親にはよく知られてますなん なら家に泊まったこともあり ますそれ小さい頃のことでしょう ふふん幼馴染みの特権よ頼むから俺のため に争わないでくれハルトが悪いんだからね 大原先輩にたぶらかされちゃってハルト君 が私を選んでくれたら一見落着なんです けどねだめ私を選んでいいえ私と付き合い ましょうはあどうやら俺の想像しい日々は まだしばらく続くらしいはあ 俺も早く彼女欲しいな高校2年生の俺清水 博は年齢イコール彼女なの恋愛弱者だでも 別に女子に嫌われているとかそういうの じゃない清水君ていい人だよねとは言わ れるけどそれはあくまでいい人であって 好きな人にはならないのだモテるイケメン が本当に羨ましいじゃあ私がひの彼女募集 してあげようかマジで言ってんのこいつは 俺の幼馴染みもひ家が隣で親同士の仲が 良かったため子供の頃から俺たちも一緒に いることが多かったなんと高校まで同じと いう腐れ園だが性格は俺とは似ても似つか ない千尋は活発で人当たりが良くていつも クラスの中心にいるような存在だそんな 千尋は当然のようにモテるけど彼氏を作っ たことはないって俺の部屋で漫画を読み ながら言っていたというかなんで千ひろは 高校生にもなって俺の部屋に自由に出入り してるんだ母さんも何も言わないまま通し てるしいやま別に慣れてるからいいけどさ 食いつき早すぎでしょそんなに彼女欲しい の欲しいね彼女だぞこの世界に生きる男子 高校生なら全員欲しいに決まってるだろ それはさすがに言いすぎじゃないもうでも の彼女になりたい女の子とかいるわけない でしょ ああ世界中探したら1人くらいいるかも しれないだろうおっといけない正論パンチ を食らって俺の中の魔物が暴れ出して しまったじゃあやってみろよ俺だって高校 卒業まで彼女なしでは追われないからな 1人くらいいてもいいはずはいはい希望的 観測にすがるしかできないもんねいい人 止まりのひに彼女の立補者が出るとは思え ないけどいかしじゃないことを祈ってね こいつ千ひろは絶対俺に彼女なんてでき ないと思ってるんだろうこれで立補者がい たらどんな顔をするのか楽しみだな9割 キューブ俺の心に傷が刻まれるだけな気が しなくもないけどねえねえうん部屋で漫画 読んでってもいい彼女いない煽りをした後 にそれはどうなんそれはそれこれはこれい ない彼女よりいるお皿なじみを大切にした 方がいいと思うなないがしろにしている つもりはないんだけどな ああでも万が一ありえない話だとは思う けどヒトに彼女ができたらこういうことも できなくなっちゃうのかな何回念押しする んだよそんなに俺に彼女できて欲しくない のそもそもできると思ってないけど満面の 笑みで言うな俺の心は泣いてるぞでも本当 に彼女ができたらとこうやって話す機会も 減るのかなそれはちょっとだけ寂しいかも しれないちひろ 何俺に彼女ができても友達だからなそれを 言うなら私に彼氏ができてもヒトは友達だ からねじゃないはい 注目翌日の昼休みに千ひろが教室の前で 呼びかけクラスメートの注目を集めていた なんだと興味は向けられてもうるさいな みたいな反応が一切ないのは千ひろがそう いうキャラとして受け入れられているから だろうちょっと女の子たちに聞きたいんだ けどひと清水ひとな彼女に立候補しても いいよって人いるはえ千ひろ何言ってんの 昨日のあれって冗談じゃなかったの一気に 教室が静まり返ってみんなの目が俺に向く うわあ針のむってこんな時に使うんだろう な視線が突き刺さって痛いやそして案の定 クラスの女子からは手が上がらない そもそも彼女ってこうやって募集するもの なのか普通はもっとこうなんかいい感じに 告白してお付き合いを始めるんじゃないの 間違ってもこんな囚人監視の場で立をして もらうものじゃないと思う うーんいさそうかな清水君はなんて言うか 彼氏ってよりも友達なんだよね わかるいい人なのは間違いないんだけどだ からって彼氏にするほど好きかと聞かれる と反応に困 るっていうかそうだよねうんなんかごめん 1番傷を追ってるのは間違いなく俺なんだ けどね急に変なこと聞いてごめんねみんな ありがとう待ってください廊下から声が 聞こえたかと思えばいきなり扉が開けられ た私が君の彼女にします声をあげたのは 学校で誰もが知る女子生徒美浜優香だった 嘘本当にきたひも立補者が出るとは本気で 思ってなくてしかもその人が学年1人気の 美少女でもある美浜さんだったことに驚い ていたいやえ待って美浜さんが俺の彼女に 立補ってマジこの場で一番驚いているのは 俺だろう何これ ドッキリ千尋の反応からして違うよねだと したらもっと意味が分からないんだけど あれ清水さんの彼氏を募集していたんです よねそうだけどえ美浜さん本気なの 冷やかしでこんなことしませんよ本気です 真面目な顔で美浜さんが言うと教室中に 割れんばかりの完成が上がった清水さん私 彼女に立候補してもいいですかあええっと 驚かせてしまいましたかでも今しかないと 思ったので照れながら微笑む美浜さん めっちゃ可愛いこんなに可愛い女の子が俺 の彼女に立候補してるの普通に信じられ ないんだけどでも美浜さんは嘘をつくよう な人じゃないだろうし俺も美浜さんが彼女 にって言うなら文句なんてあるはずがない よろしくお願いしますでいいのはいふつ かもですがよろしくお願いします美浜さん との握手手も小さくて柔らかくて指細くて 女の子って感じだせっかくなのでひ君て 呼んでもいいですかそれは全然いいんだ けどちょっと恥ずかしいなそれと私のこと も優香と呼んでくれたらななんてえ名前 呼びしていいの俺が名前で呼ぶ女子は千 だけでそれも幼馴染みでもう慣れてしまっ たからだけどまさか美浜さんを優香なんて 呼ぶ日が来るとは思わなかったじゃあ優香 でいいはいめちゃくちゃ嬉しそうなのは いいけど俺の心臓は美浜さん優香が可愛 すぎて切れそうですちょっとひの彼女に なるなんて美浜さん本気なの本気ですけど というかひ君の彼女を募集していたのは麦 さんですよね私はが彼女欲しいって言って たから募集してみただけでならいいじゃ ないですかみんな納得できるハッピー エンドですぼちぼちと俺を挟んで火花を 散らす優香と千ひろ驚いたような焦った ような千尋と違って優香はにっこりと笑っ ているけどなぜか少しだけ怖いもぎさん もしかして焦っているんですか私が何に 焦ってるっていうの候補が1人もいなくて 悲しむ君の気持ちにで自分が彼女になろう としていたのかと思いましたけどまさか 幼馴染みのもさんがそんなことするわけが ありませんよ ねこれもしかして俺のために争わないでっ て割り込むやつイケメンでもない俺がやっ ても需要ないよなひろと可愛い彼女ができ てよかったねちひろ うわああの千ひろはめちゃくちゃ怒ってる 時のやだでもなんであんなに怒っていたん だひと君今日は一緒に帰りましょういい けどもぎさんが気になりますかまあねあれ でも大切な幼馴染みだし俺が怒らせたなら 謝らないと本当にひ君は優しいですね 意地悪な私とは大違いです優香が意地悪 どこが控えめに言っても大天使じゃない 午後の授業はクラスメートからの視線やら 頭に浮かんでくる優のの顔やらでまるで 集中できないまま終わり放課後ひと君帰り ましょうかそうだね答えつつ千尋の姿を 探したけどもう教室にはいなかったでも 本当に驚いたよまさか学校1の美少女の 優香が俺の彼女に立補なんて学校1の美 少女は褒めすぎです私はどこにでもいる 普通の女の子ですよ優香が普通だったら 世界のレベルが高すぎると思う そういえば優香の家ってどの方向なんだ ひと君の家の方ですよ えそうだったのというかなんでゆかは俺の 家を知ってるんだなんで私がひ君のお家を 知っているのかという顔をしていますね なんで分かるのひ君のことは何でも分かり ますよともかくそういうわけなのでいつも 通り帰って大丈夫ですそうは言うけど周り の人にめちゃくちゃ見られてるよね アイドル並みに可愛い優香の彼氏になった のがさえない俺だから不つり合いだと思わ れてるんだろうなもしかして迷惑でしとか 迷惑何が私がひ君の彼女に立補したから こんなにぶつけな視線を向けられている わけですし嫌ですよね嫉妬されるのって 優香みたいな超可愛い彼女が俺なんかにい たら嫉妬する気持ちも分かるけど ね可愛くないと評価する男はいないと思う 超可愛いですか 可愛いそんなに嬉しそうにする言われなれ てそうだけど確かに言われていますけど 好きな人に言われるのは色々違うのでは あまりの可愛さに一瞬意識が飛んでしまっ たあちょっと失礼やっぱりひと君は優しい です今もシャド側を歩こうとして私と場所 を入れ替えたんですよね昔からの癖なんだ 千ひろはそっかしくてさ車道に飛び出そう とするのを俺が引き止めることが何度も あって事故はあったことがないけど安全 確保が俺の役目みたいな感じではあった 懐かしいな昔の千ひろは今よりも素直で 可愛気があったのにうひ君が私を守ろうと してくれているのはとても嬉しいですけど なんだか複雑です彼女の前で他の女の子の 話をするのはどうかと思いますあごめん 怒ってるわけじゃないですひ君にとって麦 さんは大切な幼馴染みなんでしょまあそう だねなんだかんだで千ひろはずっと一緒 だったから家族みたいなものなんだよ 羨ましい私ももぎさんみたいに負けないん だからえあいえなんでもありません気の せいじゃなければ羨ましいって聞こえた ような私もの幼になりたかったですゆかで 幼馴染みだったら俺刺されるんじゃないか な千ひろも幼馴染みとして一緒にいすぎた から感覚が麻痺しているだけで可愛いこと には違いない最近は俺の部屋で漫画読ん だりゲームしてる姿しか見てないから 女の子扱しなくなってきたけど千ひろも 千ひろで俺のことなんて異性として意識し てないと思うじゃなきゃスカートのまま ベッドで足バタバタさせたりしないでしょ 時々見えそうになってるの分かってるのか な多分分かってないよな随分と楽しそう じゃんひとなぜか俺の家の前で千ひろが 待ち構えていた米神にシが寄ってるし目が いつにも増して怖いんだけどもさん私のひ 君に何かご用でも私のもう彼女気取りひは ひで美さんのものじゃないそうですねその 屈ならもちろん 君はもぎさんのものでもありませんえ何 また俺の意図しないところでバトルが勃発 してるの実は優香と千ひろって仲悪いでも 私はひと君の彼女なのでそうですよねそう だ ね嬉しいですもっと早く気持ちを伝えられ たらよかったですねあごめんなさいお 馴染みのもぎさんには関係ないことでした ね 今確実に舌打ちしたよねめっちゃ怒って ないしかも優香が焚きつけた気がするんだ けど私たちはこの通り付き合ってすぐでも 腕を組んで変えちゃうくらい師相愛なん ですよねひ君はいそうでございますね腕に 何か柔らかいものが当たってるんですけど ねえ健全な男子高校生としては喜ぶべき はずなのに状況が妙にりいてるせいで素直 に喜べないですけどひとにやけすぎそんな にその女の体がいいのむっつりスケベいや これは違くて私はひと君がむっつりでも 構いませんけどもぎさんは私のひと君に 用事でもあったのですか優香さん頼むから これ以上千ひろを煽らないでくれません 用事があったら悪いのそうは言っていませ んよ私がいなくなるタイミングを狙って 泥棒猫がひと君にちかを出さないとも限り ませんねと思っていただけで泥棒猫って まさか千ひろのこと女の子って怖いなあ まあまあそのくらいにしてさ千ひろも ありがとな彼女を募集してくれなかったら 優香と付き合えなかったひろ田君何よ何よ 何よ何よヒトのバカバカヒロト私の気も 知らないでうちひろやば俺何か怒らせる ようなこと言っちゃったのかはあもぎさん 初めから素直になっていればよかったのに 優香もゆかで分かってるなら教えてくれ ませんかもぎさん話が進まないので私が 全部説明してもいいですかだめ私が言う 自分で言うからそうですか優香は笑ってる けどこっちは何がなんだかわからないまま だひと私ひのこと好きだよマジこんなこと で言うわけないでしょ一応聞いてみただけ でひの顔を見れば分かることだったでも 改めて本人から言われるとなんて言うか 思っていたよりも衝撃が大きい俺にとって の千は幼馴染みで家族みたいな存在異性と して見るには近すぎたんだでもそれは俺の 認識の中だけの話で千は違った言って しまえばそれだけのこと本当はねさんのう 彼女ができなくて落ち込むひの彼女に私が なろうとしていたのなんでそんな 回りくどいことをだってこんなこと言える わけないひが私を幼馴染みとしてしか見て いないのは分かってた私もこの関係を壊し たくなかったでもだからって私の気持ちが 変わるわけじゃないお馴染みとしてしか 扱われない辛さひに分かる分からないよね ひは私を幼馴染みだって信じていたでしょ ちひろ俺はひを責めてるわけじゃないし 慰めもいらない病だったのは私の方ヒロト の意識を尊重しているように見えて私は 自分の気持ちを守る方を優先していただ からこうなるのは美浜さんにヒを取られ ちゃったのは当たり前でもやっぱり我慢 できなかった言わなきゃ気が済まないの目 の前で2人が仲良くしているのを見てい たらどうにかなりそうでそっか見るからに 千ひろは苦しそうだった千ひろをこうさせ たのは俺の鈍感さも原因の1つだからと 言って今の俺に何ができるもぎさん私が 思っていたより不器用なんですね煽って いるようにしか聞こえないんだけどその つもりでしたよこのままだと私がひど君の 彼女のままですし私はふって湧いた幸運を 逃すつもりはありません何が言いたいの 割り込むなら今しかありませんよと言って いるんですはい割り込む何にひと君と私の 間にですちょっと待ってまるで俺が二股を するのを認めるって言ってるように 聞こえるんだけど私これでも感謝している んですよ廊下であの声を聞かなかったら いつまでもひ君に伝えられていなかった はずですから随分と余裕だね美浜さん余裕 なんてありません生れた頃からの幼馴染み がライバルなんですよどうしたらもさん よりも先にひ君の気持ちを手に入れられる のかと悩みすぎて頭がパンクしそうですだ から勝負しましょう私ともさんのどっちが 先にひ君の気持ちを手に入れるかいいの 好きな人に彼女がいるからって恋を諦める 必要はないと思いますそうでしょ1番大事 なのは自分の気持ちそう簡単に変えられる ものでもありませんどからて手加減はし ませんよひ君はその初恋なので左腕が めちゃくちゃ幸せです美浜さんひとをいつ 好きになったのか聞いてもいい私がひと君 を好きになったいえ気になり始めた きっかけは駅の階段で足をくじいて困って いたところを助けてもらってからですねお 互い私服だったのでその時はひ君も私も 気づきませんでした でも学校でひと君を見て理解しました助け てくれたのはひと君だったんだと おおそういえばそんなこともあったかな 本当ひトってそういうところあるよね困っ てる人は助けなきゃ気が済まないの自分の 手が届く範囲なら助けたいなって思っ ちゃうんだよねそういうところがひ君を 好きになった理由ですよおばあちゃんの 荷物を持ってあげたり迷子の子供と一緒に 親をを探していたりヒロトは優しすぎそう やって見返りも求めずにいろんな人を 助けるのを私も何回も見てきたからでも そういうひと君が私は好きですよ私だって 好きだもん生まれた時から一緒の幼馴染み だからじゃないそういうヒロトだから好き なの今度は右腕に幸せがちょっと左よりは 控えめかなというかなんだろう千尋に こんな風に接されるのは違和感がすごい 嫌ではないけれど自分の中にある千ひろの イメージからは少しだけ離れているだけど その表情は優香と同じ恋する女の子の顔だ ここにはひ君のことが好きな女の子が2人 どちらも諦める気はなくて一応ギリギリ 僅差で今の彼女は私でも美浜さんはヒトの 彼女になったばかりしかも立補でが選んだ わけじゃない つまりに好になった方が彼女になれる麦 さん勝負しましょういいよ私もう負けない から私もです何これ俺が止められないまま バトルが始まったんだけどやっぱり俺の ために争わないでって言うべきでも方向性 が違う2人の美少女が俺を彼氏にしようと 争奪戦してるのって状況だけなら夢みたい だよな美少女に板ばさみにされて困って ますとか言ったら学校中の男子にたこなり にされそうなんて贅沢な悩みだ暫定的な 彼女は私ですがもさんが遠慮することは ありませんもちろん美浜さんこそ足を救わ れないようにしなよ馴染みの私の方が ヒロトのことをたくさん知ってるんだから 本当にそうでしょうかじゃあ質問です今日 のひ君のパンツの色と柄は青と白の チェックその程度のローテーションをない と思うさすがですね正解ですいやむしろ なんで優香と千ひろが俺のパンツのことを 知ってるのしかも合ってるしえ普通に怖い んだけど2人にストーカー気質があったと は驚いたな2人はそれでいいのいいも何も これが最善ですよ私と美浜さんはお互いの 理解を得ながらひを取り合えるひは美少女 2人に囲まれて幸せ ほら誰もそうをしていませんそう言われる とパーフェクトプランな気がしなくもない ひとも良かったじゃん彼女2人できたよ 世間的にはそれ二またって言うんだけど 知ってるそういう男が目の敵にされること とかさ私たちが納得していたらいいと思い ますけどねどっちも諦める気がないんです からそういうわけだ から私の彼氏になってもらえますからねひ の彼女は私お馴染みなんてもう呼ばせない 美少女2人の戦戦告を受けた俺は思う彼女 を作るって本当に大変なんだなとでも幸せ なので多分オッケーです入院した盲腸だっ たこれまでの約20年という人生を送る中 でろに風を引くこともない健康有料児だっ たから病院というのはひどく物珍しかった とはいえずっといるところではないここは 出ていく場所だ隊員明後日よねうんお昼前 に迎えに来てあげるからいいよそんなの何 を今更遠慮してんのよ秀樹1人暮らし でしょ教授からもしっかり監視するように 言われてるしさかしてゼミ仲間のゆりは そして笑っただからあんたに拒否権ないん だよねつさ本当に迷惑かけたな見舞にも こうやって毎日来てくれるし僕が入院し てる間実験も1人で回してたんだろうまあ ねおかげでバイトのシフトも減らしたから 今月近鉄でざあ僕の見舞とか来てる時間 ないんじゃ ふあんたの入院が長引いた方が結果的に 大変になると思っただけよいやだからただ の盲腸だし長引くとかそんなこと何よお 見舞いに来るのが迷惑だったとかって言う わけそんなことは言ってないだろうじゃあ 嬉しかったそうだな話し相手がいるのは 助かっ たそうでしょ高松さん調子はどうですか くわしさんあ顔色いいですねええ元気です それはよかったやっぱり彼女さんと話し てると元気になるのかしらそんな彼女 なんてユリは別にそんなんじゃないですよ そうなんですかただのゼミ仲間なんです ああ友達以上恋人未満とかって嫌だなただ の友達ですってただの友達けどとっても 楽しそうにしてて友達との会話は楽しい ものでしょ との会話そそんなこと言っていいんですか ものすごく可愛いじゃないですかぼーっと してて適当な男の子に持って行かれて後悔 したりとかそれは困りますねですよねええ ユリにはめちゃくちゃいい彼氏を作って 欲しいと思ってますふさわしい男しか認め ないですよ出ないと親友のこの僕が許さ ないそれって高松さんじゃだめなんです [音楽] だから何度言わせるんですかユリは友達で すってははあというかもしかして え桑島さん僕に気があるとか今のは探り ですかそれとも知ったは ああ僕桑島さんなら是非ともお付き合いし てもらいたいっ て冗談が上手なんですね冗談なんかじゃ ない 本気です あ高町さんってば冗談言えるくらい元気な ので大丈夫そうですねだから冗談なんか じゃんではまたお大事にああ桑島さん今の 誰あれゆりは桑島さんと会うの初めてだっ たっけうん初めて綺麗な人だったねそうな んだよめちゃくちゃ美人でさ話も面白いし 明るいし優しいし何よりあんな人が看護し てくれるんだ入院とか最悪だったけどそこ だけは約だったなふうんあとやっぱ看護師 さんの制服がいいよな仕事して るっていうか大人の女性って感じでさああ いうのがいいんだナース服とかはやっぱり 男のロマンってところがあるしへえあ いやらしい意味ではないぞ いやいやらしい意味でもある時はあるけど そういう目で僕は桑島さんを見てないから 単純に職業人として尊敬っていうかうん そこまで聞いてないんだけどつまり秀樹は あの看護師さんのことをそういう目で見て るってことねいやだから 変態ひでえ変態スケベあのゆさんなんか ます怒ってないそそっすかただ軽蔑してる そして僕の方を睨んでそのまま帰って行っ たあいつ何をそんなにカリカリしてるんだ そして隊員の日が来た忘れ物はないお前は 僕の母さんかまだ子供を産んだ覚えはない うんそういうことじゃないからでさっき から何をしてるわけあの看護師さんは看護 師さんああ桑島さんかそうさあ仕事してる んじゃないかならいい早く帰ろうこうして 僕の短い入院生活は終わりを告げた アパートに戻ってすぐとりあえず服とか 全部出して洗濯機も合わすから後で自分で やるっていいからはいはい本当にせきだよ な腹減ったなけど冷蔵庫の中に何にもない んだよなどうするかなそうね後で買い出し してこないとまさかそこまでやるつもりか 何よ悪いの悪いなんでよそこまでされると カばかりが増えていくへえそんな風に感じ てたんだそりゃそうだろじ じゃあ仮を返してくれるわけそうだな僕に できることなら言ったわねへ今なんでもて 言ったわよねいやなんでもは言ってない だろうけどあんたにできることならって それは言った言ったけども絶対ね約束よ今 の言葉守ってもらうからおおお現地取った からわかったよ つかそんな風に言われると怖いんだけど これは早ったか実験1週間分くらいで住め ばいいんだけどゼミのレポート作成10回 分もありえるか うんけど実際ユリのおかげで助かったしな 僕にできることならやってあげたいじ じゃあ早速お願いしちゃおうかな早速今 からかよ何よ悪いわけそれはそのつまり 実験とかレポートじゃないだったら高級 焼肉かユリ肉好きだもんなしかもこの前 食べたいとか言ってたお店があった ちょっと調べてみたらかなりの高級点だっ たご馳走するのはいいけど今日は無理だ 何せいきなりの入院で金がないだから今は あああそういえばお前その鞄には何が入っ てるんだ話をごまかそうと試みるこれそう 珍しいよなそんな大きなカを持ってきてる のうんけどこれが知名称になった秀樹に見 てもらいたいものがあった からじゃあ早速準備するから10分くらい 時間ちょうだい 準備時間うんそしてを追い出されること 10分後は入っていいわよ僕の部屋なんだ けどなううるさいはいはいで準備って何を して言葉を失ったどどうよあ あ何か言ったらどうどうしたんすかえ ノース服を着たゼミ仲間がいた何をしてん だに似合ってない似合ってるめちゃくちゃ 似合ってはいますけどもなんでそんな 言葉遣いなのよ混乱してるんですお おお待って意味がわかんない何これだから お詫びに何でもしてくれるってあんたが 言ったから言ったよ言いましたけどもなん で僕がご褒美もらってるわけへえそっか 秀樹にとってはこれご褒美になるんだ そりゃそうだろうふやっぱりなんだかんだ 言ってナース服好きなんじゃんそれは偉 そうなこと言ってたのにねま私は最初から 分かってたけどちょっと待ってん何を説明 くださいどういうことこれが何のお詫びに なるのか僕の部屋でゼミ仲間がナース服に なるな理由をプリーズ叫んだこの胸の中を 渦巻くいろんな感情をごまかすために僕は 叫んだ隣の部屋からうっせえぞと声が飛ん でき たすみませんつまりユリの片思いしてる 相手がこういう服が好きっぽいから同じ男 として僕の意見が聞きたいとまあ大そんな 感じそっかなるほどあのなゆあうんそいつ きっとろでもない男だぞははあだって ナース服が好きとか絶対に他にもやばい 趣味があるってそそうなの絶対だた例えば え例えば他にどんな趣味があるって思うそ そうだなナース服が好きってことはメイド も好きだほうほうあとはキャビン アテンダントとかふむふむその心はご奉仕 の精神があるからあとは普通に覆えるもと かも好きかも覆えるものいや違う間違えた スーツなスーツそうなんだ逆に学生服とか スク水とかはnggな気がするのへえ バニーはあり奥が深いのね てかめっちゃ食いつくのな当たり前じゃ チャンスだもんそんなにそいつのことが 好きなんだうんそっか頑張れそれでそう私 思ったの何を買い物付き合って私じゃ やっぱよくわからんもしかしてコスプレ 衣装の買い出しもちろん嫌だよそんなの そんなこと言わないでいいじゃん秀樹何で もするって言っただからそうは言ってな いって何度も 嘘つきじっとユリが睨んでくるじっと じっと睨んでくる白旗を振ったのは僕だっ たわかったよ手伝うだからそんな目で見る なえ本当にはいはいというわけでなぜか ゼミの同期のコスプレ衣装を買うのに 付き合わされることになってしまたとさ 後日どどういい似合う本当にああ最高だ よしこれはゲットだ次こっちは素晴らしい おおそうなんだ自分の語彙のなさがにい線 の言葉で褒めたいのにふうこれも買うか エクセレントふわびっくりした やっぱりメイドさんはロングスカート一択 だよなミニスカはダメなのメイドって言っ たらミニスカじゃない分かってないなこの 拡張高い感じがいいんじゃないかこれに メガネのコンボで完璧になるんだけどそこ にある売り物メガネのサンプル取ってこれ かうん ほい パーフェクめっちゃテンション上がる じゃんもう国王だろ泣いてるし ああ生まれてきてよかったそこまでそれ からもユリはたくさんコスプレした キョンシーとかこれは趣味じゃない魔法 少女なんか違う レオタードいいバニーいいめっちゃいい そして僕の反応を見つついくつかの コスプレ衣装を購入したのだった帰り道 ユリはご機嫌だったたくさん買ったなね そうだねこのむっつりスケベん僕の反応は 正常な男のものだと思うけどまそういう ことにしておきましょう好きな男にも満足 してもらえるといいなその時自分で言った くせになぜか胸がちくりといたんだ不正脈 か大丈夫でしょ秀の反応めっちゃ良かった し 付き合ってくれてありがとうね ああうんたくさん可愛いって褒めてくれて 嬉しかったよ僕で良かったのか当たり前 じゃん私が誘ったんだしそれから飯を食べ て適当なところで別れたユリはずっとご 機嫌なままだったおかしい本当にこれまで の人生において風を引いたことなんて なかったんだなのに入院に続いて熱が出た 体はだるいし喉は痛いし寒かったり暑かっ たりするし最悪だったあ何を起き上がろう としてるわけユリまだ寝てないとゼミを 休む連絡を入れるとユリは飛んできてくれ た本当に頼りがいのある友人だったご飯 食べられるお粥を作ろうかそれともゼリー とかの方がいいおかゆではいはいそして僕 はゆりお手性のおかゆをご馳走になった 食事の後はずっと横になっていたゆりさ うんどうしたの気分悪いそうじゃなくて じゃあ何さここにいていいのゼミもバイト も連絡入れてあるから大丈夫よそれに熱が 出てる時って心細いじゃん誰かがそばに いるだけで安心するでしょそうなんだけど たまには甘えておきなさいいつもえて ばっかりだそうそうかもね秀樹は私がい ないとダメダメだもんねけどさそうも言っ てられないよなどうしてよだってユリ好き な奴がいるんだろういるねお前はさ可愛い し性格いいし面倒身もいいしだから絶対に うまくいくんだろうなだといいけどね そいつ私のこと眼中にないみたいだからだ からコスプレかそうそう似合ってたよどれ もあがたうまくいくさそうしたらもう こんな風にはいられないんだろうな熱が出 てるからさ弱吐いていいいいよなんかさ ユリが誰かのものになるのすげえ嫌だって 今思ったへえじゃあどうするわけ分からん どうしたらいいのかちっとも分からん熱が 出てるからかなどうしたらいいか誰か教え てくれよああ話してたら熱が上がってきた 意識ももろうとしてじゃあ私が教えて あげるよ おお誰かのものにしたくないなら自分の ものにしちゃえばいいの簡単でしょそこで 僕の意識は完全にえた次の朝目を覚ますと 熱は完全に下がっていた喉の痛みも頭痛も 気持ち悪さも 健康って 素晴らしい人間っていうのは一度なくして しまわないと大事なことに気づかない らしい健康しり大事な人しりおいユリうん うん起きろ 朝そうだよおはよううんおはようずっと病 してくれてたんだなそうよ感謝してああ ありがとうどういたしまして気分はどう だいぶいいよそうけど無理は金物だから 今日は1日休んでなさいゆりはどうするん だあんたの食事を用意したら1回帰るゼミ に顔出して夕方また来るからあのさゆりん 何よ好きだえどうやらゆりのことが好きに なったみたいだで でさ神様からのお告げがあったんだ誰にも 渡したくないなら自分のもにしろってだ から僕のものになってくれ神様そう夢を見 たの ああそっかうんもろうとしてたもんね あんたどういうこと要するによろしくお 願いしますってこといいのかなんでそんな 驚いてるわけだってゆ好きな男がいるって ああそれあんただから僕かよん待て僕は別 にナース服に燃えてなんていないぞへえ そうなんだそうだともじゃああのコスプレ 衣装捨てちゃおうかな待てどうしたそれは もったいないけど彼氏が好きじゃない なんて言うなら切る機会もないしあのです ねゆりさんなんでしょう秀樹君今日一度家 に帰るんですよねそうですねお願いでき ないでしょうかはっきり言ってくれないと わかんないわよ今日はナース服で看病して ください好きなんです今度は嘘じゃない ですそして僕が頭を下げるとしゃあない 頼まれてあげましょうなんと言っても彼氏 さんのお願いだからそう言って僕の彼女は に笑うのだった桜まるこの季節新しい環境 がスタートするこの節目こうして町を歩い ていると君可愛いね新入せよかったら途中 まで送ってあげようか朝からナパを発見し た全くいい年した男が何とも1ともない これだから最近の若い子はいやていうより 学生が学生をナパするっていうのは時代 遅れか まどっちでもいいかここはガツンと言って やらないと女の子たちも困っているだろう しそう思い僕坂本間は絡まれている女の子 たちの元へ向かったヘイヘイそこの彼女僕 と一緒に暑い通学をしないなんであんたが あっち側に行くんですか守ってくれるん じゃないのしかも熱い通学って何なんだよ お前いきなりやってきて偉そうになめん じゃねえよこらそんなの女の子が困ってる から止めに来たんじゃないかあんたも あっち側でしたけどね仕方ない本当に君 たち可愛いんだものっていうか本当に 可愛いなこの子たち1人は長めの黒い髪を サイドテールにしてまとめている少し背の 高い女の子な何そしてもう1人も 可愛らしい女の子少し気の強そうな愛嬌を ある顔に茶色の挑発にウェーブをかけて いるなんでじろじろこっちを見てるんです かうーんナパしたくなるような気持ちも 分からんでもないともかく2人とも困っ てるからやめるんだいい年こいた男が見 ともないだとてめえそう言って男は拳を 振り上げてくるあ危ないえ確かに危ない 後ろには女の子がいるっていうのに拳を 振り上げるなんてこけてつまづいて後ろの 女の子たちに拳が当たったらどうする つもりなのさとりあえず睨みつけておく か覇王色だとほれ早くどっか行きなち ちくしてっきりもう1人も襲いかかって くると思っていたのだがそうではない らしい男は睨まれて気を失った男を連れて 足早に立ち去っていった少しやりすぎたか なでも正当防衛だし問題にならないことを 祈っておこうそれで大丈夫君たちどうした のなんかものすごく顔が赤いような気がし なくもないけど えななんでもねえですそうか首をかげたく なるほど顔が赤いんだがま本人が問題ない と言うなら問題ないのだろうじゃ僕は そろそろ遅刻しちゃうのでかっこよく 立ち去ります瞬間移動できればかっこいい んだろうけど愛に僕はそんなヒーローじゃ ない地面に落ちた鞄を拾い修行式に 間に合うよう駆け出したのであったねえ うんさて僕も無事に2年生へと進級した 新しいクラスにも馴染めそうで開始早々 いい節目を迎えられそうだしかしはいの危 かいい節目とは遠い壁にぶち当たって しまったうんどうしたもんかそう僕のいる 同行会は廃部寸前なのだというのも先輩が 卒業してしまったせいで人数が1人なのだ かと言ってこんな同行会に入ってくれる人 なんていないだろうし 頼もううおそんなこんな悩んでいると勢い 部屋の扉が開いた何事かと振り向いてみる とそこにはこの同行会にふさわしくない美 少女が2人もしかして入部希望者だろうか ってなるとここは高感度を下げないよう 慎重に行かないといやあ初めまして入部 希望者かな うわあこの人朝の記憶すらなくしてやがり ますよおかしい冷やかな視線が注がれて いる とどこかで見たような朝出会ったよこんな 美少女素忘れるなんて記憶力に何かしら 障害があるんじゃないですか自己評価が 高く何かと失礼なジちゃんもいたものだ朝 はありがとうございましたああうん別に気 にしないで絡んできた野郎が悪いわけだし 少し睨みつけただけだしああのそれでその 何やら急にもじもじし始める語れの女の子 ははんさては何か僕にお願いしたいことが あるんだなこのしどろもどろで言いにく そうにしている感じ僕には分かっているさ 白したいことがあるのですがこの感じで その単語はさすがにないだろうあ私は 水なしくるみって言います坂ねねです よろしくお願いしますのでよろしくは無理 があるだろうあうんよろしく僕 は坂本先輩で嫌がりますよねそうなんだ けどどうしてこの子たちは知っているの だろう名乗ってないのにねえどうして僕の 名前をたまたまだよ気にしたら負けですよ こらこらこら気になるよ情報漏洩が起こっ ているかもなんだから時に先輩どうやら 先輩の会は部の危機らしいですねいやだ からなんで知って私たちが入ってあげます よ水さんの言葉に僕の眉が思わず反応して しまう同行会が成立するのは3人部活へ 昇格するのは4人以上部活にはならないが 2人が入ってくれるなら同行会は成立する ふむそれはとても助かるあ言い方間違え ました入ってほしかったら質問に答えろ でした恩を売るようなことはしたくないん だけどもう少し朝の件で恩義を感じても いいと思うの僕的には入ってくれるのは いいんだけど大丈夫なの心配してやがるん ですか大丈夫ですよそんな変な質問しねえ ですから美少女同行会に入っても待って くださいここってそんな冠が走るような 同行会だったんですかてっきり知っている ものかと ね本当にいいんですかこんな身の危険を 感じる同行会ですけど大丈夫だよ先輩しか いないっぽいしそれにねねちゃんも逆に 先輩にだったら何でも確かにそうですね なんだろうひそひそと話してこの子たち ちょっと怖いいいでしょ入ってやりますよ やるよなんだろう若干脅迫されてるのに かなり可愛らしい上から目線ああざっす それで聞きたいことがあるんだっけそれ ぐらいなら何でも答えてあげるけど言い ましたねなんだろうちばしった目が怖いし 不穏な前振りでも顔超可愛いでは私から 質問がありますははいまずは住所住所待っ て何1つ意図が見い出せない質問なんだ けど答えてください私たちにとっては重要 な質問なんです 僕はこれから何の書類を用意されるん だろうかじゃあ次私とりあえず住所は伝え たが本当に良かったのだろうか携帯の電話 番号とメールアドレスを通話アプリの コードではなくなぜおい書類に必要そうな 個人情報を尋ねるのか僕は本当に心配に なってきたそれからしばらく出身から戸籍 家族構成まで聞けたね生活も細かに聞いた し問題はねえと思いますだめだ僕は 何かしら大変な人を相手にしてしまった ような気がしてならないなんでこんな情報 欲しいのさ必要だからですシクシク 背景お父様お母様もしも僕が詐欺に会った 時見捨てないでいただけたら嬉しいです うわ 翌日今日も京都質のベッドで目が覚める 昨日はなんかいろんなことがあったなあ 可愛い美少女後輩2人を助けて美少女後輩 2人が同校会に入ってくれて美少女後輩 2人から個人情報を抜き取られて1年時で は味わえなかった刺激的な1日だったとは いえそんな日も1日ぐらいだろうこんな 気持ちのいい朝はいつも通りの日常に他 ならないのだからあおおはようです おはよういつも通りの日常に異変がなんで いるのそりゃ一緒に投稿したいからですよ 僕は侵入方法を聞いてるんだけどいや美 少女にこんなことを言われるのは嬉しい けども私は窓くえ窓が何窓から侵入し たってことそれとも別の話まお母様に彼女 ですって言ったら入れさせてもらいました 私もおかしいうちの母親は堂々とした二股 に何も違和感を覚えなかったのだろうかて いうより早く着替えてよ遅刻しちゃう じゃんううん果たしてこの状況はていう よりで片付けてもいいものなのだろうか皆 さんご存知だと思うだろうが僕たちは昨日 出会ったばかりのほぼ初対面さんだ先輩の 腕がっしりしてるねこはでいく必要があり ますねほぼ初対面さんなんだぜねあれ2人 ともすっげえ 可愛いなのになんだあんなに冴えない男に ひっつきやがっていけない周囲から視線と お声を浴びせられているねえこれ何感触を 確かめてます体温と腕の長さは確認必須 事項なんだよ1度でいいからそれが何の役 に立つのか教えて これじゃ男が喜ぶ隙もありゃしないよはあ ようやくついた周囲の視線も痛かったし謎 に測り始める2人も怖かったしあでも 慣れるとやっこい女の子の感触が味わえた のはよかったもしかしてこの現状になれる と幸せなのだろうかねえさっきさ女の子に 抱きつかれながら投稿してたよね彼女見て いたはずなのに2人とも彼女認定してくる とは恐れいるぜぶ部活の後輩だようんそう 口にした瞬間僕のスマホから通知音が鳴っ た彼女ですって肯定してくださいよいじ なしくそどこから突っ込めばいいかわから ないいつの間に連絡先が交換されてえ そんなの朝来た時に登録したに決まってる じゃないですかなんてことを平然と口に する後輩1名悪びれることを感じさせず 可愛さだけを見せるとはなんて高等 テクニックなんだねえ僕のプライバシーっ てなくなってるの先輩が悪いんですよはて なぜ僕が悪いんだろうか不思議だ先輩私 水族館行きたい不思議がっていると部屋で 機械をいじくっている水なさんが手を あげる行くのはいいけど何してるのえ先輩 につつけた盗聴機を調整してる プライバシーの侵害がいいですね行き ましょう水族館いや行くのはいいんだけど それよりも聞き逃せない話がじゃあ明日の 12時に駅前でええ味方はいないのあの すいません盗聴期なんて言葉は誰も聞いて くれずなんだかんだ次の日を迎えてしまっ たなんかここ最近流されてばっかな気が 先輩お待たせしましたそんな声が聞こえた かと思えばすぐ近くに後輩2人の姿があっ たいつも制服姿だったからかなんというか 関わらなかったら可愛い女の子か開校1番 に失礼出会い頭にやべえ喧嘩売ってくる じゃないですかしまった本音がという感じ で始まった休日にの日ということもあって 子連れの家族だったりカップルだったりで かなりの人の姿があったこれだけ人が 多かったら迷子になるかもしれないですね だね確かにこの年でもすぐに迷子になり そうなぐらいの人の多さだね手でもつげば はぐれないんだろうが世の中そんなに甘く ない1人つぐという話になれば2人つぐ ことになるそもそも恋人同士ってわけでも ないし第と堂々とついでいれば僕がたら しか絵に書いたようなハーレムをアピール しているというク野郎になってしまう先輩 はれてしまうかもしれないのでおっとそう 思っていた矢先に女の子から綺麗な前振り を頂いてしまったしかし僕はこの年でク 野郎にはされたくないだから嬉しいご提案 だけどさすがに付き合ってもないのに GPSを付き合ってもないのにGPSはダ だと思う付き合っててもダメだと思うだっ たらこれを見えない僕には綺麗に磨かれた 手錠なんか見えないからねどうしてカの中 からさりげなく手錠が見えるんだとはいえ なんだかんだ2人と水族感を回るのは 楽しかったちんアコふふふそれはタのお 年子だよちんべサメふふふそれは着だよ どんな間違いしやがるんですか輩が好きな のは下から見たAですよねあの不細工具合 がね先輩が好きなのはしぼんだ状態のフグ ですよねあのブサイク具合がね先輩 ブサイク路線なのも素敵いやあ楽しかった ね気もくれてようやく僕たちは水族館を出 た途中手錠で捕まったりさげなくGPSを つけられたりしたけどそれ以外は有意な 休日であった 私も先輩とデート楽しかった私も先輩との デート楽しかったですあれデートだったっ けそれじゃあまた学校ではいまたです 楽しかった時間も終わり僕たちはその場で 解散することに明日も休日とはいえあまり 遅い時間に女の子を連れ回すのはよろしく ないからねさて今日の晩御飯は何かなお腹 も空いたし早く家に帰ろう あお帰りなさい です遅いよ先輩さすがにこれはないだろう 待ってもう色々と突っ込みたいところが山 ほどお腹空きましたよね用意してあるんで 風呂に入っちゃってくださいはいお着替え とタオル待ってさっき別れたのに僕よりも 先に家にたどり着いている挙国にここまで 良い周だと自系列に問題がたれば一発だ からね 車は徒歩に勝てないですなるほど 先輩ほら あーんこっちの肉じゃがも美味しいですよ おっと絵に描いたようなハーレムじゃない か肉じゃがなんて凝った料理が完成して いることや勝手に家に侵入されていること がなければ嬉しい構図に他ならないだろう しかしあのささすがに僕もここまでされる ような好感度を上げた覚えがないんだけど に言ってるのそんなの初めて出会った時 から好感度なんてマックスに決まってる じゃないですか え初めて会った時ってあの修業式の時もし かして助けたことが禁して先輩は気にして ないかもしれないですけど私たちは すっごい嬉しかったんですよしかも軽々と 倒しちゃうしでとてもかっこよかった顔も 私好みですし性格も私好み両脇に迫る熱 っぽい視線を受けて僕は思わず顔を真っ赤 にしてしまうだってこんな美少女たちから こんなことを言われるなんて正直あの時は ただ割って入っただけなんだけど好きじゃ なかったらこうやってご飯を食べさせて あげないしままあそれはそうだけど好き じゃなかったら家に盗聴機なんて仕掛け ませんそれはであってもそうじゃないって いうわけで先輩は私たちの行為を受け取る がいい食事中だというのに水なしが僕の腕 に抱きついてくる行を知ってしまったから かなぜかいつも以上に胸がドキドキするふ こんなに誰かが好きになったのは初めてな んですもっと堂々としてくれてもいいん ですよいいんだぞこんな美少女たちに行為 を寄せられるのは嬉しい確かにあまりこれ といったことはしていないような気がする けど本人たちにとってはそうじゃないん だろうそれは今の顔を見れば分かって しまうあでもねねちゃんには負けないから ふふん先輩のお隣は私がダッシュするです 正直まだ今の僕にはこれと言った答えは 出せないあって短いというのもあるし自分 の気持ちがどこに向いているなど分から ないからでもが ね2人とも僕を好きになってくれたことは 純粋に嬉しかったそういえばさなんで2人 は家にいたのまあ大方いなくなった お母さんが彼女と勘違いしている2人に 連絡を取ったのだろう1人だと心配すると かうんたらかたら [音楽] で待ってなんで黙っちゃうの2人とも こっちを見てこっちを先輩この後何し ましょうかゲームしましょうゲーム ちょっと待ってこの後よりもその前を解決 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『おひとり様主義』の俺は学校一の美女をフった。
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